冷え改善!「小松菜のカレークリームスープ」[2017/1/6]

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●体を温める汁物で新年を元気にスタート!

 

年が明けて初めての連載記事になります。

本年もどうぞよろしくお願い致します!

 

 

新年最初の連載テーマは、冷え改善を目的とした

「寒さに負けない体をつくる汁物レシピ」

 

寒さが厳しくなる新年を元気にスタートするために、

体を温める作用のある食材を使った汁物レシピをご紹介します。

 

今回ご紹介するレシピに使用していますカレー粉やにんにくは、血行を改善するといわれています。

さらに、小松菜にはビタミンEが多く含まれていて、そのビタミンEは血管を健康に保ち、血流をよくするといわれています。

 

ビタミンEはビタミンCと一緒に摂取するとより効果的といわれていますので、ビタミンCが豊富なトマトも一緒に入れてみました。

 

彩りもキレイで華やかになってると思うんやけど、ど、どう?(自信ないんか)

 

 

小松菜のカレークリームスープ

 

【材料】(2人分)

小松菜…3株

プチトマト…6個

薄力粉…大さじ3

コンソメ顆粒…小さじ2

カレー粉…小さじ1/2

バター…15g

牛乳…300ml

水…200ml

塩、こしょう、粗挽き黒こしょう…各適量

 

【作り方】

1.小松菜は1cm幅に切り、プチトマトは半分に切る。

鍋にバターを入れて火にかける。溶けたら小松菜を入れて炒め、しんなりしたら薄力粉を加えて炒める。

 

2.粉っぽさがなくなったら少しずつ水を加えて薄力粉を溶かし、ふつふつしたら牛乳、カレー粉を加えてとろみが出るまで煮る。

 

3.塩、こしょうで味を調え、器に盛ってから粗挽き黒こしょうを振る。

 

カレー粉の量は、お好みで。

この分量は、ほんのりカレー風味という感じなので、味をみて好みで増やしてもOKです。

 


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「中間反抗期」の子どもへの親の対応とは?

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前回は、小学生の「中間反抗期」についてお伝えしました。

 

子どもの口答えなどの反抗に、親はどのように対応すればいいのでしょうか。

臨床心理士小渕あさこさんにお話をうかがいます。

 

 

子どもの意見を聞く

 

小渕 「親としては、子どものためを思って『あれやった? これやった?』と確認したくなりますよね。

 

子どもは、小学生になると自分で決めて行動する自主性の芽が伸びていきます。

でも、親が何でも過干渉になってしまうと、この芽を摘むことになり子どもの反抗につながることもあるのです。

 

子どもは、お母さんに自分の意見を尊重して欲しいと思っています。

だから、子どもを信頼して任せることを少しずつ増やしていくことも必要です。

 

例えば、

『明日の学校の準備をしなさい』

という言葉に対して

『ヤダ、やりたくない』

と、子どもが反抗してきたとします。

 

『そうかぁ、今はやりたくないのね。

じゃあ、あなたはいつ準備したい? お母さんに聞かせて?』

と、子にどうしたいのかを聞いてみます。

 

親からの指示が多過ぎると子どもの考える力が育ちません。

時間はかかりますが、子どもに考えさせて意見を尊重してあげてください」

 

 

暴言、暴力は許さない

 

小渕 「子どもの反抗的な態度に振り回されないようにするために、『許すこと』『許さないこと』ことの線引きをしましょう。

 

例えば…

《許すこと》

・『ヤダ』『やりたくない』などの口答え

・親の言葉への軽い無視

 

《許さない》

・『バカ』『クソババア』『死ね』など、乱暴な言葉を使う

・物に八つ当たりをする(物を投げる、壊す)

・人に暴力を振るう(叩く、蹴る)

 

線引きをはっきりし、《許さない》に当てはまる暴言や暴力は、なぜそれがいけないのかを諭す必要があります。

 

そのとき、

『口答えばっかりして、あなたは悪い子ね!』

『そんなダメ子、お母さん知らない』

『出ていきなさい!』

と感情的になって否定したり、突き放したりするのではなく、

『クソババアって言われたら、お母さん悲しいな。心の傷はずっと残るんだよ』

『物を投げるのは、お母さん、よくないと思う』

『たたいたら、痛いよね。ケガをしてしまうかもしれないよ』

など、なぜ暴言や暴力がいけないのか理由を伝えましょう」

 

逆に、許す(許容範囲)と決めたことについては、腹を立てて小言を言ったりせずに、スルーしてくださいね」

 

 

子どもが怒りの感情と上手に付き合えるように

 

小渕 「反抗期の子どもは、なぜ自分がイライラするのか気持ちがわからず、怒りをそのまま爆発させて八つ当たりをしてしまうことがあります。

その場合、怒りの感情と上手に付き合う方法を伝えましょう。

 

怒りは二次感情で、その奥には不安、恐れ、寂しさ、体の疲れ…など、怒りの引き金となっている一次感情が隠れています。

 

まずは怒りを爆発させないように

『ムカッとしたら、深呼吸を5回しよう』

『6秒数えよう』

『ぬいぐるみを抱っこしよう』

『それでもイライラが収まらないなら、その場から離れよう』

と怒りをしずめる方法を伝えます。

 

それでもなかなか気持ちが切り替えられないときは、ストレッチをしたり、身体を動かしたり(ジョギング、縄跳び)、工作や絵を描くなどの活動をしていくと、じょじょに気持ちが落ち着くでしょう。

 

冷静になったときに、

『何か不安なことはある? お母さんに聞かせて?』

などと子どもの気持ちを聞いてみてください。

 

例えば、

『疲れたから、すぐに宿題したくない。でも、明日テストがあってできるかどうか不安』

『今日、忘れ物をして、みんなの前で先生に怒られたから悲しい。どうすればいいかわからない』

など子どもの気持ちを聞くと、イライラの原因が見えてきます。

 

怒りの感情を否定せずに

『怒るのは、悪いことじゃないんだよ。でも、怒ったからって、たたいたりけったり、ひどい言葉を使ってはいけないよ』

と、なぜ八つ当たりすることがいけないのかを伝えます。

そして、どうすれば解決するのか親子で考えましょう。

 

時間がかかりますが、なぜイライラするのか、気持ちを言葉にすることで、子どもは怒りの感情と上手に付き合えるようになっていきます。

 

悲しい、悔しい、不安という気持ちを自覚して、それを信頼できる大人に伝えられれば、子どもは怒りで暴れるようなことはなくなります」

 

「反抗する子」は悪い子だと決めつけるのではなく、自立へ進んでいると捉えて子どもと向き合っていくことが大切なのですね。

小渕さん、ありがとうございました。

 


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やってみませんか? 親子で深呼吸

 

 

 

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★「気をつけ」「休め」の姿勢が保てない子が増えている![2017/1/5]

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こんにちは、現役小学校教諭の舟山由美子です。

寒さが厳しい1月は、子どもも運動不足になりがちです。そのため多くの学校では、なわとびや持久走など、体力作りのための取組みが行われます。そこで今回は、子どもの体力について取り上げたいと思います。

 

 

●体力低下は学習意欲にも影響が

 

先日、スポーツ庁が平成28年度版「全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果」(小学校は5年生限定)を発表しました。これは、「握力」「上体起こし」「長座体前屈」「反復横跳び」「20mシャトルラン」「50メートル走」「立ち幅とび」「ソフトボール投げ」の各実技調査の数値から体力合計点を導き出すというものです。

 

それによると、今年度の体力合計点は、女子は平成20年度以降では最高値、男子は最低だった昨年度より少し上がっています。特に、反復横跳び、20mシャトルラン、上体起こしの平均値は、男女ともに平成20年度以降では最高値をマークしています。その一方で、握力とソフトボール投げの数値は低い傾向があるようです。

 

同様の小学生の体力調査結果は、以前は文部科学省から発表されていました。それによると、小学生の体力は昭和60年ごろからずっと下がり続けていましたが、平成20年度前後を境に徐々に上向き始めているようです。

 

ただしこれは、子どもの体力が全体的に上がったというよりも、運動をする子としない子の差が大きくなったためではないかと分析する報告もあります。

 

長年、学校現場で子どもたちの様子を見ていると、どちらかといえば「体力が低下しているのでは?」と感じられることが多く目につきます。

 

例えば、月曜日の朝会のときに「気をつけ」「休め」の姿勢で整列をするのですが、その姿勢を保てず、ぐらぐらしていたり、すぐ足が動いたりする子が多く見られます。バランスの問題もあるのでしょうが、緊張感を保つことが難しいような印象があります。「前へならえ」のときも、腕をまっすぐにして指を伸ばすという姿勢が、模範を示してもなかなかできません。

 

すぐ「疲れた」「だるい」と言う子も目につくようになりました。とくに週明けの月曜日は顕著です。体育では、馬跳びのような運動が苦手な子が多くなっています。

 

体力以外にも、気になることがあります。教室で椅子に座っているときに、背中が丸まった、いわゆる「骨盤が寝ている状態」になっている子が見られるということ。「背筋を伸ばす」という動作を、家であまりやらないのかもしれません。伸ばす感覚もわからないようです。

 

さらに、私の経験からの印象ではありますが、靴などのひもがうまく結べない、給食のときにひじをついたり、足を組んだりしている……といった子の割合が、あきらかに以前よりも増えていると感じられます。運動能力というだけでなく、体力全般が低下しているのではないかと考えざるを得ません。

 

体力は、健康な生活を送る上で欠かせないだけでなく、意欲や気力の充実にも大きな影響を与えます。初めのほうで緊張感について触れましたが、集中力などのメンタルな部分と体力とは無関係ではないと思います。その意味では、体力の低下が学習力の低下にもつながると言っていいでしょう。

 

体力がない子は、体を動かすのがますますおっくうになって、さらに運動をしなくなってしまいます。こうした悪循環を断ち切るためにも、身近にいる大人が気をつけて、子どもが意識的に体を動かす習慣を作ることの重要性が高くなっているのではないかと思います。

 

 

●生活習慣の見直しも大切

 

そのためにも、年末年始は、どこかへ出かけるのもよいですが、家や近くの公園などで親子いっしょに体を動かす遊びをしてみてはいかがでしょう。例えば「手押し車」と言って、親が子どもの両足を持ち、子どもは手を使って歩くという遊びなどは、腕や手首の運動になります。最近は手首の弱い子も多く、体育の授業で倒立の練習をしていて、手首を骨折したというケースもあります。

 

ほかにも親子で向かい合って手をつなぎ、子どもが親の体を壁に見立てて登り、そのままくるっと回転するという遊びもあります。以前は家庭でよくやっていましたが、最近は経験していない子が多いようです。ネットなどを活用して、体力作りに役立ちそうないろいろな遊びを探して挑戦してほしいですね。

 

遊び以外にも、生活習慣を見直すことも大切です。最初に挙げたスポーツ庁の調査では、「睡眠時間8時間以上」とか、「朝食を毎日食べる」、ゲームを含めたテレビ視聴時間が短いという子のほうが、体力合計点が高いという結果が出ています。

 

給食のときに姿勢がいい子の多くは、本人に聞いてみると、家では正座で食べているそうです。ささいなことかもしれませんが、こうした日常の生活態度も、体力アップにつながってくるのではないかと思います。

 

基本的な生活習慣は、家庭でしか育てられません。この機会に、ぜひ生活全体を見直してみてください。

 


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いま、学校は〜現役教員舟山先生の小学校最新事情

 

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きのかんち「まいぺーす入学準備マンガ」第17回[2016/12/28]

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こんにちは! きのかんちです。

 

今回は、「時計の読み方」のお話です。

 

子どもは、小学校に入学すると時計を見ながら自分で授業の準備をして行動するようになります。

 

小学1年生の算数の授業で時計の読み方を習うのですが、その前に少しは時計に慣れておいて欲しいなぁと思い、長女のめんこに日常の中で簡単に教えていくことにしました。

 

まずは、幼稚園に行く時刻、お風呂に入る時刻、就寝時刻に合わせて声かけをして、めんこに時計を見てもらうことに。

 

何度か繰り返すうちに、めんこは自分から

「おやつは短い針3のところと長い針12のとこでいいよね?」とか「短い針がどこにいったら、遊びに行く?」など、質問してくれるようになりました。

 

ただ、やはり「8時15分」や「10時40分」のように「分」の読み方は、時計の文字盤に書いてある数字と違うので、なかなか難しかったようです。

 

私自身、どうやって説明すればいいかわからず、ついつい小学校を頼りにしてしまいました。子どもに時計の読み方をわかりやすく説明するのって、なかなか難しいですね…。

 

それでも、ことあるごとに「今は8時40分だよー」と、時刻を日常の会話に入れていると、なんとなくですが、少しずつ理解していったようです。

 

細かい時計の読み方は小学校に入ってから習ったのですが、事前に生活の中で時計を見る習慣をつけていたので、抵抗なく学べたようでした。

 

今では「あ~もう9時かー」と私が言うと、めんこが「いや、8時56分だけど!」と、訂正できるようにもなりました(笑)。細かい! でも正解!

 


きのかんちさんのマンガ一覧はこちら

きのかんち「まいぺーす入学準備マンガ」

 

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子どもが理解しやすい! 「時計の読み方」の教え方

子どもが時計を読めるようになる7つのステップ

時計の読み方で、時間の経過を理解するコツは?

 

 

 

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小学生の「中間反抗期」「ギャングエイジ」とは?

 

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小学生の反抗期の特徴について、臨床心理士小渕あさこさんにお話をうかがいました。

 

 

親に口答えをするのはなぜ?

 

小渕 「子どもの反抗期というと、2歳頃のイヤイヤ期や中学生の思春期をイメージしますが、小学校低学年~中学年から『中間反抗期』がおとずれ、親への口答えが増えることがあります。

 

例えば、

『早く宿題をやりなさい』

『ごはんの前に片づけなさい』

と子どもに指示をすると 

『わかってる!』

『いま、やろうと思ってた!』

などと、口答えをされることはないでしょうか。

 

子どもに反抗されると『幼稚園のときは親の言うことを聞くいい子だったのに…』と、ショックを受けることがあるかもしれませんね。

でも、心配しすぎないでください。これは子どもが自立へと進んでいるということなのです」

 

 

親より友達とのつき合いを優先するように

 

小渕 「子どもは、小学生になると園児のころよりも大人数の集団の中で生活をするようになり、気の合う友達とグループを作って行動を共にします。

 

この時期の子どもは『ギャングエイジ』と呼ばれることもあり、親よりも友達からの影響を強く受けるときです。

 

例えば、

『友達から、かっこいいと思われたい』

などと、周りから自分がどう見られるかを強く意識するようになり、

『お母さんに言われなくても、自分で決めて行動したい』

という自主性が伸びていきます。

 

親よりも友達とのつき合いを優先するようになるので、親子で一緒に出かけるのを嫌がることも。『ちょっと前まで、手をつないで一緒にお出かけしていたのに…』と、親としてはさびしい気持ちになることもありますよね」

 

 

「反抗」と「甘え」の気持ちが揺れ動いている

 

小渕 「子どもは小学校でたくさんの友達と関わり、ときにはライバル関係になっていろいろなことを身につけ、学んでいきます。

 

そのような時期に、お母さんから園児の頃と同じように何でも指示をされると、プライドが傷つき、口答えをしてしまうのです。

 

一方で、子どもの心の中にはお母さんに甘えたい気持ちもあります。

『お母さんに言われなくても自分で決めたい』

『お母さんに甘えたい』

という気持ちが揺れ動いている時期なんですね。

そう考えると、かわいいと思いませんか?

 

反抗ではなく、自立に進んでいると捉えると、子どもとの向き合い方が変わっていきます」

 

次回は、「中間反抗期」の子どもへの親の対応についてお伝えします。

 


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素直に言うことを聞けない子どもにイラッ

口答えで、乱暴な言葉を使うようになってきた!

 

 

 

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★冬休みのうちに、1年生の復習と苦手なものの克服を[2016/12/26]

小学1年生ももう後半戦。

 

最初こそ、はりきって宿題をしていた子どもも、集中力がとぎれがちになったり、苦手なものがポツポツ見えてきたり、テストでケアレスミスが目立ったり……と親にとって心配なことが出てくる頃ですね。

 

または、今はまだついていっているけれど、新学年を間近に控え、今のうちに1年生で学習した内容をおさらいしておきたいというお子さんもいらっしゃるでしょう。

 

夏休みは学校の宿題がしっかり出ますし、市販のドリルなども「夏休み復習ドリル」といったものがありますが、冬休みにしぼってしまうとなかなか見つけられないものです。

 

でも、塾に行かせるにはちょっと早いと思っているなら、「学研ゼミ」の「スマートドリル」をやってみては?

 

 

 

 

●教科書に合わせた問題

 

「スマートドリル」は各教科書に対応しているので、自分が苦手とする単元からでもいいですし、4月の頃からを思い出し、ひとつひとつ順を追って解き、「できた!」を積み重ねていくのもおすすめです。

 

もちろん、間違えた問題はやり直しができますし、解説ムービーもついているので、目で見て、耳で聞きながら、しっかり定着させていくことが可能です。

さらに、プリントアウトできるテストもあるので、書いて確認することもできます。

 

わかったこととわからなかったことが明確になり、○が増えていくことで、子どものやる気も引き出せるのです。

 

 

●構えずに勉強の姿勢が身につく

 

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我が家には小5と小2の子どもがいますが、ふたりとも塾には行っていません。でも、習い事のある日は宿題をするのがやっとという感じです。通信教育をとったこともありますが、なかなか学習習慣もつかないし、何より親が丸付けをしてあげなければいけないので、忙しいとついつい後回しにしてしまいます。

 

でも、「スマートドリル」ならば、その場で答え合わせができるし、つまずきがちな項目には解説ムービーがあって、ナレーション付きのアニメーションで丁寧に説明もしてくれます。子どもにとってもとっつきやすいようで、「今日は何をやろうかな」と計画を立てたり、解説で理解したことを説明したりしてくれるようになりました。

 

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いちばんの変化は、「勉強したの?」という私の小言が減ったことかもしれません。

 

 

●先取り学習もできる

 

今年の冬休みは休日の関係で、いつもより長めという学校も多いでしょう。そんな時だからこそ、復習が終わったら、休み明けに習う予定の単元をのぞいてみましょう。

 

まずは「解説ムービー」を見て、どんなことを学ぶのか知ります。それから、ドリルにチャレンジしてみましょう。間違えても大丈夫。「まちがいなおし」では不正解の問題だけがピックアップされて、満点になるまで繰り返しできます。

 

学校で習う時にはもう、その単元はバッチリですよね。

 

タブレット学習ならではの、個人に合わせた勉強ができ、子どもの自信につながります。短い時間で集中して学習することで、習い事や遊びの時間も充実しそうです。

 

★学研ゼミ公式サイトは、こちら 

 


 

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入学までに机に向かう習慣づけを[2016/12/26]

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小学校の授業は、ひとコマが45分。
そのあいだは継続して、机に向かっていられる集中力が必要です。

でも、入学後に突然そう求められても、多くのお子さんは戸惑ってしまうもの。

 

入学までに、机に向かうことに慣れておくには、どうすればいいのでしょうか。
現役小学校教諭舟山由美子先生に、お話をうかがいました。

 

舟山 「まず、入学してすぐに45分間座りっぱなしで、何コマも授業を受けることはほとんどありません。

家庭での課題や宿題も、1年生が学校にだいぶ慣れてから、10~20分程度でできるものを出す場合が多いです。

 

ご安心いただいたうえで、入学前に、家庭で机に向かう練習をしてみましょう。
この練習には
●学校で机に向かって座ることに慣れる
●宿題など、家庭で勉強する習慣をつける
という2つの目的があります。

 

家庭での学習時間の目安は『学年の数×10+10(分)』とされています。

 

1年生の学習時間の目安は20分なので、最終的にはこのくらい向かっていられることをめざし、お子さんのペースでのんびり慣れさせていきましょう。

 

決してムリせず、『できたらほめる』くらいのスタンスでかまいません。

 

練習は、入学後に勉強する場所で行うといいですね。
もう学習机を用意されていたら、その机で行います。
最近では、親御さんの目が届くリビングやキッチンのテーブルで勉強するご家庭が多いので、そのような場所でもよいでしょう。

 

まずはテレビやゲームの電源をオフにして、気が散る音や映像をなくします。
周囲に食べ物なども置かず、集中しやすい環境を整えてください。

 

お子さんには『もうすぐ小学生だね。学校みたいに、机で本を読んでみようか』
『時計の針がここにくるまで、机の前で座っていられるかな?』
など、気楽な雰囲気で声をかけます。

 

そして、絵本を読むのでも折り紙でもぬりえでも、好きなことをさせましょう。
『あ~、楽しかった!』と子どもが言うようなことから始めてほしいのです。

 

そのとき、親御さんがそばに座って家事をしていたり、読書などをしていたりすると、子どもは呼吸がゆったりして落ち着きます。

 

最初は、3分でも5分でもいいのです。
たくさんほめて、だんだんと時間をのばしていってください。

慣れてきたら鉛筆を持ってなぞり書きなど、
学習に関連するものに移行していけるといいですね。

 

机に向かっていられた日はカレンダーに印をつけたり、シールを貼ったりします。
それといっしょに継続時間や行ったことを書き込んだりするのもおすすめです。
子どもも見てはっきりとわかるため、達成感が得られて励みになるでしょう。

 

また、それを取っておけば、後になってから、『この時期にこんなことを子どもと一緒にしたな』と振り返ることができる、思い出の品になると思いますよ」

 

練習を続けるポイントは、一人ひとりに合ったやる気アップ法を上手に見つけることですね。


楽しみながら、実践していきたいと思います。

 


前回の記事はこちら

入学を待つ間の「心の準備」も大切です

次回の記事はこちら

入学準備の今こそ、早寝早起きの習慣づけを!

 

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落ち着きがない子、学校で座っていられる?

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★親野智可等の「ママも小学1年生」第20回[2016/12/22]

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教師をしていたとき、子どもたちから年賀状をもらうのが楽しみでした。 
返事を書くのはけっこうたいへんですが、もらうのは本当にうれしいです。

 
その時々の教え子だけでなく、以前の教え子からもいろいろな年賀状をもらいました。

 
すごくおとなしい子で、ほとんど教室ではしゃべらなかった子が、数年してから年賀状をくれたことがありました。

そこには、先生がいろいろ話しかけてくれてうれしかったと書かれていて、私は胸が熱くなりました。

 
6年生ですごく反抗的な態度だった子が、後日「あのときのクラスと先生が最高によかった」と書いてきてくれました。

これもうれしかったです。 
まさに教師の苦労が報われる瞬間と言えます。

 
 
●年賀状で子どもを伸ばすには?

 
文字を習いたての1年生の子どもたちが一生懸命書いてくれる年賀状は、見ていて微笑ましいです。 
「ああ、一生懸命書いてくれたんだなあ」と感じます。

 
子どもにとっては年賀状を書くことも貴重な体験です。 
親がちょっとした教育的配慮をすれば、子どもを伸ばす機会の一つになります。

 
ということで、今回は、「子どもを伸ばす年賀状の書き方」について考えてみましょう。

 
子どもが年賀状を書く相手としては、今の担任の先生、幼稚園・保育園のときの先生、習い事の先生、祖父母、友達などだと思います。

 
読む相手を決めて文章を書く経験は、作文の練習としてかなり効果的です。 
書きたいというモチベーションも持てますし、内容も考えやすいからです。

 
 
●挨拶以外にぜひ書いて欲しいのは?

 
年賀状には、「あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいいたします。」などの一般的な挨拶はもちろん必要です。 
そして、それに加えて次の3つのことを書くといいでしょう。 
(文例は、小1では習わない漢字をひらいて表記しています)

 
1. その人との思い出や感謝の言葉 
 

 ・ようちえんのとき、○○先生にえ本をよんでもらうのがたのしかったです。 
  ありがとうございました。

 ・ほいくえんのとき、なき虫のわたしにやさしくしてくれて、ありがとう 
  ございました。

 ・○○ちゃんとあそんだり、いっしょにダンスのれんしゅうをして 
  たのしかったよ。

 
 
●今の自分のことも書きましょう

 
2. 今年やったこと、今がんばっていること、これからやりたいこと、夢など。つまり、今の自分のことを相手に伝える内容です。 
 
 ・なつ休みに家ぞくみんなでマラソン大会に出ました。 
  いい思い出ができました。

 ・今までおよげなかったけど8メートルおよげるようになりました。

 ・3がっきのなわとび大会でチャンピオンになりたいので、 
  まい日れんしゅうしています。

 ・きんぎょすくいでとったきんぎょをかっています。 
  もう2ばいの大きさになりました。

 
 
●相手への心遣いと「またよろしく」的なことも書きましょう 
 

3. 相手に対する心遣いと「またよろしく」的なこと 
 

 ・先生も元気でがんばってください。 
 ・今年もいいことがいっぱいありますように。

 ・また先生に会っておしゃべりしたいです。 
 ・○○ちゃん、今年もいっぱい遊ぼうね。

 
 
●年賀状で文章によるコミュニケーションのスキルが上がります

 
一般的な挨拶だけだとさみしいので、これら3つの内容を入れるようにするといいでしょう。

 
もちろん、これは子どもの年賀状だけでなく大人のそれにも言えることです。

 
読んだ方は、その子と自分との関係をもう一度振り返ることができ、親しみがわいてきます。

 
年賀状や暑中見舞いなどを書く度にこの3つを書くようにしていれば、相手への気持ちの伝え方を学ぶことができ、文章によるコミュニケーションのスキルが上がります。

 
ところで、最近はパソコンなどのデジタル機器の普及で、写真と文章入りのわが家オリジナルの年賀状をつくる親御さんも多いと思います。

 
子どももその年賀状を使うことが多いと思いますが、それをそのまま出すのではなく、ほんのちょっとでもいいので、上のようなことを書き足すといいでしょう。

 
また、相手と自分の郵便番号、住所、氏名なども、手書きで書くようにさせるとそれもいい学びになります。

ということで、ちょっとした教育的配慮をしてみてください。 
たかが年賀状、されど年賀状ということです。

 


前回の記事はこちら

たくさん練習をして臨むドキドキの「校内音楽会」

次回の記事はこちら

お正月明けの「書き初め大会」で、子どもたちは緊張!

 

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小学校に入学するまでに身につけたいこと[2016/12/26]

幼稚園や保育園の行事もひとつひとつ終わっていき、小学校で就学前検診をしたら、いよいよ入学準備も現実味を帯びてきますよね。

 

ランドセルを注文したり、入学式に着る服を準備したりといろいろ気になることが出てくるでしょう。でも、それよりも気になるのは、「うちの子、じっと机に座っていられるかしら」「まだ読み書きができないんだけど…」ということだったりしませんか。

 

 

●机に向かう習慣がまったくない状態からのスタート

 

女の子は折り紙をしたり、絵を描いたり……と比較的、座って楽しむ機会が多いかもしれません。でも、男の子は興味があちこちに移るし、本や工作が好きな子以外は、なかなかじっとしていないものではないでしょうか。

 

我が家もそうでした。

 

娘は本を読んだり手紙を書いたりするのが好きだったので、あまり心配していませんでした。でも、息子はとにかく動いていたいタイプ。幼稚園でも「お絵かき」か「外遊び」かといったら、もちろん外遊びを選び、お絵かき帳はほぼ新品状態でした。

 

そんななか、夏休みが終わった頃から、同じように外遊びをしていた周りの男の子たちが学習塾に行き始めたのです。私も少し焦ってしまい、いろいろ調べてみました。

 

そんな時に出逢ったのが「学研ゼミ」だったのです。

 

 

●まずは「キッズクラス」でお試し

 

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息子が正しい書き順でひらがなが書けるのか、はなはだ疑問だったので、まずは「キッズクラス」の体験版に登録してみました。

 

「もじ・かず ひょう」という項目には、書き順の動画があるのでわかりやすく、一緒に手を動かしてやっていました。これを繰り返せば入学までにひらがなは何とかなりそうです。

 

実は、未就学児にタブレット端末を渡していいものかという迷いは少しありました。最近、筆圧の弱い子が多いというニュースなども目にしていたので、実際に鉛筆を持たせて紙に書くという練習をした方がいいのではとも思っていました。

 

でも、数年後には小学生1日に1台、タブレットが配布されるようになるということですし、何より息子の集中力に驚かされました。

 

「ほかのもやってみたい」と息子から言ってきたので、しめしめ……とばかりに、今度は本命の「ワンダードリル」の体験版を登録しました。

 

 

 

●好奇心を刺激する「ワンダードリル」

 

「ワンダードリル」は「ドリル」とは名前がついているものの、ゲームのような世界観が設定されていて、「国語」「算数」「理科」「社会」「英語」の5つの国を、問題を解きながら冒険をしていけるなど、楽しみながら勉強に取り組めるよう工夫されています。

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ミッションをクリアしていくと、ポイントが貯まったり、限定アバターがゲットできたりするなど、次々にやる気にさせてくれるので、「次もやってみたい」とものすごく食いついていました。

 

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やらせてみて、一番興味深かったのは、息子の好きなこと、得意なことが何となく見えてきたところでした。

 

もちろん、最初は「小学1・2年生」という項目から始めていくのですが、好きなものは学年を超えてどんどん先に進んでいけます。

 

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つまずいた問題は、もう一度挑戦できるし、解説動画がついているものもあるのでわかりやすく、知識が定着するように思います。

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もう少し続ければ、自分の「やってみたいこと」が息子自身、わかってくるのではないかと感じました。

 

保護者ページからログインすると、子どものログイン時間や、今日何に挑戦して、何をクリアしたかがわかります。最初こそ声をかけると、「なんで知ってるの?」と驚いていましたが、最近では、「今日、何やったか知ってる?」とわざわざ聞いてくるようになりました。

 

 

●お風呂の前に10分

 

通常、公立小学校では家庭学習の時間を、「学年×10分」や「学年×10分+10分」としているところが多いようです。

 

1年生だとすると、1年×10分=10分

もしくは、

1年×10分+10分=20分 となりますね。

 

特に低学年のうちは、「ほどよい量」を「毎日やる」ということが、学習の習慣につながっていくそうです。

 

我が家ではお風呂に入る前の10分を「ワンダードリル」の時間にすることにしました。教科は指定しませんが、机に向かう習慣はついてきているように思います。

 

子どもが興味を持った時が能力を伸ばすチャンスだというのを耳にしたことがあります。ドリルで大きな丸を付けてもらったり、どんな問題をしたのか家族と話したりすることが、新たなことを知りたいという意欲につながっていくといいですよね。

 

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★ホリカンの「子育て歳時記マンガ」第3回[2016/12/21]

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わが家は、毎年、夫の実家で年末年始を過ごします。

 

夫の実家にはお餅を作る機械があって、

それで新年のお餅を作ります。

長男もお餅を丸めるのを

手伝ってくれます。

 

夜はみんなで年越しそばを食べ、

子ども達は早めに寝室へ。

お正月に関する絵本があり、

毎年それを読みながら子ども達は

「明日楽しみだね~!!」

と言いながら眠りにつきます。

 

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翌朝の元旦。

はじめに新年の挨拶をします。

「明けましておめでとうございます!!」

長男をはじめ、下の兄弟達にも

ちゃんと挨拶するように教えます。

 

そして、みんなで新年のお祝いをします。

おせち料理やお雑煮を食べ、

子どもたちは、おじいちゃん、おばあちゃんからお年玉をいただきます。

その瞬間の長男の嬉しそうな顔(笑)

 

ゆったりと過ごした後は

みんなで初詣に出かけます。

 

お餅作り、年越しそば、おせち料理、お雑煮、初詣…

昔ながらの風習をたくさん楽しめる年末年始は、

子どもたちにとって、特別な時間のよう。

 

今年ももうすぐ終わり。

「今年も、じいちゃんばあちゃんの家

いくんやろ?!」

と今から楽しみにしている長男でした。

 


ホリカンさんのマンガ一覧はこちら

ホリカンの「子育て歳時記マンガ」

 

こちらもあわせてどうぞ

親子で知っておきたい、お年玉のマナー

意外と知らない!? お正月飾りの豆知識

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★金銭教育に! 「お年玉」の使い方・貯め方のコツ[2016/12/22]

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こんにちは。ファイナンシャルプランナーの鈴木さや子です。

 

私は、ママが楽しく家族と暮らしていく上で知っておくと良いお金の知識を、セミナーや執筆、また個別相談などで発信し、家庭もママ自身も、より満足度の高い生活を過ごしていけるようサポートをしています。

 

このコラムでは、小学生ママに知っておいて欲しいお金の情報をお届けしています。ちなみに私自身も小学生ママ8年目! 一緒に学んでいきましょう。

 

 

■子どもの金銭教育のために! お年玉の使い方・貯め方を話し合おう

 

もうすぐお正月ですね。子ども達にとって、お正月は「お年玉」がもらえるうれしいイベントでもあります。

 

このお年玉ですが、次のどれかに思い当たる小学生ママはいらっしゃいませんか?

 

・お年玉をもらったら、すぐにポチ袋ごと親が預かる

・お年玉を子どもがいくらもらったのか把握していない

・お年玉を子どもに渡しっぱなしにして何に使ったか知らない

 

ひとつでも思い当たるママは、ぜひ今度のお正月に、お年玉を金銭教育のツールとして活用してみてください。今回はその活用のコツをお話しします。

 

 

■お金は使って幸せになるもの

 

日頃、おこづかいをもらっていなくても、年に一度のお年玉はもらっているという小学生は結構多いもの。そうした場合、このお年玉をもらうことは、その子にとって唯一の「“僕(私)のお金”と触れる機会」です。

 

これを機に、ぜひ、お金とは自分が笑顔になれることに使うツールであることを教えてあげましょう。

 

本来、お金とは貯めなければいけないものではなく「使うもの」。

お金に触れさせ、「使う喜び」を体験させることが大切です。

 

「そのお金でこの1年間、自分が幸せでいられる使い方ってなんだろう」と、一緒に考えてあげると良いですね。

 

たとえば、子どもが欲しいゲームソフトが何本かあるとします。

お年玉全部を一度に使い切るのではなく、「その中でいちばん欲しいのはどれか」子どもに考えさせて優先順位をつけたり、1年を通して、いつ、何にいくら使うのか計画を立てたりしてもいいですね。

 

 

■子ども名義の口座に入れてみよう

 

お年玉の使い道を考えるときは、その選択肢のひとつとして「とっておく」というのも子どもに教えたいもの。同じ管理でも、ママが預かるのではなく、出来れば子ども名義の銀行口座をつくってあげてください。

 

しかも一緒にATMにお金を入れに行き、操作をさせると、子どもも「お金はとっておける」ことを理解します。しかも自分の名前入りの通帳なので、子どものテンションもあがりますよ。

 

小学校高学年の場合は、少し高額なモノが欲しい子どももいるでしょう。その場合は、「お年玉からいくらとっておき、日頃のおこづかいからいくらずつ貯めれば、何か月後に買えるか」という貯金計画を、ぜひ親子一緒にしてみてくださいね。

 

お金を大切に使う心、管理するコツ、そして貯めたお金で欲しいモノを買う満足感も伝わると思います。

 

 

■お年玉を1年間のおこづかいにしたいご家庭は

 

定期的なおこづかいはあげずに、お年玉を丸々1年間のおこづかいとして渡しているご家庭も結構多いと感じています。

 

その場合の注意点は3つ。

 

・子どもにもお年玉をおこづかいとしてあげること(お正月には大きな額のモノは買えないこと)を納得させる

 

・その上で親が預かり、定期的におこづかいを渡してあげる(丸ごと渡しっぱなしにしない)

 

・おこづかいの使い道を明確にする(趣味や遊び関係のモノは子どもが買うなど)

 

そして、お年玉をもらったときには、いただいた相手に対して必ず感謝の気持ちを子ども自身から伝えることを忘れずに。

 

そのお金は、下さった方が働いて得た大切なお金であることを伝え、よく考えて大切に使うよう教えてあげたいものですね。

 


鈴木さや子さんの連載はこちら

鈴木さや子の「小学生ママのためのマネーレッスン」

 

関連記事はこちら

親子で知っておきたい、お年玉のマナー

子どもにお金の価値を伝える方法とは?

子どもにお金の大切さを伝えるにはどうすればいい?

 

 

 

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★算数につまずいたら、放っておいてはいけない?[2016/12/21]

 

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「家で、簡単な足し算や引き算を教えています。
いくら教えても、全然分からないようなのです。
最初からつまずいていると、
この先もっと難しくなっていくとついていけないのでは?」

 
《小1の家庭学習のポイント5》では、
「苦手は放っておいて、得意を伸ばそう」というお話でした。
この場合、算数の苦手も放っておくべきでしょうか。
親野智可等先生にうかがいました。

 
 
親野 「子どもができないとき、
何も手助けしてあげないというのはよくありません。
子どもは見放された気分になってしまいます。

 
小学校で『8+5』を教えるとき、
『5を2と3に分けるね。じゃあ、8に2を足すと?』
と聞くと、子どもは『10』と答えます。

 

『じゃあ、10に残りの3を足すよ。いくつかな?』
『13』と答えられるんです。
それでわかったと思って、
『じゃあ7+6を同じように、自分でやってごらん』
というと、できなくなる。

 

マンツーマンで問答しながらならできるけれど、
自分では流れがつながらないんですね。

 
ここでやってはいけないのは、怒ることです。
本人は一生懸命やっているんです。
努力が足りないわけではありません。

 
算数・数学には「器」というものがあります。
私は、中学高校と、いくら教えられても
数学が丸っきり分かりませんでした。

 

大学は私立を受けましたから数学を全然やりませんでした。
教員採用試験で必要になり、自分で参考書を買ってきて
中1から勉強し直しました。

 

すると、けっこうよくわかったのです。

『なんで今までこんなことが分からなかったんだろう』
と不思議でした。

 

そのときに思いました。
中学高校のころは、
私の中で数学的な内容を入れる器がザル状態だったんです。

 

ところが、その後の自然成長によって、
何も数学の勉強をしていないのにも関わらず、
いつの間にか数学を入れる器ができていったのです。
数学の器ができたところへ数学を入れたから入ったんです。

 
算数・数学だけでなく人間のいろいろな能力には伸びる時期があります。
今、いくら教えても算数が分からないというのは、
まだ器ができていないザル状態なのです。

 
でも、だからといって、放っておけばいいということではないのです。
算数が分からなければ、家で教えてあげてください。
放っておいて何の手助けもないのでは
子どもは親の愛情を疑います。

 
でも、そのときの教え方が大事です。
叱りながらでなく優しく丁寧に教えてあげてください。
教えても次の日にもう忘れていたら、
また一から優しく丁寧に教えてあげてください。

 
『昨日教えたじゃない!』などと絶対言わないで、
何度でも優しく丁寧に教えてあげてください。
成果を望まないで、教えるという親子の触れ合い自体を楽しんでください。

 
それでもできるようにならないことも多いと思います。
そういうときは目をつむってあげましょう。

 
子どもだってできたいのです。
でも、どうしようもない部分もあるのです。
そういう所は許してあげてください。
何もそれがすべてではありませんから」

 
 
親野先生のお話をうかがって、気が楽になりました。

 

得意だけではなく、苦手もその子の個性です。
得意だけではなく、苦手ともうまく付き合う方法を考えていきましょう。

 


関連記事はこちら

《小1の家庭学習のポイント1》子どもの宿題のやる気をアップさせる方法とは?

《小1の家庭学習のポイント2》小学生の家での勉強時間の目安はどれくらいがいい?

《小1の家庭学習のポイント3》子どもの宿題は、ずっと横で見ていなくてもいい?

《小1の家庭学習のポイント4》親から先生に宿題の内容のリクエストをしていいの?

 

 

 

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入学まであと3カ月! 年長ママのto doリスト[2016/12/20]

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こんにちは、ママノート編集部です。

 

気がつけば、入学まであと3カ月になりました。「年明けでいいか〜」とのんびり構えていたことを、いっきにこなしていかなければなりません。でも、今のうちから計画的に進めていけば、まだまだ大丈夫!

 

しっかり準備して、笑顔で入学式の日を迎えましょう。

 

 

●1月

 

お正月が過ぎて、冬休みが終わると、入学予定の小学校で、入学説明会が行われます。

 

小学校の「入学説明会」では何をするの? 持ち物は?

 

 

子どもに食物アレルギーがある場合、就学時健康診断から入学までの間に、どの食べ物にアレルギーが起きるのか詳しい検査をし、給食をどうするかなど、学校と話し合う必要があります。

話し合いの日程やスケジュールは学校によっても違いますが、検査に日数がかかることがあるので、なるべく早めに受けておきたいですね。

 

いつ学校に伝える? 子どもの食物アレルギー 

 

 

入学説明会で、小学校で必要なグッズ指定のものなどの詳細がわかるので、細かい入学グッズの購入も年明けにスタートさせましょう。

 

入学までに揃えたい物、用意する時期  

 

各学校で指定のグッズや購入場所が決まっていたり、キャラクターものはNGだったりするので注意して。

 

 

毎年3月に新1年生ママたちが地獄を見る(!?)怒涛の名前書きに備えるために、お名前シールはんこをオーダーする場合は、この時期がデッド。

制作に約1ヶ月かかることを見込んで申し込みましょう。

 

 

また、この時期は冬のバーゲンが真っ盛り。

卒園式や入学式で着るスーツ(子ども用・ママ用)を買うチャンスです。ぎりぎりになると品薄になるため、早めの購入がおすすめです。

 

どうする? 卒園・入学式のママスーツ 

卒園式&謝恩会、どんな服を着ればいい? 

 

 

2月

 

入学グッズを購入したら、すべてのものに名前を書き入れていきます。

 

2月の間からヒマを見つけてコツコツとやれば、本当に忙しい3月に少し余裕が出てくるので、2月は「事務作業」に徹底しましょう。

 

・学校の経費引き落とし用の口座準備


・提出書類の記入


・4月スタートの習い事のチェック、申し込み

 

このあたりの事務的なことは、できれば2月中に済ませるのがおすすめです。

体操服入れや給食袋など、手づくりグッズも2月の間ならゆっくりと制作できます。

 

 

バタバタと忙しい時期ですが、市町村から送られてくる「就学通知書」は紛失しないよう注意。

入学式に必要な書類はひとまとめにしておきましょう。

 

届いた「入学通知書」どうしたらいい? 

 

 

入学グッズがそろってきたら、学校道具やランドセルの置き場所も、そろそろ確定しておきたいところ。

子どもが使いやすいよう家具の位置や収納を工夫すると、入学後、毎日の準備や整理もスムーズにいきます。

 

子どもが使いやすい子ども部屋って? 

狭いリビング、勉強用の道具の置き場所は作れる? 

 

 

●3月

 

3月に入ると、卒園式と謝恩会に向けて本当に忙しくなります。

父母会の役員をしているママはもちろん、それ以外のママも、子どもの晴れ舞台にむけて右往左往。卒園行事に集中し、いったん入学準備は小休止…。

 

 

卒園式に向け、美容院の予約をするなら早めに。

ビデオやカメラの準備や練習も万全にしましょう。

 

卒園・入学式のデジタルビデオ撮影のコツ 

 

 

元気に卒園できるよう、家族の体調への配慮も必要になります。

卒園式・謝恩会が終わったら、いよいよ入学にむけてラストスパート!

買い忘れがないか、必要なものをチェック!

 

 

ランドセルを背負い、荷物を実際に持って登校の練習をすることも大切です。

3月中に子どもといっしょに通学路を歩いて、危険がないか確認し、交通ルールのチェックを。防犯ブザーを購入したら、取り付け方やきちんと音がなるかなどのチェックも必ず行いましょう。

 

子どもの登下校をしっかり見守るには? 

新1年生の必需品「防犯ブザー」。正しく選んで、正しく取り付け! 

 

 

家の鍵を持たせるときは、取扱いについてのルールを各家庭のやりかたで徹底しましょう。

親の名前や住所・電話番号も覚えさせたほうがベターですが、知らない人に言わないよう、徹底させて。

 

 

また、入学のお祝いをいただくことが増える時期。

忙しい日々ですが、お礼やお祝い返しは忘れずに!

 

入学祝いのお返しお礼のマナーを教えて

 

 

ほとんどの小学校の入学式は4月8日前後。式当日の準備もぬかりなく。必要なものを前もってリストアップしておくといいでしょう。

 

入学式に持って行くと便利なものは? 

 

 

あとはママの心のスケジュールも整頓を。スムーズに入学準備できるようママノートは応援しています!

 


子どもの入学準備はこちら

[入学準備]身につけたいこと必要度別チェック!

 

 

 

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★子どもが「勉強嫌い」になる原因は大人にある?[2016/12/20]

 

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親野智可等先生、「勉強楽しい」→「勉強つまらない」に変わってしまうのはなぜなのでしょう?

 
親野 「勉強がつまらなくなっていくのは、
『勉強』と『怒られる』が関連付けられるせいです。

 

小1の家庭学習のポイント1でもお話しいたしましたが、
『ここ間違ってるじゃない』
『前も教えたでしょ』
などと言われながら勉強していると
子どもの中に
『勉強すると叱られる』→『勉強ってつまらない』
という刷り込みができてしまいます。

 

大人の対応がまずいから『勉強って楽しくない』になってしまうのです。
これは、いちばん避けるべきこと。

 

子どもが勉強って楽しいと思う気持ちを大事にしてあげたいものです。
私は『楽勉』と言っていますが、いわゆる勉強だけではなく、
ひらがなカルタや算数パズル、興味のあることを図鑑で調べたり
読書をしたり、これらが当てはまります。
勉強は楽しくやらないと。

 
『なんで勉強するの?』と疑問に思うということは
『ぼく勉強苦手だな』『勉強って楽しくないね』
という気持ちの表れですから。

 

勉強が好きじゃないというのなら、
得意なものを1教科でも作ってあげることです。
その子の得意なものをもっと得意にしてあげることをお勧めします」

 
不得意なものを放っておくのは、なかなか勇気がいりそうですが…。

 
親野 「ほかは全部勉強ができるけれどもこれだけは苦手、
というのなら苦手を克服すれば良いと思いますが、
現在、活躍している学者でもスポーツ選手でも
どんな分野であっても、全ての人が好きで得意なものを伸ばしてきたはずです。

 

もともと苦手なものを伸ばしてスペシャリストになった人は
いないのではないでしょうか。

 
さかなクンが最も良い例です。
小さい頃から魚が大好きだったから、

お母さんは一生懸命応援してあげました。

 

水族館にいったり、図鑑を見たり、釣り堀に行ったり。
さかなクンは、魚を極めることで学ぶ術を身につけました。
魚が好きだから、環境に興味を持って環境の勉強をしたりと
他のことも芋づる式に学んでいきました。

 

昔は算数ができなかったようですが、今はできる。
算数が苦手だって、今は大学准教授です。
子どものときに苦手が直らなくても、どうってことないんです。

 
イチローだってノーベル賞をとった学者だって
多くのスペシャリストは、
苦手なものを放っておいて得意を伸ばしてきたのです。

 
これからは、どんな分野でもいいから『これ』という突出したものが必要です。
ジェネラリストではなくスペシャリストです。
たとえば公務員でも。

 

『私は経理が得意です。ものすごいです』
そういう人が活躍していける。
突き抜けたものがないと埋没してしまいます。

 
そういう生き方はどこで身につけるのかというと、
子どものときからです。
子どものときから『歴史が好きです』というのなら
歴史をぐんぐんやって伸ばしてあげてください。

 
途中で飽きてしまってもいいんです。
歴史に飽きてしまえば、他のことをやればいい。
やったことは絶対に無駄になりません。

 
脳科学で言われていることですが、
何かに熱中していると脳が鍛えられます。

 

『頭がいい』というとき、
脳神経細胞ニューロンの数は変わりませんが、
それを結びつける接合部分のシナプスが多いということを指します。
そのシナプスが増えるのは、喜んで頭を使ったときなんです。

 
なんでもいいんです。
魚なら魚、歴史なら歴史。ぴかチューでも構いません。
それらの好きなものについて、喜んで頭を使っていると
脳の性能がどんどん良くなっていくんです。

 

シナプスが増えて脳の性能が良くなっていれば、
そこに勉強を入れたときもどんどん入る。

 
そして、たとえそれに飽きて別のことをやったとしても、
すでに脳の性能が良くなっているからどんどん入ってきます。
能力に自信もあるし、学び方を知っているからどんどん伸びます。

 
『もうそれはいいから、これをやりなさい』
といって好きなことをやめさせると、脳の性能を上げることはできません。

 

子どものころから得意を伸ばす方向で。
そういう生き方を子どものうちからさせるべきです」

 
親野先生ありがとうございました。

 
お子さんは何が好きでしょうか?
「そういえば、猫が好きみたい」
「あのアニメ夢中で見ているのよね」
必ず何か好きなものがあるはずです。
それをもう一歩深めるための「楽勉」を始めてみてはいかがですか?

 
次回は、苦手は放っておくと言っても、
算数ができないのをそのままにしておくのはいかがなものか?
というお話です。

 


関連記事はこちら

勉強させようと言ってしまいがちなNGワード

家庭で楽しくできる、カタカナ、漢字、計算の覚え方

 

東大・京大生を育てた母の「考える力」を伸ばす習慣

 

 

 

 

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叱責と脅迫はNG。上手に気持ちよく伝える方法とは?

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以前、子どもに何か言うとき「疑問形や抽象的な言い方では伝わらない」という話を書きました。

「子どもにやって欲しいことは具体的に指示する。疑問形や抽象的な言い方はNG」

 

今回はその続編です。

 

 

子どもの良からぬ姿を見たとき、つい否定的かつ感情的に叱ったり(叱責)、脅して動かそうとしたり(脅迫)することがあると思います。

 

「○○しちゃダメでしょ。何度言ったらわかるの!」(叱責)

「どうして○○なの?! ○○しなきゃダメでしょ」(疑問)(叱責)

「○○しないと□□だよ」(脅迫)

 

こういう言い方をされると、子どもは素直な気持ちで聞けなくなります。

 

それが度重なると、「自分は親に愛されていないかも」という愛情不足感も出てきて、ますます素直になれなくなります。

そして、必要以上に反抗的になってしまいます。

 

同時に、いつもこういう言い方をされていると、子どもは「自分はダメな子だ。自分にはできない。がんばれない」と感じるようになります。

 

自分に自信がなくなり自己肯定感が持てなくなるので、ますます色々なことができなくなっていきます。

 

ですから、叱ったり脅したりしないで、次のような形で上手に気持ちよく伝えることが大切です。

 

「○○しよう」(単純指示)

「○○だから□□しよう」(理由つき)

「○○すると□□できるよ」(プラスイメージ)

「○○してくれるとうれしい」(感謝)

 

しかも、どうすればいいのかがわかるように「具体的」な指示を含めて言います。

 

 

「お菓子の袋、こんなところに捨てちゃダメでしょ」

(叱責)(抽象的)

↓↓↓↓↓

 「お菓子の袋はゴミ箱に捨ててね」

(単純指示)(具体的)

 

※「こんなところ」は抽象的な言い方なので、子どもにはうまく伝わりません。

やって欲しい行動を具体的に示すことが必要です。

 

 

「靴下を玄関に脱ぎっぱなしじゃダメでしょ」

(叱責)

↓↓↓↓↓

「靴下は洗濯機に入れよう」

(単純指示)(具体的)

「靴下を洗濯機に入れてくれると、洗い忘れなくて済むよ」

(プラスイメージ)(具体的)

「靴下を洗濯機に入れてくれるとママ助かるわ」

(感謝)(具体的)

 

※「洗濯機に入れて」と具体的に伝えることが大切です。

 

 

(子どもが襖を叩いていて、注意してもやめないとき)

「なんですぐやめないの! 泣いてもダメだからね」

(疑問)(脅迫)

↓↓↓↓↓

「襖を叩くと破れてしまうからやめよう」

(単純指示)(理由)

 

※なぜやめるべきなのかという理由を示すことが大切です。

子どもは意外と理由がわかっていないことがあるからです。

 

 

(給食袋の中身がぐちゃぐちゃのとき)

「なんでこんなにきたないの。ちゃんと袋に入れなきゃダメでしょ」

(疑問)(叱責)(抽象的)

↓↓↓↓↓

「お箸は箸箱に入れてから袋に入れて。布巾は2回折りたたもう」

(単純指示)(具体的)

「お箸は箸箱に入れておくと汚れないよ」

(具体的)(プラスイメージ)

「布巾をたたんでくれるとうれしいな」

(感謝)

 

 

「明日の仕度してないでしょ。また忘れ物しても知らないよ」

(叱責)(抽象的)

↓↓↓↓↓

「明日の仕度したらママに見せて。合格したら夕食。今日は大好きなカレーよ」

(具体的)(プラスイメージ)

 

 

「横入りはダメでしょ。そんなずるいことは許しませんよ」

(叱責)(抽象的)

↓↓↓↓↓

「ここに並んでいれば順番が来るよ」

(具体的)(プラスイメージ)

 

 

(子どもがいるところに車が近寄ってきたとき)

「何やってるの。危ないでしょ」

(叱責)(抽象的)(疑問)

↓↓↓↓↓

 「車が来たから動かないで」

(理由)(具体的)

 

※緊急事態に「何やってるの。危ないでしょ」などと叱ると、子どもが思いがけない行動に出て、かえって危なくなることがあります。

「車が来たから動かないで」というように、安全を確保する方法を具体的に指示することが必要です。

 

 

「なんで挨拶もできないの? ちゃんと挨拶しなきゃダメでしょ」

(疑問)(叱責)

 ↓↓↓↓↓

「おはようって言ってみようか」

(単純指示)(具体的)

 

 

「早く着替えなきゃダメでしょ。あんただけおいてくよ」

(叱責)(脅迫)

↓↓↓↓↓

 「長い針が6に来るまでに着替え終わろう。早く行けばばあばの家で遊べるよ」

(具体的)(プラスイメージ)

 


親野先生の連載はこちら

「親野智可等のこれで安心!子どもを伸ばす親の習慣」

 

関連記事はこちら

子どもへの「質問」3つのNGポイント

 

 

 

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★親から先生に宿題の内容のリクエストをしていいの?[2016/12/19]

 

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「違う学校に通う友だちは、日記の宿題があるそうです。
文章の練習になるし、羨ましい気さえします。

先生にこちらから『こういう宿題を加えてください』と
リクエストしてはいけませんか?」

 
日記に限らず、家庭学習のつもりで
宿題を先生に要求することってできるのでしょうか?
教育評論家の親野智可等先生にうかがいました。

 
親野 「極端に指導に問題があるということならともかく、
そうでないならこういう要求はしないほうがいいと思います。

 
親御さんによって
『宿題を減らしてください』もあれば
『増やしてください』もあります。

 
日記を出してほしい親もいれば、出さないでほしい親もいます。
書き取りの宿題をを毎日出してほしい親もいれば、そうでない親もいます。
宿題をそれぞれの家庭のニーズに応じて個別に出すということは不可能です。

 
もし、文章の練習をさせたいということでしたら、
親子で日記を書くのがオススメです。
子どもが書いて親が返事を書く、親子日記なんか
女の子は特に喜びますよ。

せっかく、友だちから日記というアイデアをもらったのですから、
親の裁量で、家庭学習として行いましょう。

 
そして、それを学校に持っていって
先生に見てもらうようにするといいでしょう。
そうすれば、先生も喜んでみてくれますよ」

 
親野先生ありがとうございました。
確かに親子で交換日記なんて、楽しそうですね。

 
次回は、勉強がつまらなくなるのは「誰」のせい? というテーマで伺います。

 


関連記事はこちら

《小1の家庭学習ポイント1》子どもの宿題のやる気をアップさせる方法とは?

《小1の家庭学習ポイント2》小学生の家での勉強時間の目安はどれくらいがいい?

《小1の家庭学習ポイント3》子どもの宿題は、ずっと横で見ていなくてもいい?

 

 

 

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快腸レシピ「えびと蓮根の和風みそアヒージョ」[2016/12/16]

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●1年の締めくくりと子どもの成長

 

こんにちは、たっきーママです。

 

12月の子育てレシピノート2回目の今回で今年の更新は最後になります。

はっや! めっちゃ早いわ一年・・・

 

毎日色んなことがありつつ、子どものことで悩んだり仕事のことで悩んだり

急いでも焦ってもみんな平等に明日は来て、何があっても毎日は過ぎていくわけで。

 

今年も色んなことがありましたが、無事一年を締めくくれることに感謝しなければ。

 

つい最近中学に入学したばかりと思ってた長男も、かっこ悪いくらいぶかぶかだった制服もぴったりになってきて、

なんならズボンの丈はおろさなければならなくて、毎日だから気づかないのか、私がちゃんとみてないのか、知らない間に大きくなっているものですね。

 

嬉しいような寂しいような。

 

でも、このクリスマスだの師走だのお正月だのっていうざわざわした雰囲気はわくわくして結構好きです。

が、体調を崩しやすい季節でもあるので気をつけたいですね。

特に人混みに行くときは本当に気をつけないと!

 

ということで、今月のテーマは「お腹から元気になる快腸レシピ」

便秘解消にもとっても効果的なレシピです。

 

言わずと知れた食物繊維たっぷりの蓮根とマッシュルームに、発酵食品のみそを合わせたアヒージョ。

味噌には腸の調子を整える乳酸菌が含まれているから、この組み合わせはとってもお腹にいいので、よかったらお試しくださいね。 

 

 

えびと蓮根の和風みそアヒージョ

 

【材料】(2人分)

蓮根…1節

マッシュルーム…8個

えび…6尾

にんにくのスライス…1かけ分

オリーブオイル…100ml

 

A

◎みそ、しょうゆ、酒…各小さじ1/2

 

【作り方】

1.蓮根は2㎝幅のいちょう切りにする。マッシュルームは軸を切り落とし、縦半分に切る。えびは尾を残して殻をむく。

 

2.にんにくとオリーブオイルを小鍋に入れて火にかけ、ふつふつしてきたら〈1〉を入れてふたをし、中火で1分蒸す。

 

3.ふたを取り、混ぜ合わせたAを入れて溶かし、全体を混ぜる。

 

お好みでバケットを添えて、オイルにつけてどうぞ。

 


たっきーママさんの他記事はこちら

たっきーママの子育てレシピノート

 

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★子どもの宿題は、ずっと横で見ていなくてもいい?[2016/12/16]

 

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「1年生なら1日10分、2年生なら1日20分…
学年×10分の家庭学習の習慣をつけましょう」
前回親野智可等先生にお話しいただきました。

 
その10分間、親は横で見ていなければいけないのでしょうか?
たったの10分かもしれませんが、
仕事に家事に、お母さん方は忙しいですよね……。
親野先生、どうすればいいのでしょう?

 
親野 「理想は近くにいることです。
呼ばれたらいける。質問されたらすぐに答えられる。
『できたよ』と言われたらすぐに行って丸が付けられる状態がベストですね。

 

勉強が苦手な子だったら、見ていてあげるといいです。
そうでなければ近くにいる状態でOK。
近くにいる、声が聞こえる、気配がするところで勉強させましょう。

 
なぜかというと、1つには
例えば子ども部屋など、静かなところで1人で勉強させられると
子どもは不安がるからです。
怖いんですね。1人っきりでシーンとしていると。

 

だから、リビングなど親や人の気配がしているけれど
集中できるところがいいんです。
テレビは消しておいた方がいいでしょう。

 
それに、分からないときにはすぐに質問できますし、
ヒントをもらったりもできます。
できたものをすぐに見せることもできます。

 
もし、働いているお母さんでそばにいることが難しいときには、
学童クラブ等でみんなが勉強する機会を利用して、
帰って来てからお母さんが丸を付けてあげるとよいでしょう」

 
リビングやダイニングで勉強をさせて、
お母さんは夕飯の準備をしながら
呼ばれたら行くというスタイルでよさそうですね。


子どもの呼ぶ声が聞こえるように、
勉強中はテレビは消して。集中させてあげましょう。

 
次回は、学校の先生にどこまで要求していいか? というお話です。

 


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★小学生の家での勉強時間の目安はどれくらいがいい?[2016/12/15]

 

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前回教育評論家親野智可等先生に、
家庭学習はほめて、意欲を高めることが肝心と
お話いただきました。

 
ここで、根本的な質問になりますが、
そもそも家庭での学習は必要ですか?

 
親野 「もちろん必要です。
家庭で学習する”習慣”をつけることが大切なのです。

よく言われているのは
学年×10分
つまり、1年生なら10分、6年生なら60分勉強しましょうということです」

 
1年生の宿題は2,3分で終わってしまうという話も聞きますが、
そういう場合はどうしたらいいでしょうか?

 
親野 「宿題をがんばってやったら、ぜひほめてあげてください。

 

それで、まだ本人が喜んでやれそうなら
通信教材や市販の問題集に取り組ませるのもいいでしょう。

 
また、いわゆる勉強だけじゃなく、
算数パズル、国語クイズ、漢字カルタ、ことわざカルタなど
遊びながら楽しくできる“楽勉”に取り組むのもオススメです。
(“楽勉”については、後の回でもう少し詳しく説明します)

 
なぞなぞ、間違い探し、クイズなども頭を鍛えます。
絵本を読み聞かせる、図鑑を見る、読書をするなど
これらもすべて広い意味での家庭学習です」

 
親野先生ありがとうございました。


宿題でも市販の教材でも、また楽勉でも楽しく取り組ませ、
この時期に毎日家庭で学習する習慣を身につけるとよいのですね。
 
次回は、家庭学習において、親がどこまで関わるべきかについてお伺いいたします。

 


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★子どもの宿題のやる気をアップさせる方法とは?[2016/12/14]

 

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「子どもが学校から宿題を持って帰るようになりました。
家で勉強する習慣をどうつけさせたらよいでしょうか?」

 
放っておくのもダメだろうし、

かといって先生みたいに教えるのもどうかと思うし・・・。
そんな小1ママの不安を教育評論家親野智可等先生にぶつけてみました。

 
親野 「この時期は、『宿題』といっても心配はいりません。

 

子どもたちは、『小学校は勉強をするところ』とはりきっていますし、

前向きに積極的に取り組んでくれるはず。
宿題をやらなくて困る、ということはまずありません。

 
宿題の内容も、『あいうえお』のプリントだったり

難しいことはないので、

それこそ“ちょちょいのちょい”で終わるでしょう」

 
いつかは心配しなければならないかもしれませんが、
今は、内容も簡単だし、やる気もあるしで心配無用とのこと。
では、この時期、親の出る幕はないのでしょうか?

 
親野 「そんなことはありません。

この時期、親として大事なのは子どもに

『勉強って楽しいなー』という気持ちを味わわせつつ、

家庭学習の習慣がつくように導くことです。
最初が肝心です。

 
大切なのは、子どもが勉強したらほめてあげること。
これが鉄則です。
しかもできるだけ早いほうがいい。

 
教育心理学で『即時確認の原理』というのがあります。
もし、働いていて難しければ、

帰宅したらできるだけ早く見てあげて、ほめてあげてください。
できるだけ早く見て、ほめる。
そうすることで喜びが倍増し、意欲も高まります。

 
勉強したことをほめてあげて、例えばひらがなを書いて持ってきたら
『上手に書けたね』
『この曲がり方がいいね』
『この横の線、まっすぐに書けたね』
『濃く書けたね』など

コツは細部を見ることです。

 

全体を漠然と見ていると、
『下手だなー』とか思ってしまいます。
そうすると、ほめることができなくなってしまう。
部分に注目すればほめられないことはありません。

 
たくさんほめて、丸付けもしてあげてください。
学校や先生によっても異なりますが、私は、

この時期は丸付けも親がしてあげるといいと思います。
そうすれば、子どもも喜びます」

 
まだ習い始めですから、間違って書いている場合もありますよね?
直したいところがあるときには、どうしたらいいですか?

 
親野 「直したいところがあるときには、たくさんほめた後で最後に
『じゃあ、こことここを直してみようか』

それで直したら、またほめてください。
この順番が大事なんです。

 
最初にほめるということができない親御さんが多いですね。
まず、間違ったところが目についてしまう。
『こうじゃない、ここはとめるでしょ?』
『もっとていねいに書きなさいよ』
ということが最初にきてしまうと、
子どもは『勉強したら叱られる』という1つの認識ができてしまう。
これがまずいのです」

 
なるほど、まずは「ほめる」が鉄則なんですね。

親野先生ありがとうございました。

 

次回は家庭学習にかける時間の目安についてお伺いいたします。

 


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★清潔の意識や協調性……「掃除」で育つ大切なこと[2016/12/15]

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こんにちは、現役小学校教諭の舟山由美子です。

年末は大掃除を行う学校も多いことでしょう。今回はお掃除をテーマに取り上げたいと思います。

 

 

ほうきとぞうきん、学校の掃除道具は「文化財」級

 

小学校に入ると、ふだん使っている教室の掃除は子どもたちが行うことがほとんどです。

 

学校で使う掃除用具に関しては、基本的には、ぞうきんやほうきなど、児童の手で動かせる物です。ぞうきんは、机ふき用と床ふき用で一人2枚が必要な学校が多いでしょうか。ほかにはT字型ぼうきや、カーペット用のゴミ取り手動機があったりするぐらいです。

 

これはお父さんやお母さんの小学生の時代と、それほど変わっていないのではないかと思います。今までの勤務校で、各教室に1台ずつ掃除機が備えられていた学校もありましたが、それはとても珍しいケースだったと思います。もっともそれを使うのは教員だけで、放課後にもう一度掃除をしたり、児童の清掃がない日に使ったりしていました。

 

今の時代、ほうきやぞうきんだけで掃除をしている家庭はどれくらいあるのでしょうか。クラスで尋ねると、お掃除ロボット(ルンバなど)がある家のほうが、ほうきがある家よりも多いくらいです。学校で使っている掃除の道具はほとんど「文化財」なみと言ってもいいでしょう。家でほうきを使ったところを見たことがない子がほとんどなので、ほうきを使う手の向きから始まって、使い方を一から教えなければなりません。私が子どもの頃は、先生は監視役だった印象があるのですが、担任が率先して手本を見せないといけない時代です。

 

 

●掃除をきちんと教えると短期間で身につく1年生

 

掃除をする場所の範囲は、学年によって違います。1年生は、基本的に自分の教室とその廊下ぐらいです。学年が上がるにしたがって、特別教室(音楽室・図工室・理科室など)や、玄関、階段、体育館などの分担場所が増えていきます。

 

トイレについては、私が教員になった20年ぐらい前は子どもがしていましたが、その数年後には、子どものトイレ掃除はなくなりました。理由は明確ではありませんが、トイレ掃除には専用の洗剤(薬剤)を使うことがあったり、床がタイル張りから乾式タイプのトイレが増えており、そのための特別なやり方で行う必要があるためだと思います。

 

入学当初は、6年生が1年生の掃除のお手伝いに入りますが、私は、掃除の仕方が一番効果的に身につくのは1年生だと思っているので、6年生のお手伝いは最小限にして、しっかり教えたいと考えています。そうすると7月ぐらいには、ほうきのはき方やぞうきんがけのやり方・絞り方を、上級生に負けないぐらい上手に、黙って(これが大事!)、できるようになるのです。つくづく1年生の時期は大切だと思います。

 

 

「掃除がしっかりできること」の大切さ

 

私たちの常識として、自分の身の回りは自分できれいにするという感覚があります。海外では、掃除は「汚い仕事」であり、下のクラス(階層)の人のやることと捉えられている国もあるようですが、日本では、掃除は「生活指導」や「道徳」の領域のものなのだと思います。日本が清潔な国と言われるのも、こうした常識が大きく影響しているのではないでしょうか。

 

また、掃除は「マナー」に関わる部分もありました。昔は、家まわりを掃除するときは、少しずつお隣さんの所も掃除するように言われました。そうしてお互いにきれいにし合ったのです。しかし、今は、マンション住まいの子が多いので、こうした考え方はなかなかわかってもらえません。

 

私は教員になったばかりの頃、保護者会で、「どんなに勉強ができても、給食の当番や、掃除がしっかりできなくてはダメだと思っています。ですからこのクラスでは、それらの仕事をしっかりできるように指導したいと思います」と伝えたことがあります。新人教師への励ましの意味も込めて、賛同の拍手をいただいたことを覚えています。

 

そのときの考えは今でも変わっていません。掃除を通して、清潔に対する意識や習慣だけでなく、マナーなどの社会性や協調性、思いやり、そして集中力など、子どもが育っていく上で大切な、さまざまな力が養われます。生活様式や掃除用具は変わっても、こうした掃除の意義は変わらないはずです。

 

小学校に入って初めての年末大掃除、子どもにも何かしらの役割を与えて、毎日学校でやっているぞうきんがけなどの「得意技」が披露できるような機会を作ってみてはいかがでしょうか。

 


舟山先生の連載はこちら

いま、学校は〜現役教員舟山先生の小学校最新事情

 

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子どもと玄関の大掃除をするとキレイ好きになる!?

大掃除、子どもに活躍してもらうには?

ほうき・ちりとりで掃除をさせましょう

 

 

 

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きのかんち「まいぺーす入学準備マンガ」第16回[2016/12/14]

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こんにちは! きのかんちです。

 

今回は、「あいさつ」がテーマです。

 

子どもが小学校に入学したら、お友達や先生に元気なあいさつができるよう、生活の中で少しずつ身につけていきたいですね。

 

でも、子どもによっては人見知りをしてしまったり、恥ずかしがったりする子もいると思います。

 

私自身、人見知りなので、あまり親しくない方に声をかけるのは少し勇気がいります。子どもなら、なおさらですよね。

 

めんこも、幼稚園年中さんの頃から「恥ずかしい」という気持ちが芽生えてきたようでした。(もっと幼いころは、元気にあいさつできていたのですが)

 

小さい小さい声で答えたり、たまに答えず下を向いてしまったり。

 

しばらく様子を見ていたのですが、ある日、恥ずかしい気持ちはとてもわかるということを伝え、そのうえで、めんこがあいさつしてくれたら相手はとてもうれしいということも伝えました。

 

「めんこも、お友達が元気にあいさつしてくれたらうれしいでしょう?」というと、納得してくれたようです。

 

ただ、頭ではわかっていても、すぐに上手にあいさつができるようになるわけではありませんので、まずは私が日々の中で見本を見せようと、普段よりもいろいろな方に声をかけて歩いていた気がします。

 

たまに、上の漫画のようにめんこに注意されながらもあいさつを続けていると、ある日、急にめんこも元気よくあいさつするようになりました。

 

めんこは、「元気にできたでしょ!」とニッコニコでした。

 

現在、小学2年生のめんこですが、今もご近所の方や学校の先生などに元気よくあいさつしています!

 


きのかんちさんのマンガ一覧はこちら

きのかんち「まいぺーす入学準備マンガ」

 

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入学を待つ間の「心の準備」も大切です

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★身長を伸ばすための「睡眠」のポイント[2016/12/13]

 

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こんにちは。『ママノート』編集部です。

 

1回目で、“「寝る子は育つ」というのは本当” とお伝えしたように、睡眠の時間や質は子どもの成長のカギを握っています。

 

今回は、ぬかた小児科クリニック院長 額田 成先生に、身長を伸ばすための睡眠のとり方のポイントを伺います。

 

 

●1日10時間程度の睡眠が理想

 

額田 「大人の生活リズムに合わせて、子どもの就寝時間が遅くなっていませんか?
睡眠時間が短いと、成長ホルモンの分泌量が減ってしまいます。

 

理想の睡眠時間は…

 

■未就学児(幼稚園まで) 10時間以上
■小学校低学年 10時間前後
■小学校中学年、高学年 9時間半程度

 

また、成長ホルモンは、深い眠りのときにたくさん分泌されます。

10時間以上寝ていても、途中で何度も目が覚めたり眠りが浅かったりすると成長ホルモンの分泌量が減ってしまうのです。

 

だから、おねしょ(夜尿)をしないようにと、夜中にお子さんを起こしてトイレに連れて行ってはいけません。夜中に起こされると背が伸びにくくなる可能性があります。

 

(おねしょを防ぐためには、夕方以降の水分のとり過ぎに気をつけてください。夜の尿意を抑える抗利尿ホルモンは、体内に水分が十分にあると、あまり分泌されません)

 

さらに、就寝前に夜食をとると、血糖値が上がることで、成長ホルモンの分泌が悪くなることがわかっています。

 

成長ホルモンを十分に分泌させるためには、就寝2時間前には食事を終えているようにしてください」

 

 

●適度な運動も身長アップにつながる

 

額田 「さらに、日中に適度な運動をしたほうが、睡眠中の成長ホルモンの分泌が高まります。

 

よく、バスケットボール、バレーボールなどジャンプをする運動が背を伸ばす…といわれていますが、特に背を伸ばす効果が高いわけではありません。

 

体をひねる、反らす、曲げるという、まんべんなく動く全身運動が、軟骨に栄養を行き渡らせて関節液の循環をよくし、骨の成長を促します。
子どもたちで、公園で元気に遊ぶのがいいですね。

 

ただし、激し過ぎる運動は、身長の伸びに悪影響を与えてしまうこともあります」

 

 

●身長を伸ばすために一番大切なこと

 

額田 「私はこれまで『身長を伸ばすのに一番大切なことは何ですか?』と質問を受けたら、『それは親の “ビタミンI(愛情)” ですよ』と答えてきました。これは本当です。

 

食事、運動、睡眠など生活習慣を正しても、愛情がなければ子どもはのびのびと成長できません。

 

それは、子どもは精神状態が不安定になると、成長ホルモンの分泌量が減ってしまい、身長の伸びが悪くなってしまうからです。
家ではのびのびとリラックスして過ごせるようにしてあげてくださいね」

 

“心がのびのびできる環境” も身長アップにつながるのですね。

 

額田先生、ありがとうございました!

 

■子どもの低身長が気になる人は…

 

低身長の目安(何センチ以下が心配か)、おもな原因、検査、治療法などの解説は、『ぬかた小児科クリニック』のHPをチェックしてください。

 


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絵本『どんぐりむらのだいくさん』をプレゼント!

 

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代表作『そらまめくん』シリーズ(福音館・小学館)、『くれよんのくろくん』シリーズ(童心社)他多数の絵本作家・なかやみわさんの、大人気『どんぐりむら』シリーズ(学研)の最新刊。どんぐりむらの大工さんは、小さなおもちゃや、園庭の大型遊具、家まで、何でも作る腕利き大工さん。その大工さんがひらめいて作った「みんなのおうち」が完成したが、どう見てもただの家みたい? クライマックスの絵変わりは必見のシリーズ初のしかけつき!

 

この絵本『どんぐりむらのだいくさん』を3名様にプレゼントします!

 

 

応募は締め切りました

 

 

応募締切)2017年1月9日(月) ※発送をもって発表に代えさせていただきます

 

******************:

 

どんぐりむらシリーズ 

『どんぐりむらのだいくさん』

●なかやみわ/作・絵

●定価:本体1,200円+税

●発行所:株式会社学研プラス

★商品情報はこちら

 

 

 

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入学前の子どもの「心の準備」につながる、親からの声かけ

 

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小学校入学まであと数か月となりました。ランドセルなど学校用品などを揃えながら、ワクワク感も高まっているのではないでしょうか。

 
今回は、現役小学校教諭舟山由美子先生に、新入学までの心の準備についてお話をうかがいます。

 

舟山 「入学が近づくと、周りの大人から『春から1年生だね』と声をかけてもらえる機会が増えてくると思います。

 

こういった、周りの大人からの声かけで、子どもの気持ちも高まり、心の準備もできていくんですよ。このとき、しっかりと自分で、あいさつやお礼が言えるといいですね。
 
また、ランドセルや学習デスクなど、入学に向けて学校用品を購入するときは、親だけで決めるのではなく、『どれがいいかな?』とお子さんに聞き、意見を尊重してあげると、心の準備につながると思います。
 
さらに、『新しいランドセルでうらやましいな』、『お母さんも小学校に行ってみたいな』と声かけをすると、お子さんの『小学校は、楽しいところなのかな』と、ワクワク感が引き出され、前向きな気持ちになれます」

 

親としては、どのような心の準備をしておくべきでしょうか?

 
舟山 「例年、小学校の入学式のとき、とくに練習をしていなくても、新1年生は『ありがとうございます!』などと、大きな声であいさつができています。これは、幼稚園や保育園でのご指導のたまものなのだと思います。

 
このように、子どもが大きくなるまでには、親御さんの努力はもちろんですが、親戚、幼稚園や保育園の先生、近所の方など……周りのいろいろな方々からの指導や支えがあったのです。
 
こうした方々に感謝しながら、新しい品々を揃えたりして、一緒にお子さんの入学式を迎えられるのは、とても幸せなことだと思います。

親御さんが、こういう気持ちで過ごしているのは、子どもにも必ず伝わるのではないでしょうか。
 
幼稚園や保育園の卒園式のときは、お子さんの成長を振り返って、とても感動する親御さんが多いと聞きます。
 
子どもにとっても、初めてといえる「別れ」と「出会い」が1か月のうちに押し寄せるこの時期は、一生の中でもきっと特別な時期になるのでしょう。
 
どうか、お母さんたちもこの時期ならではの喜びを味わい、楽しみながら過ごしていただきたいと思います。
 
お母さんが楽しそうだと、子どもも『小学校に行くのが楽しみだな』と思うはずですよ。それが一番大切なことかもしれませんね」

 

子どもが成長できたこと、周りの支えに感謝をしつつ、親子一緒に入学までの心の準備をすることが大切なのですね。

 

舟山先生、ありがとうございました。

 


 

 

 

 
 
 

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★親野智可等の「ママも小学1年生」第19回[2016/12/9]

 

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子どもが幼稚園や保育園のときは読み聞かせをしていたけど、1年生になった頃から読み聞かせをしなくなってしまった、という話をときどき聞きます。

 
私が1年生を受け持ったときも、懇談会でこの話題が出ました。 
お母さんたちの話を聞いていると理由はいろいろあるようです。

 
・小学校の勉強が始まって宿題が出るようになった 
・家庭で通信教材を始めてやることが増えた 
・習い事や塾で忙しくなった 
・親の仕事が忙しくなった 
・何か知らないけど、やたらに追いまくられている感じがしている

 
 
●読み聞かせで本が好きになると、いいことがいっぱい

 

それまで読み聞かせをしてきたのに、1年生になったらやめてしまうというのはもったいないですね。 
というのも、読み聞かせこそ子どもを本好きにするのに最も効果の高い方法だからです。

 
お母さん・お父さんとの触れ合いを楽しみながら、本の世界に浸る時間は子どもにとって至福の時間です。 
それによって本の楽しさを味わいを読書が好きになるのです。

 
読書の習慣が身につき本をたくさん読めばいいことがいっぱいあります。 
まずは、言葉をたくさん覚えるので語彙力が高まります。

 
それによって、文章を読み取る読解力と文章を書く文章力が高まります。 
同時に、話を聞いて理解する能力と話して表現する能力も高まります。

 
すると、国語だけでなく、全ての勉強にいい影響が出ます。 
というのも、全ての勉強は言葉や文章を使って行うものだからです。

 
それにもっと長い目で見たときも、つまり一生涯にわたる影響を考えてみたときも、読書の効果は絶大です。 
読書をする人は自分でどんどん学べる人であり、絶えず成長を続けられる人です。 
どんな仕事をしてどんな生活をするにしても、読書によって得られるものは絶大です。

 
ということで、1年生になって読み聞かせをやめるのはもったいないことです。 
その習慣がある家庭にはぜひ続けて欲しいですし、今までやっていなかった家庭ではぜひ新たに始めて欲しいと思います。

 
 
●万難を排して読み聞かせの時間を確保しましょう

 

実際、私の受け持っていたクラスでも、懇談会で私の話を聞いて読み聞かせを始めたお母さん・お父さんがたくさんいました。

 
私はそのときの懇談会で、読書の習慣をつけることの大切さと読み聞かせの良さを力説しました。

 
そして、「万難を排しても読み聞かせの時間を確保してください。他のことはやめても、読み聞かせは実行してください」とお願いしました。

 
それで、けっこうたくさんのお母さん・お父さんがその気になってくれたのです。

 
 
●読み聞かせで、親も初心に返る

 

そして、後日、実際にやってみた感想を書いてもらいました。

 
・時間が取れないんじゃないかと思っていたけど、やってみるとけっこうできました 
・親も読むのが楽しみになってきたように思います 
・本についておしゃべりする中で、子どもなりにいろいろ考えていることがわかって、子どもを見直した 
・読み聞かせの時間を取るようになったら叱る時間と回数が減ったような… 
・毎日寝る前にやっていたら、子どもの方から催促するようになって、それで続けられました 
・子どもも、怒ってるママの顔を見ているより読み聞かせの顔の方がいいみたいです 
・親もホッとできる時間で、私の精神衛生にもよかった 
・いつもバタバタしていたけど、読み聞かせを始めてから子育ての基本に戻れました。日頃忘れていた初心というか、もっと大切なことが思い出せた気がする

 
 
●さあ、始めましょう

 

さて、もうすぐクリスマスですね。 
プレゼントに絵本を買ってあげて、そこから読み聞かせをスタートするのもいいかも知れません。

 
もちろん、今すぐならなおいいです。

 
「絵本はけっこう高いから…」という場合は、図書館で借りてくるといいでしょう。 
その中で子どもが気に入った絵本があれば、買ってあげて何度も読めるようにしてあげましょう。 

 


前回の記事はこちら

たくさん練習をして臨むドキドキの「校内音楽会」

次回の記事はこちら

年賀状を書いてみよう!

 

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「子どもとコミュニケーションが取れている」と思い込んでいませんか?

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みなさんは、お子さんとコミュニケーションが取れていますか?

 

実は、親の方は子どもとコミュニケーションが取れていると思っていても、子どもの方はそう感じていないということがよくあります。

 

特にママさんたちにありがちなのが、次のような例です。

 

子 「あ~あ、……」

親 「どうしたの? ため息なんかついて」

 

子 「あのね、ママ、今日学校で、隣のゆう君が私にボケって言ってきたの」

親 「え、そうなの? それはイヤだね」

 

 

子 「そうだよ。帰りにもブスって言ってきたんだよ」

 

親 「それも頭にくるね。でもね、そういう子ってどこにもいるよね。ママが子どもの頃もいたよ。まさ君ていうんだけどね。いつも、ママに『バーカ、バーカ』って言ってきたんだよ。自分の方がバカのくせにさ」

 

子 「そうなの? ママもイヤな思いしたんだね」

 

親 「そう、そう。思い出した。聞いてよ。給食のとき牛乳を飲もうとするとそのまさ君がいつも変な顔してきて、とてもじゃないけど飲めないの。無理に飲もうとして吹き出しちゃったこともあったなあ。それで先生に言いに行ったら、また『つげ口するなバーカ』って言ってきて、『こんなやつ大嫌い』って思ったけど、その後も4年間ずっと同じクラスでさあ、本当にイヤだったわ」

 

子 「ママも大変だったね」

 

 

親 「しかも、隣の席になることがよくあって、本当にこういうのを腐れ縁っていうのかな。中学になったら何と同じ部活になっちゃって、『え~、こいつ同じクラブ? やめようかな』って思ったよ」

 

子 「部活も同じじゃイヤだよね」

 

親 「ところがね。部活で一緒に練習してたら、いろいろ親切にしてくれることもあって、重い物を持ってくれたりとか……。もともと面白いやつだったし、そんなにイヤじゃなくなってきたの。あれって、不思議だなあ」

 

子 「ふ~ん、そうなの……」

 

親 「あいつ、今どうしてるかな?懐かしいなあ」

 

子 「……」

 

親 「さあ、元気出して。夕ご飯食べよう!」

 

子 「……」

 

 

親の方はたっぷりしゃべって気持ちがすっきりしたかも知れません。

でも、子どもの方はどうでしょう?

 

親に聞いて欲しかったことがたくさんあったはずですが、ほとんど何も言えませんでした。

これでは、子どもはストレスを溜め込んでしまいます。

 

このように、親がたくさんしゃべって子どもが聞き役になっているというケースはけっこうあります。

 

このようなケースの場合、親は子どもとコミュニケーションが取れていると考えている可能性が高いです。

 

なぜなら、自分はたっぷりしゃべって、子どもがよく聞いてくれているからです。

 

みなさんの家庭はどうですか?

ぜひ、一度振り返ってみてください。

 

 

ちなみに、これは親子関係だけでなく、夫婦、友人、職場の同僚、上司と部下など、人間関係のあるところではどこにおいてもこういうことが起こり得ます。

 

特定の人だけがたくさん話して、何も話せずにいる人はいませんか?

話せている人は「コミュニケーションが取れている」と思い込んでいます。

 

でも、他の人はそう思っていないかも知れません。

もっと自分の話も聞いて欲しいと思っている人がいるかも知れません。

 

そういう人がいたら、上手に水を向けてあげて、話を引き出してあげてください。

 


親野先生の連載はこちら

「これで安心! 親野智可等の子どもを伸ばす親の習慣」

 

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★身長を伸ばす食事の栄養はカルシウムだけじゃない?[2016/12/9]

 

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こんにちは。『ママノート』編集部です。

 

前回の、『身長を伸ばす俗説のウソ・ホントを判定!』はチェックしていただけましたか?読んでみると「へぇ~そうだったの」「なるほど」と思うことも多いはず!

 

今回は、子どもの身長を伸ばす食事法について、ぬかた小児科クリニック院長 額田 成先生にお話を伺います。

 

 

●まず必要なのは、たんぱく質!

 

額田 「身長を伸ばすためには、五大栄養素の炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルのバランスがよい食事をとることが基本です。

 

その中でも欠かせない栄養が、たんぱく質。骨、筋肉など体をつくる材料となり、成長ホルモンの分泌を促す働きも持っています。
たんぱく質が豊富な食品には、肉類、魚類、卵、豆類、乳製品などがあります。

 

クリニックの外来で子どもたちの食事内容を問診すると、昼食、夕食ではたんぱく質がとれている一方、朝食、おやつでたんぱく質が不足しているケースが多く見られます。

 

例えば、朝食は、パン、ごはんなど炭水化物に偏らないよう、たんぱく質を含む、卵料理(ゆで卵、目玉焼き)、牛乳をプラスするといいですね。

 

また、育ち盛りの子どもにとって、おやつは食事と同じぐらい大切なものです。『おやつ=お菓子』ととらえず、チーズ、ヨーグルトなどを取り入れてもよいでしょう」

 

 

●カルシウムで骨を丈夫にする

 

額田 「カルシウムは、骨を丈夫にして子どもの身長アップを助けます。

 

カルシウムの1日の推定平均必要量は、大人(30~49歳)が550mg、子ども(10~11歳)の場合は600mgとされています。

 

つまり、育ち盛りの子どもは、大人以上にカルシウムが必要だということです。

 

【カルシウムの推定平均必要量】

 

●3~5歳  (男性・500mg) (女性・450mg)
●6~7歳  (男性・500mg) (女性・450mg)
●8~9歳  (男性・550mg) (女性・600mg)
●10~11歳 (男性・600gm) (女性・600mg)
●12~14歳 (男性・800mg) (女性・650mg)

 

出典/五訂増補食品栄養成分表より

 

カルシウムを多く含む食品には、牛乳、チーズ、干しえび、しらす干し、煮干し、ひじき、小松菜などがあります。

 

その他、身長を伸ばすために必要なミネラルには、骨の軟骨細胞の分裂を促す働きがある亜鉛、カルシウムの吸収と代謝を調節するマグネシウムがあります」

 

 

●少食でたくさん食べられない場合は?

 

額田 「栄養バランスのとれた食事を用意しても、子どもが少食でたくさん食べてくれない…というケースもあるのではないでしょうか。

 

少食には、おもに下記のような原因が考えられます。当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

 

□運動不足、過度な運動
□夕食のときに眠くなる
□お菓子の食べ過ぎ
□牛乳の飲み過ぎ
□偏食に気を使い過ぎる
□味覚障害
□食事中に気が散る(テレビがついている、オモチャが近くにある、など)
□便秘、不規則な排便
□親や兄弟が食べるスピードが早い

 

とはいえ、『○○を食べなさい』『たくさん食べなさい』などと口うるさく言い過ぎると、子どもはストレスを感じるものです。

精神的なストレスは、成長ホルモンのバランスにも影響します。家族でゆったりと食事を楽しむことも意識してくださいね」

 

育ち盛りの子どもの成長にとって、1回1回の食事がとても大切なのですね。

 

次回のテーマは、「身長を伸ばすための睡眠」です。ぜひチェックしてください。

 


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★身長を伸ばす俗説のウソ・ホントを判定![2016/12/8]

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こんにちは。『ママノート』編集部です。

 

成長の個人差が大きい小学1年生、身体測定で「前より身長が○cm伸びた!」と成長を喜ぶ子がいる一方で、同じ学年の子と比べて身長が低いと、心配になる方もいらっしゃいますよね。

 

そこで『ママノート』では、3回にわたり、子どもの身長を伸ばす方法についてお伝えします。

 

早速、具体的な方法は…と、説明したいところですが、その前に!

 

子どもの低身長の専門外来を行う、ぬかた小児科クリニック院長 額田 成先生は、「身長を伸ばす方法について、間違った俗説に惑わされている人が多い」とおっしゃいます。

 

今回は、その俗説のウソとホントについてズバリ判定しながら、身長が伸びるしくみを解説していきます。

 

 

「子どもの身長は親からの遺伝だけで決まる?」

 

⇒ウソ!

 

●遺伝だけではなく、生活習慣も影響する

額田 「子どもの身長は、親からの遺伝が大きく影響しますが、生活習慣を変えることで伸ばすことが可能です。

 

実際に、『両親は背が高いけど、子どもの背は低い』、『両親は低いけれど、子どもは大きく成長した』というケースも見られます。

 

身長を伸ばすために、最初に覚えていただきたいキーワードは、 “成長ホルモン” (脳の下にある脳下垂体から出るホルモンの一種)です。

 

成長ホルモンの分泌を促す生活習慣(食事、睡眠、運動など)が、子どもの身長アップにつながります」

 

 

「牛乳さえ飲んでいれば身長は伸びる」

 

⇒ウソ!

 

●牛乳を毎日飲んでも、それだけで身長は伸びない

額田 「牛乳に豊富に含まれるカルシウムには、骨を硬く丈夫にする働きがあります。とはいえ、 “牛乳さえ飲んでいれば背が伸びる” というのは間違いです。

 

『身長を伸ばす=骨を伸ばす』ということ。
肉類、魚介類、豆類、卵、乳製品などに豊富に含まれる “たんぱく質” が、骨をつくる材料になります。

 

下の、身長増加のメカニズムの図を見てください。

 

2

 

※出典/ぬかた小児科クリニックHPより

 

骨の末端には成長線(骨端線)と呼ばれる、柔らかい軟骨細胞が集まってできた組織があります。
この軟骨細胞を増やす働きのあるのが、たんぱく質です。

 

成長ホルモンの働きかけや運動による刺激によって骨が伸び、その結果、身長が伸びるのです。

 

たんぱく質で骨をつくり、カルシウムで骨を丈夫にしてこそ、健やかに背を伸ばすことが可能です」

 

 

「寝る子は育つ」から、睡眠が大事!

 

⇒本当!

 

●夜間、就寝中に成長ホルモンが多く出る

額田 「身長を伸ばすために必要な “成長ホルモン” は、昼間よりも夜間、就寝中に多く分泌されます。

 

夜遅くまでテレビをだらだら見ていたり、テレビゲームがやめられなかったり…夜型の生活になっていませんか?

 

睡眠時間が短いと、成長ホルモンの分泌量が減って、身長の伸びが悪くなる可能性があります」

 

なるほど! 身長を伸ばすためには、子どもの頃の生活習慣が大きく影響するのですね。

 

次回は、食事方法について詳しくご紹介します。

 


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★クリスマス飾り手作り「雪の結晶ガーランド」[2016/12/7]

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前回は、紙雑貨作家*あおのさんにクリスマスツリーに飾る『プレゼントボックスのオーナメント』の作り方をご紹介いただきました。

 

今回は、ツリーに巻きつけて飾る『雪の結晶ガーランド』の作り方を教えていただきます。

 

 

糸に貼り合わせていくだけ!

雪の結晶ガーランド

 

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【用意するもの】

白いコピー用紙(A4)…1枚

雪の結晶の形のクラフトパンチ

白い糸(長さ約70~80cm)…1本

 

 のり

 

【作り方】

 

1.画用紙をパンチで雪の結晶の形に抜く

画用紙を雪の結晶のクラフトパンチで26~30個くらい切り抜く。

 

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2.糸に雪の結晶を貼り合わせる

(1)の雪の結晶を2枚1組にし、糸を挟むようにしてのりで貼り合わせる。

 

1175_img_04

 

 

同様に、等間隔になるように貼り合わせれば完成。

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オーナメントとガーランドをクリスマスツリーに飾る

 

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第1回目で作った『クリスマスツリー』に、2回目の『ボールオーナメント』、3回目の『プレゼントボックスのオーナメント』、今回の『雪の結晶ガーランド』を飾りましょう。

 

オーナメントを飾る位置を決めたら、下写真のようにクリスマスツリーのギザギザの先に切り込みを入れ、ひもを引っ掛けます。

 

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仕上げに雪の結晶ガーランドをぐるぐると巻きつけて。

作ったオーナメントやガーランドは、ほかのクリスマスツリーの飾りとしても使えます。

手作りの飾りなら、よりクリスマス気分が盛り上がりそうですね。

 

ご紹介したクリスマス工作は、紙の「平面」から「立体」に仕上がっていくので、子どももワクワクしながら取り組めるはずです。ぜひ参考にしてください!

 


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