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生活・しつけ
年長 2015年11月18日の記事
☆学校が楽しみになる絵本はこれ![11/18]
《入学準備におすすめの絵本 後編》 ママの読み聞かせが「話を聞く姿勢」を作ります
前回は、入学までに身につけておきたい「集中力」や「人の話を聞く力」を身につけるのに役立つ絵本を、子育てアドバイザーの野田友子さんに教えていただきました。
今回は引き続き「自分の意見を言える力」を育てる絵本や、「学校が楽しみになる」絵本をご紹介します。
●「自分の意見を言える力」を育てる絵本
「はなのあなのはなし」文/絵:柳生弦一郎(福音館書店)
「歯がぬけた」作:中川ひろたか 絵:大島妙子(PHP研究所)
「おへそのあな」作:長谷川義史(BL出版)
野田 「自分の意見をなかなか言えない子というのは、自分のことを話すのが苦手。そういう子には、体をテーマにした絵本がおすすめです。鼻の穴とか、おへその穴とか、体の話はユーモアがあって楽しめるし、誰にでもあるものだから興味が持てて話しやすいんです。
だから読んだ後に『○○ちゃんのおへそはどんな形?』『鼻の穴は大きいかな?』なんて、いろいろ意見を聞いてみるといいでしょう。どんなに無口な子でも『僕の鼻の穴、丸いよ』なんて、見たままのことだからためらわずに話せるんですね。
声に出して読みやすいという点もポイントです。話をするのが苦手な子は声を出すのに慣れていないということもあるから、音読しやすい絵本で声を出すトレーニングをするのもいいですよ」
●学校が楽しみになる絵本
「落語絵本 じゅげむ」作:川端誠(クレヨンハウス)
「じごくのそうべえ」作:田島征彦(童心社)
「ことばあそびうた」詩:谷川俊太郎 絵:瀬川康男(福音館書店)
「あいうえおうさま」文:寺村輝夫 絵:和歌山静子(理論社)
「おおきくなるっていうことは」文:中川ひろたか 絵:村上康成(童心社)
野田 「学校生活そのものを取り上げた絵本も数多くありますが、ここでは言葉のリズムを楽しめる絵本をご紹介したいと思います。なぜなら、学校で最初の頃に習う国語の教科書は繰り返しの文章が多いからです。これらの絵本を読むことで『学校の勉強ってこういうことをするんだ。難しくないんだ』ということがきっと理解できるのではないかと思います。
『じゅげむ』や『じごくのそうべえ』なんて、リズムがあってどんどん読めてしまいますし、『ことばあそびうた』『あいうえおうさま』は、節をつけて歌いながら読んでも楽しいですね。
どれも声に出して読みやすいので、ひとつ前の『自分の意見を言える力』を育てる絵本としてもおすすめです。
『おおきくなるっていうことは』は、言葉のリズムの本とは別のジャンルですが、成長する喜びをわかりやすく伝えてくれる内容です。『入学することは。大きくなるっていうことなんだよ』というメッセージが伝わるといいですね」
さっそくいろいろ絵本を揃えたくなりました。
野田さん、ありがとうございました。
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