鈴木さや子
ファイナンシャル・プランナー。
CFP。国内損害保険会社に勤務した後、退職し2人の娘さんを出産。育児をしながら独学でFP資格を取得。
個人のマネー相談を受けるほか、コラム執筆、ママ向けのセミナーも行なっている。
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生活・しつけ
小学1年生 2015年10月29日の記事
子どもに“おこづかい”を渡すかどうかの選択は、家庭によって異なるようです。
金融広報中央委員会が行った「子どものくらしとお金に関する調査」(平成22年度)では、約8割の小学校低学年の子どもが「おこづかいをもらっている」と回答。
また、おこづかいのもらい方では、「ときどき」が6割弱で、その金額で最も多かったのが「100円」でした。(月に1回の場合の最頻値は500円)
子どもにおこづかいを渡すことは、金銭教育の面でどのようなメリットがあるのでしょうか?
2人の娘さんのママでもある、ファイナンシャル・プランナーの鈴木さや子さんにアドバイスいただきました。
●日常生活で子どもが現金を目にする機会が減っている!?
鈴木 「お子さんからお菓子やオモチャをおねだりされて、仕方ないなぁ……と、お金を出した経験はありませんか?
小さな子は、“使えるお金には上限がある”ということをまだ理解できないものです。
また、最近はクレジットカードや電子マネーで買い物をする人も多いので、子どもが現金払いでおつりのやり取りをする様子を目にする機会が減っているようです。
子どもは、親が買い物している様子をよく見ていますので、何でも買える魔法カードのように感じているかもしれませんね(笑)。
だからこそ、”お金は働いて得られる大切なもので、使える額には限度がある”ということを家庭で伝えていきましょう。
そのための金銭教育の1つの方法が“おこづかい”です。
家庭によって考え方に違いがありますので、毎月おこづかいを渡さなくても、買い物のお手伝いをお願いしたり、お年玉の使い道を一緒に考えたりして、お金を計画的に使う練習をすることもできます」
●小学生から家庭でお金の教育を
鈴木 「子どもが責任を持っておこづかいを管理することで、“使えるお金には上限がある”ことが自然に理解できるようになります。
子どもは中高生になると行動範囲が広がり、友達と遊びに行ったりして使うお金の額が多くなるものです。
反抗期に入ると、親子でじっくり話をするのが難しくなることもあります。だから、小学生の頃からお金の計画的な使い方を伝えてきたいですね。
おこづかいの管理を子どもに任せることで、お金の使い道の優先順位を決めたり、大きな額の欲しいものを買うためにお金を貯めたりするなど、やりくりの練習ができます」
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