日本FP協会会員 CFP®〈サーティファイド ファイナンシャル プランナー〉。
国内損害保険会社に勤務した後、退職し2人の娘さんを出産。育児をしながらFP資格を取得、開業。
個人のマネー相談、企業での女性向け講演のほか、コラム執筆、ママ向けセミナーも行なっている。株式会社ライフヴェーラ代表取締役
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週末・その他
小学1年生 2016年12月22日の記事
こんにちは。ファイナンシャルプランナーの鈴木さや子です。
私は、ママが楽しく家族と暮らしていく上で知っておくと良いお金の知識を、セミナーや執筆、また個別相談などで発信し、家庭もママ自身も、より満足度の高い生活を過ごしていけるようサポートをしています。
このコラムでは、小学生ママに知っておいて欲しいお金の情報をお届けしています。ちなみに私自身も小学生ママ8年目! 一緒に学んでいきましょう。
■子どもの金銭教育のために! お年玉の使い方・貯め方を話し合おう
もうすぐお正月ですね。子ども達にとって、お正月は「お年玉」がもらえるうれしいイベントでもあります。
このお年玉ですが、次のどれかに思い当たる小学生ママはいらっしゃいませんか?
・お年玉をもらったら、すぐにポチ袋ごと親が預かる
・お年玉を子どもがいくらもらったのか把握していない
・お年玉を子どもに渡しっぱなしにして何に使ったか知らない
ひとつでも思い当たるママは、ぜひ今度のお正月に、お年玉を金銭教育のツールとして活用してみてください。今回はその活用のコツをお話しします。
■お金は使って幸せになるもの
日頃、おこづかいをもらっていなくても、年に一度のお年玉はもらっているという小学生は結構多いもの。そうした場合、このお年玉をもらうことは、その子にとって唯一の「“僕(私)のお金”と触れる機会」です。
これを機に、ぜひ、お金とは自分が笑顔になれることに使うツールであることを教えてあげましょう。
本来、お金とは貯めなければいけないものではなく「使うもの」。
お金に触れさせ、「使う喜び」を体験させることが大切です。
「そのお金でこの1年間、自分が幸せでいられる使い方ってなんだろう」と、一緒に考えてあげると良いですね。
たとえば、子どもが欲しいゲームソフトが何本かあるとします。
お年玉全部を一度に使い切るのではなく、「その中でいちばん欲しいのはどれか」子どもに考えさせて優先順位をつけたり、1年を通して、いつ、何にいくら使うのか計画を立てたりしてもいいですね。
■子ども名義の口座に入れてみよう
お年玉の使い道を考えるときは、その選択肢のひとつとして「とっておく」というのも子どもに教えたいもの。同じ管理でも、ママが預かるのではなく、出来れば子ども名義の銀行口座をつくってあげてください。
しかも一緒にATMにお金を入れに行き、操作をさせると、子どもも「お金はとっておける」ことを理解します。しかも自分の名前入りの通帳なので、子どものテンションもあがりますよ。
小学校高学年の場合は、少し高額なモノが欲しい子どももいるでしょう。その場合は、「お年玉からいくらとっておき、日頃のおこづかいからいくらずつ貯めれば、何か月後に買えるか」という貯金計画を、ぜひ親子一緒にしてみてくださいね。
お金を大切に使う心、管理するコツ、そして貯めたお金で欲しいモノを買う満足感も伝わると思います。
■お年玉を1年間のおこづかいにしたいご家庭は
定期的なおこづかいはあげずに、お年玉を丸々1年間のおこづかいとして渡しているご家庭も結構多いと感じています。
その場合の注意点は3つ。
・子どもにもお年玉をおこづかいとしてあげること(お正月には大きな額のモノは買えないこと)を納得させる
・その上で親が預かり、定期的におこづかいを渡してあげる(丸ごと渡しっぱなしにしない)
・おこづかいの使い道を明確にする(趣味や遊び関係のモノは子どもが買うなど)
そして、お年玉をもらったときには、いただいた相手に対して必ず感謝の気持ちを子ども自身から伝えることを忘れずに。
そのお金は、下さった方が働いて得た大切なお金であることを伝え、よく考えて大切に使うよう教えてあげたいものですね。
鈴木さや子さんの連載はこちら
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国内損害保険会社に勤務した後、退職し2人の娘さんを出産。育児をしながらFP資格を取得、開業。
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