山口麻里子
千葉の家事代行サービス代表。千葉県北西部を中心に、掃除をはじめ、片づけ、洗濯、料理など、あらゆる家事を代行。4〜9歳くらいの子とお母さんを対象に子どもの掃除教室も行なっている。
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生活・しつけ
小学1年生 2017年12月6日の記事
年末恒例の大掃除も、子どもが手伝ってくれるようになると、ママとしては大助かりですね。でも、1年生だと、どこまでまかせられるのでしょうか。家事代行サービス業の山口麻里子さんに、子どもが掃除しやすいやり方や場所についてアドバイスをいただきました。
年末の大掃除では、幼児の頃はとにかく邪魔さえしなければいいという程度でした。でも、小学生になれば、そろそろ「戦力」として期待もできようになるのではないでしょうか。
「大人とまったく同じ作業は無理でも、子どもに適したお掃除環境を作ってあげると、かなり親御さんの手助けになるのではないでしょうか」。
そう話すのは、自宅で、お客様のお子さんを対象に子ども向けのお掃除教室を開いていた山口麻里子さん。
「私が開いていたお掃除教室は、年中さんから小学3年生くらいの子が対象だったのですが、最初は遊び半分で参加している子でも、一からきちんとやり方を教えると真剣にお掃除を始めます。参加後も、子どもが掃除を手伝ってくれるようになったという声もたくさん聞かれますよ」(山口さん)
ちなみに、最初に率先して始めるのが女の子。男の子は、最初は面倒くさいと言っていても、途中からどんどん作業に夢中になっていく傾向があるのだとか。
子どもが大掃除に参加できるようにするには、準備も大切です。山口さんによると、そのポイントは次の3つ。
1 マスク着用と換気を忘れずに
掃除をしていると、たくさんほこりを吸い込むことに。時期的に風邪などの原因にもなるのでマスクは必ず着用を。また。お掃除をしている間は、換気をよくするために窓を開けておきましょう。
2 まず部屋を片づけてから掃除を
部屋の掃除をするときは、ある程度片づけてから掃除を始めることがお掃除の基本。物が片づいていない状態で掃除をしてもやりにくいし、特に子どもが掃除をする場合、片づいていない状態では、汚れやゴミは取りきれません。ある程度、部屋が片づけてから始めれば、子どもも思う存分掃除に集中することができます。
3 道具は子どもサイズでそろえる
掃除道具は基本的に大人が使うことを前提にしていますから、子どもにはとても使いにくいもの。うまく扱えない道具で掃除をしていても、すぐに嫌になってしまいます。
とはいえ、すべてを買いそろえる必要はなく、家にあるものを利用すれば、子どもが使いやすいお掃除グッズを用意することができるのだとか。
「例えばドライモップは、柄の長さが調節できるものが便利ですが、それがない場合は、モップの柄にセットせずシートだけ使えばOK。子どもにとっては柄を持ってふくよりも、自分の手に直接シートを持って使うほうがやりやすく、きれいにふき取れます」(同)
また子ども用の軍手があれば、手にはめて家具や家電の上のほこり取りも楽しみながらできます。ぞうきんは、厚手のものだと子どもの手では絞りづらいので、古くなったフェイスタオルなどを2分の1くらいの大きさに切ったものを使うとよいのだそう。細かいところの汚れ取り用には、綿棒やつまようじなどがおすすめです。
「かわいい色のバケツやバスケットなどの入れ物に、その子専用のお掃除グッズとしてまとめてあげると子どもは喜びますよ」(同)
これなら、子どものお掃除意欲もアップしそうですね。後編では、子どもが掃除をしやすい場所などについてお聞きします。
(取材・執筆:坂本洋子)
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