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生活・しつけ
年長 2013年11月20日の記事
☆子どもにお金の価値を伝える方法とは?
《子どものマネー教育 2 》 親のお金の使い方や価値観を伝えることで、子どもはお金を理解していきます。
前回はお金の大切さがわからない子どもが増えている現状を、子どものマネー教育に取り組むキッズ・マネー・ステーション主宰の八木陽子さんにお話しいただきました。
八木さんは子どもがお金の仕組みや価値を学ぶ第一歩として、「親が自分のお金の使い方を教えることが大切」といいます。
それについて、くわしくうかがいました。
●子どもに買う・買わない理由を説明する
お金の使い方について、いつ、どのように教えればいいのでしょう。
八木 「子どもに何かを『買って』とねだられることは、どのご家庭でもよくあることですよね。
その際、買えないときには、ただ『ダメ!』と言ったり、おざなりに買ってあげたりして、終わらせていませんか?
そこで買う・買わないの理由を、子どもにきちんと話していけばいいのです。
自販機のジュースを買わない理由は、『水筒を持参しているから』とか、お菓子を買わない理由は、『家に、健康を考えたお菓子があるから』とか、簡単な説明でかまいません。
それによって、お金は限られている中で、買う・買わないを取捨選択していくものだということを、子どもは理解していくのです」
家庭によって、取捨選択の基準には差がありますが…。
八木 「はい。『ゲームは目が疲れるから買わないけど本は買う』など、親の価値観によって異なると思います。
でも、その価値観を伝えるというのが、大切なことなんです。
それがお金は優先順位をつけ、考えながら使うものだという学びになるからです。
マネー・センスがあるというのは、お金の使い方にメリハリがつけられるということ。
なんにでもつかいすぎたら破綻してしまいますし、つかわなさすぎでは生活の満足度が低くなります。
子どものうちから価値観による買い方を知ることで、メリハリのつけ方がわかっていくのです」
●生活の中で根気よくメリハリを教える
お金のことは日常生活の中で、子どもにまめに伝えることが大切ですね。
八木 「本当に、積み重ねだと思います。
買わない理由を説明しても子どもはまったく納得してくれない、ということの連続だと思いますが(笑)、根気強く教えていくことは、決してムダにはなりません。
また、ふだんから特別な日とそうでない日があるということを、子どもに自覚させるようにするといいですね。
たとえば、おじいちゃん・おばあちゃんの家に行った日は何かを買ってもらえたり、寝る時間が遅くなるのが許されたりというご家庭も多いでしょう。
それは、特別な日だからです。
いつも思い通りになるわけではないことを知るのは、マネー・センスを身につけるうえでも有益なことです」
生活にメリハリをつけることが、メリハリあるお金の使い方にもつながっていくのですね!
次回は小学校入学時から始めることも多い、おこづかいのあげ方についてお聞きします。
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