休み時間もひとりでいることが多いようです

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こんにちは、現役小学校教員の舟山由美子です。

お子さんが学校でひとりで過ごすことが多いと聞くと、心配する親御さんがほとんどです。ひとりでいることが好きな子に対して、大人は「ひとりぼっち」「友だちがいない」という見方をしてしまいがちですが、はたして本当にそうなのでしょうか。

 

 

Q.ひとりが好きな子、もう少し社交的になってほしい

 

うちの子はひとりでいるのが好きなタイプで、休み時間なども放っておくと1人でいるそうで、特に仲のいい友だちもいないようです。

 

担任の先生からは「よく周りが見えているし、自分できちんと考えて行動できるということです。個性と考えて気にしないほうがいいと思います」と言われましたが、親としては心配です。嫌がられるとわかっていても「今日は誰と遊んだの?」などとしょっちゅう聞いてしまいます。

 

もともとそれほど社交的ではありませんでしたが、だんだん友だちもできてくるだろうと心配していませんでした。でも4月からは3年生なので、「このままでいいのかな?」と思うようになってきました。もう少し社交的になるために親ができることはあるでしょうか?

 

(ペンネーム みろたん)

 

 

A.「あるべき枠」にあてはめずに子どもを見守りましょう

 

ご相談文からは、兄弟姉妹がいるかどうかわからなかったのですが、お子さんは一人っ子でしょうか。小学校入学前からそんな感じであったということですね。きっとお母さんご自身は、友だちと一緒にいることが多いお子さんだったのですね。

 

実は、この相談コーナーを担当させてもらっていると不思議なことがあるのです。

 

今まさに読んでいる本や、記事や、見たテレビ番組が、あるいは自分のクラスで抱えている問題・課題が、そのときにいただいている相談に対する答えのようなものになるのです。

 

これは「共時性」というらしいのです。きっと無意識のうちに関連した事項を探しているからかもしれないのですが、相談文を読ませていただく数日前から手に取って読んでいた本の中に、私の回答の指針が示されているように感じることがあるのです。

 

読んでいた本は、岩波ジュニア新書『大人になるっておもしろい?』(清水真砂子著)で、著者は『ゲド戦記』の翻訳も手がけた児童文学者です。

 

児童・生徒(特に思春期と呼ばれる人)に対して、「怒れ! 怒れ!」と応援したり、けんかってそんなにいけないことなのだろうかと問うたり、「ごめんね」「いいよ」の氾濫(はんらん)(保育園・幼稚園や小学校でよく行われること)の気味悪さを語ったり、生意気っていけないことなのか、「沈黙」も表現である……などと綴っています。

 

その中で「ひとりでいるっていけないこと?」という章があります。

 

まさに、ご相談者のお悩みです。興味がわいたようでしたら、ぜひそれを読んでいただいたほうが早いのですが、要約すると、著者の言葉でいうところの「独り居(ひとりい)」でいることで自分自身の内なる心の声に耳を澄ますことができるし、ひとりになるのを恐れ恥じてグループにつこうとするとき、自分の内側の声にふたをしてしまうことがある、と言うのです。

 

『ベーグル・チームの作戦』というアメリカの児童書の引用として「成長のほんの一部分だけが、みんなの前と家族の前で起こる。あとの大部分がひとりでいるときに起こる」ともあります。そして同時に読書の森に分け入る価値も語っています。

 

親も教師も子どもに対しては、「あるべき枠」をはめてしまいがちだとおっしゃりたいのだと思いました。

 

今、ほとんどの小学校の教員は、ひとりでいる児童に「みんなと一緒に遊んで来たら?」と言うと思います。子どもは元気で外遊び!という「枠」をもっているからです。そう考えると、お子さんの担任の先生は、娘さんのことをよく見ておられると感じました。

 

私はよく子どもたちに、「仲がよいのと、群れているのとは全然違う」と言います。

 

相談者のお子さんは、群れるのが嫌なのかもしれません。本を自分のペースで読んだり、ひとりでいたりするときのほうが、みんなでいるときよりもたくさんの言葉が浮かんでいるのかもしれませんね。

 

お母さんは、「今日は誰と遊んだの?」と尋ねるのではなく、「学校でどんなことを考えているの?」「どんな本を読んでいるの?」と尋ねてみてはどうでしょうか。もしかすると、お母さんがもっている「枠」をはるかに越えるものを持っているお子さんかもしれません。

 

そんなお子さんには、数は少なくても、同じ価値観をもった友だちができると思います。

 

それは3年生のときかもしれないし、そのずっとあとなのかもしれませんが、担任の先生がおっしゃった「よく周りが見えているし、自分できちんと考えて行動できる」子という見立てを信じてよいのではないでしょうか。

 

 


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★登校班をよりよくするためには?[2016/4/8]

登校班その2

 

前回は、登校班に関しての、1年生ママたちが体験したエピソードをご紹介しました。選ぶことのできない登校班だけに、ちょっとした問題が親子の不安や心配につながるようです。今回は、小学校現役教諭で「きいて、おしえて、舟山先生!」でおなじみ、小学校現役教諭の舟山由美子先生に、登校班のあり方や関わり方についてご意見をうかがいました。

 

 

●登校班は本当に必要?

 

登校班でのトラブルや心配事を抱える人もいるようですね。

 

舟山「私自身は、ここ何年も登校班のない学校に勤務しているので、細かい事情がわかっていない点もあるかもしれませんが、個人的な意見として、そもそも登校班は、誰にとって必要なのかという課題があると思います。学校もPTAも、ずっと登校班という体制でやってきたので、特に必要性を考える機会もなく続けている所もあるのではないでしょうか。地域によっては警察の交通安全課との協定などの関係もあるのかもしれません。登校班での通学を義務感でやっていると、大人も子どもも、前回紹介された事例のようなことになるのではないかと思います」

 

どうしても登校班を変えたいという場合、どこに言えばいいのでしょう? また変更は可能なのでしょうか

 

舟山「登校班の管轄は学校の場合も、地域の場合も、PTAの場合もあり、学校によってそれぞれ違います。変更が可能かどうかはそれぞれで違ってきますが、まずはその管轄しているところに伝えましょう。学校に言うより、PTAの方に言うことのほうが敷居が高いと感じる人が多いのではないでしょうか。

 

ただ、登校班を学校主催でおこなっている場合でも、実際には、保護者の不満や心配といった意見はなかなか表に出てこないものです。不満が潜在化していて、だからこそ、やる気の見えない児童も出てくることになるのだと思います」

 

 

●一度、登校班の本来の目的を考えてみては

 

高学年ばかりになったり、班長さんが4年生など、班のメンバーが偏ってしまうのもお母さんとしてはちょっと不安です。

 

舟山「登校班の目的は、安全な『登校』のみといえます。ですから、高学年の責任感が生じるのは副産物ととらえてはどうでしょう。そもそも高学年の子は、成長するにつれて、自分のペースで歩きたがるものです。それなのに、下の子のめんどうを見ろとなると、いやがる子がいて当然といえるでしょう。

 

だからこそ、“大人の役目”が必要になってくるのです。不満や不安から、ただ文句を言っているのでは建設的でないし、子どもの見本になれません。どうしても納得がいかないという場合は、一度大人側、つまり学校・地域・PTAの『不満』や『不安』を突き合わせて、本来の目的を確認してみてはどうでしょうか。

 

場合によっては(安全が確認されれば)登校班はやめてもいいという判断もあると思います。児童が一人で登校できるために、保護者が辻々に立って安全を見る『旗振り当番』がある学校もありますし、区によっては予算が出て、シルバー人材派遣の皆さんが『交通安全誘導員』となっているケースもあります。要は、そこまで覚悟を決めて、大人が動けるのかということなのだと思います」

 

 

●保護者それぞれが登校班に対してできることって?

 

今現在、自分の子の登校班の状況を変えていくとしたら、親はどんなことができますか?

 

舟山「これまでの私の経験から、登校班がうまく機能していた学校は、高学年の子は意欲的な子が多いですね。また、時間に余裕がある保護者が入れ替わり立ち替わり、一緒について来て、見守ってくれていました。そして高学年に『いつもありがとう』と言ってくれたり、やんちゃな1年生に『6年生の言うことを聞こう!』と注意してくれたりしました。また、お母さんだけでなく、ちょっと時間ができたお父さんも参加してくれることもありましたね。それらを、強制的な当番でなく、それぞれができるときにやることができれば、雰囲気がかなりよくなるように思います。

 

地域の見守り体制ができている登校班で、登校時に家の玄関あたりで、積極的に声をかけてくださることもあります。

 

このようにその地域の保護者がそれぞれ少しだけ手を貸すことで、大きく変わることが多いと思います。それが『子どもの“防災”は、大人の問題である』と言われるゆえんなのだと思います」

 

地域の一員として、登校班の子どもたちを見守っていく姿勢も必要なのですね。

舟山先生、ありがとうございました。

 

 


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☆学童保育を上手に利用して「小1の壁」を乗り越えよう[2016/4/5]

 

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いわゆる「小1の壁」の乗り越え方について、前回のお話では入学後の子どもの負担や変化を考え、可能であれば仕事をセーブするのが理想的ということでした。でも、職場に対してどのようにして理解を得ればいいのでしょうか。引き続き認定NPO法人「あっとほーむ」の小栗ショウコさんにうかがいます。

 

 

●仕事への意欲を示しつつ、周囲の理解を促す

 

子どもが入学しても、しばらくは仕事をセーブしたほうがいいということでしたが、これまで育休を使って時短勤務をしていた後だけに、これ以上、セーブしにくいという方も多いのではないでしょうか。

 

小栗 「たしかに、子どもが1年生になると、『もうできるよね』とばかりに、職場の人がいっぱい仕事を振ってくるかもしれません。職場のほとんどの人は、1年生の子どもがどういう状況になるかわかりません。ですから、入学前からあらかじめ相談しておくとよいと思います。

 

1年生になると、預かってもらえる時間が短くなるのに加え、心と体のバランスがとれないことも多い時期なので、子どもの調子が崩れることもあるということ。そういう状態が、1年生の夏くらいまで、長いと1年間くらい続く可能性があること。その間は子どもをフォローしたいので、早く帰らせてもらったり、残業できないこともあると思う……と、子どもの気持ちと体の面から説明をしていくと、理解を得やすいのではないでしょうか。

 

それに加えて、自分としては、『子どもの様子を見ながら少しずつ仕事を増やしていって、1年後、2年後にはこういう仕事の仕方をしたい』という自分なりの見通しや計画を伝えておくといいでしょう。これによって『自分はこの職場でこれくらい役に立ちたいと思っていて、できる限りのことはやっていきたい』という意欲も伝わります。

 

さらに、現状は残業ができないという前提でも、自分がミスで遅れそうなときやどうしても自分がいなければいけない、そんな『いざ』というときに残業や休日出勤できるように、緊急時の子どもの預け先、それもベビーシッター夜間保育ファミリーサポートなどいくつかの選択肢を用意しておくことが大切です。

 

『日々の仕事で早く帰るのは仕方ないけど、いざというときには頼りになる人』と思われるのと、『いつも早く帰っているから今日も無理だよね』と思われるのでは、周囲の印象が全然違ってきます。

 

また日頃から『いざというときには言ってください。100%ではありませんが、こういうところが子どもを預かってくれる可能性がありますので』ということを伝えておけば、たとえできなかった場合でも、周囲は意欲を買ってくれるのではないかと思います」

 

 

●学童選びは、子どもと一緒に見学して決めて

 

そうは言っても、なかなか簡単には仕事をセーブできないという人はどうしたらいいのでしょう。

 

小栗 「その場合は、4月から学童保育所(以下「学童」)に預けることになるわけですが、ひとくちに学童と言ってもさまざまです。できれば夏休みくらいまでは、ゆっくりのんびりできる環境を作ってあげられるといいですね。ときどきゴロンと横になったり、一人の世界に浸れるような環境を与えられる学童を選ぶといいと思います。

 

公立の学童保育所午後6時や7時で終わってしまうなら、民間に預けようかと考える人も多いかもしれません。ただし民間の場合、4月から習い事をめいっぱい詰め込むようなところだと、かえって子どもが疲れてしまいます。それなら午後6〜7時まで公立の学童に預けて、その後は1時間くらいベビーシッターファミリーサポートを頼むといった方法も視野に入れたほうがいいかもしれません。

 

 

ただ公立の学童については、放課後の居場所事業も含めて、利用できるシステムや施設の内容も様々で、子どもによって合う・合わないが大きく違ってきます。不思議なことに子どもは、自分で実際に見学に行くと、そこが自分に合うか合わないかがすぐにわかります。周囲にいくつか候補があるなら、年長さんのうちに親子で見学して、子ども自身が『ここがいい』というところを選ぶといいでしょう。

 

そしてもし希望のところに入れなかった場合は、『ここは入れなかったから、ベビーシッターさんを探そうか』とか、『ファミリーサポートを探そうか』などと話し合いながら、親子で一緒に決めていくことがポイントです。

 

放 課後の居場所事業については、指導者の質などについて様々な情報が流れることも多いようですが、料金が安くて、校庭も使えて、いっぱい遊べて……などのよ い点もたくさんあります。周囲の噂だけで決めないで、実際に自分で見に行って責任者の人とも話をしましょう。お母さんが、サービスや評判のいい学童保育 に、と考えていたとしても、子どもは居場所事業のほうがいい、という場合もあります。

 

自治体によっては、サービス内容の違う事業者を併用できるところもあるので、週2回は学校で、3回は民間の学童……というように、子どもが行きたいと言ったら利用できるようにしてもいいですね」

 

親は周囲の評判や自分の使い勝手を優先してしまいますが、子ども自身の直感を信じて選ぶほうがいいんですね。ありがとうございました。

 

次回も引き続き、「小1の壁」を乗り越えるためのポイントについて、小栗さんにお話をうかがいます。

 

 


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☆毎日30分、机に向かうことから「学習習慣」をつけて[2016/4/6]

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前回は、認定NPO法人「あっとほーむ」の小栗ショウコさんから、子どもの入学後の仕事について、職場の理解を得る方法や、学童の選び方などのアドバイスをいただきました。

最終回の今回は「小1の壁」の乗り越え方のもう一つのポイントについてうかがいます。

 

 

●4月から毎日の学習習慣をつけよう

 

小栗 「共働きのお母さんたちが『小1の壁』を感じることで、もう一つ付け加えるとすると、『学習習慣』があります。

 

というのも、1年生の最初のころは宿題が出ない学校が多く、出てもプリント1枚か2枚程度で、ものの5分くらいで終わってしまうような内容がほとんどです。おまけに学童の施設によっては、宿題をその場所ではやってはいけないと決まっているところもあるため、1年生の時期に生活の中に学習する時間ができないまま、その生活スタイルに慣れてしまいます。こうなると、あとから学習習慣をつけるのはとても大変になってしまうのです。

 

そうならないように1年生の、それも4月のうちから学習習慣をつけるようにしていくことが大切です。私の運営する『あっとほーむ』では、親御さんに学習ドリルやプリントなどを選んでもらって、1日1枚などと決めて、1年生の4月1日から毎日学習時間を設けるようにしています。

 

この時期は勉強の内容がどうというよりも、とにかく毎日机に向かって勉強する習慣をつけることが第一。毎日30分だけでいいので学習時間を設定しましょう。お父さんやお母さんも子どもと一緒に机を並べて、30分間はお勉強&仕事の時間と決めている家庭もあります。夜遅くなると子どもは疲れて眠くなるので、なるべく夕食前や朝の時間を利用するといいですね。

 

プリントが終わったら、お母さんが丸付けをしてください。「がんばったね」ってほめられると、子どもはうれしくなって、よりいっそう勉強に対して前向きになれるものです。

 

1年生のうちはまだポイントをためるのもうれしい時期なので、表を作って、きちんと勉強できたらシールを1枚貼るようにしてもいいですね。『1ヶ月ぜんぶやれたら、○○へ行こうね』とか『○○をしよう』などの目標を決めると、子どもが頑張れる原動力にもなります」

 

「物を買う」のではなく、「一緒に何かをする」目標を立てることがポイントなんですね。

 

 

 

●子どもに寂しい思いをさせていると心配しすぎないで

 

いろいろうかがいましたが、小学生になると、周囲には専業主婦の家庭の友だちもできるので、自分の家庭と比べて寂しく感じたりしないかなと心配になります。

 

小栗 「わたしも『あっとほーむ』に来る子に、『お母さんに毎日家にいてほしい?』と聞くことがあるんですが、『いてほしい』って言う子は、ほとんどいないんです。もちろんそれは、日頃から私たちが『あなたたちのお母さんが働いているのは、世の中から必要とされているからで、それはすごいことなんだよ』と伝えていることも理由のひとつでしょう。それに加えて、たとえ1年生であっても子ども自身が、お母さんが働いているから今の生活ができると理解できているのではないかと思います。

 

小学生になって専業主婦の家の友だちができることで、寂しさを覚える子もたしかにいるかもしれませんが、逆に友だちから話を聞いて、毎日お母さんが家にいることにも、それなりに不満なことがあるとわかるわけです。それなら自分の家は、お母さんは日中いないけれど、毎日学童で楽しく過ごせているからいいかと思うこともあるようです。

 

今のお父さんやお母さんの世代だと、まだ母親が働くのが大変で、実際に寂しい思いをしてきた人もいるかもしれません。でもここ15年くらいで社会が大きく変わり、育休などの制度も以前よりははるかに充実しましたし、子どもを育てながら働く女性はぐんと増えてきました。お母さんが一生懸命仕事をして、必要なときにできるだけ子どものそばにいる努力をしていれば、子どもに寂しい思いをさせているんじゃないかとか心配しなくても大丈夫ですよ」

 

それを聞いて安心しました。親も頑張って「小1の壁」を乗り越えたいですね。

小栗さん、ありがとうございました!

 

 


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★『知ってたのしい みぢかなぎもん』プレゼント![締切:2016/4/25]

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「えんぴつ1本でどのくらい書けるの?」「お好み焼きのカツオブシがおどるのなぜ?」小学校低学年の子供がなぜと思う、あさ、ひる、よる、休日のみぢかなぎもんに、オールカラーの楽しいイラストと図解で答えます。

 

 

応募は終了しました

 

 

 

応募締切)4月25日(月) ※発送をもって発表に代えさせていただきます

 

****************

『絵でよくわかる 知ってたのしい みぢかなぎもん』(学研プラス)

定価)本体1,000円+税/A5判・本文160ページ

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★親野智可等の「ママも小学1年生」第1回[2016/4/4]

 

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●入学式には余裕を持って臨みましょう
 
小学1年生の最大のイベントはなんといっても入学式ですね。
お子さんだけでなく、お父さん・お母さんも今から楽しみにしていることと思います。
 
同時に、ちょっと心配というひとも多いことでしょう。
そこで、一般的な入学式の様子を簡単にご紹介いたします。
(といっても、地域や学校によってかなり違いがあるのですが…)
 
入学式の日は余裕を持って出かけた方がいいですよ。
そうすれば、道すがら春の風景を楽しみながら、そして「わが子がいよいよ入学するのだ」という喜びを味わいながら学校に向かうことができます。
 
時間ぎりぎりだとそれもできませんし、交通面でも危ないですよね。
 
それと、入学式会場の受付はいつもけっこう混雑するんです。
多くのみなさんが同じような時間帯にいらっしゃいますので、どうしてもそうなるのです。
 
しかも、受付では入学通知書、学校家庭連絡票、緊急連絡カード、児童保険調査票、家庭教育学級申込書など7,8種類の提出物を出します。
提出する方も受け取る方もたいへんです。
 
学校によっては、受付のあとで学区の大きな地図の中に自分の家を見つけて色を塗ることもあります。
これは家庭訪問のとき参考にしたり、何らかの緊急時に訪問したりするためです。
学区の大きな地図はクラスに1枚しかないため、ここでも混雑します。
 
余裕を持って早めに出かければ、こういったこともすべて混雑する前に楽しみながら済ませることができます。

 
 
●お父さん・お母さんは体育館へ、子どもは教室へ
 
さて、受付では6年生のお兄さん・お姉さんが1年生の子にリボンをつけてくれます。
1組は赤色、2組は黄色、3組は青色というように、クラスによって色が違うリボンです。
 
そのあと、子どもたちは6年生に連れられて教室に入り、自分の名前が書かれている席に座って入学式の始まるのを待ちます。
 
お父さん・お母さんたちは体育館に入って待つことになります。
体育館には「カノン」や「早春賦」などの素敵な音楽が流れています。
そして、この日のために先生や在校生たちが心を込めて体育館を飾り付けてあります。
 
教室も、ピカピカの1年生を迎えるに相応しい春の装いで飾り付けてあります。
そんな中、ほとんどの子どもは緊張した顔つきで背筋をピンと伸ばして黙って座っています。
でも、中には幼稚園や保育園の友達を見つけて喜んでおしゃべりしている子もいます。
 
世話係の先生と6年生が1年生の世話をするわけですが、一番気を遣うのがお漏らしをしないようにトイレに連れて行ってあげることです。
そのためしょっちゅう「おトイレに行きたい子いますか?」と聞いています。
 
そして、いよいよ入学式が始まるというときには再度トイレのことを聞きます。
トイレが済んだら、入場に備えて出席番号順に並ぶことになります。
 
ある年、このとき「うんちしたい」と言った子がいたそうです。
大物ですね。
もちろん、行かせてあげたそうです。
 
 
さあ、いよいよ入学式です。

 

 


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親野智可等の「今日から叱らないママ」

 

 

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☆[入学準備] 入学後に、働くママが悩む「小1の壁」[2016/4/1]

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前回「入学後に幼稚園ママの生活はどうなる?」では、幼稚園から小学生に上がったら、専業主婦のママの生活がどう変わるのかを先輩ママの一例でご紹介いたしました。
では、働くママの生活は、保育園から小学生になったときにどう変わるのでしょうか?

 

今回は、フルタイムで働く先輩ママIさんの実例でご紹介します。

Iさんは、小1と3歳のお子さんと、ご主人の4人家族で、東京都江東区にお住まいです。

 

《東京都江東区・Iさんの一例》
5:30  Iさん起床
     朝食の準備
6:00  子どもたち起床、朝食
6:30  自分と子どもの身支度
      上の子は宿題・家庭学習をする
7:15  下の子を連れて家を出る
      下の子を保育園へ預けて、Iさんは電車に乗って仕事へ
※ここから、小学1年生の上の子は、ご主人が見る。
7:20  宿題や家庭学習の丸つけ
     ご主人が掃除機をかける
7:45  上の子とご主人は一緒に家を出て、
      マンションのエントランスに集まった登校班へ
※登校班を送り出す当番が、月に1回ある。
 
16:30  30分の時短勤務にして、Iさん職場から帰る
17:30  保育園に下の子を、学童クラブに上の子を迎えに行く
18:00  子どもと一緒に帰宅
      夕飯の準備
      上の子は翌日の小学校の支度
18:15  夕飯
      子どもに歯みがきをさせ、洗濯機をまわす
19:00  子どもをお風呂に入れる
19:45  上の子が寝る
       下の子は自由に遊ぶ
       Iさんは、洗濯ものを干したり、翌日の食事を作りおきしたりする
21:00  下の子も寝る
21:30  連絡帳を書き、自分の自由な時間を過ごし、就寝

 

 
●先輩ママIさんに聞いた、保育園時代との違い
 
 
Iさん 「保育園は20:00まで開いていたので時短勤務にせずに仕事ができました。
けれども、学童クラブは18:00までなので、今は30分の時短勤務にしなければなりません。
 
早出や遅番の勤務もあるため、盛岡から母に出てきてもらうこともしばしばです。
 
小学校に上がって、上の子は疲れてしまうのか、帰ってくるととても眠そうで……。入学当時は、ごはんをやっと食べさせている状態でした。
だから、うちでは、宿題を翌朝にさせています。
 
夕飯を眠そうに食べている子どもを見ると、学校の授業が終わり、すぐに家に帰ってこられる子に比べて、学童クラブに通う子は疲れるのかなーと思い、私が家にいてあげられたら……と思うこともありました。
 
それでも、夫と母に協力してもらいながら、何とか仕事を続けています」
 
Iさん、ありがとうございました。
Iさんも、保育園から小学校に上がるときに、仕事と育児の両立に悩み、「小1の壁」を感じたと言います。

 

働くママは職場に事情を分かってもらい、家族の協力を仰ぎながら「小1の壁」を乗り越えられるようにしたいですね。同じ職場の先輩ママにもアドバイスをもらうのもいいですね。「小1の壁」を乗り越えママも子どもも楽しく生活できるようにしていきましょう。

 

 


前回の記事はこちら

入学後に幼稚園ママの生活はどうなる?

 

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☆入学後の子どもの変化を見逃さないで[2016/4/4]

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子どもの小学校入学と同時に、子どもを預かってもらう環境や会社の育休制度の対象から外れることによって、多くの共働き家庭がぶつかる「小1の壁」……この壁を乗り越えるために、今からできることはあるのか、認定NPO法人「あっとほーむ」代表の小栗ショウコさんにうかがいました。

 

 

●入学後の子どもの変化を想定し、選択肢を準備する

 

子どもの入学はうれしいけれど、働くお母さんの場合、お子さんの毎日の放課後をどこでどう過ごさせたらいいか、不安や心配も少なくありません。

 

小栗 「『小1の壁』というと、子どもを預かってもらえる時間が短くなるとか、会社の育休制度がなくなるということばかりに意識がいきがちですが、私はもっと、入学後の子どもの変化に目を向けてほしいなと思うんです」

 

というと、例えばどういうことでしょう? 

 

小栗 「例えば保育園時代はとてもしっかりしていて、誰にでも優しくてみんなに頼られていた子が、1年生になったら周囲の環境についていけなくなってしまったり、反対に、頼りないと思っていた子が、意外に学校にすんなりなじめて、自信をつけていくということもあります。いずれにせよ、よくわかっていたはずの子どもの性格がわからなくなるのが、この小1の時期なのです。

 

また、この時期は子どもも疲れているので、何かというとすぐにキレたりかんしゃくを起こしたりすることも多くなります。親はそれに気づかず『なんでできないの!』とか『ちゃんとやらなきゃダメでしょう』などと叱ってしまうため、親子げんかも多くなるようですね。

 

もちろん、どう変化するかは子どもによって違いますし、入学してみないことにはわかりません。だから、いろいろなパターンを想定し、こうなったらこうしてみようという選択肢をいくつか用意しておくといいでしょう。もし想定外の状態になったとしても、あらかじめ子どもに大きな変化があるということがわかってさえいれば、『こうきたか』と、比較的余裕をもって受け止めることができます。

 

また、仕事の仕方や学童保育所選びも、子どもの変化をふまえた上で準備しておけば、『壁』は越えやすくなるのではないでしょうか」

 

 

●できれば、入学後1ヶ月くらいは仕事を抑えるのがベスト

 

具体的にはどのようにすればいいのですか?

 

小栗 「もしできるなら、最低でも4月の1〜2週間、さらに可能であれば1ヶ月間くらいは、夫婦それぞれで仕事を調整したり、有給を使って午前中だけの勤務にするなどして、なるべく子どもが帰ってくる時間には家にいてあげるようにできると理想的です。

 

子どもは保育園に通っているときは、送り迎えも車や自転車、徒歩でもわりあい短い距離で、毎日を園庭と近くの公園くらいの範囲で過ごしていた子がほとんどです。

 

それが、入学したとたんに重いランドセルを背負って、通学路を歩き、広い学校の中で、6年生までのたくさんの子どもがいるところで頑張らなければなりません。帰ってきたら夕方4時くらいには疲れて眠くなってしまうんです。ですから、その時間にふっと気を抜けるような環境を与えてほしいんですね」

 

入学してからしばらくは、子どもに対する配慮がいかに重要かということですね。

 

とはいえ、入学後も仕事をセーブするのは、職場に対して気が引けるものですし、セーブしたくてもできない人のほうが多いでしょう。その場合はどうしたらいか?を次回、小栗さんにうかがっていきます。

 

 


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☆[入学準備] 新1年生、入学後の1日の過ごし方[3/30]

【入学準備】

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入学式が終わると、翌日からはいよいよ小学生としての生活が始まります。
 
最初の1~2週間、新1年生はどのように1日を過ごすのか一例を紹介いたします。(以下、東京都練馬区の小学1年生の生活を参考にしています。)

 

はじめの1週間は給食がないため、午前授業が終わったら下校します。下校時刻は12時20分ごろになります。2週目に入ると給食が始まり、午前授業のあと給食を食べて1時半ころに下校となります。

 

 
●1日のタイムスケジュール
 
タイムスケジュールは概ねこのような感じになると思います。

 

6:45    起床
7:10    朝食
7:30    着替え
7:45    家を出る
8:00過ぎ 学校到着
12:20   下校(給食が始まる前)
13:30   下校(給食開始後)
(以降、学童クラブまたは自宅で過す)

 

 
●授業内容
 
学校での授業についてですが、はじめの1週間は、あいさつについて、トイレの使い方、道具箱の使い方などを習います。
 
そのほか国語では鉛筆の持ち方を習い、初めて名前を書くといった授業があります。
体育では、着替えの仕方や並び方、楽しく運動する、などの学習をします。
 
身体計測もこのころに行われます。

 

 
●下校のようす
 
下校は12時20分くらいで、集団下校には先生が付き添い、家の近くまで様子を見守ってくれます。

 

学童クラブに行く子どもたちは、先生の付き添いのもと、学童クラブまで移動します。給食が始まるまでは、家からお弁当を持参することになります。
 
学童クラブでは、夕方5時、あるいは6時まで過ごします。親が迎えにいったり、帰りは同じ方向の子どもたちとまとまって帰ったりします。学童の先生が途中まで付き添ってくれるところもあります。

 

 
●2週目、給食がスタート
 
2週目からは、時間割に沿った授業がスタートします。音楽、算数などの授業も始まり、音楽では「1年生を迎える会」に向けて歌の練習をします。給食が始まるため、給食の準備のしかたについても学習します。
 
給食が始まると、下校は1週間目より1時間強遅くなり、1時30分ころになります。学童クラブへ行く子どもは、学童クラブへ移動し、夕方まで過ごします。給食があるので、お弁当の必要はなくなります。
 
このように、入学後は学校に慣れていくための授業からスタートし、少しずつ学校にいる時間が長くなり、時間割の授業に移行していきます。
給食が始まることで、子どもたちの楽しみも増えるでしょう。

 

入学して1~2週間は、新しい環境で、たくさんのことを覚え、学校に慣れるための期間となります。

 

 


 

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☆[入学準備] 入学後に幼稚園ママの生活はどうなる?[3/31]

 

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「新1年生、入学後の1日の過ごし方」では、小学生になると子どもたちがどのような一日を過ごすのかをみてきました。幼稚園・保育園の時と子どもたちの生活パターンが変わると、ママの生活はどのように変わるのでしょうか?
幼稚園ママと、フルタイムで働く保育園ママ、それぞれにお話をうかがいました。

 

今回は、幼稚園に通っていた先輩ママの一例をご紹介します。
取材したのは、埼玉県蓮田市の先輩ママSさん(専業主婦)。
家族構成は、小1と0歳のお子さん、ご主人、お姑さんの5人です。

 

《埼玉県蓮田市・Sさんの一例》

 

6:30  Sさん起床
朝食の準備

 

7:00前 家族起床
家族そろって朝食
子ども身支度

 

7:30  子どもを送り出す
子どもは、近所の子たちと登校班で学校へ
その後、Sさんは、朝食の片づけ
※幼稚園のときは、8:45のバスで登園していたため、1時間ほど子どもが出かける時間が早くなった。

 

午前中  洗濯・掃除など

 

15:00前 夕飯の準備

 

15:00   子ども帰宅
低学年は下校班で帰宅
※帰宅後、週に3回は習い事のために出かける。習い事のない日は、子どもの友達が遊びにくることが多い。

 

17:00  子どもの友達が帰る

 

18:00  夕飯
※習い事があるときは、夕食は18:30ぐらいになる。

 

19:00  子ども、お風呂に入る
宿題の確認や家庭学習の丸つけ
※お風呂も宿題も済んだら、子どもは自由。

 

20:30  就寝準備、子どもを寝かしつける
子どもが寝た後、家事を済ませ、適当な時間に就寝。

 

●先輩ママSさんに聞いた、幼稚園時代との違い

 

Sさん 「幼稚園のときは、延長保育があって、何か用事があるときには17:00まで子どもを見てもらえました。今は、出かけても、子どもが帰ってくる15:00には戻ってこないといけません。

 

ただ、小学生は、幼稚園のときよりも1時間早く家を出ていくため、朝のうちに全部家事を終わらせることができます。その後の時間は、子どもが帰ってくるまで有効に使えるので、幼稚園のときよりも時間には余裕があると感じます。

 

私は、子どもが小学1年生の夏に第2子が誕生したので、下の子の育児に時間を使っていますが、ママによってはその時間を利用して、働いたり、習い事をしたり、やりたいことができるようになるのではないでしょうか?」

 

Sさんありがとうございました。
幼稚園から小学校に通うようになって、自分の時間が持てるようになるようですね。その時間を使って、ママは何がしたいかを考えておくのもいいですね。

 

次回は、働くママのケースをご紹介します。

 

 


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☆[入学準備] 入学式に持っていくと便利なものは?[3/29]

入学式

 

すでに学校からもらっている「入学式に持っていくものリスト」に沿って準備を進められている頃かと思います。

 

そのリストに書かれているもの以外で、「こんなものを持っていくと便利だよ」という先輩ママの声、集めてまいりました!

 

 

先輩ママAさん 「当日は学校から教材やらプリントやら大量にもらって帰るので、大きめのサブバッグを持って行くと良いと思います。サブバッグを持ってくるように言ってくれる学校もありますが、持ち物リストに書かれていない学校もあるようなので念のため」

 

 なるほど。当日はスーツでオシャレするお母さまも多いと思いますが、小さいカバンの中に大きめのエコバッグを忍ばせていくと良いですね。

 

 

先輩ママBさん 「質問の趣旨とは少しずれてしまうかも知れませんが、すでに上の子を通わせているママ友に言われたアドバイスがあります。

 

『学校から指示された入学式の持ち物のほかに親が一緒に行けるせっかくのチャンスを利用して算数セットやピアニカ、置き傘などを持っていくといいよ』って。

 

新入生は学校に持っていかなければいけないものが多いですよね?その負担を少しでも減らせるようにしているお母さんもいるって聞いて言われなければ思いつかなかったなーと思って」

 

すごい! 授業で使うものなどを先取りして持っていっておくわけですね。
先輩ママならではのアイデアですね。
あまりやりすぎると目立ってしまうかもしれませんが・・・・。

 

 

先輩ママCさん 「カメラは皆さん持って行かれますよね。入学式の写真を年賀状に使いたいという方も多いですし。

学校からは『当日ランドセルは使わないので持ってこなくていい』と言われたりするのですが、ランドセルを背負った入学式の写真って欲しいじゃないですか?
うちは、ランドセルを持っていってバッチリ撮りましたよ」

 

 写真で残すためのランドセルですね。

先輩ママさんたち、どうもありがとうございました。

 


 

「ママノート」調査による入学式に持っていくと良さそうなものは次の三つです。

 

(1) 大きめのサブバッグ(これは必須で!)
(2) 子どもが明日以降持っていく必要があるもの(授業で使うものなど先取りで)
(3) カメラ&ランドセル(年賀状など、写真撮影用に)

 

持っていかなければいけないもの、準備しなければいけないものたくさんあって大変ですよね……。

 

入学式、どうかお天気になりますように♪

 

 


 

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☆友だちづき合いが上手な子になる3つの方法[3/25]

東さん・14回目画像

 

お子さんが小学校に入学すると、ママは「新しい友達と仲良くできるかな」と心配されるのではないでしょうか。

 

今回は、友だちづき合いが上手な子になる3つの方法をお伝えします。

 

 

【1】親子で「ココロ貯金」をためる

 

お子さんに対して、次のような言葉を使っていませんか。

 

「あなたってダメな子ね」

「宿題やらないなら、おやつ抜きだよ」

「どうしてあなたはいつもできないの!」

 

このような否定的な言葉使いや態度は、 子どもの「ココロ貯金」を目減りさせます。

 

やがて、親の否定的な態度を子どもがマネするようになり、周り子に対していばったり、おどしたり、どなったり、けなしたりするようになってしまうのです。

 

本当は友達になりたいのに、周りの子たちを遠ざけてしまいます。

 

まず、親御さん自身が「ココロ貯金」をためましょう。おすすめの方法は、「ママほめ」習慣です。

 

★具体的な方法はコチラの記事をチェック→https://mamanote.jp/news/901

 

「ココロ貯金」が満たされれば、お子さんに対して「いいねぇ」「すごいね」など、肯定的な言葉がけが自然とできるようになります。

 

するとお子さんも「ココロ貯金」がたまり、ニコニコゆったりと周りの子とコミュニケーションがとれるようになって、友達づき合いが上手になるのです。

 

 

【2】親が他の子と比べない

 

わが子の成長が気になって、同い年の子と比べることはありませんか。

 

また、「○○ちゃんとはつき合わない方がいい」と、親が子どもの友達を選んでいることもあります。

 

その「人と比べる」という親の姿勢が、お子さんが自分と人を比べたり、友達を選んだりすることにつながります。

 

親が友達を選ばなくても、お子さんに必要な友達は自然に近寄ってくるものです。

 

 

【3】親が「こうすべきだ」「こうあるべきだ」という考えをなくす

 

親は子どもに期待をして「こうすべきだ」「こうなるべきだ」と、つい押さえつけてしまいがちです。それは、子どもにとって大きな足かせになることもあります。

 

その足かせを取って、自由にしてあげましょう。

 

さまざまな友達とつき合っていくうちに、自然とお子さんに合っている子が友達として残っていきます。

 

 


前回の記事はこちら

ゲームの時間の約束が守れる子になる3つの方法

 

関連記事はこちら

親しい友だちができないときは、どうすればいいの?

子どもの友だち関係に、親はどう向き合えばいい?

友だちと仲直りできないとき、何と言ってあげるべき

小学生になっても、けんかは必要?

 

 

 

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☆これはNG! 子どもが心を閉ざす親の言葉[3/23]

キレにくい子・2回目画像

 

前回、キレにくい子に育てるには、「子どもの話をじっくり聞く」ことが大切だと教えていただきました。

 

それでは、問題が起こったとき、どのように会話をすれば子どもの心を開くことができるのでしょうか。

 

早稲田大学 教育学部教授の本田恵子先生にお話を伺いました。

 

 

●親の感情で子どもを責める言い方をしない

 

本田 「例えば学校の先生から、お子さんが『宿題をやってこなかった』と電話があったとします。

 

宿題をやらなかったことが事実かどうかを本人に確かめる前に、

『あなた、宿題をやらなかったんだって』

と、はじめから決めつける言い方、

『この前も忘れたでしょ。いつもちゃんとやんなさいって言ってるでしょ!』

などと、過去のことを持ち出す言い方をすると、子どもは心を閉ざします。

 

親としては、『宿題をやって欲しい』という思いを伝えたいのですが、

『先生から電話で注意されて、私が恥をかかされた』

という気持ちが本音で、子どもを責める言い方になっているのです。

 

本当は宿題を全部やったのに、ノートを忘れただけかもしれません。

わからない問題があったから、途中で解くのを止めてしまったのかもしれません。

 

では、このケースを例に、子どもとどのように会話を進めていけばいいのか考えていきましょう」

 

 

●子どもの言い分を全て共感的に聞く

 

本田 「まずは、子どもが心を開くように、相づちを打ちながら共感的に話を聞きます。

 

親 『今日、宿題どうしたの?』

子 『やるの忘れちゃった』

親 『うんうん。そうなんだね』

 

子どもが心を開きはじめたら、宿題を忘れた原因が何なのかを知るために質問します。

 

親 『どこまで覚えていたの?』

子 『家に帰るまでは、覚えてた』

親 『そこまで覚えていたんだね。どうして宿題するのを忘れちゃったんだろうね』

子 『やろうと思ってたんだ。でも、おもしろいテレビをやっていて、観てたら宿題するのを忘れちゃった』

親 『そうか。やろうと思っていたんだね。じゃあ、次はテレビを観る前にどうしておけば、宿題を忘れないかな』

 

例えば、『宿題をやろう』と紙に書いて机に置いてからテレビを観るなど、どのように工夫すればいいか一緒に考えます。

『宿題に取りかかったけど、問題がわからなかったから止めた』かもしれません。

その場合は、『わからないから教えて』と、人に助けを求めることが解決策になります。

 

このように、子どもの心を開いてから解決の方法を一緒に考えてみてください。

自分の思い通りにならないことがあっても、キレずに自分の気持ちや出来事を整理し、工夫する思考力が育まれます」

 

次回(明日)に続きます。

 

 


 

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★親野智可等の「今日から叱らないママ」第40回[3/28]

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●つい小言を言ってしまうお父さん

 

小学1年生のはるみさんのお父さんは会社員です。

ずっと経理の仕事でしたが、半年前の人事異動で急に営業担当になりました。

 

それで、以前より忙しくなり家に帰ってくるのも遅くなりました。

おまけに慣れない仕事でストレスが溜まるようになりました。

特に営業成績が上がらないときはイライラして、家族に小言を言うことが増えました。

 

はるみさんとおしゃべりしたり遊んだりする時間も減りました。

せっかく家にいてはるみさんと顔を合わせるときも、遊ぶどころか、「片づけができていない」とか「ちゃんと勉強はしなきゃダメだ」などの小言が増えてしまいました。

 

どうやらお父さんは、はるみさんとの触れ合い方を忘れてしまったようです。

お父さんははるみさんと触れ合いたい気持ちはあるのですが、それが小言という形になってしまっているのです。

 

 

●お父さんの絵本タイムを設定

 

そんなお父さんと春美さんの様子を見てお母さんは心配になりました。

どうしたらいいかなと、しばらく考えたらいい方法が思い浮かびました。

その方法とはお父さんに絵本の読み聞かせを頼むというものでした。

 

そして、毎日寝る前にお父さんによる絵本タイムをとることに決めました。

それに加えて、お父さんが早く帰ってきて時間があるときにも絵本タイムです。

 

お父さんの読み方は、声色を使ったり身振り手振りで表現したりなど、臨場感たっぷりです。

お母さんの読み方とはかなり違うので、はるみさんは同じ絵本でも別の絵本のように感じて面白いそうです。

(※子どもによってはこういう読み方を嫌がる子もいます)

 

 

●小言を言わなくなったお父さん

 

今では、決まった時刻になるとはるみさんが絵本を持って、お父さんの膝の上に無理矢理のってくるようになりました。

 

お父さんもつまらないことで小言を言うことがなくなりました。

いつも楽しい触れ合いをしていると、つまらない小言など言えなくなるのです。

 

日曜日にはお父さんと一緒に図書館に絵本を借りに行くようになりました。

一度に三十冊くらい借りてくるそうです。

けっこう重くて大変ですが、それをお父さんと一緒に運ぶのがまたうれしいのです。

 

 

●絵本の読み聞かせは一石十鳥

 

はるみさんは、毎日絵本の世界に浸りながら、お父さんの愛情をたっぷり実感しています。

お父さんのことが大好きですし、心が満たされ幸せな気持ちでいっぱいです。

こういうことが子どもの心を安定させ、自己肯定感と他者信頼感を育てます。

 

絵本の世界に浸ることで本が好きになりますし、感性も豊かになります。

語彙も増えますし、想像力も育ちます。

読解力も表現力も育ちます。

 

一石二鳥どころか一石十鳥です。

 

絵本の読み聞かせは本当にいいです。

いろいろ忙しい毎日だとは思いますが、万難を排して実行して欲しいと思います。

 

特に、子どもとどう触れ合っていいかわからない人や、子どもと一緒にいるとつい小言を言って叱ってしまう人は、絶対やった方がいいです。

 

 


前回の記事はこちら

第39回 この一年をプラス思考で振り返る

 

他記事はこちら

親野智可等の「今日から叱らないママ」

 

 

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☆簡単! 魚おかず「ぶりとしめじの生姜風味あんかけ」[3/18]

たっきーママ・3月2回目

 

 

●長男の卒業式がありました

 

こんにちは、たっきーママです。

 

 

昨日は長男の卒業式でした。

え?泣いたかって?そそそそれは内緒。(※この記事は2月に書いています笑)

 

そしてもう1つ、わたくしごとで本当に恐縮なんですが、よっぽどのことがない限り昨日の卒業式と同じ日に私の新刊が発売されました。(はずです笑)

 

たっきーママの作りおきと簡単おかずで朝すぐ!弁当

 

良かったらお店でパラパラっとめくってみてください!

レシピ数300、ページ数161、とすんごい分厚いので、もし買って頂けたら帰りに100均で大きなクリップを一緒に買って開いたページを挟むのをお勧めします(笑)

 

よろしくお願いします!

 

 

さて、今回のレシピは「ぶり」

 

前回に引き続き魚介です。

ぶり大好きなんで、子どもが喜ぶかどうかは二の次で個人の勝手でぶりにしました(笑)

 

ぶりは骨が少ないので子どもでも食べやすいですよね。

でも高い時はめっちゃ高いので、白身魚ならなんでもOK!

今回はしめじを使いましたが、余り野菜があったら入れるとボリュームがUPします。

 

 

ぶりとしめじの生姜風味あんかけ

 

【材料】(4人分)

ぶり…2切れ

しめじ…1房

★水…200ml

★しょうゆ…大さじ1と1/2

★酒…大さじ1

★砂糖…大さじ1/2

★生姜(チューブ)…2cm

水溶き片栗粉…片栗粉小さじ1/2を水大さじ1で溶く。

 

【作り方】

 

1.ぶりは魚焼きグリルで焼き、器に盛る。しめじは石づきを取る。

 

2.フライパンにサラダ油(分量外)を熱してしめじを炒める。★の材料を加えてひと煮立ちさせたら、水溶き片栗粉を加えてとろみをつけ、(1)のぶりにかける。

 

 

ぶりは同時進行できるように魚焼きグリルで焼きましたが、フライパンに酒を振って蒸し焼きにすると短時間でふっくら仕上がります。

彩りで小口切りにしたねぎをかけても。

よかったらお試しください!

 

 


前回の記事はこちら

魚おかずで脳を活性化「鮭と白菜の和風クリーム煮」

 

たっきーママさんの他記事はこちら

たっきーママの子育てレシピノート

 

 

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☆体を動かす遊びが「キレにくい子」を育む[3/24]

キレにくい子・3回目画像

 

前回は、子どもの心を開く親子の会話の進め方について教えていただきました。

 

「キレにくい子」に育てるポイントは、子どもの“遊び方”にもあるそうです。

 

早稲田大学教育学部教授 本田恵子先生にお話をうかがいました。

 

 

●体を動かして工夫する遊びは思考力を使う

 

本田 「子どもがキレやすくなる原因のひとつに、“遊び”を通した思考力の土壌ができていないことがあります。

 

お子さんは、デジタルゲームなど、ボタンを押すだけのパターン化した遊び方ばかりしていないでしょうか。

 

いつも決まった遊び方をしていては、思考力がつきません。

 

友達、お母さんやお父さん、おじいちゃんやおばあちゃんなど、人と関わりながら体を動かして工夫をする遊びは、思考を司る脳の前頭葉を使います。

おすすめは、昔ながらの遊びです。

 

例えば……

『こま回し』の遊び。

工夫をしないと、こまはバランスよく回りません。

こまの軸を中心にヒモをきっちり巻いたり、どうやってこまを投げれば倒れずに回るのか、こまをより長く回すためにはどうすればいいのか考えたりします。

 

川の水面に石を投げて、何回はねるか数える『水切り』遊びもいいですね。

川辺に転がっているたくさんの石の中から平たい石を見つけたり、するどく横から投げるようにして工夫してみたりします。

 

他にも、めんこ、鬼ごっこ、なわとび、けん玉……。親御さんが子どもの頃にどんな遊びをしていたかを思い出してお子さんに紹介し、一緒に遊んでください。

 

トランプ、将棋、すごろくなど、相手とかけひきする遊びもいいですね。

昔ながらの遊びには、試行錯誤をして工夫をするものがたくさんあります」

 

 

●遊び方のパターンはいろいろある

 

本田 「お子さんと一緒に遊ぶとき、遊び方のアイデアを出してあげてください。

最初から子どもたちだけでやっても、なかなか工夫して遊べないものです。

 

例えば、砂場遊び。

子どもたちだけで遊ばせると、ただひたすら穴を掘っています。

 

そこに保育士の先生がプリンやゼリーの空きカップを持ってくると、カップに砂をつめてプリンやゼリーに見立てる遊びをし、やがてプリン屋さん、ケーキ屋さんのお店を作ろうと、ごっこ遊びになります。

 

そして、『お店屋さんごっこに使うお金は何にしよう』『落ち葉を拾ってこよう』など、子どもからいろいろなアイデアが生まれていくのです。

 

すべり台で遊ぶときも、ただすべるだけではすぐに飽きてしまうかもしれませんね。

決めた場所をタッチしてからすべる、大人がすべり台の上に腕でトンネルを作って、子どもたちは体をななめにして寝転がってすべるなど、いろいろな遊び方ができます。

 

ボール遊びなら、ドッジボールやキャッチボールだけでなく、どこかにねらいを決めて的当てゲームをしたり、左右の手で交互にボールをついたり。投げるときに相手の名前を呼ぶなど、ルールを自由に作っていいのです。

 

このように、遊びを通して工夫をする思考力が育まれていきます」

 

キレにくい子が持つ思考力は、遊び方が関わっているとわかりました。

 

昔ながらの遊びを子どもに紹介して一緒に楽しんだり、自然の中で自由に遊べるスポットを探して子どもと休日に出かけたり。まずは親がアクションを起こすことが大切なのですね。

 

本田先生、ありがとうございました。

 

 


 

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☆「キレやすい子」と「キレにくい子」の違いは何?[3/22]

キレにくい子・1回目画像

 

子どもは、小学校生活がはじまると新しい環境、人間関係の中でさまざまなことに挑戦します。

 

自分の思い通りにならないことがあっても、キレて怒ったり、あきらめたりしないで、冷静に問題を解決する力を伸ばしてあげたいですよね。

 

「キレにくい子に育てる」にはどうすればいいかということについて、3回にわたって早稲田大学 教育学部教授の本田恵子先生にお話をうかがいます。

 

今回のテーマは、「キレやすい子とキレにくい子の違い」です。

 

 

●キレたとき、心の中ではいろいろな感情が入り乱れている

 

本田 「キレ方のタイプは、主に2つあります。

“赤鬼さん”と“青鬼さん”を例に、わかりやすく説明しますね。

 

赤鬼さんは、カッとなって怒りを爆発させ、暴れたり泣いたりするタイプ。

青鬼さんは、感情が動かなくなって固まり、逃げて人間関係を断ち切るタイプです。

 

『キレる』というと、暴力的になる赤鬼さんタイプの子のほうが注目されがちです。でも、青鬼さんタイプの子も多く、不登校から引きこもりにつながるケースもあります。

 

キレると、怒りだけではなく、不安、恐怖、さびしさ、おびえ……いろいろな感情が入り乱れた “混沌とした状態”になるのです。

 

これは『アンガー状態』といい、体に生理的反応(血圧の上昇・低下、心拍上昇など)が出て、状況をマイナスに捉えやすくなったり、自暴自棄な表現や行動をとりやすくなったりします」

 

 

●キレやすい子は、自分の気持ちを言葉で表現しにくい

 

本田 「では、キレやすい子とキレにくい子の違いを説明しますね。

 子どもの心の中には、いろいろな欲求があります。

 

例えば、『食べたい』『寝たい』という生理的欲求、『ママに認められたい』という承認欲求、『友達になりたい』という所属欲求などです。

欲求に対して『ダメ!』『○○すべきだ!』と規制されると、ストレスがかかりますよね。

 

キレやすい子は、ストレスを感じるとアンガー状態になりやすく、興奮して自分の気持ちがわからなくなります。

 

自分の気持ちを適切に表現できなくなるので、ただ『ムカつく』『ウザい』と言ったり、『なんで、僕ばっかり!』と怒りを爆発させたり、『私は無理。全部ダメだ』とあきらめてしまったりするのです。

 

一方、キレにくい子は、ストレスがかかっても自分がどんな気持ちなのか、その気持ちがどのくらい、誰(何)に向かっているのかがわかり、言葉や行動で適切に表現できます。

 

そして、広い視野で出来事の流れを整理したり、相手の気持ちを考えたりして問題解決の方法を生み出せます。

つまり、キレにくい子は、ストレスと上手につき合う力があるのです」

 

 

●親にじっくり話を聞いてもらえている子はキレにくい

 

本田 「ストレスと聞くと、マイナスのイメージを持つかもしれませんよね。

でも、ストレスは、お子さんの成長にとってプラスにもなるんですよ。

 

特に、小学1年生のお子さんは、学校ではじめての経験をたくさんするので、ストレスを抱えて帰ってきます。

 

お母さんやお父さんに、学校であったことを聞いて欲しいと思っています。

楽しかったこと、うれしかったことだけでなく、イヤだったこと、悲しかったこともあるかもしれません。

 

“ながら”ではなく、家事をする手を止め、テレビの電源を消して、お子さんの話をじっくりと全部聞いてあげてください。

夕食や入浴の時間を親子の会話タイムにしてもいいですね。

 

言葉がたどたどしくて上手に説明できなくても、話を途中でさえぎらずに全て聞きます。すると、お子さんは『聞いてもらえた』と感じて、心がすっきりします。

 

前述した通り、アンガー状態とは、いろいろな感情が入り乱れた“混沌とした状態”です。

 

親子の会話で、日常的にお子さんが自分の気持ちを言葉で表現していれば、『僕は、△△があったから、○○に怒っているんだ』『私は、△△ができなかったから、くやしいんだ』と、冷静に出来事を振り返って自分の気持ちを整理できます。

 

そして、『私は○○と思った。じゃあ、相手はどう思ったんだろう』と、自分と相手の気持ちを分けて考え、どうすればいいのか解決策を生み出せます。

 

親御さん自身も『今日、ママは○○があってね』とお子さんに話をして出来事をふりかえってみてください。

こうした日々の親子のコミュニケーションがお互いの状況を見えやすくするので、相手が受け入れやすいタイミングで自分の伝えたいことを適切に表現する力を育てられます」

 

次回に続きます。

 

 


 

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何度反省しても、また友だちをたたいてしまいます

funayama2016.3-2

 

こんにちは、現役小学校教員の舟山由美子です。

子どもが友だちをたたくということを繰り返していると、親はうんざりしてしまうものです。けれども、これからどう見守っていくかで、その子のよい面を引き出すこともできるのです。

 

Q.大人になって人に暴力を振るわないか心配です

 

先生こんにちは。

 

小学校3年生の男の子の母です。

 

今日もお友だちとトラブルになり、そのご自宅にお詫びに行ってきました。3年生になってもう4回ほど、担任の先生から友だちをたたいたと連絡をもらっています。

 

4つ上の兄もいて、兄弟げんかもしておりました。男の子同士だし、たたき合いの喧嘩などもしておりました。男の子同士だし、兄弟だしということで、あまり止めたりはしませんでした。それもいけなかったのかな?と反省しています。

 

最初は3年生のクラス替えで新しいお友だちばかりになり、きっと負けたくないという気持ちで友だちをたたくことで、その中での中心になりたかったのだと私としては思っています。先生にも注意され、友だち同士でもたたかなければいい友だちなのにと言われ本人も反省していました。

 

その後、友だち同士の中も変化し、バカとか勉強ができない奴と言われて、また違う子をたたいてしまいました。先生はどんなことがあってもたたくのはいけないと指導してくださいました。私はそのときも、その親子さんにお詫びしました。子どももそれは見ていて、反省してくれました。

 

でもその3ヶ月後、掃除をサボっている女の子に掃除してよって注意したら、いやだと言われたようで、また、その子をほうきでたたいてしまいました。

 

注意したのにいやだと言われて腹が立ったようです。怒りのスイッチが入ると口より手が出るのが、よくないと先生にも注意されました。私も深呼吸して、冷静になってと方法を伝えました。

 

でもうちの子は理由もなく、たたいたりはしてないのです。ひょうきんで、正義感もあります。家族にも優しいです。私が困っていると長男よりも助けようとしてくれます。が、プライドが高いのか、バカにされるのがいやなのか、いやなことを言われたら受け流せないのか、成長したら怒りが少なくなるのか……?

 

このまま成長して、カッとなって、ニュース沙汰になるようなことをしないか不安でたまりません。私はフルタイムで働いており、寂しい思いをさせていると思いますが、主人も子ども好きでよく遊んでくれます。家族はなかなか、揃って過ごせませんが朝ごはんもみんなで食べますし、夜は私が遅い日は主人が、主人が遅い日は私がいますので、子どもと過ごす時間がないわけではないのですが、ほかの家庭と比べると少ないのかもしれません。

 

それが原因なのしょうか? 仕事を辞めたほうがよいのかもと悩んでいましたが、空手を習い出し、たくましくなり、好きなことにのめり込む感じがし、このままだったら負のループから抜け出せるかもと思っていました。その矢先、友だちと「かたき」という、ドッジボールのような遊びの最中に、また友だちをたたいてしまいました。たまたまなのか、わざとなのか、顔にボールが当たり、そのボールが濡れていて砂がついていたことがとってもいやだったらしく、投げた友だちが逃げたので追っかけて、捕まえてたたいたそうです。

 

先生が止めに入り止めましたが、その子の目の近くに当たったため、その子は目に炎症を起こしてしまいました。幸いたいしたことはなく、しばらくしたら治るとの事でしたが当たり所が悪かったら大変なところでした。

 

先生いわく、本人はたたいてしまったことは冷静になって気がついたという感じだったようで、カッとなって、たたく行為はあまり記憶にないようだったので、心配になり連絡をしてくれたとのことです。私はどのようにこの子を守り、たたかないように導いたらいいのでしょうか?

 

私もずーと気にして見守っていました。でも、もうどうしたら良いか分かりません。

 

今日、子どもとこんな思いするのはお互い嫌だよねって泣きました。人を傷つけると周り

 

も困るし、あなたも学校に行きづらくなるし、よくないよねって確かめ合いました。子どももごめんなさいと言ってくれました。相手の親御さんにも、私も子どもも謝りました。

 

もう、これでなしになるといいのですが。

アドバイス頂けたらうれしいです。

 

ペンネーム      ベトナム

 

 

 

 

A.感情豊かでエネルギッシュ、その魅力を伸ばしましょう

 

ご相談者のお子さんはかっとなる回数が多く、怒りの沸点の設定温度も低いようですね。けれどひょうきんで正義感が強く、思いやりがある。こういうお子さんは、泣いたり笑ったり、いろいろなことに怒ったりと忙しいですが、感情豊かでエネルギーがある子なのです。

 

男の子を育てているお母さんの何割かは、こうした悩みをもっておられると思います。

 

また、なかなか感情を外に表さない子どもをもつお母さんのなかには、うらやましいと思う方もいるくらいです。

 

相談文を拝見すると、ご相談者は、お子さんのことをよく見ておられると思いました。しかも、お子さんはお母さんには正直に自分のことを話してくれます。コミュニケーションがとれています。これはすばらしいことです。子どもには子どもの言い分があるのですから、それは聞かないといけません。

 

以前、同様のお悩みに対して、私は「問題と悩みを分けてみましょう」と書いたことがあります。ご相談者もそうされてみませんか。

 

問題は、お子さんがかっとしやすいこと。悪いことだと分かっているし、反省もしているが、同じことをくり返してしまうということです。でもどうでしょうか。お父さんやお母さんやそのご家族の中にも、この傾向がありませんでしたか。それがいけない、と言っているのではなく、エネルギーがあるお子さんというのは、DNAとして受け継がれている可能性が高いように思うのです。そのエネルギーがよい面で表れるときもあるし、そうでないときもある。けれど、成長する過程で魅力ある面に変えていかなければならないのです。そしてそう育てるのが親御さんや学校の役割なのだと思います。

 

手が出やすい点については、(兄弟げんか以外に)どこかで学習している可能性があるので、まずは家庭の中から振り返って、「力」ではなく「言葉」で解決する習慣をつけるように心がけるとよいでしょう。またせっかく空手を習っているので、その力を武道以外では使わないという精神も、指導者からもっと言ってもらうようにしてよいかもしれません。

 

そして一番の問題は、お母さんの考え方かもしれませんね。子どもに一度言い聞かせて分かるのであれば、学校もラクです。子どもは、何回言っても通じないことがほとんどです。でも、だからこそ「子ども時代」なのです。失敗を何回もできるから子どもなのです。こんなに真剣に言ったから次はしないだろう、と大人は思います。これで懲りただろうと思います。それで聞き分ける子ももちろんいます。

 

でも、多くは裏切られます。けれど、みんなそうやって大きくなってきたのです。大人は、本当に何度でも辛抱強く言い聞かせなければならないのです。そして大事なのは、子どもとの信頼関係を切らさないこと。強く叱り、何度も諭すけれど、言い分もよく聞いて、「あなたを大事に思っている」ことを子どもに躊躇なく伝えることです。

 

もう一つ、このタイプのお子さんをもつお母さんに相談されたときにアドバイスすることは、子どもが起こしたトラブルで、相手の親子(または学校)に謝らなければならないことをおっくうがらないということです。そして、できれば親子で謝りに行き、親が謝っている姿を子どもに見せることです。子どもが見ていない知らない所で解決してはいけません。大事なのは親のプライドではなく、子どもがどう思うかです。そして世の中のことや、人の気持ちが分かる子に育てられるかです。

 

問題と悩みを分けると、お母さんがするべき「行動」が見えてきて、悩んでいるひまはないように思われませんか。これから10年が勝負だと思って子育てをなさってください。私の教え子で、子どものときは乱暴者と言われ、すぐトラブルを起こして手を焼いた男の子が、成人してからは親をいたわる、礼儀正しいすてきな青年になっていましたよ。

 

ご相談者のお母さんも、10年後のよいイメージをもって、お子さんに接してみられてはいかがですか。

 

 


舟山先生のほかの記事はこちら

きいて 教えて 舟山先生!

 

 

 

 

 

 

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★親野智可等の「今日から叱らないママ」第39回 [3/14]

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●自分もけっこうがんばったな。成長したな。楽しい一年だったな

 

3月も半ばになり、もうすぐ今の年度・学年も終わります。

 

この節目の時期に一番大切なのは、子どもが「自分もけっこうがんばったな。成長し

たな。楽しい一年だったな」と思えるようにしてあげることです。

 

それで初めて、「よし、来年もがんばろう」という前向きな気持ちになれます。

 

ですから、折に触れてプラス思考で一年間を振り返るようにしてください。

次のようなことを探してみてください。

 

・今年がんばったこと

・本人が夢中で取り組んだこと

 

・今年楽しかったこと。うれしかったこと

・よい思い出になったこと

 

・新たにできるようになったこと

・新たに経験したこと

 

・今年あった出会い

・身体の成長。何センチ伸びた。何グラム増えた

 

 

●しみじみ思い出しながら「あらためてほめる」

 

今年を振り返って、何について子どもをほめたかを思い出してください。

そして、それをあらためてほめてあげるといいでしょう。

 

「弟が雨の中で転んで泣いていたとき、あなたがなぐさめながら着替えさせてくれた

ね。あのときは本当に助かったわ。ありがとう」

 

「遠足の作文がすごく上手に書けたって、先生にほめられたっけね。お母さんもうれ

しかったわ」

 

「夏休みにレゴブロックで作ったお城がホントすばらしかったね。壊すのが惜しかっ

たよ」

 

このようにしみじみと思い出しながら、あらためてほめてあげると、子どもはとても

喜びます。

もうすっかり忘れ果てていたことでも、思い出せばけっこうあるはずです。

 

 

●部分に注目してほめられる部分を見つけ出す

 

今はできて当たり前と思っていることでも、意外と一年前はできなかったかも知れま

せん。

些細なことでも見つけてほめてあげましょう。

 

通信教材をやっている子の場合、一年でやった教材を全部積み上げて見せてあげなが

ら、「こんなに勉強したんだね。がんばったよね。この分賢くなったんだよ」と言っ

てあげましょう。

 

子どもが学校から絵、工作、作文などを持ち帰ったときもよいきっかけになります。

ぜひ、ほめられる部分を見つけてほめてあげてください。

 

全体を漠然と見ているとほめられませんので、ぜひ部分に注目して、ほめられる部分

を見つけ出してあげてください。

 

 

●敢えてプラス思考でとらえ直す

 

一番困るのは、子どもに「今年もダメだった。自分はやっぱりダメだな。楽しいこと

なんかなかった」と思わせてしまうことです。

 

これでは次の一年に対しても前向きな気持ちにはなれません。

 

マイナス思考で振り返っているとそうなってしまいます。

 

思考の癖によってついそうなりがちな人も多いと思いますが、気がついた時点ですぐ

に、敢えてプラス思考でとらえ直すようにしてください。

 

心がけていると、だんだんマイナス思考とプラス思考の両面思考ができるようになってきます。

 

 


前回の記事はこちら

第38回 子どもの花粉症を甘く見てはいけない。対策を!

 

他記事はこちら

親野智可等の「今日から叱らないママ」

 

 

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★「ママ名刺」を活用すれば友達がたくさんできる![3/10]

ママ友ネットワーク2回目

 

ママ友ネットワークを広げるのに役立つ道具が“名刺”です。

ママ向けのコーチング「ママのイキイキ応援プログラム」を行なっている、Happy Mommyプロデューサー&コーチの山﨑洋実さんにお話を伺いました。

 

 

●名刺のプロフィール情報を会話のネタに

 

山﨑 「子育てイベント、セミナー、ランチ会など、ママたちが集まる交流の場で『この人と仲良くなりたい』と思っても、初対面だと緊張して会話が続かなかったり、連絡先を聞きづらかったりしますよね。

 

いきなり『どちらにお住まいですか?』『趣味は何ですか?』など、質問ばかりすると迷惑なのではと遠慮してしまうこともあると思います。

 

初対面の相手に、短時間で自分を知ってもらい、会話の話題作りに役立つのが“名刺”です。

 

私が行っているママ向けのセミナーでは、参加者の皆さんに自分の“名刺”を作って持って来ることをおすすめしています。

 

セミナー後やランチ会をするときなど、参加者の皆さん同士で交流する時間で名刺を交換し、つながりを作ってもらうためです」

 

 

●お互いの“共感点”を見つけられる

 

山﨑 「名刺の内容は、ビジネス名刺のような堅苦しいものではありません。

『相手に自分のことを知ってもらう』ためのプロフィールカードのようなものです。

ポイントは、子どもの情報だけではなく、自分の情報(趣味や特技など)を書くこと。

 

例えば……

 

・名前

・ニックネーム

・子どもの年齢・性別

・電話番号(記入しない人もいます)

・メールアドレス、LINEのIDなど

・住んでいる地域や自宅の最寄駅(住所を記入しない人もいます)

・ブログのアドレス(ブログを書いている場合)       

・出身地

・趣味

・特技

・好きなタレント

・好きなキャラクター

・興味のあること

など

 

《名刺の例》

 

表面

 ママ友ネットワーク2回目・名刺表

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裏面

 ママ友ネットワーク2回目・名刺裏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名刺サイズのカードに手書きしても、パソコンで作って印刷したものでもOK。

 

イラストを入れたり、シールを貼ったり、顔を覚えてもらうために自分や子どもの写真を入れたりしてもいいですね。

 

※ネットで「名刺 無料 テンプレート」などと検索すると、簡単に名刺作成できる無料のテンプレートが見つけられます。

 

名刺を渡して自分の情報を知ってもらうと、『出身地が同じです』『私も○○さん(タレント)ファンなんです』など、お互いにつながる項目をすぐ見つけられます。

 

その場で会話する時間が少なくても、連絡先を伝えておけば、メールなどで後から交流することもできますよね。

 

自分から連絡をしたり、誘ったりするのが苦手で、受け身になってしまう人もいるのではないでしょうか。でも、好きなことに興味を持ってくれたり、誘ってくれたりしたら誰でもうれしいものです。

 

出会いをその場で終わらせず、名刺を活用してぜひ交流を広げていってください」

 

名刺で自分の好きなことを伝えて、それに共感してもらえると心の距離がすぐに縮まりますね。

 

山﨑さん、ありがとうございました。

 

 


前回の記事はこちら

 

山﨑洋実さんのほか記事はこちら

 

 

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☆『新版・ふれあいしぜん図鑑 春』プレゼント![締切:4/4]

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春の自然や行事を親子で一緒に楽しむ図鑑の最新版です。虫や草花の図鑑をはじめ、季節感あふれる歌や遊び、工作などで、調べる・やってみる・確かめる…、が立体的に構成されています。美しいカラー写真や細密イラストも満載、小学校の生活科にも最適な図鑑です!

 

こちらを、抽選で3名様にプレゼントさせていただきます。

 

※『新版・ふれあいしぜん図鑑 夏/秋/冬』も好評発売中です

 

 

応募は終了しました

 

 

 

応募締切)4月4日(月) ※発送をもって発表に代えさせていただきます

 

 

****************

『新版・ふれあい自然図鑑 春』(学研プラス)

定価)本体1,800円+税/AB判・本文136ページ

書籍の紹介はこちら

 

 

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★「ママ友」トラブルはこわくない?[3/8]

ママ友まとめ画像

 

子育て中の忙しいママにとって、困ったときに頼れるママ友の存在はとても心強いもの。

とはいえ……

 

「どうやって声をかけていいかわからない」

「相手に甘えてしまったら迷惑がかかりそう」

 

そんなふうに思って、遠慮してしまうことはありませんか?

ママ友付き合いについて気になることをまとめた記事をご紹介します。

 

 

■ママ友の上手なつくり方は?

 

人見知りで自分から声をかけるのが苦手でも、相手の得意なこと、魅力に注目して声をかけてみると、会話が盛り上がる!?

★記事はコチラ(https://mamanote.jp/news/3908

 

 

■ママ友との信頼関係を築くコツは?

 

遠慮ばかりせず、自分から「甘えてみる」ことによって、相手は「頼られている」と感じてうれしく感じるもの。心強い信頼関係を作る方法とは……。

★記事はコチラ(https://mamanote.jp/news/3960

 

 

■もし、苦手なママ友がいたらどうすればいい?

 

何かあったときに事実ではなく、マイナスの解釈や憶測で悩んでしまうこともあるもの。その憶測で思い悩んで、振り回されないようにするには……。

★記事はコチラ(https://mamanote.jp/news/3968

 

 

■苦手なママ友の誘いを上手に断る方法は?

 

あれこれ理由をつけて断るよりも「その日は都合が悪くて行けないの」と、シンプルに伝えます。負担になるようであれば、断る回数を増やしてき、少しずつ距離をおいていってもいい!?

★記事はコチラ(https://mamanote.jp/news/1661

 

 

■ママ友の家でのNGマナーは?

 

ママ友の家に遊びに行くとき、マナーに気をつけていますか? 友だちといえども、子どもを介した大人同士のお付き合い。思わぬところでマナー違反をして、相手を不快にさせているかも!?

 

・アポなしの突然の訪問は、相手にとって大迷惑! 他にも気をつけたいのは……

★記事はコチラ(https://mamanote.jp/news/1841

 

・「子どもの食べこぼしに無頓着」「物を汚した、壊したのに謝らない」。他にも気をつけたいのは……

★記事はコチラ(https://mamanote.jp/news/1838

 

 

■仲のいいママ友がいないから「親子遠足」が心配

 

普段、園のママ友とあまりお付き合いをしていないと、「他のママに何て話しかければいいのかな?」「お弁当を食べるとき、子どもと2人きりにならないかな」など、心配になってしまうことも。そんなとき、最初に話しかけるとよい言葉は……

★記事はコチラ(https://mamanote.jp/news/271

 

 

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☆1年で食べることへの意欲が育ちます![3/11]

3月納品

 

こんにちは。学校給食の現役管理栄養士&経験者のグループ「おkayu」がつづるママノート版「給食室だより」。今回は、給食の作り手からの最後のメッセージです。

 

 

●給食指導で育つ、子どもの食べることへの意欲

 

早いもので、この「給食室だより」も最終回となりました。ちょうど学校も卒業式のシーズンです。昨春入学したお子さんも、もうすぐ2年生。入学式では新1年生の前で歌や楽器演奏のほか、学校生活について楽しく呼びかけたりして、1年間の成長をお披露目します。「わが子が、来年はあそこに立つのね」「うちの子も、あんなに立派になるのかな……」と、2年生の姿を見て驚かれた昨年の入学式のことを思い出される方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

さて、成長のあかしを給食で確認できるとしたら「好き嫌い調査」でしょうか。

 

1年生の「食育活動」の時間では“好きな食べもの調べ”を行います。そして健康な体づくりと元気な毎日を送るために、「3つの色の食物」を好き嫌いなく食べることの大切さを指導しています。食物は体の中に入って、いろいろな働きをします。その働きを大きく3つに分けて黄色・赤・緑色で表したもので、黄色は「熱や力のもとになる食物」で炭水化物類、赤は「血や肉、骨をつくる食物」で、タンパク質類。緑は「体の調子をととのえる食物」で野菜類を指しています。

 

1年生では1学期に「給食に慣れる」こと、2学期には、「3つの色をバランスよく食べる」「苦手なものでも、ひと口パックン」、3学期は、「残さず食べる」ことを目標にして、担任の先生と一緒に給食指導を行います。これによって、はじめは好き嫌いが多かったり、食べることに意欲が乏しいように見えていても、驚くほど食べ方が変わっていく子どもが多く見られます。成長力の著しい子どもたちは、食に対しても、こちらの働きかけ次第でみごとに変わっていくのだということを実感します。

 

 

 「すきな食べものは なに色のなかまかな」教材

naniiro

PDFダウンロードはこちら

 

 

1年生の食育で使用する教材のひとつ「すきな食べものは なに色のなかまかな」。

好きな食物の名前が入った円に、そのグループの色を塗っていくもので、偏食傾向がひと目でわかります。入学前にチェックして、夏休み・冬休み・春休みに克服度合いを確認してみてはいかがですか。

 

 

●入学までに取り組みたい給食への準備

 

さて、入学式を控えた年長のみなさんの準備はOKですか。

 

入学前の保護者会や入学説明会で、入学式のあらましや学校生活一般についての説明はお聞きになっていることと思います。心配ごとや気になっていることは人それぞれでしょう。でも食べるのが遅いとか、偏食気味のお子さんをお持ちの親御さんの多くは、給食のことが一番心配だと言います。

 

そこで、今のうちから少しでも給食について知り、毎日の食事から気をつけてもらいたいことを「食事マナー10の約束」と「給食の10の約束」としてプリントにしました。もちろん、「入学までにこれらができていなければいけない」ということではありません。ただ、入学して子どもが戸惑うことのないよう、心の準備といった意味で役立てていただければと思います。また、1年生の給食はほかの学年より少々遅く始まることもあるので、これらを活用してじっくり取り組んでみてください。

 

 

「食事マナー10の約束」教材

食事マナー10の約束PDFダウンロードはこちら

 

 

「給食の10の約束」教材

給食の約束PDFダウンロードはこちら

 

 

●子どもの声やご家庭からの声に励まされて

 

私たち栄養士は、いろいろな制約の中で、「次代を担う子どもの心と体を育む給食づくり」を行っています。ときどき独りよがりの正義感を振りかざしてしまって、保護者の方たちに受け入れられていないなと感じることもあります。それでも大事なこと、大切にしなくてはいけないのは、作っている人ではなく、食べている人であり「子どもたち」だということを忘れないようにしています。

 

そのためにも、おたよりポストや給食ノート・授業のワークシートでは子どもの声を、そして試食会のアンケートや年度末アンケートなどでは保護者の声を聞くようにし、それぞれの意見を取り入れる工夫をしています。そしてその声に勇気づけられたり、襟を正したりもしてきました。本当にありがたいと思っています。それは、今でも宝物です。

 

皆さんの学校にも、子どもたちの成長や健康を真剣に考えながら献立作りに励む栄養士の方がいるはずです。アンケートや行事などで栄養士と交流する機会があったら、ぜひ皆さん方の声を届けていただきたいと思います。それが私たちの次の仕事への意欲を生み出す心の「栄養」にもなるのです。

 

 


前回の記事はこちら

第10回 「残さないこと」よりも大切なこと

 

他記事はこちら

栄養士さんからの給食室だより

 

 

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★ママ友関係で孤独にならないためにできることは?[3/9]

ママ友ネットワーク1回目

 

ママ友とは子どもを介してのつき合いのため、お互いに気を使い合い、ときにはちょっとしたことで関係がぎくしゃくしてしまうことも……。

ママ友付き合いで孤独を感じないためには、どうすればいいのでしょうか?

 

ママ向けのコーチング「ママのイキイキ応援プログラム」を行なっている、Happy Mommyプロデューサー&コーチの山﨑洋実さんにアドバイスいただきました。

 

 

●自分の「居場所」を複数持っておく

 

山﨑さん「ママたちは、家族のために育児や家事を毎日がんばっています。

子育て中は、自分の自由な時間が少なくなるうえ、家、公園、スーパーなど近所の世界での人とのつながりが中心になります。

 

そのコミュニティの中には、さまざまな価値観を持った人がいて、お互いに助け合ったり、ときにはぶつかったりすることもあるのではないでしょうか。

 

例えば、いつも決まったママ友グループといて、自分のコミュニティが1つしかない状態で人間関係がこじれてしまうと、まるで自分の居場所がなくなったような孤独を感じることがあります。

 

できれば、お子さんの通う園のママ友以外のコミュニティを2~3つぐらい、複数持っていたほうが心強いです。

 

もし、同じ園のママ友づきあいに悩んでしまっても、別のコミュニティの友達に話を聞いてもらうことで『つらいよね』『私もそんなことがあったよ』と共感してもらえたり、アドバイスをしてもらえたりして、考え方の視野が広がります」

 

 

●自分の「好きなこと」でつながる関係を作る

 

山﨑「ママ友とは『子どもと同じ園』『子どもが遊んでいる公園が一緒』など、“共通点”が同じ人との付き合いが多くなります。また、会話も子育てのことが中心です。

私は、ママ向けのセミナーで『子どもを介したコミュニティだけではなく、好きなこと、趣味などの“共感点”が同じ人とのつながりを作る』ことを提案しています。

 

共感点が同じなら、『○○ちゃんのママ』という立場だけではなく、『私』の立場で感情をシェアできる関係になります。

 

あなたの好きなこと、趣味、やりたいことは何ですか?

それを通じた出会いを探してみてください。

 

例えば…

 

・子育てサークル、イベント、セミナーに参加してみる

他の園のママ友と交流ができます。同じ子育ての悩みや価値観を持つ人と出会えるかもしれません。

 

・好きなこと(芸能人、音楽、映画など)が同じ人とブログやSNSで友達になる

離れた地域に住んでいても、ブログやSNSを通じて知り合うこともできます。同じ人のファンで、好きなことを語り合える人がいるとうれしいものです。

 

・習い事をする

学生の頃にやっていたスポーツを再開して仲間を作ったり、料理、フラワーアレンジメントやネイルなどを習ったり。

 

自分と同じことに興味を持つ人が集まる場に行くなど、アクションを起こせば、自分と共感点が同じ人との出会いがあるはずです」

 

次回は、その出会いを活かすのに役立つ「ママ名刺」についてお伝えします。

 

 


山﨑洋実さんのほか記事はこちら

 

 

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★親野智可等の「今日から叱らないママ」第38回[3/7]

 

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●鼻づまりで口が開いて口呼吸

 

小学2年生の担任の鈴木先生(仮名)に聞いた話です。

鈴木先生は最近のはるかさん(仮名)の様子が気がかりでした。

 

はるかさんはいつも元気いっぱいで、行動もてきぱきしています。

掃除も係の仕事もよくやりますし、授業にも集中して発表もよくします。

 

でも、この数日はいつもの元気がなく、行動も緩慢です。

授業中もぼうっとしていて、勉強に集中できていません。

 

鈴木先生は、「そろそろ叱る必要があるのかも」という気持ちではるかさんの近くに行ったら、あることに気がついたそうです。

 

それは口が開いているということです。

どうやら鼻が詰まって口呼吸をしているようなのです。

 

もうひとつ、目の周りがむくんでいることにも気がつきました。

 

それで、鈴木先生はこれは花粉症じゃないかと気がついて親御さんに連絡しました。

親御さんがさっそく医者に連れて行ったら、やはり花粉症だったそうです。

 

 

●子どもは花粉症の影響をまともに受ける

 

子どもは自分で花粉症だと気がつきませんので、大人が気をつけている必要があります。

それまでかかっていなかったとしても、急に発症するということもあります。

 

大人でも、呼吸がしにくい、鼻水が出る、目がかゆいなどの状態ですと、集中力も注意力もかなり下がります。

 

大人でしたら、ある程度は意志力で自己コントロールして、カバーできないこともありませんが、子どもはそういうことが苦手です。

ですから、花粉症の影響をまともに受けてしまいます。

 

勉強にも影響が出ますし、生活の質全体が下がります。

ぼうっとして歩いていると安全上の問題もあります。

 

それに、子どもの花粉症は、気管支喘息やアトピー性皮膚炎などの他のアレルギーとの関わりがあることもあるそうです。

 

 

●素人判断でなく医者に診てもらう

 

子どもが花粉症かもと思ったら、医者に診てもらって適切な治療をしてもらうことが大事です。

 

原因の花粉が特定できますし、その子の症状に合った薬を出してもらえるからです。

それに、その子に合った対策のアドバイスをもらえます。

 

つい素人の自己判断で市販薬に頼りがちですが、それにはリスクがあります。

その薬がその子の症状に合っていないこともありますので、一種の賭のようなものです。

 

 

●いろいろな花粉症対策を

 

次のようなことも大切です。

 

・テレビやネットで花粉の飛散情報を見る。多いときは外出を控えるなども

・マスクや眼鏡をつける

 

・花粉が付きやすいすいウールなどの服は避ける

・花粉を家の中に持ち込まないように、玄関で服を払ってから入る

 

・手洗い、うがい、洗顔、洗眼などで花粉を洗い流す

・家のドアや窓を開けっ放しにしない

 

・家の中をまめに掃除して花粉を減らす

・洗濯物を取り入れるとき、花粉を払い落とす

 

・柔軟剤を使うと静電気が起こりにくくなり、花粉も付きにくくなる

・部屋干しも選択肢の一つ

 

 

●ネット検索して情報を得よう

 

ご自身でも、一度ネットで検索してみて情報を得てください。

「花粉症 対策 子ども」などのキーワードを組み合わせればいいと思います。

 

もっと根本的かつ長期的な視野に立って考えれば、食生活や睡眠など、生活習慣の改善も必要になるでしょう。

 

 


前回の記事はこちら

第37回 子どもの進路は誰が決める?「あさが来た」を見て思うこと

 

他記事はこちら

親野智可等の「今日から叱らないママ」

 

 

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☆魚おかずで脳を活性化「鮭と白菜の和風クリーム煮」[3/4]

たっきーママ・3月1回目

 

 

●長男が小学校に入学したときのこと

 

こんにちは、たっきーママです。

 

もうすぐ進級・進学と、子ども達にとってドキドキの季節がやってきますね。

それと同時に、親にとっては不安もいっぱいな季節でもあると思います。

もちろん私も。

次男は進級でクラスが変わるし、長男は中学校に進学です。

 

うちの長男は幼稚園の頃、とてもとてものんびりしていて、女の子っぽくて、ぼんやりしていて食べるのも遅くて少食で……

と、小学校に上がる前は、この子、大丈夫かしら? と心配していました。

幼稚園と違って先生がつきっきりで見てくれるわけじゃない小学校は、私にとってはかなり不安なものがありました。

それに加えて、入学直後に引っ越しをしなければいけなかったので、入学後しばらく越境通学しており、お友達は親子共々誰一人いない状態でのスタート。

それはそれは心細い入学でした。

 

でも、子どもって順応性あるんですよね。

最初のうちは休み時間もぽつんと1人で過ごしていていることを聞くたびに胸が苦しくなりましたが、いつしか友達が1人でき、2人になり、5人になり、そんなに家入られへんでー! ってくらい遊びに来るわ来るわ(笑)

案ずるより産むが易しとは、まさにこのことなのかもしれません。

なんであんな心配してたのかなーと思ったり。

いやでも、本当に些細なことが心配だったりするんですよね。

そうやって子どもと一緒に親も成長していくんだろうなぁ。

今思う心配も、後になってみたらきっと懐かしい思い出になるのでしょう。

 

 

はい!真面目な話はそこまで!(勝手に自分で語っといて)

 

ここからはレシピいきまーす。

 

今回ご紹介するのは鮭と白菜の和風クリーム煮。

ちょっとだけ、みそが入ってるので和風なんですのよ奥さん。

 

今月のテーマは「魚介」

どうしてもメインをお肉に頼りがちになってしまうので、DHAやEPAの脳を活性化する成分がとれる魚介でメインを、ということで野菜と一緒にお子様が好きそうな味付けでご紹介します。

 

 

鮭と白菜の和風クリーム煮

 

【材料】(4人分)

鮭…2切れ  

白菜…1/8株

薄力粉…大さじ2

牛乳…300ml

みそ…大さじ1

鶏がらスープの素…小さじ2

サラダ油…適量

 

【作り方】

1.鮭は皮と大きな骨を取り除き、薄力粉(分量外)をまぶす。白菜は適当な大きさに切る。

 

2.深めのフライパンにサラダ油を熱して鮭を両面焼く。いったん鮭を取り出してフライパンをペーパータオルで拭き取り、サラダ油を追加して白菜をしんなりするまで炒める。

 

3.薄力粉を振り入れて炒め、粉っぽさがなくなったら牛乳を少しずつ入れてのばす。みそと鶏がらスープの素を加えて溶かしながらとろみがつくまで煮る。

 

 

お好みで最後に粗びき黒胡椒を振ってください。もちろんそのままでも!

 

 


前回の記事はこちら

腸を元気にするおかず「蓮根のはちみつしょうゆ煮」

 

たっきーママさんの他記事はこちら

たっきーママの子育てレシピノート

 

 

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登園拒否が続く息子。入学してからが不安です

 

 

こんにちは、現役小学校教員の舟山由美子です。

今回は、“不登園”を続けている年長のお子さんの親御さんから、入学後の通学を心配するお便りが届いています。

 

 

Q. 7月から行事のとき以外、登園していません

 

今年の4月に新一年生男子を持つ母親です。

 

私は子どもが10ヶ月位から保育園に預けて働いています。主人が10年以上のうつ病なので働けたり、働けなかったりします。経済的に厳しいこともあり、私が平日フルタイムと休日にアルバイトをして生計を立てています。それでも足りないのですが。

 

 子どもは3歳頃から登園拒否が多くなりました。主人がいるため2~3ヶ月程度なら休ませていました。しかし、年長組になり去年7月から休んでいます。その間に就学児健診で引っかかったので支援室に行ったり、市の保育課から連絡があったりしました。 保育園の先生と市の支援室の方の話だと、障害などはなく、知能検査もしなくてもいいかもと言われています。

 

家ではゲームしたり、テレビを見たり、好きな車のおもちゃで遊んだりしているようです。ただし、主人が面倒を見られるときと見られない時があるため、食事はあらかじめテーブルに置いておくと自分で食べています。

 

2月に遠足があったので、それに参加して3日間くらい園に行きました。休みを挟むと、今日は足が疲れているんだと言って、また行きませんでした。行かない理由は様々ですが、先生に見てもらうと友だちともうまくやっていると言います。来てしまえば楽しいようだということです。本人も今日はやっぱり楽しかった~と言っています。

生活リズムはきちんとつけています。お手伝いも率先してします。先生方には感受性が強く、先を見通して動く子だと言われました。お母さんを助けたいんだと思いますよと言ってくれました。

 

漠然と不安なのかなと思いますが、どう改善していけばいいのかわかりません。早く小学校に行きたいとランドセルをしょって行くのを楽しみしています。自分で帰れるというのが大きいみたいです。

 

 アドバイスいただけると非常にありがたいです

 

ペンネームはなぼう

 

 

A.家庭以外の人とふれあい、社会の多様性を教えましょう

 

実質的に家計をお一人で支え、お子さんの成長を楽しみにがんばっておられるお母さんなのですね。それなのに、その大事なお子さんに就学前の「登園しぶり」の兆候があり、これが小学校に入ってからでも続くのでは……と思われています。

 

学校に行きたがらない子は、昔は「登校拒否」と言われ、今は「不登校」と呼ばれています。その児童・生徒への対応は、今と昔とでは変わっています。「登校拒否」と言われた時代は、その保護者(おもに母親)と担任だけが「何とかしよう」としていました。親が泣いている子を抱きかかえるようにして学校に連れて行ったり、担任が家まで迎えに行ったりしていました。

 

しかし、現在は様相が違います。担任だけがこの問題を抱え込まないように学校全体で取り組むように言われています。学校に配置されているスクールカウンセラーも対応するようになっています。学校の外に目を向けると、児童精神科医による診療もありますし、自治体やNPOの団体が、不登校児をサポートする《教室》を運営していることもあります。つまり、「不登校」という問題は『個人』の問題から『社会』の問題へと移行したのだと思います。それだけ、社会の中で「不登校」という課題を抱えている児童・生徒をフォローしなければならないという要請や必要性があるのだと私は思っています。

 

このように、ご相談者のお子さんの「登園しぶり」や「不登校」への不安は、お母さんだけが抱える問題ではないと思います。とはいうものの、では実際にはどうすればよいか分からず、結果的にお母さんだけが悩んでいるというのが実情です。

 

ここで、小学校の教員として「不登校」の児童を見てきて感じていることを述べてみますね。これはまったくの私見ですので、そのつもりでお読みいただきたいと思います。

 

不登校のお子さんといっても、その背景や課題もいろいろで、だからこそ『社会的』な問題になっているのだと思います。そんななかで、なんとなく共通しているなと私が感じている事柄があります。

 

1つめは、兄弟姉妹の中で1人が不登校だと、それが弟や妹に影響しやすいということです。これはなんとなくイメージできるでしょう。自分の兄や姉が学校に行かないでずっと家にいても(親とのあつれきがあるにしても)何とか生活しているのですから、自分も……と思ってしまうのかもしれません。

 

2つめは、お父さんの影が感じられないということです。お父さんが仕事でとても忙しい方であったり、お母さんがお父さんをあまりあてにしておられない、と感じることもあります。誤解のないように言っておきますが、お一人で子育てをしているお母さんをさしているのではなく、子どもの言動から『父性』の影響を感じられない、という意味です。『父性』というのは、社会の中で生きるときの方向性を示してくれる存在なのかもしれません(シングルマザーでも『父性』と『母性』を両方もって育てている方も多いです)。

 

この2つから感じるのは、「学校」という社会的な場所に、律儀に行かなければならないという必要感や空気感がその家庭にあるのか、ということなのだと思います。

 

ご相談者の場合はいかがでしょうか。お父さんが療養中とのことですが、お子さんは、生まれてからずっと、お家で過ごされているお父さんの姿を見て育っています。その分、お父さんにはいたわりの気持ちがあり、家計を支えるお母さんのがんばりを見て将来は助けたいと思っています。その気持ちは本当だと思います。ただ、そのためにはどうすればよいかという、目指すべき「モデル」像がないのではないでしょうか。

 

具体的なアドバイスとしては、その「モデル」となる第三者(家庭以外の人)と接する機会をあえて作るということです。ご相談者の親族や、お友だちの中で、そうした『父性』があると感じる方々(とそのご家族)と触れ合ってもらうのです。それは決して今のお父さんをないがしろにするということではなく、世間の広さや多様性を、子どもに教えるということです。そのうえで、今、自分が生きているのは、お父さんとお母さんがいるからだと感じてくれるようになったらうれしいですよね。

 

また「不登校」については、前述したように、児童精神医や心理カウンセラーのみなさんが、さまざまな臨床・研究をされておりますので、問題が深刻化しそうなときはぜひ専門家からの診療・助言・指導をお受けになってはいかがでしょうか。

 

毎日の生活を精一杯がんばっておられますが、物理的なことだけでなく、これからは子どもの心情面でも考えなければいけない時期になってくるということかもしれません。どうぞお身体には十分気をつけて子育てをなさってください。かならず助けてくれる方がおられると信じています。

 

 


舟山先生のほかの記事はこちら

きいて 教えて 舟山先生!

 

 

 

 

 

 

 

 

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☆[入学準備]入学前に、生活リズムを整えよう!

生活リズムまとめ

 

小学校に入学すると、今までよりも早い時間に家を出なければならなくなるという地域も多いのではないでしょうか? これまでの生活リズムを見直して、起床時間を早めるのはなかなか難しいこと。でも夜更かしして朝から時間ギリギリの生活をしていると、1日の生活だけではなく、子どもの学習面にも大きな影響が出てきます。

以下の記事をチェックして、入学に向け、少しずつ早寝・早起きの習慣づけや生活リズムの改善をしていきませんか?(ママノート編集部)

 

 

朝が苦手で、入学後が不安という子、どうしたらいいでしょう?

 

 

朝起きるために、お母さんたちが実践していることを聞いてみました。

 

 

朝はなかなか起きられないくせに、夜は元気でなかなか眠れません。そもそもよい眠りってなんでしょう?

 

 

気持ちよく眠れるためにはどうしたらいい?

 

 

子どもの寝つきが悪い……どうすればいい?

 

 

早寝・早起きができないと体温調節がうまくいかなくなり、低体温に。その結果、集中力に影響が出てきます。

 

 

入学して、いすに座って授業を受けるようになると、子どもの姿勢の悪さが気になってくることも。

 

 

生活リズムを整えるにはどうしたらいいのでしょう? 

 

 

睡眠をたくさんとっているのに寝起きが悪いという子も。こんなときはどうしたらいいのでしょう?

 

 

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☆ゲームの時間の約束が守れる子になる3つの方法[2/26]

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●楽しいゲームは、なかなか止められない

 

ポータブルゲームやテレビゲーム(以下ゲーム)は、数秒に1回「やった~」「お~」とワクワクした気持ちにさせてくれるので、多くの子どもは虜になります。

 

では、どうしてゲームのやりすぎが困るのでしょうか?

 

それは、宿題など他にしなければいけないことがあるのに、自制心がもてないまま長時間やり続けるからです。就寝時刻が遅くなって、睡眠不足になることもあります。

 

仮に、ゲーム時間を1日30分と約束しても、ステージが上がってきたり、友達と競うようになったりすると、熱中して途中で止めることができなくなります。

 

今回は、子どもがゲームの時間の約束を守れるようになる3つの方法をお伝えします。

 

 

【1】約束を守るように強制しない

 

多くの親は、「ゲーム機を買ったときの約束(制限時間を守る)が守れないなら、実力行使でゲーム機を取り上げよう」と考えます。

しかし、それは踏みとどまったほうがよいです。

 

この先、子どもはゲーム機だけではなく、スマホやパソコンも使うようになります。これらの道具を少しずつ自分で使いこなせるようにする必要があるのです。

 

子どもの好きなことを無理に禁止してしまうと、不満がふくらんで親の言うことに耳をふさぐようになります。

 

例えば、宿題があるのに子どもがゲームをやり続けていたら、次のように声をかけてみましょう。

「キリの良いところはどこなの? キリになったら続きは明日にして、宿題をはじめようか」

「宿題が終わったら、ゲームをやってもいいよ」

 

全面禁止ではなく、「○○の場面がきたら止めよう」「○○した後にゲームをやろう」など、どんな使い方をするといいのかを提案するのです。

 

 

【2】約束の時間の少し前に声かけをする

 

例えば、ゲーム機を買うときに「時間は1日30分だよ」と約束したとしても、最初は守れるでしょうが、だんだん守れなくなります。

子どもは30分を過ぎた段階で「そろそろやめなくてはいけない」と思っているはずです。

 

しかし「もうちょっと」「もう少しだけ」と続けてしまうのです。

約束の時間ピッタリの30分で終了させるのではなく、5分から10分はオーバーするかもしれないと思い、許容範囲を少し広げておいたほうがよいでしょう。

 

さすがに1時間を過ぎると、約束の2倍以上の時間ですから「明日の分までやっちゃうと明日はできなくなるね。ここのところでやめとこうか」と注意します。

 

そして、約束の時間の5分前に「そろそろ30分がくるからね」と声をかけ、「30分たったよ」とか「もう30分を過ぎているよ」と、気づかせるように言います。

 

それでも終わらないときには、「寝るのがおそくなってしまうから、ここで止めてこうよ」などと子どもの体を気づかう言葉をかけてみましょう。

 

 

【3】約束を守れたらほめて認め、できたことをいっぱい喜ぶ

 

約束の時間を守ってゲームを止められたら「すごい。明日もこの調子で時間を守ってゲームやろう!」とほめたり、「次のステージがクリアできたら、ママにも教えてね」というゲームに関する会話を楽しむことができるとよいです。

 

また、ゲームの時間を守って、やらなければいけない宿題もできたら、いっぱいほめましょう。「すごいね。ゲームもできて、宿題もバッチリ。すばらしい」「さすが! かっこいい」と一緒に喜びましょう。

 

子どもは約束を守れたことの達成感を味わえ、だんだん自制心をもってゲームと付き合えるようになります。

 

 


前回の記事はこちら

パパが育児に協力的になる3つ の方法

 

次回の記事はこちら

友だちづき合いが上手な子になる3つの方法

 

関連記事はこちら

親に頼らず「自分でできる子」になる家庭ルール

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子どもに時間管理の方法を教えるには?

やることを見える化すると叱らなくても済む。

 

 

 

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★親野智可等の「今日から叱らないママ」第37回 [2/29]

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●親子の気持ちはすれ違う

 

ただ今放映中のNHK連続テレビ小説「あさが来た」を面白く見ています。

 

毎日見られるというわけでもないので、ときどきストーリーがわからなくなることがありますが……。

 

そんな中で思ったことがあります。

それは、親という存在は本当によく子どもの行く手を遮るものだということです。

 

主人公のあさの子ども時代は、自分がやりたいことをどんどんやっていきたいという、やる気満々の女の子でした。

 

親にやらせられる琴や裁縫は嫌いで、そろばんや学問をやりたいと思っています。

親に決められた許嫁(いいなずけ)との結婚には納得できません。

 

そんなあさに対して、母親は「おなごに学問は必要ない」と言い、父親は「こらあ、あさ~」と叱ってばかりです。

 

母親も父親も、あさには夫を支えて家を守るという昔ながらのおなご(女子)の人生を生きて欲しいのです。

 

あさの唯一の理解者がおじいちゃんで、自分のやりたいことをどんどんやるようにと、あさを励ましてくれます。

 

 

●ばりばり働く? 夫を支える?

 

成人してからのあさは、いろいろな逆風はありつつも、けっこう自分のやりたいことをやっています。

 

やりたいと思った炭鉱や銀行の事業も実現しましたし、今は女子大学を設立するために邁進しています。

 

そして、あさは、娘の千代にも自分のようにばりばり働く女になって欲しいと思っています。

 

そのためにも、自分たちの勉強会で勉強して欲しいと思っています。

ところが、千代は昔ながらのおなごの生き方をしたいと願っています。

 

 

●自分の親と同じ「いけず」をわが子にもしてしまう

 

千代の理想は、伯母・はつや祖母・よののような夫を支えるおなごであり、「おなごに学問は要らない。勉強なんかしたくない。花嫁修業をしたい」と思っています。

 

その根っこには母親であるあさへの反発があり、ばりばり働くあさのようなおなごにはなりたくないという気持ちがあるのかも知れません。

 

同時に、もって生まれた気質もあるのかも知れません。

ですから、自分の価値観を押しつけてくるあさに対する反発は強まるばかりです。

 

あさは、自分が子どもだった頃、やりたいことがやれなくて悲しい思いをしていたはずです。

自分がやりたくないことを親にやらされて反発していたはずです。

 

それなのに、自分が親になった今では、自分の親と同じ「いけず」なことを千代に対してやってしまっています。

 

 

●祖父母は子どもの心の安全基地でいい

 

悩める千代にも理解者がいて、それは祖母のよのです。

あさにとっては祖父が理解者でしたし、千代にとっては祖母が理解者なのです。

 

子どもの気持ちを受け入れて、共感してくれる祖父母は本当にありがたい存在です。

 

「ちびまる子ちゃん」にも友蔵というおじいちゃんがいます。

友蔵は、まる子を百パーセント受け入れてくれます。

 

友蔵がどれほどまる子の支えになっているかわかりません。

友蔵は、まる子の心の安全基地なのです。

友蔵がいなければ、まる子はただのひねくれ者になっていたかも知れません。

 

こういう共感的な理解者がいるかいないかで、子どもの人生は大きくかわってくると思います。

 

 

●子どもの人生を奪う親

 

あさの姉のはつには、藍之助という息子がいます。

藍之助はあさの銀行で働きたいと強く願っています。

 

ところが、母親のはつは大反対します。

愛する夫・惣兵衛と必死の思いでつくりあげてきた、自分たちのミカン農家を継いで欲しいからです。

 

そうでないと、夫の惣兵衛に申し訳ないという気持ちもあるようです。

その気持ちもわからないではありません。

 

でも、その親の気持ちを通せば、子どもが本当にやりたいと願っていることをできなくさせてしまうことになります。

 

それは、はっきり言って、子どもの人生を奪ってしまうことです。

 

 

●子どもの人生は子どものもの

 

子どもの人生は子どものものです。

子どもが自分の人生を思い切り展開できるように応援してあげて欲しいと思います。

 

ところが、子どもが自らやりたがることを応援する親は、ドラマでも現実でも少ないようですね。

 

子どもには自分がやりたいことを自分で見つけて自分でばりばりやっていく、そういう人生を生きさせてあげて欲しいと思います。

 

 


前回の記事はこちら

第36回 「ほめる」と「承認」の違いとは?

 

他記事はこちら

親野智可等の「今日から叱らないママ」

 

 

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