1958年生まれ。本名 杉山 桂一。
公立小学校で23年間教師を務め、退職後は、全国各地のPTAや市町村の教育講演、本の執筆に精力的に取り組んでいる。
メールマガジン「親力で決まる子供の将来」は新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど各メディアで絶賛され、教育系メルマガとしては最大規模を誇る。
著書多数。
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生活・しつけ
小学1年生 2016年8月8日の記事
●夏休みにダラダラするのは当たり前
夏休み中の子どもがダラダラしているのを見て、イライラがマックスのママさんも多いことと思います。
でも、ご安心ください。
夏休みにダラダラするのは当たり前ですから。
これが普通の姿なのだと諦めてください。
そもそも夏休みは「休み」ですから、子どもは正しい行動をしているとも言えるのです。
欧米の夏休みは2か月もあり、その間は宿題もナシというのが一般的です。
それに対して、日本の子どもたちは夏休みが1か月ほどしかなく、その間にも宿題がたくさんあり、塾や習い事もあり、通信教材もありで、なにかと大変です。
おまけに日本の夏は高温多湿ときています。
こういう事を頭に入れて、まずは「子どもも大変だな。まあ、しかたがないか」と許してあげてください。
●カードに書いて、やることを見える化する
とはいっても、やらせなければならないこともあります。
それについては、口で叱るだけでなく、合理的な工夫をすることが大切です。
このママノートで紹介した模擬時計も効果的です。
今回はカード式という方法を紹介したいと思います。
これは、子どもがやるべきことをカードにして見える化する方法です。
ある家では、朝食の前に次の5つのことをやることになっています。
「洗面・手洗い・うがい、髪をとかす、着替える、脱いだ服をたたむ、勉強の準備を
する」
それで、これら5つを5枚のカードに書いて、ホワイトボードに貼ってあります。
そして、朝起きたらカードを見て5つのことを順番にやり、やったらカードを裏返して貼ります。
カードの裏にはかわいいキャラクターの絵が描いてあります。
●見える化すると自分で動ける
これによって、やるべきことがはっきりします。
かわいいキャラクターの絵を見られるというのも、ちょっとしたことですが、子どものやる気につながっているそうです。
このカードによって、かなり自分で動けるようになったそうです。
朝食の後には、「食器運び、歯磨き、うんち、勉強、部屋の掃除」などのカードが考えられます。
寝る前には「お風呂、片づけタイム、トイレ、うがい」などです。
カードにするのが面倒なら、ホワイトボードや画用紙に書くだけでも効果はあります。
とにかく、大事なのは口で叱るだけでなくやることを見える化することです。
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1958年生まれ。本名 杉山 桂一。
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