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生活・しつけ
年長 2014年9月17日の記事
ママ友の家でのNGマナー(お部屋での注意点)
《ママ友の訪問マナー・後編》食べこぼし、引き出しを勝手に開ける……子どもに失礼な行動がないよう見守りましょう。
ママ友とのおしゃべりに夢中になっているとき、子どもがマナー違反をしているかも!?
気をつけたいポイントについて、『マナースクール ライビウム品川』『親子・お受験作法教室 ライビウム』代表の諏内えみさんにお話を伺いました。
●NGマナー1
子どもの食べこぼしに無頓着
諏内 「お子さんと一緒におやつをいただくときは、飲み物をこぼしたり、食べ物をボロボロと落としたりしないよう、見守ってあげてください。食べこぼしてしまったときにはすぐに拭けるよう、タオルやティッシュを準備しておきましょう。
また、お子さんが家の中を騒がしくバタバタと走り回ったり、勝手に冷蔵庫や引き出しを開けたりするなど、失礼に当たることをしないように気をつけて。ママ友とおしゃべりするときも常に子どもの見えるところにいて行動を見守ってあげてくださいね。もし失礼をしてしまったら、すぐにお詫びしましょう」
●NGマナー2
物を汚した・壊したのに謝らない
諏内 「お子さんがもしも物を壊してしまったり、無くしてしまったりしたときは、相手に誠意を見せることが一番大切です。たとえ安価なものであっても、きちんと謝罪します。
相手が『いいわよ』と言ってくれても、できれば同じものを探してお返しするように申し入れましょう。その誠意が伝われば、友情がさらに深くなるはずです」
●NGマナー3
小さな子どもだけでトイレに行かせる
諏内 「お子さんがトイレに行きたがったとき、普段から1人でできる子であれば、『1人でできるでしょ。行ってらっしゃい』と言いがちです。でも、もしかして相手は『大丈夫かな?』と気になっているかもしれません。トイレを汚さないように、一緒について行ってあげてくださいね。
赤ちゃんが一緒のときは、おむつ替え用のシートを持って行き、『どこで替えたらいい?』と聞きます。ビニール袋を持っていき、使用済みのおむつは持ち帰るようにして」
●NGマナー4
人の悪口やウワサ話ばかりする
諏内 「人の悪口を言うと、相手を嫌な気分にさせます。そして、『ここを離れたら私のことも言っているんじゃないか』と思われ兼ねません。
そして、たとえ相手が人の悪口を言ってきても、絶対にのらないようにして。1回受け止めて、すぐに話を変えてしまいましょう。
『そうだったの。あっ、そういえば、この間○○のお店においしいケーキがあって……』などと別の話をするのです。すると、相手に『ウワサ話が嫌いなのかな』とさりげなく伝わるはずです。
ママ友との会話では、『インテリアがステキね』『日差しがいっぱい入るわね』など、お部屋のいいところを見つけてほめましょう。
また、相手のお子さんのことを『○○ちゃんは、いつもうちの子と仲良く遊んでくれるの』などと、ほめてあげるといい関係が保ちやすくなりますね。」
●NGマナー5
ダラダラと長話する
諏内 「家に来て遅くまで長話するママ友を、どんなタイミングでお帰しすればいいのかわからない……というお悩みをよく聞きます。これは、最初に時間を決めておくのがおすすめです。
相手のお宅におじゃまする場合は、『今日は何時頃まで大丈夫だけど、○○さんはどう? お出かけの予定はない?』と聞く心遣いも大事ですね。
訪問される側の場合は、『今日は17時から出かけるので、それまでゆっくりしてね』と伝えます。後になればなるほど、言い出しにくくなりますからね。
帰るときは、子どもと一緒にきちんとおもちゃの片付けをし、お礼を伝えて帰ります。さらに、『今日はありがとう』と後でメールをすると、好印象です。『次は家に遊びに来てね』と伝えることもお忘れなく。
お互いを気遣いながらバランスよくお付き合いできるといいですね」
親しい仲だからこそ、相手への気遣いを忘れないことでより深い関係を築いていけるのですね。諏内さんありがとうございました。
プロフィール
東京・品川『マナースクール ライビウム品川』『親子・お受験作法教室 ライビウム』(http://www.livium.co.jp)代表。
マナーや美しい所作をはじめ、会話術、幼稚園・小学校向けお受験マナーの講座に定評がある。
映画やドラマでの女優のエレガント所作指導や、メディア出演も多数。
著書 :『身につけると一生役立つ 子どものお作法練習帖』(PHP研究所)、『ママのための賢いおつき合いルール』(大和出版)など。