★〈実験〉どうなる? 冷凍室のカチコチ実験

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キッチンにある材料を使って、かんたんにすぐできる実験を
紹介している『小学生のキッチンでびっくり実験66』
どれも手品のようにびっくりする実験で、3択クイズで楽しく実験をすすめられます。
今回は、冷凍室を使ったオススメ実験をご紹介します。





≪冷凍室の実験≫
キッチンにある身近な食品を、
冷凍室で凍らせるだけのかんたんな実験です。
凍らせて待つだけなのに、意外に予測がつかないものですよ。
実験を始める前に、三択クイズで実験結果を予想してみましょう。





【 実験クイズ1 】
炭酸ジュースの入ったコップを凍らせるとどうなる?


(1)増えて凍る   (2)減って凍る   (3)そのまま凍る

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【 実験クイズ2 】
豆腐を凍らせるとどうなる?
(1)白いままで凍る  (2)黄色くなって凍る  (3)凍らない

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≪実験1
炭酸ジュースを凍らせるとどうなる?≫


○用意するもの
・使い捨てのプラスチックのコップ
・炭酸ジュース



○実験方法

1 炭酸ジュースを、プラスチックのコップに注ぎます。

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※ガラスのコップは、冷凍すると割れることがあります。
  必ずプラスチックのコップを使用しましょう。

ジュースはコップの9分目ほどまで入れます。
蓋をせずに、そのまま冷凍室で凍らせましょう。
倒れないような場所に置いてください。
完全に凍るまで、3時間ほどかかります。
(凍らせる量や冷凍室の状態によって、
時間は変わるので注意しましょう。)

2 冷凍庫からコップを取り出します。
炭酸ジュースが完全に凍ったら、冷凍庫から出してみましょう。



実験クイズ1の答えは・・・
(1)増えて凍る  です。

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予想は、当たりましたか?



では、なぜ体積が増えるのでしょうか?
水は凍ると、体積が約1.1倍に増えます。
炭酸ジュースはほとんどが水で、
中に二酸化炭素が溶けています。

ジュースの中を気泡として動く二酸化炭素は、
ふだんはジュースから出ると気体として消えます。
ジュースが凍るときに二酸化炭素も閉じ込められて、
その体積ごと凍ります。
水そのものの体積に、二酸化炭素のぶんが加わって、
全体に体積が増えるのです。





≪実験2
豆腐を凍らせるとどうなる?≫


○用意するもの
・豆腐
・お皿(冷凍室に入れても平気なもの)



○実験方法
1 豆腐切って凍らせます。

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豆腐を8分の1ほどに切って、
お皿にのせてそのまま凍らせます。



2 冷凍庫から豆腐を取り出します。
3時間以上経ったら、豆腐を取り出してみましょう。





実験クイズ2の答えは…
(2)黄色くなって凍る    です。

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白くてやわらかかった豆腐が、黄色くなってカチカチに凍ります。





なぜ黄色くなって凍るのでしょうか? 
豆腐は、豆乳をかためてできています。
豆腐の約90%が水なので、凍ると水と大豆の成分が分離して、
全体が大豆の色になるのです。



ご紹介した炭酸ジュースや豆腐の他にも、
納豆・ケーキ・生卵・はちみつ・ガム・ケチャップ・ドレッシング・醤油など、
キッチンにあるものを凍らせて、予想してみましょう。



→詳しくは、
『小学生のキッチンでびっくり実験66』(学研教育出版)に載っています。
冷凍室の実験の他にも、キッチンでできる簡単でおもしろい実験がたくさん紹介されています。

夏休み、安心して過ごすためのポイント

小学校入学前、最後の夏休みがはじまりました。いきなり本格的な暑さのなか、生活リズムや健康管理にも気を使いますね。

 

そこで夏休みの健康管理などについて取り上げた記事をご紹介します。身体に気をつけて、充実の夏休みをお過ごしいただくご参考となればと存じます。

 

●夏にはやる子どもの病気を知っていますか?

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https://mamanote.jp/news.html?id=274

 

 

●夏に風邪をひいたら…家庭ではどうケアしたらいい?

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https://mamanote.jp/news.html?id=275

 

 

●皮膚トラブルに、やっていいこと、悪いこととは?

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https://mamanote.jp/news.html?id=276

 

 

●頭じらみって清潔にしていても感染するってホント?

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https://mamanote.jp/news.html?id=277

 

 

●夏のお出かけ健康トラブル「熱中症」対策

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https://mamanote.jp/news.html?id=764

 

 

●夏のお出かけ健康トラブル「虫刺され」対策1

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https://mamanote.jp/news.html?id=765

 

 

●夏のお出かけ健康トラブル「虫刺され」対策2

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https://mamanote.jp/news.html?id=766

 

 

●夏のお出かけ健康トラブル「紫外線」対策

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https://mamanote.jp/news.html?id=767

 

 

●子どもを犯罪から守るのは親の務め!

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https://mamanote.jp/news.html?id=328

 

 

●留守番、海やプールなど、夏休みに気をつけたいこと

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https://mamanote.jp/news.html?id=329

 

勉強させようと言ってしまいがちなNGワード[7/29]

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前回は、入学前後の子どもがやる気をなくす言葉を言わないための、言い換え例やお母さんの心の切り替え方などについて、『お母さん、ガミガミ言わないで! 子どもが勉強のやる気をなくす言葉66』(学研パブリッシング)の著者である曽田照子さんからアドバイスをうかがいました。

 

今回は、勉強をさせるために、つい子どもに言ってしまいがちなNGワードについて取り上げます。

 

 

 

●「宿題やったの?」

→「やりたくないのはなぜ?」と聞いてみる

 

小学生のお母さんで、この言葉を口にしない人はほとんどいないのではないでしょうか。

 

曽田 「私は娘が低学年のころ、『宿題をしなくて困るのは本人だから』と放っておいたことがありました。すると、その日の連絡帳に『お母さんが宿題を見てあげてくださいね』と書かれてしまい、恥ずかしい思いをしました。

 

小学校低学年の宿題は、お母さんの宿題でもあるのだと実感し、それからは宿題をやるときは『親子の時間』と割り切って、できるだけ一緒について見るようにしていました。

 

学年が上がって、ひとりで宿題ができるようになってくると、やる気にさせるために、宿題用の文具を用意したり、メモを渡す、紙に書いて壁に貼る、さりげなく話題にするなど、小手先のテクニックを駆使してきました。ちゃんとやらないと親の私が恥をかくという思いで必死だったのです。

 

どれも方法としては悪くなかったのですが、あるとき子どもから『お母さんは私じゃなくて、宿題に興味があるんでしょ!』 と言われて、ハッとしました。

 

宿題をやらせることは大切ですが、もっと大事なのは子ども本人です。

 

やりたがらないときは押しつけたり、おだてやごまかしでのせるのではなく、やりたくない理由をきちんと聞くことが大切なんですよね。対策はそれから立てればいいんです」

 

 

 

 

●「これ、間違ってるよ」

→どんな答えでも、その発想力をほめよう

 

曽田 「子どもの勉強を見るとき、たとえ答えが間違っていても、即座に『間違ってるよ』と否定するのではなく、『なるほど』と、いったん子どもなりの考えを受け止め。一緒に考えるスタンスを崩さないようにするのがいいそうです。

 

とはいえ、それはなかなか実践できないのではないでしょうか。どんなに教えても、子どもからトンチンカンな答えしか返ってこないと、『なるほど』なんて、のんびりしたことは言っていられません。『できるようにしなければ』という使命感と『こんな問題もできないなんて』という焦りで、ついつい親の言葉もきつくなってしまいます。

 

でも、勉強が苦手な子にも感情はあるのです。

 

私もガミガミ言ってしまい、子どもが『私ができないせいで、お母さんを怒らせちゃってごめんなさい』と泣いてしまったことがありました。

 

それからは方針転換し、間違っていると指摘したり、叱ったりするのをやめました。勉強が苦手なせいで、性格が卑屈になっては本末転倒ですものね。

 

かといって、『どうせうちの子はこうだから……』と、あきらめてしまうわけにもいきません。ではどうすればいいのか?考えて私がたどりついた言葉は『うちの子、天才だなあ!』でした。

 

どんなトンチンカンな答えでも、『その発想力はすごい!』と思うようにするのです。おかげで一つひとつの問題が解けないだけでキレることは少なくなりましたよ」

 

 

 

●「もっと大きな声ではっきり!」

→音読が楽しい時間になることを心がけて

 

小学校の宿題では必須の「音読」ですが、あまりたどたどしく、小さな声で読んでいると、親としてはこう言いたくなりますよね。

 

曽田 「私もみっちり10年間、3人の娘たちの音読を聞いてきました。

 

音読が嫌い、苦手な子には『順番読み』で遊びながら練習するのがおすすめです。

これは、2人で文を区切って読む練習です。例えば『明日の天気はどうでしょう』という文を『明日の』『天気は』『どうでしょう』とかけ合いで読むのです。だんだんスピードアップするとゲームのように楽しめます。

 

上達したら、ボイスレコーダーで録音するという方法もあります。子どもが自分の音読を聞いて『もうちょっと上手にできるはず』と悔しがるようになればしめたもの。自分から何度も挑戦するようになります。

 

子どもの音読を聞いて、ふと思ったことがあります。『先生は、親に聞いてほしいお話を選んで、音読を宿題にしているのではないだろうか』と。

 

教科書の文章は、児童文学の傑作ぞろいです。懐かしい物語や知ってるはずのお話も。親の立場で改めて触れると、深い感動が得られることに驚きます。『上手に読ませなきゃ』と焦りながら聞くよりも、物語の豊かな味わいを親子で楽しめる時間と考えてはどうでしょう。テクニックは後からついてきますから」

 

これから学年が上がるにつれて、勉強について、子どもにガミガミ言ってしまうことも増えてくるかもしれません。今回のアドバイスを参考に、子どもがやる気を出せるような言葉をかけられるよう心がけていきたいですね。

曽田さん、ありがとうございました。

 

★小学生になっても「読み聞かせ」をしたほうがいい?[7/29]

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こんにちは。『ママノート』編集部です。皆さんは、お子さんに絵本の読み聞かせをしてあげていますか?もしかして「小学生になったのだから必要ない」と考えているママもいるかもしれませんね。

 

絵本講座を20年以上行なっている、幼育読書ネットワーク『友・斗ぴあ』主宰・小宮雅子さんは、「小学校低学年のお子さんにこそ、読み聞かせが大切です」とおっしゃいます。

 

それはなぜなのでしょうか?

 

 

●読み聞かせは、“がんばれる心”を育む

 

小宮 「小学校低学年は、ひらがなや簡単な漢字の読み書きができるようになる時期ですね。だから、多くのお母さんが『1人で読めるだろうから、もう絵本の読み聞かせをしなくていい』と思ってしまうようです。

 

でも、それはもったいないこと。

 

小学校低学年のお子さんへの読み聞かせは、“心の成長”につながります。

 

乳幼児向けの絵本は、『かわいい』『楽しい』『不思議だな』などという、人間性の基本となる感情を引き出す内容が中心です。

 

小学生になると、『悲しみ』『苦しみ』『友情』など、人間のもっと深い心模様を描いた、複雑で繊細な内容が理解できるようになります。

 

だから、小学生になったら上級絵本または児童書の読み聞かせを続けて欲しいのです。

 

 

子どもは、小学校でいろいろなタイプの友だちと出会い、学びます。きっと、自分の思い通りにならない経験、心が苦しくなるような経験をすることもあるでしょう。それを乗り越えていけるように、本は心の道筋をつけてくれます。

 

『つらいことがあっても、乗り越えてがんばるといい結果が出る』

『わがままを通すと、悲しい結果になる』

 

などということも、絵本を読むと物語の世界で間接的に体験でき、心の糧が蓄えられるのです」

 

 

 

赤ちゃんの頃に読み聞かせた本も大切に

 

小宮 「小学校低学年では、1人読みが難しい絵本を読み聞かせてあげたい時期です。同時に、乳幼児期(0~5歳ぐらい)に読んでいた絵本を1人読みできるようになる時期でもあります。

 

赤ちゃんの頃に読み聞かせてあげた本を、『もう必要ないから』とクローゼットの奥にしまいこんでいないでしょうか。ぜひ、お子さんの遊びスペースの近くに置いてあげてください。

 

読み聞かせをしてもらったときのお母さんの声を思い出し、物語の世界のイメージしながら音読できます。

 

また、子どもが音読し終わると、たいてい『上手だったね』とほめて終わってしまいがちです。

『なつかしいなぁ。ママにも読ませてね』と言って、親子で体を寄せ合って読み聞かせをしてあげてください。小さい頃の記憶がよみがえり、親子の至福の時間になりますよ」

 

 

 

●「字を読む」ことだけにとらわれないで

 

小宮 「お子さんが絵本の字が読めるようになると、うれしくて『読んでみて』と言うことがありますよね。『すごいね』とほめてあげると、喜んでどんどん読んでくれると思います。

 

けれど、目線をよく見ると、“字”を読むことだけにとらわれ、“絵”を見られていないんです。

『字を読む』のと、物語の世界に入りこんで『本を読む』のは違います。

 

お子さんに読んでもらうのもいいのですが、それ以上に『読み聞かせ』をしてあげることが大切です。最初に絵(色・柄など)を見て、お母さんが読んでくれる言葉を聞き、聞いた言葉と絵がつながる……。そういったステップを経て、物語の世界を頭の中にイメージできるようになります。

 

将来、挿絵が小さくて文字の多い本でも、物語の世界を豊かにイメージして『本が読める』ようになるのです。それは、国語力だけではなく、算数や理科の考える力にもつながっていきます」

 

次回は、絵本選びや読み聞かせのポイントについてお話を伺います。

 


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読み聞かせには、どんな効果があるの?

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小学生になっても「読み聞かせ」をしたほうがいい?

子どもを本好きにする読み聞かせのポイント

親が書店に立ち寄れば、子どもも本好きに

 

 

 

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★「絵本選び」でやりがちなママのもったいない行動[7/30]

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こんにちは。『ママノート』編集部です。皆さんは、お子さんのために、どんな基準で絵本を選んであげていますか?

 

「字の少ない絵本より、字の多い絵本が良い」

「子どもが読みたい絵本だけ選べばいい」

 

それは、偏った選び方といえるかもしれません。

幼育読書ネットワーク『友・斗ぴあ』主宰・小宮雅子さんにお話を伺います。

 

 

●「字が多い絵本のほうが良い」は誤解!

 

小宮 「ある日、書店の絵本コーナーで見かけた親子のやりとりです。

 

小学校低学年ぐらいのお子さんが、絵本を手に取って、『ママ、この本おもしろいんだよ!』と言い、目を輝かせていました。すると、その子のお母さんは、『なにこれ。こんな字の少ない本、やめなさい』そう言い放ち、行ってしまったのです。

 

お子さんがせっかく興味を持っていたのに、もったいないな……と、私は心から思いました。小学生になったのだから、『字の多い絵本のほうが良い』と思われている方は、多いのではないでしょうか。でも、それは間違い。絵本選びで大切なのは、字の多い・少ないではなく、話の内容です。

 

例えば、私が読み聞かせ講座で20年以上使っている絵本に『じめんのうえとじめんのした』(作・絵:アーマE・ウェバー)があります。この絵本は、地面の上と地面の下の世界で生きる植物、動物の姿が描かれた、シンプルで文字の少ない内容です。でも、太陽や水や土が植物を育て、その植物を動物が食べ、そして動物を人間が食べ……という自然のしくみがわかります。

 

このように、文字の少ない絵本でも、小学生のお子さんに読んで欲しい良質な作品があるんですよ」

 

 

 

●お気に入りの絵本は近くに置いてあげて

 

小宮 「以前、『子どもに図書館で借りた絵本を1000冊、読み聞かせしてあげました』というお母さんがいました。でも、その子に『どの本が好きだった?』と聞いたら、あまり記憶にないと言うのです。

 

図書館を利用するのはもちろん良いことです。でも、図書館の絵本は、あくまでもみんなのもので、自分だけの絵本とは違います。子どもにとってお気に入りの絵本は、一緒にいると心が落ち着く“親友”のような存在。読みたいときに、すぐ読めるようにしてあげたいですね。

 

お子さんが繰り返し読みたがる絵本は、ぜひ購入して近くに置いてあげてください。

 

また、だからといって子どものお気に入りの絵本だけ選ぶと、乗り物のお話、動物のお話ばかり……など、ジャンルが偏ってしまいがちです。お母さんが何冊か絵本を読んでみて、“お子さんに今読ませたい絵本”を選んでください。

 

ご自身が子どもの頃に読んだ絵本もいいですね。『お母さんが小さいときに読んだ本なのよ』と言えば、きっとお子さんが興味を持つはずですよ」

 

 

●選ぶ絵本は子どもの気持ちをあらわします

 

小宮 お気に入りの絵本、お子さんに読ませたい絵本は、リビングや子どもスペースなど、すぐ取り出せる場所に置くのがおすすめです。

 

不思議なもので、いろいろなジャンルの絵本を身近に置いておくと、子どもは今の気持ちに合った本をさっと取ります。それは、『疲れているから甘いものが食べたい』というような、食べたいものを選ぶときに似ています。

 

例えば、小学1年生の1学期には、赤ちゃんの頃によく読んでいた絵本を選ぶことが多いようです。もしかして、慣れない学校生活で疲れているのかもしれませんね。

また、悩んでいる子、泣いている子の絵本ばかり読んでいたら、何か悩み事を抱えているのかもしれません。

 

子どもにとって、家にある絵本は親友です。つらいことがあったら、なつかしい本、読んでいると心の落ち着く絵本のところに行きます。絵本を身近に置き、お子さんが今どんな絵本を自ら選んで読んでいるかも見てあげてください」 

 

小宮さん、ありがとうございました。

子どもは、あっという間に大きくなってしまうもの。

親子一緒に絵本を読む、ぬくもりの時間を大切にしたいですね。

 


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入学前後に言ってしまいがちなNGワード

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子どもにハッパをかけようとかけた言葉が、かえって子どものやる気をなくすことって、少なくありません。言えば言うほど逆効果とわかっていても、言いたくなってしまうのが親心。どうせなら、子どもが自分からやる気を出して、いろいろなことに取り組めるようになる言葉をかけたいですね。

 

そこで『お母さん、ガミガミ言わないで! 子どもが勉強のやる気をなくす言葉66』(学研パブリッシング)の著書である曽田照子さんから、ご自身の経験とともに、NGワードを口にしないための「考え方を変えるヒント」「親子の関係をよくする方法」などをうかがいます。

 

 

● 「もう1年生なんだから……」

→「新しいお友だちができるんだよ」など、小学校が楽しみになるような声かけを

 

入学前に1度は言ってしまいそうな言葉ですね。親としては、しっかりしてほしいとやきもきしてしまって、つい……という感じなんですが。

 

曽田 「ほかにも入学前の子には、『そんなんじゃ、1年生になれないよ』とか『先生に叱られるよ』『小学校は勉強に行くところだよ』などと言ってしまう人が多いのではないでしょうか。入学を前にした子どもがこういうことを言われたら、プレッシャーになりますよね。

 

脅すような言葉はできるだけ言わない方がいいというのはわかっているのでしょうが、お母さんとしては、うまくやってほしいからこそ『あらかじめ覚悟させたい』と警告するんですよね。

 

でも、子どもは親が思う以上に言葉をそのまま受け取りますから『学校は怖いところなんだ』などと思い込んでしまっては、スタートから出遅れてしまいます。

 

勉強を好きになる第一歩は、学校を好きになること。まずはハードルを低くして『新しいお友だちができるんだよ!』『給食おいしいんだって』など、小学校が楽しみになるような声かけをするようにしましょう」

 

 

 

●「ちゃんとしなさい」

→具体的にどうするか、行動を示す言葉に言い換えて

 

これは、子どもが小さいころから、しょっちゅう言っているという人も多いのではないでしょうか。

 

曽田 「私にも経験があります。娘が1年生になったばかりのころに『教科書をちゃんとそろえなさい』と言ったら、畳の縁に沿って一列に並べて『ママ、見てー』と得意げな笑顔を浮かべて言ってきたことがありました。今となっては微笑ましい思い出ですが、当時の私は『どうしたらこの子はちゃんとしてくれるんだろう?』と真剣に悩みました。

 

この場合、私は娘にどう言えば良かったのかというと『明日使う教科書をランドセルに入れなさい』です。

 

『ちゃんと』は、多くの意味を持つ言葉であって、言われた側がこれだけで相手の言いたいことを察するには、ちょっと高度なコミュニケーションテクニックが必要です。大人なら、これまでの経験や常識を手がかりに推測できますが、子どもにはまだ判断材料が足りません。子どもに察する力を求めても無理というわけです。

 

ですから、『ちゃんと』行動してほしければ、そのときの『ちゃんと』という言葉の意味を具体的に伝えてあげましょう。

 

『ちゃんと』と同じように使われる言葉に『しっかり』とか『いい子』なんていう言葉もあります。これも口にする前に、子どもにどうしてほしいのか、具体的に言い換えるようにするといいですね」

 

 

 

●「お母さん知らないからね!」

→腹が立つのはなぜなのか、よく考えて

 

子どもが言うことを聞かないときなど、腹立ちまぎれに口走ってしまいがちですが、親も言ってから後悔することがあります。

 

曽田 「私もこれを言ってしまったことが何度かあります。

子どもが勉強をさぼっていたりすると『こちらの気も知らないで』と腹が立つのは、親として当然だとも思っていました。でも。あるとき、ふと冷静になって『私はどうしてこんなに腹が立つのだろう?』と考えはじめました。怒っても仕方がないとわかっているのに、どうしても感情的になってしまう。その理由を何年も考えて、結論が出たのは最近のことです。

 

その原因は私の考え方でした。

 

私は『親が子どものことを思っているのだから、子どもはそれに応えようと努力するべき』と思っていました。おそらくそれは、自分が子どものころに、『そうしなければいけない』と親に強く言われたからで、それを裏切られるのがイヤだったのです。つまり自分が叱られた経験をそのまま当てはめて、子どもが思い通りにならないからと腹を立て、『ヤダヤダ』とだだをこねている状態だったんです。これではどちらが子どもかわかりません。

 

親子だからこそ、人はもともと思い通りに動かないものだということを肝に銘じないといけないんですよね。

 

ですから子どもに腹が立つときは、それはなぜなのか、自分なりの理由をよく考えてみてはどうでしょう。冷静に、客観的になることで、今までより少し大人の対応ができるようになれるかもしれませんよ」

 

ちょっと考え方を変えるだけで、出てくる言葉が違ってきそうですね。日頃から気をつけたいと思います。曽田さん、ありがとうございました。

次回は、勉強にまつわるNGワードを取り上げます。

 

 

勉強大好き&学力アップ「親野智可等のママゼミ」第15回[7/28]

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●どうしたら、ひどい書き取りノートをほめられる?

 

前回、子どもが勉強をしたら“まずほめる。取りあえずほめる”という話をしました。

実は、私が教師だったとき、授業参観の後の懇談会で親御さんたちにこの話をしたことがありました。

 

すると、懇談会が終わった後で、あるママさんが私のところにやってきて言いました。

 

「先生のお話をうかがって、本当にその通りだと思いました。これからもっとほめてあげたいと思うんですが、いざとなるとなかなか…。例えば、うちの子の書き取りノートなんかとてもほめられないんですけど、どうしたらほめられますか?

 

こう言いながらママさんが見せてくれたノートが、なかなかのノートでした。まあ、男の子にはよくありがちですが。

 

 

●コツは部分をほめること

 

それを見て、私は「大丈夫。これもほめられます。たった一つのコツを知っていればほめられますよ」と言いました。そして、実際にほめ方を実演しました。

 

そのコツとは、部分をほめることです。

何にでも言えることですが、全体を漠然と見ているからほめられないのです。部分に注目して、ほめられるところを探せば、必ず見つかります

 

例えば、書き取りノートだったら、1ページに何十文字もありますので、中には偶然うまく書けている字もあります。

 

あるいは、相対的によく書けている字もあります。これは絶対にありますよね。

 

それを見つけ出して、ほめてあげましょう。

 

 

●偶然うまい字や相対的によい字をほめる

 

・この「遠」という字、すごくうまいね

・この「春」も形がいいね。見ていて気持ちがいいよ

・「飛」という字は、バランスが難しい字だけど上手に書けてるね

 

それも無理ならもっと部分に注目して、この「遠」という字の「しんにょう」は形がいいね

 

・「春」の右ハライが、一度止めた後できれいにはらってある。習字の練習が生きているね。大事だよ

・「本」という字の縦画がまっすぐできれいに書けてるね。背骨がまっすぐ立っている感じだよ

・「才」の左ハライがすうっときれいにはらえているね

 

●ほめていればノートの字は日ごとにしっかりしてくる

 

このように部分に注目して探せば、必ずほめることができます

そして、ほめながら1つずつ花丸をつけてあげるといいでしょう。そうすれば、ノートのあちこちに花丸がつきます。

 

毎日このようにしていれば、「しっかり書かなきゃダメでしょ」などと叱らなくても、日ごとにノートの字はしっかりしてきます。

また、書き直させたい字があるときは、たくさんほめた後で、「じゃあ、これとこれを直そう」と言えば喜んで直してくれます。

 

あるいは、「じゃあ、直したい字はある?」と聞いてみてもいいでしょう。そうすれば、自分で見つけて喜んで直してくれます。

 

親子で楽しめる「図鑑」の活用法[7/24]

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小学校はじめての夏休みがやってきました。夏休みの宿題の中で何をやろうかと頭を悩ませるといえば、自由研究ではないでしょうか。こんな時こそ、図鑑を使うチャンスです。

 

図鑑を与えたいけれど、どんなものを買えばいいかわからない。入学時に図鑑をプレゼントしてもらったけれど、全然開いていない。そんな方々におすすめの図鑑活用法をご紹介します。

 

 

●リアルだから想像力が広がる

 

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夏といえばやっぱり昆虫。

虫好きのお子さんの興味も育てたいし、協力もしてあげたいけれど、ママが「え~っ!?」と二の足を踏んでしまう代表格ではないでしょうか。我が家もそうです。

 

今、家にはカブトムシが2匹、あおむしが2匹います。つい最近までは、カイコ3匹とダンゴムシ数十匹がいました。カブトムシならば、かろうじて許せるのですが、あおむしなどは気持ち悪くて、家の中に置いておくのもイヤなくらいです。

 

でも、子どもが好きなら仕方がないかなと思いつつ虫かごで飼育……そんな時に活躍してくれるのが昆虫図鑑です。 虫の種類はもちろんのこと、「どんなエサを食べるの?」「どんな風に成長するの?」などの飼い方まで、写真とイラストでリアルに説明されているので、こちらも「へええ~」と思わずうなずいてしまうことも。

 

いろいろなことがわかると、子どもも「こっちはどうなんだろう」と他のページに興味を持ったりもしますし、ママたちも実際に虫たちの成長を楽しみにしたりするようになります。

 

 

●日常生活は「図鑑」ネタの宝庫です

 

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昆虫や動物、恐竜、植物……など、昔からある、いわゆる「図鑑」のジャンルには興味がないというお子さんには、まずは持ち歩けて、水族館や動物園、スーパーや公園など実生活とリンクできる『ポケット図鑑』『もちあるき図鑑』がおすすめ。

 

意外と生活に密着したジャンルの図鑑も多いんですよ。

 

あるいは、『いちばん!の図鑑』『にたものずかん』など、切り口を変えた図鑑を与えてみてはいかがでしょう?

 

なかでもおすすめなのは『学研の図鑑 for Kids ひとりでできるよ!』です。これには早く走る方法や逆上がりの方法などの学校生活から、包丁の使い方、危険からの身の守り方まで、低学年で必要な習慣やルールについて書かれていて、「やってみたい」という気持ちを引き出してくれます。

 

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夏休みの間に、親子で一緒にチャレンジして、「できた!」を一つ一つ増やしていくと、いい思い出ができると共に、お子さんの成長も実感できるかもしれませんね。

 

 

 

●好奇心を刺激する最新「図鑑」

 

6月に発売されたばかりの『図鑑LIVE』「昆虫」「動物」「恐竜」など、生き物の「本物の姿」が実感できるように作られています。

 

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毛の一本一本がわかるほど拡大された高画質の写真実物大の写真など、あまり見たことのないものばかり。付属のDVDではイギリスBBCの撮影した映像を見ることもできます。

 

なんといっても、スマホやタブレットを使うと、ARで恐竜を飛び出させたりもできるんです。

 

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動物園や水族館に行くのとはまた違った楽しみが、自宅で味わえるとなると、夢も広がりますよね。

 

 

 

●図鑑は手の届くところに

 

何に対しても、子どもが興味を持った時が能力を伸ばすチャンスなのだそうです。

 

図鑑を本棚に片付けてしまわず、リビングやキッチンなどいつもいる場所に置いておいて、何かの時に子どもと一緒に開く癖をつけると、どんどん吸収していき、知らないこと、詳しく知りたいことを「もっともっと」と調べるようになります。

 

自分が調べたことだと学校でも発表したくなり、そうすれば「よく知ってるね」と先生に言われますよね。それがまた、新たなことを知りたいという意欲につながり、良い方に循環していくようです。

 

夏休みを利用して、図鑑に親しんでみませんか。

 

失敗しないバーベキューのコツって?[7/23]

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今、大人気のバーベキュー。今年の夏休み、ぜひ家族で体験したいという人のために、初めてでも失敗しないバーベキューのコツを、日本バーベキュー協会会長でバーベキューインストラクターの下城民夫さんに教えていただきました。

 

 

●子どもには難しいことをさせず、とにかく楽しんで

 

最近、子どものいるファミリーの間でもバーベキューは人気のようですが、初めて挑戦するときに心がけておいたほうがいいことはありますか?

 

下城 「まず僕が言いたいのは、バーベキューだけじゃなく、キャンプなどのアウトドアの場面では、子どもに対してしつけをしようとする人をよく見かけるのですが、これは絶対にやってはいけないということ。

 

自然体験をさせて、子どもにたくましくなってもらいたいという親心なのでしょうが、何もないところから火を起こそうとするなど、とても難しいことをさせようとするので、せっかくの楽しいバーベキューが、子どもにとっては苦痛以外の何物でもなくなってしまうわけです。

 

だから教育だとかしつけとか、あまり難しく考えず、はじめのうちは、親子ともラクをして楽しめる方法を利用すればいいんです。もちろん、子どもにもできることはさせて、バーベキューに参加させることは大事ですけどね」

 

 

●初心者は、まずレンタルや手ぶらコースで楽しさを体験!

 

「ラクをして」というと、具体的にはどうすればいいのですか?

 

下城 「今は、各地の公園やキャンプ場などで、道具のレンタルはもちろん、材料まで揃っていて、本当に手ぶらで出かけて気軽にバーベキューが楽しめる施設がたくさんありますから、そういうところを利用すればいいんです。最初は天候を気にしなくてすむ屋根付きの場所で、使い終わった後の炭の捨て場所が設置してある施設がおすすめです。

 

バーベキューって何回もやればやるほど楽しくなるし、楽しみ方が広がってくるもの。だから、「楽しかった」、「またやりたい」と思えるかどうかの方が、教育やしつけをするよりもずっと大切です。

 

で も、どちらかというとお父さんが夢中になって、自分もしたことがないのに、いきなり道具を揃えるところから始める人が多いんですよね。でも、体験もないの に道具を買うと、必ず失敗します。いらないものまで買うこともあるし、道具をたくさん揃えれば行動も制約されてきます。けれどもそれはバーベキューの経験 がないとわからないし、道具の良さもわかりません。でも、レンタルを利用して何回か経験していけば、自分たちの楽しみ方にはどういう道具がどれだけ必要か が、わかってきます」

 

格好いいところを見せたいお父さんにとっては物足りないかもしれませんが(笑)、まずは楽しく体験することが大切なんですね。

 

 

●バーベキューを通じて、「みんなで分け合う」経験を

 

下城 「そ れから、最初は家族だけでもいいけれど、なるべく大勢の知り合いを誘ってほしいですね。バーベキューって、学校とか職場とかご近所とか、家族以外の人間関 係を作れる遊びなんです。子どもにとっては、いつも同じ人に囲まれているよりも、ちょっと知らない人といる経験って、多少の負担はあっても貴重なんです。 だからいつも同じメンバーよりも、毎回いろんな人を誘うのがおすすめです。

 

バーベキューをただの焼き肉パーティーと捉えている人もいるかもしれないですが、それはまったくの間違い。どこが違うかというと、焼き肉は食事なんです。食事って、自分の分をいかにたくさん確保するか、取られないようにするかが目的でしょう。でも、バーベキューはまったく違って、みんなで同じ物を作って、みんなで分けて食べるもの。食べ物を分け合うって、今の子にはすごく貴重な体験ですよね。小さくてもそういう経験をすることって、とても大事なんじゃないかなと思います。

 

だから肉も、ステーキくらいの大きめの肉を焼いて、焼けたらみんなに切り分けるっていうのがおすすめですよ」

 

 

●子どもに「やること」を作って、参加させよう

 

子どもにもできることはありますか?

 

下城 「低学年くらいまでの子どもがバーベキューでできることって、それほど多くはないけれど、子どもは大人の役に立つこと、自分がやったことをほめられることがうれしいんですよね。だから、できるだけ子どもも『仲間』に入れてあげて欲しいんです。

 

例えばバーベキューって、炎が出ると食材が焦げてしまうんです。そこで、子どもに水鉄砲を渡して『炎が出たら肉がおいしくできない。炎はバーベキューの敵だ。だから炎が出たらこれでやっつけてくれ』と子どもに指令を出すんです。喜んで水をかけますよ。消えたら『よくやった』ってほめればいいし、しくじって水がかかったら、『それは自分で食べるんだぞ』ってペナルティを与える。やみくもにかければいいというわけではないと、親がコントロールすることも必要です。

 

あとは、これまで触れたように、家で準備をするときに野菜を切る手伝いを頼んだり、串に肉や野菜を刺したり、マシュマロを焼いたりするのを子どもに任せるといいですね

 

想像するだけで、なんだか楽しそう。すぐにバーベキューに挑戦してみたくなりますね! というわけで次回は、実際にバーベキューを楽しむためのポイントをアドバイスしていただきます。

 

バーベキューの準備や焼き方のポイントは?[7/24]

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前回は、バーベキューを楽しむための基本的な心得を、日本バーベキュー協会の下城さんにうかがいました。今回はいよいよ実践編。楽しみながら、おいしく焼くコツなどをうかがいます。

 

 

●材料は家で用意すれば、当日の手間入らず

 

下城 「食材を持っていく場合は、大部分の作業を家ですませていきましょう。例えばトレーに入った肉は、そのまま持っていくとトレーがゴミになるので、家であらかじめ切って、ファスナー付きの保存袋に入れて持っていきます。これなら、後片付けも楽ですよね。野菜も現地で切ると道具が必要だし、生ゴミが出るので、これも切って持っていく。現地では焼くだけで済ませられます。

 

ただし、食中毒を防ぐために、食材の扱いは注意が必要です。まず、肉は手づかみしないこと。トングは2本、まな板も2枚持っていって、それぞれ生肉用と焼いた肉用に使い分けます。豚肉は芯の温度が63℃以上、鶏肉なら70℃以上になるまで焼くことが必要です。でもあまり慎重になって焼きすぎるとおいしくないから、天ぷら用の温度計を用意して、肉に刺して温度を測りながら焼くと便利ですよ。

 

それから、肉が焼けるまでにはある程度時間がかかります。その間に子どもがお腹がすいたときのために、『焼かないもの』も持っていくといいでしょう。クラッカーの上にチーズやハムを載せるくらいの、軽く食べられるものでいいんです。ただし市販のスナック菓子とかじゃなくて、手作りのものがいいですね。子どもの気分が全然違うから」

 

 

●グリルの1/3から半分くらいは炭を敷かないで焼く

 

肉や野菜がいっぺんに焼けて、食べるのが間に合わないことも多いのですが。

 

下城 「バーベキューの焼き方の基本として、僕が提供しているのが、グリルの中の1/3から半分は炭を置かないようにする『スリーゾーンファイヤー』です。

 

炭のない場所には、焼き上がった物を置いておけるから焦げることもありません。また、炭がなくても炭に近い場所は輻射熱があるから、シイタケなどのあまり火力のいらない食材がジワッと焼ける。これなら食材を焦がさずおいしく焼けるし、落ち着いて食べられます。

 

あと、野菜はバーベキューではおいしく焼けないことがほとんどだと思いますが、これは乾燥しているから。乾燥を防ぐために、刷毛でオリーブオイルなどを塗って焼くといいんです。ピーマンなどは切ると乾燥するから、表面にオイルを塗って、種を取らずに丸ごと焼けばOK。ピーマンが苦手な子は多いけど、これなら食べられるんですよ」

 

炭を敷く面積を減らすだけで肉の焦げが防げるんですね、まさに「目からウロコ!」です。

 

 

●焼くメニューにも遊び心を取り入れて

 

下城 「バーベキューって、いわゆる『クッキング』じゃないから、焼くときもちょっと遊び心を入れて楽しんでほしいで すね。例えば、1本の串に刺す食材は、焼き上がりがまちまちにならないよう1種類が基本なのですが、あえて2種類くらい組み合わせてみる。そうすると、中 には焼き鳥のねぎまみたいになる、当たりの組み合わせがあるんですよ。子どもが考えて、自分で串に刺してもいい。当たりが見つかったら、その組み合わせは マイファミリー串として、今後の定番にしてもいいですね。

 

あとは、デザートを入れること。これは『これでバーベキューは最後だよ』という〆の意味もあるのですが、フルーツなどを焼くんです。バナナやキウイ、イチゴ、オレンジ、パインなど、なんでもOK。バナナを皮ごと焼いたのはまあまあ評判がいいけれど、あとはけっこう人によって評価が分かれますが、どんな味になるか、いろいろ試してみるのが楽しいんです」

 

 

●炭は完全に消火して! 灰捨て場に捨てるか、持ち帰って処分を

 

先日、捨てられたバーベキューの炭から山火事が起きるということがありました。バーベキューが終わった後の炭の処理について教えてください。

 

下城 「残った炭の量が多いと片付けが大変になるので、まずは『エンドバーベキュー』をして量を減らすことが基本です。

 

『エンドバーベキュー』とは、バーベキューの終盤に残っている炭を集めて山型にし、炭の温度を上げて、マシュマロやチーズを焼くんです。マシュマロを串に刺して、火につかず離さず焼いていくと、表面がカリッとしておいしいんですよ。子どもに自分で焼かせるといいですね。子どもって夢中になるから、焼いているうちに炭がどんどん減ってきます。

 

炭が少なくなったら、バケツに水を入れて、その中に炭を入れて消火します。一気に入れると、煮えたぎったお湯が噴き出して危険なので、一つずつ入れること。火が完全に消えているか確認した後、施設に灰捨て場があればそこに捨てましょう。捨て場所がない場合は、家に持ち帰って家庭ゴミとして処分します。

 

炭は炭素の塊なので、土に埋めても分解されず、地中に永遠に残ります。みんなが捨てたら、そこらじゅう炭だらけになって環境破壊になりますから、必ず処分して帰りましょう

 

当たり前のことですが、マナーをきちんと守って楽しむことが何より大切ですね。ありがとうございました。

デコ弁当『魚肉ソーセージでお花さん』の作り方[7/18]

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かわいいデコ弁パーツを、ちょっと飾るだけで、いつものお弁当がかわいらしく華やかに変身します!

 

今回は、人気料理ブログ『*Ayano式* おとなごはん&こどもごはん』のフードコーディネーターAyanoさんに、『魚肉ソーセージでお花さん』の作り方を教えていただきました。

 

 

魚肉ソーセージでお花さん

 

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【材料】(1個分)

 

魚肉ソーセージ…5cm分

ゆでにんじんの輪切り(2mm厚さ)…少量

※電子レンジで加熱して火を通してもOK。

スライスチーズ…少量

焼きのり…少量

パセリ…適量

サラダスパゲッティ…少量

 

【作り方】

 

1.お花を作る

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魚肉ソーセージは縦に3等分に切り、真ん中(幅の広い部分)を花型で抜き取る。

 

 

2.チーズで顔の土台を作る

 

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スライスチーズを口金の後ろ(口の大きいほう)で抜き取り、お花の顔のパーツにのせて土台にする。

 

 

3.にんじんで髪の毛・ほっぺを作る

 

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ゆでにんじんの右側から1cm程度を口金(口の大きいほう)で抜き取り、髪の毛を作る。

 

次に、にんじんをストローで2か所抜き取り、ほっぺを作る。

 

共に(2)にのせ、3mm長さに切ったサラダスパゲッティを刺して固定する。

 

 

4.のりで目を作る

 

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のりをパンチ(またはハサミ)でカットし、目・口を作る。

 

 

5.パセリで茎・葉を作る。

 

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パセリの茎を3cm程度に切り、お花の下に差し込んで茎を作る。パセリの葉をちぎり、葉に見立てたら完成。

 

たまごロールパン(盛り付け例は一番上の写真参照)、ごはんの上などに飾っても。

 

※パーツ固定用のスパゲッティは、お弁当を食べる昼までには水分を吸ってやわらかくなります。

 

絵本を卒業した子どもに、おすすめの本って?

【ダウンロードふろくは、こちら】

 

1巻表紙

 

2巻表紙

 

 

こんにちは。学研教育出版の石田沙織です。

 

「絵本の次に読ませたい本が、なかなか見つからない」

「今までは本を読み聞かせていたけれど、そろそろ自分ひとりで読めるようになってほしい」

 

こう思うママは、けっこういらっしゃるのではないでしょうか?

 

今回は、年長、小学校1年生の子どもとママの声をききながらつくりました、『ウサギのフローレンス』シリーズをご紹介します。

 

 

●原作は、イギリスのママと子どもに大人気の読み物シリーズ。

 

p014-015

 

ウサギのフローレンスと、仲よしの動物たちとの友情のお話です。

 

1巻は、お花いっぱいの野原で誕生日会をしたい、ウサギのフローレンスのために、モリネズミのハニーはじめお友だちたちが、願いをかなえようとがんばるストーリーです。

 

ほほえましい友情に、心がほっこりあたたかくなるはずです。

 

 

●文字が大きく、ひとり読みにおすすめ。

 

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子どものはじめてのひとり読みに最適な、大きな文字

 

行間もあいているので、文字量も多く感じません

 

ページをどんどんめくりたくなるように、文章が構成されていて、読みすすめやすくなっていま

 

 

●きれいな写真と絵が、いっぱい。

 

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全ページにカラーの絵が入っているので、絵本感覚で読むことができます

 

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動物たちが、かわいいお人形になっている写真のページもあります。このお人形は、人形作家さんが、ひとつひとつ手作りでつくってくださっています。まるで、本物の森の中をのぞいているような、気持ちになりますよね。

 

『ウサギのフローレンス』シリーズは、1・2巻が好評発売中。

秋には、続刊も予定しています。

 

絵本を卒業したお子さまにぴったりの読み物シリーズです。

ぜひ手にとって、読んでみてくださいね。

 

 

■試し読みページダウンロード

 

『ウサギのフローレンス』シリーズの1巻を、試し読みできます。

 

ぜひダウンロードしてみてください。

 

 

発達障害の子どもに、親はどのように対応すればいい?[7/16]

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前回は、トマコさんがお子さんとほかの子との違いに気づいたときのお話をお聞きしました。

 

今回は、具体的にどのような検査を受け、対応をしていったかについてうかがっていきます。

 

●親と園や学校と支援施設とが協力して、子どものための体制を築く

 

お子さんのために、どのような支援を受けられましたか?

 

トマコ 「私の地域には、『通級指導教室』というものがあって、幼稚園に入園して半年後から通うことにしました。通級指導教室は、幼稚園でやることと同じ内容を少人数で慣らしていく場のようなもので、少人数ゆえに幼稚園より丁寧な指導をしていただけるところです。

 

集団が苦手な発達障害の子どもには関わり方にちょっとしたコツが必要で、そういったコツを探り、集団内にいるときの子どもと一番長く接する担任の先生に情報提供する場でもあります。

 

また、病院で検査も受け、子どもの特性を書いた診断書を発行していただき、それを幼稚園と通級指導教室にも提出し、親・幼稚園・通級指導教室の三か所で連絡を密に取り合うようにしました。

 

こうして丁寧な指導をしていただいたことが功を奏したのか、年長のときには何も問題なく過ごせるようになりました」

 

【年長さん発表会で】

 

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●いろいろな人の話を聞いて、自分なりに選択することが大切

 

入学前の進路のことでも悩まれましたか?

 

トマコ 「小学校でも通級指導教室を続けるべきか悩みました。なにせ年長では問題なく過ごしているわけですから、幼稚園に入園したときのように問題が起きたらそのとき考えればいいんじゃないか?と思ったわけです。

 

でも小学校に入ってからの通級指導教室は、幼稚園のそれとはまた別モノで、途中で入るのが難しいものだと知りました。

 

小学生になってから入りたい子が多すぎて、いざ入れたとしても、2か月に一度通えられたらいい方だったのです。学年が上がるほど突然の対応が難しく、親による事前の準備が必要になるのだと知りました。

 

それでも、今問題がないなら通級指導教室に入らなくてもいいのではないかとも思ったのですが、入園時の問題が再度起きる可能性、後で焦るよりは素早い対応ができる状態にしておきたいと考え、通常学級に進みながら通級指導教室に通うことを選び、そのための面談を受けに行きました。

 

それまでには、幼稚園の担任、園長先生、通級指導教室、小学校に、何度も相談に通いました。

 

この道を選び、状況を知ることができたのは、いろんな場所にたくさん相談した結果もあったのだと思います」

 

「発達障害かも」と思ったとき、親もパニックになるかもしれませんが、何より子ども自身がいちばん混乱します。

 

そのとき、親だけの力で子どもを支えるのは、なかなか難しいのかもしれません。

 

今回は、トマコさんがお住まいの地域での支援についてお話をうかがいましたが、「通級指導教室」などの支援体制は、地域によって異なるのでお住まいの地域の相談窓口で問い合わせてみてください。

 

http://www.rehab.go.jp/ddis/%E7%9B%B8%E8%AB%87%E7%AA%93%E5%8F%A3%E3%81%AE%E6%83%85%E5%A0%B1/

 

次回は、入学してからのこと、そして今のお子さんについてうかがっていきます。

 

先を見て、子どもに合わせた接し方を[7/17]

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入学前の進路を考える際、トマコさんは通級指導教室に通いながら通常学級で過ごすことを選択されました。

 

その後、入学してからのお子さんについてお聞きしていきたいと思います。

 

 

●周りが理解することで「二次障害」を起こさないように

 

入学後のお子さんはどうでしたか?

 

トマコ 「発達障害の子は二次障害を起こしやすいと聞きます。例えば、発達障害で『できない』のを『サボっている』とか『がんばっていない』などと誤解され、それによって心が傷ついたり、自信を無くしたりすることがあります。

 

そうして、外からの圧力で心の病気が起こるのが二次障害です。

 

体が風邪をひくように、発達障害の子は心の風邪をひきやすいのです。

 

心の風邪は、体のそれに比べて治りにくく、将来の方向性すら変えてしまうものだと知っていたので、二次障害のことを特に心配していました。

 

それでも、暑さが苦手な長男は、夏が来ると大幅に体調を崩しました。心配していた、心の疲れが出てしまったのです。

 

そうなってしまった子どもに対して、親も接し方を変える必要があり、それが自分の価値観を崩す作業でもあるので、親子共にずいぶんと疲弊したものでした。

 

けれど、そのとき選んだ対応が良かったのか、秋が来るころには子どもの状態も戻り、2年生ではまったく問題なく過ごせました。

 

ただ、やはり二次障害の不安は消えず、今後成長過程で、大きなつまずきがある可能性を考え、常にアンテナを張り巡らせておこうと思っています」

 

 

●子どもの「今」を見て、そのときにできることを

 

今振り返って、こうしておけばよかったという後悔、あるいは、こうしておいてよかったということはありますか?

 

トマコ 「もっと早くから支援を受けていれば、という思いはやはり消えません。子どもなんてこんなもの、と思わず、もっと周囲を見てもっと早くから相談箇所を作っていればよかった。もっと早くから集団に慣れる訓練をしていたら、もっと早くから子どもが安心できる場所を増やしていたら、また違う結果だったのではないかと。

 

でも、悔いて自分を責めても良くはならない、むしろ母の精神状態が悪くなり、子どもにもそれが伝わり、悪くなるだけ。だから、前を向いて、今、自分ができることをするようにしています。

 

簡単なことでは、会話を増やして子どもの状態をさりげなく見るようにしたり、子どもが友だちを呼びやすい家づくりをしたりする。

 

複雑なことでは、病院や学校と連携を密に取り、子どもの問題と今の状況を把握したりなどと、『先』に繋がる『今』を大事にすることを心掛けています

 

現在、トマコさんのご長男は4年生になりました。

最近のお子さんのご様子についてお聞かせください。

 

トマコ 「実は3年生で不登校になりかけたのですが、学校や病院、通級指導教室と連携し、4年生になった今では元気を取り戻し、また毎日元気に通えるようになりました。

 

子どもに問題が発生したとき、早い段階で気づけてすぐに対応できるようになったのは、今まで頭を打ってきたことが実を結んでいるのかなとも思います。

 

今は、長男が安心できる場所で、思う存分勉強や運動ができるようになりました。

 

友だちを呼びやすい家づくりを心掛けたためか、放課後もお友だちとたくさん遊ぶようになりました。

 

そういった長男での経験から、弟たちの対応は早め早めにしています。

 

次男、三男は言葉が遅いのですが、長男のときだと気にもしなかったことでしたが、早々に相談箇所を作り、検査を受け、言葉のお勉強に通える場所を確保しました。

 

後で慌てて動く前に事前のルート作りを、と思い、動いています。

 

今までは、どちらかといえば楽観視していた自分の価値観を崩すことは精神的に大変で、送迎の日々は体力的に大変ですが、『今』を見て、『今』できることをしようと思っています。

 

それが、彼らの『先』を輝けるものにすると信じて

 

トマコさん、ありがとうございました。

トマコさんが、ご自身の経験やどのように悩んだか、等身大の言葉で語ってくれたことで、発達障害をただ一人で恐れるのではなく、周りと連携しながら立ち向かえばいいのだと思えるようになりました。

 

トマコさんの子育てのお話はトマコさんのご著書『うちの子って発達障害!?』(学研)

や、オフィシャルサイト「トマコだもの」  でも見ることができます。

 

「しからずにすむ子育て」って?

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こんにちは、㈱学研教育出版の猿山智子と申します。

 

わが子に、ついイライラ…!そんな悪い子、キライ!」と言ってしまう、子どもをイヤと思ってしまう、うまくいかないことを自分のせいにして、悩んでしまう……こんなこと、ありませんか?

 

「あるある!」とうなづいている方は多いのではないでしょうか。

 

でも、

 

子どもがダメなんでもない!

あなたがダメなんでもない!

 

のです!!!

 

悩めるママの心が少しでも軽くなるような新刊、

『ママも子どもも悪くない!しからずにすむ 子育てのヒント』をご紹介します。

 

*******************

 

著者の高山恵子先生は、臨床心理士で、全国で親向けのセミナーを多数行っています。この本は、そこで反響の大きかった内容をまとめた、とっておきのヒント集です。

 

多くのお母さん方に会い、高山先生がいつも感じているのは、

 

あなたはダメではないし、母親失格でもない!

その行動がそのとき悪いだけ、やり方がわからなかっただけ…。

子どももママも悪くない。「誰も悪くない!」

 

ということ!

 

子どもの行動には、必ず理由があります!

無意識に行っている自分の行動を振り返りながら考えてみましょう。

 

たとえば…

 

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●何度言っても、片付けない!

 

→視点を変えてみましょう。実は単に聞こえていないだけなのかも。 ついうっかりしてしまったのかも。 指示の意味がわからないのかも。…と、子どもの立場になって考えれば、かかわりも違ってきませんか?

 

●なかなか言うことを聞かない!

 

→「あなたは本当にダメな子ね!」と、子どもの存在も行動も一緒にしてしかるのではなく、あなた(子ども)はOKだけど、「行動がだめだよ」、「○○したらダメだよ」と伝えましょう。

 

●選んでほしくないお菓子を選ぶ

 

→自分の想定外のことをされて思わずイラッとしてしまうことがないよう、「この3つのなかから1つ選んでね」など、最初に条件を伝えてみましょう。

 

●ハグしようとしたら拒否されて悲しい…

 

→化粧品の香りがイヤ、セーターのチクチクがイヤ、ということも。もともと敏感なお子さんの場合は、「1秒握手!」や、「大好きよ」という言葉かけなど、ハグ以外の愛情表現でも、十分伝わります!

 

●ついほかの子と比べてしまう…

 

→「○○ちゃんと比べて…」「おにいちゃんのときはこうだったのに…」と、つい言ってしまいそうですが、比べるなら、その子のちょっと前の姿と比べましょう。乳幼児期の成長は目覚ましいもの。成長の軌跡に注目すると、自然にプラス面が見えてきます。

 

……などなど。日々悩むお母さんへ、目からうろこのヒントがいっぱいの本です。ぜひ、ご覧ください。

 

 

『ママも子どもも悪くない!しからずにすむ 子育てのヒント』

 

● 著/高山恵子(NPO法人えじそんくらぶ代表・臨床心理士)

●判型/四六判●本文/128ページ(オール2色)●定価/1,200円(本体)+税

具体的な12の場面を取り上げ、三択式で考えていきます。

選択肢ABCの順に、どうしたらもっと子どもとママのかかわりが楽になるかを、ていねいに解説します。

 

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「うちの子、ほかの子と少し違うかも」と思ったら……[7/15]

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小学校に入学し、集団生活を送る様子を見ることで、あるいは保育園・幼稚園の先生に指摘されて、「うちの子、ほかの子と少し違うかも」と感じたり「もしかしたら、うちの子発達障害かも」と思ったりしたとき、冷静でいられる親はいないでしょう。

 

我が子のために、何をしてあげればいいの?

そもそも、どこに相談をすればいいの? 

この先、我が子はどうなってしまうの?

 

「発達障害」のことを知らないからこそ、パニックになってしまったり、不安になってしまったり……。

 

そこで、実際に発達障害のお子さんを育てている先輩ママであるトマコさんに、お話をうかがいます。

 

 

●集団に入ることで、発達障害の症状が顕著になる

 

いつ、どのようなことで、お子さんの発達障害に気づかれましたか?

 

トマコ 「『幼稚園』という同じ年頃の子どもの集団に入ったときの子どもの様子を見て気づきました。園内での子どもの様子がよく見える幼稚園だったからこそ気づけたのだと思います。

 

ほかの子と比べて感じる幼さ、それに何より、家でできることなのに幼稚園ではまったくできないということ。

 

今なら分かるのですが、集団に入ったことでその症状が顕著にみられるのが『発達障害』です。

 

でもその当時はまだ『幼稚園に入ったばかりだから』とか『うちの子は恥ずかしがり屋だから』と思っていました。

 

実際、そういった理由で輪に入れない子どももいましたが、そういった子とうちの子の違いは、それが一過性かどうか、ということでした。

 

なかなか幼稚園に慣れない我が子に、育て方が悪かったのかと自分を責める日々でしたが、そのうち『この子がラクに過ごせるために私にできることは何だろう』と考えるようになりました」

 

 

●子育てで悩んでいるのは自分だけじゃない

 

お子さんのことで悩んだとき、だれに相談をしましたか?

 

トマコ 「主人や祖父母に相談しても、『子どもはこんなもの』『自分も昔そうだった、気にしすぎ』と、取り合ってもらえず、幼稚園の先生もあまり問題に思っていないようで、だれにも分かってもらえない不安を抱えていることが苦しくて仕方ありませんでした。

 

転機になったのは同じ幼稚園のお母さんたちに悩みを打ち明けたときで、涙が止まらない私を励ましてくれる人、共感してくれる人、同じように悩みを打ち明けてくれた人、自分が思っていたより周りは温かい人でいっぱいでした。

 

それがきっかけでいろんな人が私たち親子を気にかけてくれるようになり、私にはママ友だちが、子どもには仲の良い友だちができ、居場所ができたことで安心した日々を過ごせるようになりました。

 

いろんな人と話をするようになり、なんの問題もないように見えた子どものお母さんも子育てで悩んでいることが分かって、悩んでいるのは自分だけじゃないんだ、と、大分ラクになったものでした。

 

今は、同じように問題を抱えた子どもがいるママ友だちもできて、その人たちの存在にも救われています。やはり、同じ境遇でないと分かり合えないことも、たくさんあるのです」

 

お子さんの様子をよく見ているママだからこそ「あれ?」と気づくことがあります。そして、「発達障害なのか、どうなのか?」という不安を一人で抱えている時期が、いちばんつらいことのようです。

 

なかには「うちの子が、みんなと同じようにできないのは私のしつけのせい?」と悩みを深くするママもいたりして……。

 

トマコさんのお話は、子育て中の親なら共感するところが多いですね。

 

次回は、具体的にトマコさん親子が、どのような支援を受けられたかをお聞きします。

 

勉強大好き&学力アップ「親野智可等のママゼミ」第14回[7/14]

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●ほめられると、「勉強って楽しい」という認識ができあがる

 

前回、勉強に関する否定的な言葉はすべて逆効果で、子どもの中に「勉強ってつまらない」という認識ができてしまうということを書きました。

 

勉強へのやる気を高めるには、その反対に、勉強に関する肯定的な言葉をたくさん贈ってあげることが大切です。

 

すると、子どもは「勉強するとほめられる。勉強って楽しい」と思えるようになります。

 

本当は親の肯定的な言葉がうれしいのであって、それは勉強の中身とは関係のないところでのうれしさです。

 

でも、勉強に関してうれしい気持ちになるので、「勉強って楽しい」という認識ができあがるのです。

 

では、具体的にはどうしたらいいのでしょうか?

まずは、子どもが勉強をしたら、そのこと自体をほめてあげて欲しいと思います。

 

親は「宿題や勉強はやって当たり前」と思っているのでほめられないのです。

でも、子どもの立場になってみてください。

 

 

●子どもは毎日けっこう大変

 

子どもは朝早くから学校に行き、授業を5時間も6時間も受けます。

しかも、授業では毎時間新しいことを学びます。

 

大人は毎日新しいことを学ぶということは少ないと思いますが、子どもは毎時間新しいことを学んでいるのです。これは、かなりたいへんなことです。

 

初めて聞くことが次々と出てきて、難しい問題をやらせられて、算数だ、国語だ、理科だ、社会だと追いまくられ……。

 

ちょっとぼんやりしていれば勉強がわからなくなり、よそ見やおしゃべりをすれば先生に叱られ……。

 

そして休み時間は友達関係でいろいろ気をつかい、朝の会などの司会で緊張し、掃除や係の仕事をがんばり、昼寝もできずに午後の授業もがんばり……。

 

その後、重いランドセルを背負ってテクテク歩いて家に帰りつき、ランドセルを置いてホッとひと息……。

 

のんびりだらりと過ごしたいのに、それでも気力を振り絞って宿題に挑み、やっとやり終えたと思ったら、親に叱られ……。

 

そこで、「直せ」と言われても、「はい、そうですか。直します」とはならないわけです。

 

 

●「宿題がんばったね。ご苦労様。たいへんだったね」

 

なんとか宿題をやり終わった時点で、子どもの気持ちはスイッチオフになっています。パソコンでいえばシャットダウンです。

 

やり直せといわれても、すぐにはその気になれません。もう一度スイッチを入れて脳の中のパソコンを立ち上げるのは、けっこう大変なのです。

 

ですから、取りあえず「宿題がんばったね。ご苦労様。たいへんだったね」とほめてあげてください。

 

ほめられた後でなら、間違いを直す気にもなり得ます。

 

大人だって、一日中会社で仕事をして家に帰ってきて、それから持ち帰りの仕事をして、やっと終わったと思ったら旦那に「これじゃおかしいから直せよ」などと言われれば、カチンと来ます。

 

そこで、旦那が「がんばってるね。ご苦労様。いろいろたいへんだね」と言ってくれれば、心が安らぎます。

 

その後でなら、「ここはこう直すといいかも」と言われれば、素直に直す気にもなろうというものです。

 

ということで、子どもが勉強したら、まずはとにかくほめてあげてください。

そうすれば、勉強に関してうれしい気持ちになるので、「勉強って楽しい」という認識が持てるようになります。

 

デコ弁『魚肉ソーセージでおさかなさん』の作り方[7/4]

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デコ弁当にはウインナーソーセージの飾り切りがよく使われますが、“魚肉ソーセージ”を活用すれば、不器用さんでも簡単にかわいいデコ弁ができちゃいます。

 

今回は、人気料理ブログ『*Ayano式* おとなごはん&こどもごはん』のフードコーディネーターAyanoさんに、夏のお弁当にぴったりのデコ弁パーツ『魚肉ソーセージでおさかなさん』の作り方を教えていただきます!

 

 

魚肉ソーセージでおさかなさん

 

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【材料】(1個分)

 

魚肉ソーセージの輪切り(2mm厚さ)…1枚

ゆでにんじんの輪切り(2mm厚さ)…少量

※電子レンジで加熱して火を通してもOK。

焼きのり…少量

サラダスパゲティ…少量

 

【作り方】

 

1.さかなの胴&尾ヒレを作る

 

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魚肉ソーセージの輪切り(厚さ2mm程度)は、口金の後ろ(口の大きいほう)を使い、右側1cmのところ抜き取る。

 

 

2.さかなの口を作る

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(1)のさかなの左側に包丁で口の形になるように切り込みを入れる。

 

 

3.のりで目、にんじんでほっぺを作る

 

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のりをパンチ(またはハサミ)でカットし、さかなの目を作り、(2)の胴のパーツにのせる。

 

ゆでにんじんの輪切りを丸型(またはストロー)で抜き、さかなのほっぺの部分にのせる。2mm長さに切ったサラダスパゲッティを刺して固定したら完成。

 

お弁当のごはんの上などに飾る(盛り付け例は一番上の写真参照)。

 

※パーツ固定用のスパゲッティは、お弁当を食べる昼までには水分を吸ってやわらかくなります。

勉強大好き&学力アップ「親野智可等のママゼミ」第13回[7/7]

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●子どもは「勉強すると叱られる」と感じている

 

親であるみなさんはたぶん知らないと思いますが、実は、子どもたちは「勉強すると叱られる」と感じています。

 

それを聞いて、「え?『勉強しないと叱られる』の間違いじゃないの?」と思う人が多いと思います。

 

もちろん、子どもたちもそれは十分わかっているのですが、同時に「勉強してもどうせ叱られる」と感じているのです。

 

なぜかというと、子どもたちが勉強したものや宿題を見て、親たちがすぐ叱るからです。

 

「これはこの前教えたよね。なんで同じ間違いするの?」

 

「『昨日、○○君と□□君とサッカーをやりました。○○君がキーパーで、ぼくがシュートしました。3点取りました。楽しかったです。』って、何これ? 毎日同じ日記じゃないの!もっと違うことも書きなさい」

 

「何なの、この字は?もっとしっかり書かなきゃダメでしょ。はい、書き直し!」

 

「はいバツ、これもバツ、あっこれもバツ! 何やってるの? もっとちゃんと考えてやらなきゃだめでしょ。間違ったところ、全部やり直しなさい」

 

と、まあ、こういう感じですね。

 

 

●親の否定的な言葉によって、「勉強なんてつまらない」という認識ができあがる

 

「書き直し!」とか「やり直し!」と言われて、素直にやる子ばかりではありません。

 

子どもが「イヤ」と答えて、「やり直しなさい」「イヤなものはイヤ」「やり直さないとおやつナシだよ」などと続く場合もあります。

 

これだと、子どもの中で「宿題やると叱られる。勉強すると叱られる。勉強なんてつまらない」という認識ができあがってしまいます。

 

本当は、親の否定的な言葉が不愉快なのです。それは、勉強の中身とは関係のないところでの不愉快さです。

でも、宿題や勉強に関して不愉快な思いをすることで、「勉強なんてつまらない」という勘違いした認識ができあがってしまうのです。

 

これは脳科学でも心理学でも言っていることですが、人間の頭の中ではこういう勘違いによる認識が常に起こっているそうです。

 

これは非常にまずいことです。

これだと、勉強へのやる気はますます下がってしまいます。

 

 

●否定的かつ感情的な言葉はすべて逆効果

 

勉強のあとだけでなく、勉強の前でもやっている最中でも、勉強に関して発せられる否定的な言葉はすべて逆効果です。

 

「なんでどんどん勉強しないの! ちゃんと勉強しなきゃダメでしょ」

「いつになったらやる気が出るの? もっとがんばらなきゃダメでしょ。聞いてるの? あなたのために言ってるのよ」

 

「ちゃんと繰り下がりを書かなきゃダメでしょ! だから間違えるのよ」

「この漢字の最後は跳ねるんじゃなくて止めるんでしょ。何度言ったらわかるの!」

 

「このやり方はこの前教えたでしょ。もう忘れちゃったの?」

「何度同じ間違いするの?もっとちゃんと考えてやらなきゃダメでしょ」

 

こういう言葉は子どもにとって本当に不愉快です。

こういう不愉快な言葉が、「勉強ってつまらない」という認識につながっていくのです。

 

親はもちろん子どものためを思って言っているのですが、否定的かつ感情的な言葉はすべて逆効果です。

 

次回は、「では、どうしたらいいのか?」について書きます。

 

 

 

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勉強大好き&学力アップ「親野智可等のママゼミ」第12回

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●一問やっておくと見通しが付く

 

前回は、“取りあえず準備方式”を紹介しました。

今回は、それをもう一歩進める方法、名付けて“取りあえず一問方式”です。

 

つまり、子どもに次のように言うのです。

 

「先に遊びに行ってもいいよ。

休憩してもいいよ。

でも、その前に、算数プリント一問だけやっておこう。

漢字書き取り一字だけ書いておこう」

 

一問やるとき、他の問題を全部隠して一問だけ見てやるということはあり得ません。

当然、全体が目に入ります。

つまり、全体量がわかり、終わりが見えるのです。

言い換えると見通しが付くということです。

 

これによって、本格的に取り掛かるときのハードルがグンと下がります。

 

 

●見通しが付くとやる気が出る

 

これは、大人の仕事においても言えることです。

 

何か仕事をしていて、見通しが付かないときは大変です。

全体量が分からない。

現在地も分からない。

後どれだけやればいいのか、まるでわからない。

こういうときは、本当に大変です。

 

終わりが見えて、見通しが付いたとき、気持ちが楽になります。

すると、やる気が湧いて、さくさく進むようになります。

 

宿題・勉強もまったく同じです。

 

 

●夏休みは朝食の前に一問

 

実際にやっている家庭によると、一問やるとき軽くスイッチが入るので、そのまま二

問、三問、半分、あるいは全部やってしまうというときもあるそうです。

 

でも、これはおまけです。

取りあえず一問だけでもやっておけば、ハードルが大いに下がるのです。

 

ちなみに、夏休みには朝の涼しい時間帯に勉強すると思いますが、朝食を食べる前に、

取りあえず準備したり一問やったりしておくといいでしょう。

 


前後の記事はこちら

勉強大好き&学力アップ「親野智可等のママゼミ」 第11回

勉強大好き&学力アップ「親野智可等のママゼミ」 第13回

 

 

 

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渋滞中でも楽しく過ごせる、おすすめアプリ[7/1]

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こんにちは、「ママノート」編集部です。

 

いよいよ7月に突入! ということは……、そう夏休みもすぐそこ。

車で帰省や旅行を楽しまれるお家も多いのではないでしょうか。

 

長時間の移動中に必要なものといえば、子どもが車内で飽きないための絵本やゲーム、遊び道具です。特に最近人気なのは、スマートフォンやタブレット端末。絵本やゲームなど、様々なアプリが楽しめるとあって、ファミリードライブの定番になりつつあります。

 

でも普通のゲームだと、楽しんでいるのは、スマホを持って遊んでいる子どもだけ……なんてことも。車の中とはいえ、せっかく長時間家族が一緒にいるのだから、みんなで楽しみたいですね。

 

そこで今回は、家族で楽しめる新しいアプリをご紹介します!

 

 

●カラオケアプリを使って、車内でカラオケ大会!

 

大人も子どもも同時に楽しめるアプリといえば、「音」や「声」で遊べるタイプ。おすすめは、なんといってもカラオケです!

 

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カラオケJOYSOUND+(plus)

http://app.joysound.com/app/karaoke_joysound_plus.html

 

開発:株式会社エクシング

価格:無料(アプリ本体)

対応OS:iOS/Android

 

アプリ本体のダウンロードは無料。30日間利用券(300円〈税込み〉)を購入することで、約10万曲の楽曲を歌い放題。

 

お店のJOYSOUNDに近いリアルな音質で、採点などの最新のカラオケ機能がそろっており、ドライブ中の車内がカラオケボックスに早変わり!

 

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歌っているときは、リアルタイムに自分の音程と、オリジナルのメロディの音程をグラフ表示。音程が合っているかが瞬時にわかります。

 

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歌った後は、採点結果と1曲の中での点数の変化をグラフ表示。家族で誰が一番いい点数を出せるか、挑戦してみては。

 

また、カーナビ(※注)との連係ができるというところも、このアプリのおすすめポイント。

 

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カー ナビ接続時のおもな機能(プレイリストは除く)。「ランキング」は、1970年から2013年まで、年代別の売り上げベスト50曲をランキングで検索し、 再生。「ドライブおすすめ」では、「キッズソング」など、JOYSOUNDが厳選したドライブおすすめ楽曲特集から検索できる。

 

周囲を気にせず大きな声を出せるのは、車移動のメリットのひとつ。思いっきり声を出して楽しめば、渋滞中の淀んだ空気もスッキリ。ストレス解消になること間違いなし!

 

※注 一部の機種に限ります。また、機能にも一部制限があります。

 

 

●「声」で遊べる画期的なゲーム

 

続いても「声」を使うiPhone用のゲームアプリです。

 

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ワレルモノナラワッテミロ

App Store

https://itunes.apple.com/jp/app/warerumononarawattemiro/id838737080?mt=8

 

開発:adcinq

価格:無料(アプリ本体)

対応OS:iOS

 

声(音の振動)で画面の中のグラスを割るという単純だけど、新鮮なゲーム。超渋滞にはまってしまったときなどにおすすめです。

 

遊び方は、ヒントの音程に合わせてマイクに向かって声を出すだけ。そのとき出した声の周波数によって、グラスが割れたり、割れなかったりします。

 

ごくごく単純なゲームですが、コツをつかまないと意外に難しいのだとか。その分、割れた瞬間は爽快感が!

 

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ヒントボタンを押して、割れやすい音程をチェック。ヒントと同じ音程の声を出すと割れやすくなります。

 

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グラスが割れそうになると、周囲に円が出現し、だんだんと六角形になっていきます。割れるまで、息継ぎしながらも声を出し続けなければならないのでがんばって!

 

ステージは全部で4段階。家族で順番に挑戦して、誰が一番早く4ステージクリアできるか競争すると盛り上がりそう!

 

いかがでしたか?

 

これなら、移動中の時間も夏休みの思い出のひとコマになるかもしれませんよ。

帰省先でも、楽しい夏休みを過ごしてくださいね!

 

「苦手なママ友の誘いを断りたい」どうすればいい?[6/27]

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人の悪口やウワサ話をする苦手なママ友とのお付き合いに疲れた……。今回は、そんなお悩みを取り上げます。

 

子育てやママ友との付き合い方について講演なども行われている、子育てコーチの東ちひろさんにアドバイスいただきました。

 

 

お悩み内容 「苦手なママ友からのランチの誘いを上手に断りたい」

 

子どもの幼稚園のママ友とランチ会をよくします。

 

でも、話題になるのは人の悪口やウワサ話ばかり。

毎回、参加することがストレスになっています。

 

断り方を間違えると、関係を切られてしまいそうで……。

相手が気分を害しない、上手な断り方を教えてください。

 

 

【東さんのアドバイス】

 

断る回数を徐々に増やして自然に距離をおいていく方法もあります

 

「あれこれ理由をつけて断るよりも『その日は都合が悪くて行けないの』など、シンプルに言ったほうがいいと思います。

 

『何があるの?』と、いちいち詮索してこないはずですよ。

 

誘いを毎回断ると印象が悪くなってしまうかもしれないので、誘われたら2回に1回は参加するぐらいでいいしょう。

 

それでも負担になるようであれば、断る回数を増やしてき、少しずつ距離をおいていってもいいですね。

 

相手も『距離をおきたいのかな?』と察してくれるはずですよ」

 

 

人の悪口ばかり言うママ友との関係。本当に必要ですか?

 

「ランチ会に参加しないと、『付き合いが悪いよね』などと悪口を言われてしまうかも……と、不安になるかもしれませんね。

 

でも、人の悪口ばかりを言うママ友との関係は、決して“前向きな関係”とはいえません。

 

グチばかりを聞くのは、時間がもったいないですし、自分がイヤな思いをするだけです。

 

それよりも、お子さんと向き合う時間を増やしていくほうが大切です。

 

お子さんの話を共感しながら聞いてあげる時間を増やしていけたらいいですね。

 

たとえ子ども同士の仲がよくても、基本的に“子どもは子ども、親は親”と割り切って考えていいのです。

価値観が共有できる友人でなければ、一生続く関係にはなりません。

 

子どもが進級したり小学校に入学したりと環境が変われば、自然と疎遠になっていきます」

 

 

送り迎えのたびに、長~い立ち話に付き合わされたら……

 

「幼稚園ママは、送り迎えのたびに顔を合わせますよね。

 

『毎日バス停の前でダラダラと長い立ち話に付き合わなければいけない』という悩みも聞かれます。

付き合わされるのがストレスなら、思い切って『ごめんね。今日はお先に』と帰る方法もあります。

 

ママ友との関係は、“仲良くしなければ”とまじめに考えるほど、悩んでしまいがちです。

 

“自分と合わないな”と思う人とは、適度な距離をおいて付き合うことで、ストレスが少なくなるはずですよ。

 

自分と価値観の合うママ友を見つけるのはなかなか難しいもの。

 

だから、話が合う、共感し合えるポイントが同じママ友と出会えるのは、とてもラッキーなことなのです」

 

たくさんの人と無理に親密にならなくても、悩みが相談し合えるママ友が1人でもいたら、きっと心強いですね。

 

東さん、ありがとうございました。

「ママ友から仲間外れにされた」どうすればいいの?[6/26]

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仲良くしていたママ友から、ランチの誘いが来なくなってしまった……。今回は、そんなお悩みを取り上げます。

 

子育てやママ友との付き合い方について講演なども行われている、子育てコーチの東ちひろさんにお話を伺いました。

 

 

今回のお悩み内容 「ママ友から仲間外れにされた」

 

子どもの幼稚園で、私を含めて3人で仲良くしているママ友がいます。

 

でも、私を誘わずに2人だけでランチをしたり、買い物に行ったりしているのを知って……。仲間外れにされているようでショックです。

 

どうすればいいでしょうか?

 

 

【東さんのアドバイス】

 

悪気があって誘わなかったわけではないのかもしれません

 

「3人の友人関係は、バランスを保つのがなかなか難しいものです。

 

子ども同士でも3人で仲良くしていたのに、いつの間にか2人が親密になって、1人が外れる状態になってしまった……と、もめることがよくあります。

 

とはいえ、その2人のお友だちは、悪気があってあなたを誘わなかったのではないのかもしれません。

 

もしかして『忙しそうだから声をかけないでおこう』などと、気を遣って誘うのを遠慮した場合もあります」

 

 

誘ってくれないことを感情的になって責めてはいけません

 

「気になるからといって、『2人でランチに行ったって聞いたんだけど、なぜ私を誘ってくれなかったの?』と直積的に聞いては、印象が悪くなってしまう可能性もあります。

 

だから知らないフリをして『また一緒にランチに行きたいな』と、それとなく伝えてみるのがいいと思います。

 

それでも誘いが来なかったら、2人のお友だちは、あなたがショックを受けていることに考えが及んでいない可能性があります。

 

私としては、そのお友だちとの関係だけに、あまり固執しすぎないようにしたほうがいいと思います」

 

 

仕事、趣味、習い事などの時間を増やし違うジャンルの友人関係を広げる方法も

 

「とはいえ、子どもが小さく、子育てに専念している時期は、ママ友との人間関係が中心の生活になりますよね。

 

だから、1つのママ友トラブルが重大問題のように感じてしまうもの。いくら『大丈夫だよ』とアドバイスされてもショックですよね。

 

仕事や趣味、習い事などの時間を充実させ、子どもを介しての付き合いではない、ジャンルの違う友だちを作ることに目を向けてはいかがでしょうか。

 

そのほうが、ストレスが少なくなるはずです。

 

子ども同士の仲がいいからといって、ママ同士も親密にならなければいけないということはありません。

 

また、子どもが進級をしたり、小学校に入学したりして環境が変われば、自然と距離が出てくることもあります。

 

ママ友の悩みにあまり縛られないで、他のことで楽しみを見つけることに意識を向けてみてくださいね」

 

もやもや悩むより、ちょっと視野を広げて、他に楽しみを見つける……。そうやって、心にゆとりを持てるようにしたいですね。

★乱暴な言葉づかいをするわが子に何と言ったら良い?

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教育評論家 親野智可等 の 
「子どもにひと言 ママクイズ」 1  
 
 
Q 
どこで覚えてきたのか、 
   子どもが「てめぇ」という乱暴な言葉を使うようになりました。 
   こんなとき子どもに何と言いますか?
 
  
 

下のA・B・Cの声かけの中で、あなたが選ぶとしたら・・・ 
 
 
 
A 「そういう言葉を使うと、 
    お父さんに叱ってもらうよ」

 
B 「そういう言葉、 
    お母さんは好きじゃないよ」

 
C 「自分がそう言われると、 
    どんな感じがする?」
 
 
 
  

 

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【クイズの答え】


 
Aを選んだあなたは… 
  「おどしタイプ」

 
子どもが言うことを聞かないとき、 
「お父さんに叱ってもらうよ!」と、 
困ったときの切り札のように言っていませんか? 
でも、おどす声かけは、絶対に×。

 
子どもは「じゃあ、叱られなければいいんだ」と、 
とらえてしまうからです。 
 


 
Bを選んだあなたは… 
  「否定タイプ」

 
「お母さんは好きじゃないよ」という言い方は、 
一見よさそうな言い方なのですが、答えは△。

 
お母さんは、自分の気持ちを伝えているつもりでも、 
子どもは言葉の一部だけを受け取って、 
「お母さんは、ボクのことを好きじゃないのかな…?」 
と感じてしまうかもしれません。

 


 
Cを選んだあなたは… 
  「説得タイプ」

 
「てめぇ」と言われたら、 
自分がどう感じるか、子どもに質問するのは○。

 
イメージすることで、 
乱暴な言葉を言われると「イヤな気持ちになるな」と、 
子どもは心から納得することができます。 
 

勉強大好き&学力アップ「親野智可等のママゼミ」第11回

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●取り掛かってしまえば半分終わり

 

大人の仕事でも言えることですが、宿題・勉強も取り掛かるときが一番大変です。

取り掛かってしまえば、もう半分終わったようなものです。

ですから、取り掛かるときのハードルを下げることが大切です。

 

それについて、私のメールマガジンの読者がいい方法を教えてくれました。

その家の子は男の子で、学校から帰ってくると玄関にも入らないままカバンを放り投

げて遊びに行ってしまうそうです。

 

そして夕方、遊びから帰ってきても、いつまでも宿題をやらないで、

さんざん叱られて、夜になって泣きながらやるそうです。

 

そんなある日のこと、お母さんはちょっとしたアイデアを思いつきました。

それはごく簡単なことで、玄関に広くて浅い箱を置いたのです。

カバンが2つくらい入る広さで、深さは10センチくらいです。

 

 

●カバンの中身を全部出しておく

 

そして、子どもに言いました。

「遊びに行ってもいいけど、その前に、取り敢えずカバンの中身を全部この箱に出し

ておこう」

「それくらいなら……」ということでやり始めました。

 

出し方がすごいそうですが……。

カバンを両手で持ち上げ、箱の上で逆さにつるし、足で蹴って出したりするそうで

す。

箱の中にべちゃーっと出るわけですが、それでもいいのです。

 

遊びから帰ってきたらその箱の中に全部出ているわけで、当然、宿題の算数プリント

も書き取り帳も漢字ドリルも出ています。

 

たったこれだけのことで、手に取りやすくなったらしく、宿題への取り掛かりが以前

よりスムーズになったそうです。

 

 

●テ-ブルに出す。下敷きを敷く

 

その話を聞いて、私はさらに一歩進める方法を提案しました。

それは、その箱の中から宿題・勉強に必要なものを取り出して、テーブルの上に並べ

ておくのです。

 

すると、これだけやればいいのだということが、おぼろげにですがわかります。

これでまた、宿題・勉強の取り掛かりに一歩近づきます。

 

また、中身を開いて下敷きを敷いておけばさらにもう一歩近づくことができます。

このように、一歩でも近づくことが大事です。

 

これを名付けて、“取り敢えず準備方式”と言います。

 

こういったことを何一つしないで、カバンがロックしたままの状態になっていると、

取り掛かりのハードルはかなり高いと言えます。

 

宿題があることはわかっているのですが、それがどのようなものかも、どれくらいの

量なのかもまったくわかりません。

 

正体不明の怪物のようなもので、時間が経てば経つほど巨大になっていきます。

すると、ますます取り掛かりにくくなります。

 

さて、次回は、さらにもう一歩近づくとてもいい方法を紹介します。

 


前後の記事はこちら

勉強大好き&学力アップ「親野智可等のママゼミ」 第10回

勉強大好き&学力アップ「親野智可等のママゼミ」 第12回

 

 

 

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「ママ友がいない」どうすればいいの?[6/25]

ママ友1回目画像

 

 

日々子育てをしていると、ママ友との付き合い方について悩みを抱えることはありませか?

 

例えば……

「ママ友ができない」

「仲間外れにされた」

「苦手なママ友がいる」

そのようなお悩みを取り上げ、解決法をアドバイスしていきます。

 

子育てやママ友との付き合い方について講演なども行われている、子育てコーチの東ちひろさんにお話を伺いました。

 

 

今回のお悩み内容 「ママ友がいません」

 

娘が小学校に入学しました。

でも、いまだに小学校でのママ友ができません。

幼稚園では何人か仲のいいママ友がいたのですが……。

どんなタイミングで、どのように声をかければいいでしょうか?

 

【東さんのアドバイス】

 

子どもの友だちのママに軽くあいさつすることからスタートしてみて

 

「子どもが幼稚園に通っていた頃は、送り迎えなどで親御さん同士が顔を合わせることが多いのですが、小学校に上がると接点がぐんと少なくなりますよね。

 

それは他の人も同じ。『ママ友がいない』と悩む必要はありませんよ。

 

ここから、ママ友を作るための簡単な方法をお伝えしますね。

 

例えば、小学校の参観日や運動会などのイベントで親御さんたちが集まるとき。

 

普段、お子さんから『○○ちゃん(友だちの名前)とよく遊ぶの』と聞いていれば、その友だちのママに『いつも○○(自分の子の名前)と仲良くしていただいて、ありがとうございます』と軽くあいさつをしましょう。

 

それだけで第一印象がよくなります」

 

 

相手のお子さんのいいところをほめてあげるのもGOOD!

 

「また、『○○ちゃん(子どもの友だちの名前)は、△△(自分の子ども)にいつも優しく声をかけてくれるんです』、『うちの子は、○○ちゃんのことが大好きみたいです』などと言って、相手のお子さんをほめてあげると気分がよくなり、会話がどんどん弾んでいくはずです。

 

そして、初対面のママと雑談するときは、自分ばかりがしゃべらずに“聞き役”に徹することも大切です。そうすると、相手の方も気持ちよく話すことができます。

 

ママ友とは、あくまでも“子どもを介しての付き合い”という認識を持ちつつも、仲良くなってきたら、子育ての悩みを相談し合ってもいいですね」

 

 

わが子より上の学年のお子さんを持つ先輩ママは相談役になってくれるはずです

 

「また、子どもと同じクラス、学年のお子さんがいるママ友を作ることだけにこだわる必要はありません。

 

PTAや地域の子ども会の役員を引き受ければ、他の学年のお子さんを持つ先輩ママとのつながりが広がります。

 

小学校に入学してからしばらくは、いろいろとわからないこと、不安なことが出てくるもの。わが子よりも学年が上のお子さんを持つ先輩ママに相談すれば、いろいろな情報、アドバイスがもらえると思いますよ」

 

初対面だと、どんな話をしよう……と話題を探してあせってしまいそうですが、あいさつからでいいんですね。ステキなママ友だちができますように!

デコ弁『ぞうさんミックスサンドイッチ』の作り方 [6/20]

 

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今回は、人気料理ブログ『*Ayano式* おとなごはん&こどもごはん』のフードコーディネーターAyanoさんに、ハムやチーズでほっこりかわいいぞうさんの顔をあしらった『ぞうさんのミックスサンドイッチ』の作り方を教えていただきます!

 

ぞうさんミックスサンドイッチ 

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【材料】(2個分)

食パン(8枚切り)…2枚

ハム…1枚

スライスチーズ…1枚

きゅうり(斜め薄切り)…4枚

レタス…1枚

にんじん(輪切りにしてゆでる)…2枚程度

※ラップに包み電子レンジ(600W)で30秒ほど加熱してもOK。

焼きのり…少量

卵…1個

塩…少量

サラダ油…適量

マヨネーズ…適量

サラダスパゲティー…適量

 

 

【作り方】

1.薄焼き卵を作る

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ボウルに卵を割り入れて溶きほぐし、塩を加えて混ぜる。フライパンにサラダ油を熱し、卵液を流し入れて、薄焼き卵を作る。

 

2.薄焼き卵・ハムで、ぞうの顔・耳・鼻を作る

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薄焼き卵は食パンの大きさに切って取り分けておき、余ったところを顔・耳・鼻のパーツに使う。薄焼き卵とハムを広げ、丸型の型で顔のパーツを1枚ずつ抜き、花型の型抜きで耳を2枚ずつ、楕円のアーム型の型で鼻を1枚ずつ抜く。

 

3.のりで目・鼻筋を作り、ゆでにんじんでほっぺを作る

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のりをパンチ(またはハサミ)でカットし、目・鼻筋を2セット作る。

ゆでたにんじんを丸型で4枚抜き、ほっぺを作る。

(2)のパーツを重ねてぞうの顔・耳・鼻を作ったら、目・鼻筋・ほっぺのパーツをのせる。

 

4.ミックスサンドを作る

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食パン2枚にマヨネーズを塗り、レタス・チーズ・きゅうり・ハム・薄焼き卵(食パンの大きさに切ったもの)をのせてはさむ。

 

5.サンドイッチにぞうをのせる

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(4)のサンドイッチを4等分に切り、そのうち2個に(3)で作ったぞうをのせる。顔・耳・鼻をマヨネーズ・サラダスパゲッティ(1cm長さ)を刺して留め、さらにほっぺもサラダスパゲッティ(1cm長さ)で固定したら完成。

残りのサンドイッチ2個とともに、弁当箱に詰める。

※スパゲッティは、でき上がりのときに目立たないよう、サンドイッチに奥深くまで刺してください。

 

勉強大好き&学力アップ「親野智可等のママゼミ」第10回

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●子どもの「後でやる」には深い理由がある

 

親が「勉強しなきゃダメでしょ。いつやるの?」と迫ったとき、「今でしょ」と言ってやってくれる子は少ないですね。

 

たいていは「後でやる」と答えます。

そして、「後っていつなの?」「後は後」と続きます。

 

では、なぜ子どもがこう答えるのか、その理由を考えたことがありますか?

その理由は2つあって、もちろん1つは今やる気がしないからです。

 

これはすぐわかりますが、実はもう1つ深い理由があるのです。

それは、つまり、子どもたちは後で勉強する時間があると、本気で思っているのです。

 

子どもの時間観念は大人のそれとは全く違います。

大人と子どもでは時間を扱った経験の量が違います。

過ぎ去った時間の量も人生の残り時間の量も違います。

 

ですから、大人と子どもではまったく違う時間意識の中で生きているのです。

 

 

●子どもの時間は長くて漠然としている

 

例えば、今、夕方の5時半くらいだとします。

この後、ちょっとのんびりして、夕飯を食べて、ゲームしたりテレビを見たりします。

 

その後、マンガを読んだりお風呂に入ったりしてから、寝ます。

長時間寝て、次の日の朝起きて、散歩して、朝食を食べて、歯を磨いて、うんちして、着替えて学校に行きます。

 

そこまでの時間が、子どもにとっては非常に長い時間なのです。

 

しかも、その長い時間の中身が漠然としています。

大人のように頭の中で区切ってスケジューリングするということが、子どもにはなかなかできないからです。

 

ジャングルのように混沌としていて、ただひたすら長いのです。

その長い時間の中に、宿題・勉強をする時間があると、子どもたちは本当に思っているのです。

 

でも、実際はそういう時間はないのです。

ですから、「そういう時間はない」ということを見える化してあげることが必要です。

 

 

●時間割で時間の流れを見える化

 

そのためにいいのがホワイトボードに時間割をかくことです。

 

学校では、教室の前面に、1時間目は何時何分から何時何分まで、2時間目は…、などということが目に見える時間割が必ず貼ってあります。

 

学校の場合は一年間変わらないので紙でいいのですが、家で作る場合は必要に応じてかきかえられるホワイトボードがいいでしょう。

 

家では3パターンくらいつくるといいでしょう。

つまり、習い事や塾がある日はAの時間割、ない日はB、土日はCというようにします。

 

例えば、次のような項目を入れます。

 

起床、朝食、登校、帰宅、遊び、ゲーム、片づけタイム、

勉強、翌日の支度、夕食、テレビ、入浴、就寝

 

このような時間割によって時間の流れを見える化することが大切です。

すると、後で勉強する時間などないということがわかります。

 

 

●時間を管理するスキルを上げる

 

慣れてきたら、自分がやりやすいように時間割をつくりかえることもできるようになります。

磁石つきプレートに先ほどの項目をかいて、自分で移動するようにするのです。

 

「ぼくは、ここで勉強するよりここの方がいいな」「ゲームはここに持って来て、勉強はここにしよう」「私はやっぱり朝早く起きて勉強したほうがいいな。その分お風呂も早めに入って早めに寝よう」

 

このようにすると、自分で決めたことだからしっかりやろうという気持ちになります。

 

だいたいにおいて、ほとんどの親は「いつやるの? ちゃんと計画的に考えてやらなきゃダメでしょ」などと口で叱るだけで、子どもが時間を使いこなせるようにするための工夫をしていません。

 

これではいつまで経っても時間を管理する力は身につきません。

 

ビジネスマンはビジネス手帳で時間管理をし、そうでない人も大人なら何かしら具体的な方法を工夫しているはずです。

 

大人ですら、それがないと時間管理はできません。

まして子どもにおいてはなおさらです。

 

ぜひ時間管理の具体的な方法を工夫して、それを使いこなせるようにしてあげてください。

時間管理のスキルが上がれば、子どもに大きな利益をもたらしてくれます。


前後の記事はこちら

勉強大好き&学力アップ「親野智可等のママゼミ」 第9回

勉強大好き&学力アップ「親野智可等のママゼミ」 第11回

 

 

 

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勉強大好き&学力アップ「親野智可等のママゼミ」 第9回

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●アナログ時計の横に模擬時計を

 

子どもがなかなか宿題・勉強に取り掛からない場合、家の中の時計にひと工夫すると効果があります。

 

まず、部屋の目立つところに大きめのアナログ時計を掛けます。

そして、その横に画用紙で作った模擬時計を貼ります。

 

模擬時計は、できるだけ本物の時計と同じ大きさで同じデザインにします。

そして、マジックで長い針と短い針を描くのですが、それは勉強開始の時刻を指すようにします。

 

そして、模擬時計の下に「勉強」と書きます。

 

 

●見えない時間を見える化すると無視できなくなる

 

例えば勉強開始の時刻を5時15分と決めて、その模擬時計を貼っておくと、子どもは何となく意識するようになります。

 

見える化されていると、完全に無視することができないからです。

 

そして、本物の時計の針が5時5分……5時10分……と進んでくると、「そろそろ勉強の時間だな」「あと3分だ……」などと感じます。

 

つまり、心と体の準備ができてくるのです。

 

すると、5時15分になったとき「さあ、勉強だ」、あるいは「しょうがない、やるか」となって、取り掛かりやすくなります。

 

このとき、取り掛からないままでいて時計の針が16分17分18分と進んでいくと、何となく落ち着かない気がしてきます。

 

見える化されていると、完全に無視することができないからです。

見える化されていないと、どんなに時計の針が進んでも平気なのですが……。

 

 

●模擬時計を使えば叱る回数が減る

 

この模擬時計は勉強以外にも使えます。

例えば朝食を7時10分に終わらせたいなら、7時10分の模擬時計を貼って「食べ終わる」と表示します。

 

あるママさんは、画用紙で模擬時計を作るのが面倒だったので、百均で買った卓上時計を2つテープで貼り付けて、片方の電池を抜いておきました。

 

動かない時計の針が食べ終わる時刻を指すようにして、食卓の子どもの目の前においたら効果抜群だったそうです。

 

残り時間が減っていくのが目の前でわかるので、子どもも食べるペースを調整することができるのです。

 

この他にも、着替え、家を出る、お片づけタイム、入浴、就寝など、必要に応じて工夫すれば、がみがみ叱る回数がかなり減ります。

 


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勉強大好き&学力アップ「親野智可等のママゼミ」 第8回

勉強大好き&学力アップ「親野智可等のママゼミ」 第10回

 

 

 

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デコ弁『うさぎさんロールサンド』の作り方[6/6]

 

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ごはんやおにぎりを主食にしたお弁当にマンネリしてきたら、子どもにも食べやすいロールサンドがおすすめ!

今回は、人気料理ブログ『*Ayano式* おとなごはん&こどもごはん』のフードコーディネーターAyanoさんに、ちょこんと座った姿がかわいらしい『うさぎさんロールサンド』の作り方を教えていただきます!

 

うさぎさんロールサンド 

 

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【材料】(2個分)

食パン(8枚切り)…1枚

ハム…1枚

スライスチーズ…1枚+少量(鼻に使用)

魚肉ソーセージ…1本

焼きのり…少量

マヨネーズ・トマトケチャップ…各適量

サラダスパゲッティ(パーツ固定用)…適量

 

【作り方】

1.ロールサンドを作る

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まな板の上にラップを広げ、食パンにマヨネーズを塗ってのせ、スライスチーズ・ハムの順に重ねる。

 

2.くるくる巻いてロールサンドを形作る

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(1)を手前からラップを巻きこまずにくるくると巻いていき、巻き終えたらラップに包んでしばらく置く(置くことにより、巻き終わり部分がはがれにくくなります)。

※ラップを取ってもはがれてくるようなら、3cm程度の長さに折ったサラダスパゲッティで固定してもOK。

 

3.魚肉ソーセージで耳・腕・足を作る

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魚肉ソーセージを3cmの長さに切ってから3mm厚さの薄切りにする。細長い楕円の型(またはハサミ)で、うさぎの耳・腕・脚のパーツを12枚型抜きする。

 

4.耳・腕・足をロールサンドに固定し、うさぎを作る

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(3)のパーツのうち、2枚は横半分に切っておく(足用)。ロールサンドは横半分に切る。耳・腕・足のそれぞれのパーツをサラダスパゲッティでロールサンドに固定する。(サラダスパゲッティの長さは耳用が4cm、腕用が1cm、足用が1cmが目安)

 

 

5.のりで目・鼻を、チーズで鼻の土台を、ケチャップでほっぺを作る

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4)のうさぎに、丸型(またはストローで)抜いたスライスチーズをのせる。のりをパンチ(またはハサミ)でカットし目・鼻を作る。

ケチャップを箸につけ、ほっぺを描いたら完成。