☆うちの子の引っ込み思案、入学後は大丈夫?[2016/8/24]

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夏休みが過ぎて、入学まで後半年とちょっと。でも、うちの子なんだか頼りなくて、このままでは入学後がちょっと不安……」。そんなお母さんの声が聞こえてくる時期になりました。

 

これから入学までに、子どもの気になる点をどうフォローしていけばいいのでしょうか。今回は、子育てアドバイザーで元保育園園長の野田友子先生に「子どものタイプ別に、入学までにしておきたいこと」をアドバイスしていただきました。

 

1回目は、引っ込み思案で恥ずかしがりやな子です。

 

 

Q: とても引っ込み思案で恥ずかしがりやなうちの子。初対面の子と話しをするのも苦手で、友だち作りがうまくいくか、学校生活についていけるか心配です

 

A1:好きなことに自信を持たせて、会話の糸口に

 

野田 「子どもの控えめな性格が気になるという場合、お母さん自身はしっかり自己主張できるタイプの方が多いように思います。だからよけいに子どもの引っ込み思案が気になってしまうのではないでしょうか。

 

でも、これはこの子のよい特性なので、それを受け止めて、『もっと大きな声で言いなさい』『恥ずかしがらないの』などと、決して無理強いしないようにしましょう。

 

そのうえで、日ごろの生活で何か好きなこと——絵でもダンスでも、けん玉でも、なんでもいいのですが——これをしているときは目がイキイキするというものを見つけてあげて、それを伸ばして自信を持たせてください。

 

自信を持たせるには褒めることも大切なのですが、褒めるときにはちょっとコツが必要です。それは『わあ、じょうずね』『すごいじゃない』と言うだけでなく、例えば『このお家がよく描けているね』など具体的に、何が素晴らしいのかを言葉にすることです。

 

そして『今度、おじいちゃん・おばあちゃんにも見せてあげようか』と、まず家族に見せて、『このお家を一生懸命描いたんだよって、みんなにちょっと説明してあげて』などと、人の前で自分のことを話す機会をたくさん作りましょう。家族の前でできるようだったら、次は友だち……というように、少しずつ輪を広げていって、人前で話すことに慣れていけるようにするといいですね」

 

 

A2:子ども自身で考え、言葉にできる習慣を身につけましょう

 

野田「お母さんが積極的でおしゃべり上手だと、子どもが言おうとしていることや、考えていることを先に言ってしまう傾向があります。その場合、子どもは自分で何かを伝えたり、考えなくてもすむということが身についてしまっているため、自分の意見を言う習慣がついていないということも考えられます。

 

ですから、もし心当たりがある方は、ちょっと口を出すのを抑えて、子どもに考えさせるようにしてみましょう。少し時間はかかるかもしれませんが、そこはぐっと我慢して。『どうかな?』と、ちょっとヒントを与えながら、子どもが自分で考えて言葉にできるようトレーニングをしていきましょう。

 

場合によっては、子どもの言ったことがお母さんの意に反することもあるかもしれませんが、決して否定はしないでください。『そう思っているの。ちゃんと言えてえらかったね』と認めてあげましょう。

 

大人でも、なかなか意見が言えない人はいるものですが、そういう人に話を聞くと、『わたしも同じ意見なので』と言うんですね。でも、別に人と違うことを言わなくてもいいんです。大切なのは、同じなら同じで、『そうです』とか『同じです』と、ひと言でもいいから自分の意見を人に伝えられるようにすることなんです。

 

 

また、話すのが苦手という人は、そもそも声を出すのが苦手なようです。ですから、まず『声を出す』訓練をするというのも一つの方法です。声に出す訓練という意味では、絵本やマンガなど、子どもが好きな本を音読するのもいいんですよ

 

このようなことを少しずつ積み重ねていくうちに、徐々に自分の気持ちが出せるようになってきて、相手の考え方と違うときには、『私は違います』ということも言えるようになってくるでしょう」

 

声に出す訓練というのは意外ですが、ぜひ試してみたいですね。

 

野田先生、ありがとうございました。次回は「落ち着きがない子」です。

 


野田友子先生の他記事はこちら

「また叱っちゃった」と自己嫌悪、どうすればいい?

遊び道具を手作り、祖父母へのプレゼントに!

 

 

 

 

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☆きのかんち「まいぺーす入学準備マンガ」第9回[2016/8/24]

第9回・漫画01

 

第9回・漫画02

 

こんにちは! きのかんちです。

 

今回は、前回から引き続き「ランドセル」選びのお話です。

 

前回、高額なランドセルに一目ぼれしためんこでしたが、似たようなデザインでもう少し価格の抑えたものをすすめる私……。

さすがに、予算オーバーし過ぎたのです。

 

ランドセル売り場で、親子一緒にあーでもないこーでもないと選んでいたら、店員さんに声をかけられた私たち。

 

「いくつかのパターンの中で、好きなデザインや色を組み合わせて自分だけのランドセルを作るタイプの商品もありますよ」と、教えてもらいました。

 

実はめんこ、「色はこっちのランドセルいいけど、この鋲(びょう)はあっちのランドセルのハートがいい…」など、組み合わせに悩んでいたのです。

 

なので、自分でカスタマイズできるタイプのランドセルは、めんこにピッタリ!

 

ただ、かぶせ・内装・本体・へり・かぶせ鋲と選ぶものがたくさん……。

ここでかなり時間を使いましたね~。

 

それでも、一生にいちどのランドセル選び。

妥協をせず、めんこの好みで選んでもらいました。

たまにぶっ飛んだ色を選びそうになったときは、なんとなく軌道修正したりはしました(笑)。

 

その結果、すみれ色+水色という、私的に「合うのか? 合わないのか?」という不思議な組み合わせにたどり着くめんこ……。

 

何度か店員さんに「この組み合わせ大丈夫ですか?」と聞いたのですが、「全然大丈夫!」とのことだし、めんこも譲らない様子だったので、思い切ってこの組み合わせに決定!! 購入したのでした。

 

セミオーダーのランドセルだったので、注文してから手元に届くまで数か月かかりました。

 

やっと手元にランドセルが届いたとき、めんこは本当にうれしそうで、宝物を手に入れたような顔をしていました。

 

私たち夫婦も、ランドセルを背負うめんこの姿を見て成長を実感。

 

ランドセル選びは時間がかかったけれど、めんこが気に入ってくれるものを購入できてよかったです。

 

小学校に入った今も、大切に使ってくれています。

 


きのかんちさんのマンガ一覧はこちら

きのかんち「まいぺーす入学準備マンガ」

 

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ランドセルを買うときは必ずフィッティングを

 

 

 

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★「SNSに画像を勝手に投稿」でママ友トラブルに!?[2016/8/24]

SNSマナー・2回め

 

SNSやブログを活用し、ママ友とつながって交流をしたり、育児日記を公開したりしている人もいるのではないでしょうか。

 

とても便利ではありますが、使い方によってはママ友とトラブルを起こしたり、続けることが負担になったりすることも……。

 

SNSやブログを通したママ友づき合いで気をつけたいことについて、マナーコンサルタント山口淳子さんにお話をうかがいました。

 

 

●載せていいか必ずママ友の許可を得る

 

山口 「ネット上に公開した情報は、不特定多数の人が見られます。

SNSやブログの記事から個人の名前や所在地が特定され、それが犯罪に悪用されることも考えられます。

 

その注意が足りず、次のようなことをSNSやブログに投稿し、ママ友とのトラブルにつながることもあるのです。

 

例えば……

 

・子どもの友達やママ友と一緒に映った画像や名前を無断で載せた 

 

・園庭や園舎など、背景から場所が特定できる画像を載せた

 

・本名や居住地域の情報を登録したSNSに日々の行動を頻繁にアップ。子どもたちがよく遊びに行く場所、時間が特定できる内容を載せた

 

などです。

 

たとえ顔をぼかしたり隠したりして加工した画像でも、ネット上に家族の画像や情報を無断で載せられたくないものです。投稿していいかどうか相手の許可を得るのは、最低限のマナーといえます。

 

また、スマホのカメラでは、GPS(※)機能の設定によって、位置情報が画像に埋め込まれて記録されることがあります。その画像をそのままネット上にアップすると、位置情報から住所などが特定される恐れも。スマホの設定画面から『位置情報』『GPS』をオフにしておきましょう

 

※GPSとは、人工衛星を利用して現在位置を測定するシステム。公開時に位置情報が自動的に削除されるSNS、ブログサービスもあります。

 

 

●SNS・ブログ疲れを防ぐ

 

山口 「SNSやブログでは、子どもの成長の様子や家族とのレジャーなど、日記感覚で記事を投稿しているママもいますね。

 

ママ友の投稿内容を読んで『いいね!』をしたり、コメントを書いたり。SNSやブログは手軽な交流の場ではありますが、相手の充実した毎日の様子を見て自分と比べ、劣等感や嫉妬心を持ってしまうことがあり、悩んでいる方も多いようです。

 

マイナスの感情が湧いてSNSを使うことに疲れを感じるのであれば、距離を置くのもひとつの方法です」

 

 

●マイルールを決める

 

山口 「頻繁にSNSやブログを書いたり、ママ友の投稿をチェックしたりしていると、いつもスマホを見ていることになりますよね。そうすることで、子どもと向き合って会話する時間を減らしている場合があります。

 

私は、学習塾で中高生の親御さんから相談を受けているのですが、『子どもがスマホばかりいじっていて、勉強しない』という声を聞きます。

 

でも、話を聞いていくと、親御さんもお子さんと一緒にいるときにスマホをよく見ているのです。子どもは親の姿を見てマネをするんですね。

 

子どもはあっという間に成長するものです。子どもと向き合って会話をする時間は限られています。

 

子どもとのコミュニケーションの時間を増やすために、

『子どもを寝かしつけた後にブログを書く』

『ママ友のSNSやブログは週末にまとめてチェックする』

など、マイルールを決めてみてください。」

 

子育ての大変さをわかり合えるママ友は大切な存在。

楽しい交流の場が負担にならないように、うまくつき合ってきたいですね。

 

山口さん、ありがとうございました。

 


前回の記事はこちら

ママ友とのメールで「思い込み」はトラブルのもと?

 

関連記事はこちら

ママ友の家でのNGマナー(訪問前の注意点)

ママ友の家でのNGマナー(お部屋での注意点)

 

 

 

 

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★ママ友とのメールで「思い込み」はトラブルのもと?[2016/8/23]

SNSマナー・1回め

 

メールやLINEなど(以下「メール」)は、ママ友とのコミュニケーションに便利なツール。 でも、言葉の表現によっては、誤解を生んでトラブルにつながることも……。

 

ママ友とのメールで気をつけたいポイントを、マナーコンサルタント山口淳子さんに教えていただきました。

 

 

●「メール」は表現によって誤解を生みやすいことを知る

 

山口 「ママ友とは子どもを介してのおつき合いなので、メールの表現に気をつけている人も多いようですね。

 

メールなど、言葉だけでコミュニケーションとるときは、“自分の伝えたいこと”と“相手が受け取ったこと”にズレが生じやすくなります。

 

例えば、会ってお互いの顔を見て会話をするときは、言葉の情報に加え、相手の表情、声の調子などもわかるので、今どんな気持ちなのかを感じ取ることができますよね。

 

しかし、メールの場合は、言葉しか情報がないため、本意が伝わりにくいことがあります。文が短くてシンプルな表現であるほど、誤解されやすくなるのです」

 

 

●文面だけを見てマイナスな「思い込み」をしない

 

山口 「例えば、知り合ったばかりのママ友から、

『わかりました。』

と、一言だけ返事が来たとします。

 

あなたなら、どう思いますか?

 

普段から、あなたがメール文の語尾に、感嘆符の『!』や笑顔の『顔文字』を使っているのであれば、この一言が送られてくると、少しそっけない感じがするかもしれませんね。

 

メールの表現方法は人それぞれで、みんなが自分と同じではありません。

 

ここで、『怒らせることをしたのかな』と心配したり、『冷たい人だ』と決めつけたり、相手に対してあれこれ憶測をめぐらせてしまうと、マイナスな感情がふくらんで、お互い関係の溝が深くなってしまいます。

 

また、相手の状況を想像できないと、すぐ返信してくれないことにイライラしてしまうこともあります。

 

自分は返信をする時間の余裕があっても、相手も同じ状況とは限りません。

 

もしかして、そのママ友は仕事や家事などで忙しかったり、何らからのトラブルがあったりして、すぐに返信できないのかもしれません。

 

また、メールでは基本的に聞かれたことの“答え”だけを簡潔に書く、さっぱりしたタイプの人なのかもしれません。

 

メール文だけを見て、マイナスな思い込みをしないようにすることが大切です。

 

心配であれば、『私、何か怒らせることをしたかな?』などと直接聞いて、事実を確認してみてください。

 

『あとのとき忙しくて、そっけない感じになってしまってごめんね。』という返事が返ってくるかもしれません」

 

 

●返信が遅れたら、「ごめんね」の一言を

 

山口 「自分が簡潔なメールを書くタイプで、ママ友から誤解をされやすいと感じるのなら、『私、文章が書くのがあまり得意じゃないから、そっけない感じがしたらごめんね』などと伝えておきましょう。そうすれば、誤解が生じなくなるはずです。

 

たとえ返事をするのが遅れても

『昼間はちょっとバタバタしていて、返信が遅くなってごめんね。』

『昨日は子どもを寝しかしつけながら、一緒に寝ちゃったの。ごめんね。』

などと伝えれば、ママ友も事情を察してくれるはずです」

 

次回は、SNSやブログを通したママ友づき合いで気をつけたいことについてお話をうかがいます。

 


山口淳子さんの他記事はこちら

子どもの前で学校の先生への文句を言ってはダメ?

子どもが親の言うことを聞かなくなるのはなぜ?

 

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☆どんな学習机を選べばいい?[2016/8/23]

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入学準備品のTOP2といえば、ランドセルと学習机。とくに学習机は、金額的にもサイズ的にも「大きな買い物」だから、しっかり見定めて選びたいですね。

 

「ママノート」でおなじみの教育評論家・親野智可等先生に、学習机の選び方についてアドバイスをいただきました。

 

 

●長く使えて、集中力しやすい環境が作れるものを

 

ひとくちに学習机といっても、いろいろなタイプのものがあって、選ぶのに迷ってしまいます。どんな点を重視して選べばいいのでしょう?

 

親野 「机はランドセルと違って、小学校を卒業してからも使うものですから、長く使えて、集中しやすい環境が作れるかがカギになります。

 

また、集中力という点では、椅子選びも重要です。机と椅子、それぞれの選ぶときのポイントを挙げてみましょう」

 

 

学習机を選ぶときのポイント

 

◆高さやブックエンドの位置などが変えられる

 

年齢とともに体が成長するのはもちろん、学校で必要なものや持ちものなども変わってきます。天板の高さや、ブックエンドの位置などが調節できるものを選びましょう。

 

◆ランドセルが置ける場所がある

 

ランドセルを掛けるフックなどがあれば、宿題やプリントが取り出しやすく、勉強や翌日の準備もスムーズにできます。

 

◆収納力があるもの

 

書道や絵の具のセットなど、学年が上がるにつれて学校で使うものが増えていきます。足元などに収納スペースがあると、机を広く使えて学習効率もアップします。

 

上棚は、ものも置けて便利な面もありますが、おもちゃ置き場になってしまう可能性もあります。その得失をよく考えて選びましょう。

 

 

椅子を選ぶときのポイント

 

◆座り心地がよく、正しい姿勢が保てるもの

 

集中力を保つためには、正しい姿勢で座ることが大切です。実際に子どもを座らせて、背もたれが背中につくか、ひざや太ももの後ろに圧迫感がないか、腰と背もたれに隙間ができないか、足がぶらぶらしないかなどをチェックしましょう。

 

◆高さや奥行きなどのサイズ調節ができる

 

体が成長しても正しい姿勢を保てるよう、座面の高さ・奥行き、背もたれの高さなどが調節できるものを選びましょう。

 

◆足置きなどがあり、足が安定するデザイン

 

キャスター付きの回転椅子は、座面をくるくる回して遊んでしまいがち。また、足がぶらぶらしていると、体全体が安定せず、勉強に集中することができません。

 

キャスター無しのもので、足置きなどで足をぶらつかない配慮がされているデザインがよいでしょう。

 

 

●自分の机で、ひとりでじっくり集中する時間も必要

 

低学年のうちは、リビングで勉強することが多いと聞きますが、1年生で学習机を与えるのは早いのでしょうか?

 

親野 「学習机は、子どもにとって、自分だけの場所、つまり『基地』とか『城』のようなものです。低学年のうちは、勉強をするときにひとりきりだと不安感が強くなるため、親がそばにいるリビングのほうがはかどるのは確かです。

 

でも、子ども自身が好きなことにじっくりと取り組みたい場合は、ひとりで集中できる場所が必要です。思考を深める機会が多いほど、子どもの自立性が育まれます。

 

そのためには、学習机が重要な役割を果たします。宿題はリビング、読書やひとりで考え事をするときは机というように使い分けるとよいでしょう。

 

また、リビング学習では、椅子や机が子どもの体に合っていないことが多く、集中力が続きません。スペースに余裕があれば、リビングに学習机を置くなどして、子ども用のスペースを確保するというのもひとつの方法です。

 

自分用の机があると、自分の大切なものをしまっておいたり、きょうだいにじゃまされずにやりたいことに取り組んだりできるメリットもありますよ。

 

ただし、親が一方的に決めてしまっては、子どもも机に愛着が持てません。選ぶときは、ぜひ子どもの意見も聞いてあげてください」

 

子ども自身が、その机を使いたいという気持ちを持てることがいちばんですね。

親野先生、ありがとうございました。

 


親野先生の連載はこちら

「親野智可等の子どもを伸ばす親の習慣」

 

関連記事はこちら

ランドセルを選ぶときのポイントは?

きのかんち「まいぺーす入学準備マンガ」第10回 〈学習机を選んだよ(前編)〉

子どもが使いやすい子ども部屋って?

 

 

 

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★新学期、目標をもって頑張れるようにするには?[2016/8/22]

 

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前回は、親野智可等先生に、 
夏休み明けに備えてやっておきたい 
「3.学習面でちょっとした準備をする」について伺いました。

 

今回は、4つ目のポイント 
「4.夏休み明けからの新たな目標を語り合う時間を作ろう」 
についてお聞きします。

 
 
親野 「入学、進級などの4月と、夏休み明け、お正月は、 
1年の中で大きな節目になります。 

 

新しいことを始めたり、目標を持って頑張らせるのに、よいタイミングと言えます。 
是非、新しい目標を一緒に語り合ってください。

 
その時に気をつけたいのが、 
良い雰囲気の中で話し合いながら、目標を語り合う、ということです。

 
とかく、否定から入ってしまうことが多いのですが、 
『お手伝いをしなかったからしなさい』とか 
『算数が苦手だから、頑張りなさい』とか。 
否定から話をはじめると、子どものやる気は出ません」

 
否定から入らないためには、どうしたらよいでしょうか。

 
親野 「まずは、1学期や夏休みにがんばったことをほめてあげます。 
それから、『じゃあ、2学期は何がんばろうか?』 
というように持っていきます。 

 

そして、親子で話し合って 
『計算博士になろうね』とか 
『縄とびを頑張ろう』とか 
子どもと一緒に目標を設定します。 
目標を決めたら、実現するために何をするか、約束事を決めましょう。

 
例えば、『計算博士になろう』という目標なら 
『計算カードを1日10分やる』など約束事を決めます。 
その目標、約束事をホワイトボードに書いて 
『頑張り表』を作ってみたらどうでしょうか。

 
『頑張り表』を作って、実行したらシールや花丸をつけてあげます。 
これは、子どもと同時に親も決意する必要があります。 
『毎日見届けをする』という決意です。 
やったらほめてあげる、 
やらなかったらやらせてほめる、これが大切です」

 
なるほど、親の頑張りも必要ですね。

 
親野 「そうです。親が必ず見届けをすれば 
子どもはがんばり続けることができます。 
子どもが続かなくなるのは親の見届けが続かないからです。

 
ですから、決めたことを子どもが続けられなかったときは、 
親がまず自分を振り返ってみて欲しいと思います。 

 

そして、自分の見届けが続けられるような工夫をするといいと思います。 
例えば、見届けや声かけをする時刻を決めて 
ケータイのアラームをセットしておくのもいいでしょう。

 
押しつけではなく、子どもの気持ちを大切にしつつ、 
会話を楽しみながら、新しい目標を語り合い、 
親子で『頑張り表』を励みに目標に向かっていきましょう」

 
4回にわたって、親野智可等先生に、 
休み明けに備えて、夏休み中にやっておきたい4つのポイントを伺いました。

 
さあ、夏休みもあと少し。 
休み明けに向けて、残りの日々を有意義に過ごしていきましょう。

 


親野先生の連載はこちら

「親野智可等の子どもを伸ばす親の習慣」

 

夏休み特集ページはこちら

【小1】初めての夏休みの過ごし方

 

 

 

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★夏休み中に教科書を見て、新学期の授業に備えよう[2016/8/19]

 

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前回は、親野智可等先生に、 
夏休み明けに備えてやっておきたい 
「2.学習面のつまずきを修復する」について伺いました。

 

今回は、3つ目のポイント「3.学習面でちょっとした準備をする」 
についてお聞きします。

 
 
親野 「『夏休み明けにどんな学習をするのかな~』 
教科書をパラパラと見て、下準備をしておくことをおすすめします。

 
国語なら、カタカナ、漢字の学習が始まります。 
カタカナも漢字も、ある程度、読めるようにしておくと、 
いざ、書き方を習うときにすぐに覚えられます。 

 

かるたや一覧表、お風呂用ポスターなどで、 
楽しく遊び感覚でやってみるといいでしょう。

 
日本では、新しい文字の読み方と書き方を同時に習う 
『読み書き同時学習』をしていますが、 
本当は『読み先習』のほうがよいのです。 

 

つまり、読み方を先にどんどん教えるのです。 
読み方を知って楽々読める段階で書き方を習うと習得率が高いのです。

 
算数については、時計の読み方をやっておくとよいでしょう。 
デジタル時計しかない、というご家庭は、是非、アナログ時計も用意してください。 

子どもに自分用を買ってあげると、喜んで覚えようとします。 
『知育目覚まし』などの商品もおすすめです。 

 

これは、1~12の数字だけではなく、 
1のところに5、 
3のところに15、 
12のところに60のように 
分を数えるための数字が書いてあり、 
『あ、1のところは5分なんだな』と分かるようになっています。

 
時計の読み方を生活に取り入れておくと、 
授業で身につくスピードが全然違います。 
是非、意図的に、遊びの要素を入れながら、 
準備をしてほしいと思います」

 
これから学習することについて、楽しく遊び感覚で触れておくことが、 ちょっとした準備になるのですね。

 
次回は、「休み明けの新しい目標を語り合う」ことについて伺います。

 


親野先生の連載はこちら

「親野智可等の子どもを伸ばす親の習慣」

 

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【小1】初めての夏休みの過ごし方

 

 

 

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あなたは待てる親? 待てない親? 待てる親だけが子どもを伸ばせる

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●いちいちうるさいお母さん

 

夏休み前半におこなわれた、ある子ども木工教室での光景です。

 

そこでは、ロケット、ロボット、自動車、船、家、城などの木工用キットが用意されていました。

子どもたちは、その中から自分が好きなものを選んでボンドや釘などで組み立てます。

 

自分でできる子なら親は近くで見守ります。

ひとりでは難しい子は親子で一緒に作ります。

 

2年生くらいの男の子が自動車と家のどちらにしようかと迷っていました。

両方のセットを見て「う~ん、う~ん」と言いながら考えています。

 

それを見ていたお母さんが、「早く決めなさいよ。何をぐずぐずしてるの?」と言いました。

それで、男の子が家の方を持とうとしました。

 

すると、すかさずお母さんが「あんた家を作るの? 女の子ばっかりだよ、家を作ってるのは。見てご覧」と言いました。

 

たしかに、家や城を選んだのは女の子に多いようでした。

それで、その男の子は家のセットをおいて自動車のセットを手に持ちました。

 

 

●口を出し続けるお母さん

 

男の子が自動車を作り始めてからもお母さんは黙っていません。

 

「そうじゃないでしょ。はじめに平らな板をおかなきゃダメでしょ」

 

「それはそこじゃないでしょ。何やってるの? もっとよく考えて」

 

「部品を全部並べてから始めないから、そうなるのよ」

 

「ほらほら、左手でしっかり押さえてないからずれちゃうんだよ」

 

「自動車なんか選んで、タイヤのところが難しいってわからなかったの。ロボットの方がよかったでしょ」

 

「ボンドが多すぎる。それじゃあベトベトしちゃうでしょ。塗る前にちょっと減らさなきゃダメでしょ」

 

「もっとがんばらないといいのが作れないよ」

 

 

●同じことをしていませんか?

 

当然のことながら、男の子はだんだん元気がなくなってきました。

 

何かする前に必ずお母さんの方をちらちら見るようになりました。

「これでいい? 間違ってない?」という感じです。

 

見かねたスタッフが「お母さん、ちょっとこちらで見守っていましょうか」と言って、お母さんを少し離れたテーブルに連れて行きました。

 

お母さんは、「ああ、そうですね。私うるさすぎですよね。いけない、いけない」と言いながらスタッフについていきました。

 

このお母さんは、自分の言葉のまずさがある程度はわかっているようです。

でも、なかなかブレーキがかからないようです。

たぶん日ごろからこうなのでしょう。

 

みなさんはいかがですか?

いろいろな状況で、このお母さんと同じようなことをしてはいないでしょうか?

 

 

●「いいのを作る」ことより大切なことがある

 

お母さんは、「もっとがんばらないといいのが作れないよ」と言っていました。

 

でも、本当は「いいのを作る」ことより大切なことがあります。

それは、子ども自身が楽しみながら、あれこれと試行錯誤しながら、自分の力で作ることです。

 

これで初めて子どもは達成感を味わいますし、自信もつきます。

このお母さんのようにいちいち口を出していたら、子どもは楽しくもないし、試行錯誤することもできません。

 

たとえ「いいのができた」としても子どもはうれしくないでしょうし、自信もつきません。

こういうことが続くと、常に親の顔色を伺うようになります。

 

何事においても自分で決めて動けない指示待ち人間になってしまいます。

 

 

●待てる親でありたい

 

子どもは何事においても時間がかかります。

大人のように効率的にできません。

 

試行錯誤しながら、失敗したりつまずいたりしながら、自らの力で進んでいくことが大事なのです。

 

ですから、親は待つことが大事ですね。

待てる親であってください。

 

待てない親は子どもの伸びる芽を摘んでしまいます。

 


親野先生の連載はこちら

「親野智可等の子どもを伸ばす親の習慣」

 

 

 

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★空気の力で射的ゲーム[2016/8/19]

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夏休みに親子で楽しみたい科学遊び。第3回目は空気の力を使った遊びです。今回も、淑徳大学短期大学部講師山田修平さんに教えていただきます。

 

山田 「今回は、空気の力を使って的に当てたり、飛ばしたりして遊びます。どれも道具を作る必要がありますが、簡単で、材料も手に入りやすいものばかりなので、お子さんと一緒に作ってみてください。

 

どの遊びも人に向けて撃ったり、飛ばしたりしないよう、子どもと約束してから行ってください」

 

************************

 

◆空気の力で的に当てる①「ストロー射的」

 

〈用意するもの〉

・ストロー(綿棒が入るくらいの太さのもの。ただし、蛇腹のついた曲がるストローはNG)

・綿棒

・ハガキ大の厚紙

・洗濯バサミ 2個

 

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〈遊び方〉

厚紙の片側に洗濯バサミを2個つけて、的にします。綿棒を、吹き口のほうまでストローに差し込んでから、息を吹きます。

 

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〈ポイント〉

最初は的に当てることに夢中ですが、次第にストローと的の距離、スピード、ストローの長さを変える(テープでストローをつなげる)など、工夫しながら遊ぶことができます。

 

 

◆空気の力で的に当てる②「空気鉄砲」

 

〈用意するもの〉

・ペットボトル(炭酸用の丸いもの)

・風船

・ビニールテープ

・的(ストロー射的と同じものを使用)

 

ペットボトルを半分くらいにカットします。風船は先端をカットして口をしばり、カットしたペットボトルの上半分の側にビニールテープで取り付けます。 

 

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〈遊び方〉

①ペットボトルの口を的に向け、風船をつまんで引っ張ります。

 

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②つまんだ風船をぱっと離すと、的が倒れます。

※画像の都合上、ペットボトルと的の間隔を寄せていますが、実際に遊ぶときはもう少し離しても大丈夫です。

 

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〈注意点〉

ペットボトルは大人がカットしましょう。

 

〈ポイント〉

目に見えない空気の力で的が倒れる不思議さに、子どもたちは驚きます。どの方向から当てると倒れやすいか、確かめながら遊びましょう。紙を丸めて玉を作って飛ばしていいでしょう。

 

 

◆高く、遠くに飛ばそう!「紙芯ロケット」

 

〈用意するもの〉

・キッチンペーパー、トイレットペーパー(2つ)などの芯

・ポリ袋

・ビニールテープ

・紙コップ(小)

 

紙の芯の片方の先端をポリ袋に入れ、ビニールテープで貼り付けます。トイレットペーパーの芯を使う場合は、ビニールテープなどで2つつなげて使います。

 

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〈遊び方〉

①ポリ袋に息を吹き込んで空気を入れます。

 

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②空気が抜けきらないうちに紙コップをかぶせて……。

 

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③下から勢いよくポリ袋をたたくと、紙コップが飛び上がります。

 

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〈注意〉

ラップの芯は細く、排出する空気の量が少ないため、紙コップがあまり勢いよく飛びません。太い芯のものを使うのがおすすめです。

 

〈ポイント〉

上に向かって飛ばす遊びです。ポリ袋をつぶす力が強いほど、紙コップが高く飛び上がり、狭い筒を通って押し出される空気のパワーを感じることができます。

 

今回、編集部担当も実際にやってみましたが、大人でも楽しめる遊びばかりでした。ぜひ皆さんも楽しんでください。

山田さん、ありがとうございました。

 


山田さんの他記事はこちら

夏休みは、お家で科学遊び!

音や感触の変化が不思議な遊び

 

夏休み特集ページはこちら

【小1】初めての夏休みの過ごし方

 

 

 

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★夏休み中に国語・算数のつまずきを解消![2016/8/18]

 

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前回親野智可等先生に、
夏休み明けに備えてやっておきたい4つのポイント
「1.生活のリズムを整える」について伺いました。

 

今回は、ふたつ目のポイント「2.学習面のつまずきを修復する」
についてお聞きします。

 

親野 「国語や算数は、夏休み前までの学習がきちんと身についていないと、
夏休み明けの授業についていけなくなってしまうことがあります。

 

入学してから夏休み前までのテストや、夏休みの宿題などを見て、
親の目でしっかりと、どの部分につまずきがあるかを確認しましょう。

 

国語が苦手そうだな……、と漠然とみるのではなく、
分析することが大切です。

国語のどんなところが苦手かを具体的に見てあげましょう。

 

例えば、
濁音(『゛』がつく濁った音。『だぢづでど』など)、
拗音(小さい『ゃゅょ』)
促音(『っ』がはいるつまる音。『きって』など)、
長音(伸ばす音。『おねえさん』『おとうさん』など)、
このような、ひらがなの書き方は難しく、
ここでつまずく子どもが多くいます。
苦手な部分を一緒に勉強しておきましょう。

 

算数は、
『7といったら、3』というように、
『足して10になる数』が瞬時に出るようにしておくことが大切です。
この『足して10になる数』を補数といいます。
 

夏休み明けから、くり上がりの足し算、くり下がりの引き算の学習が始まります。

 

補数は、これらの基礎になるもので、補数が瞬時に出るようになると、
夏休み明けの算数の学習が楽に取り組めるようになります」

 

親の目で学習面のつまずきを分析し、
修復しておくことがポイントなんですね。

 

次回は、親野智可等先生に
3つ目のポイント「学習面でのちょっとした準備」について伺います。

 


親野先生の連載はこちら

「親野智可等の子どもを伸ばす親の習慣」

 

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☆夏の時短レシピ「簡単バターピラフ」[2016/8/19]

 

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子どもが暑さに負けず元気に過ごせるように、パワーをつけるごはんを作ってあげたいですよね。

 

とはいえ、暑くて火を使う調理はめんどうに感じてしまうもの。

 

そんなときは、電子レンジを活用するのがおすすめ。

 

 

今回は、人気料理ブロガーたっきーママさんに、電子レンジで作れる「鮭フレークと塩昆布のバターピラフ」のレシピをご紹介いただきます!

 


 

さけと塩昆布の塩け&バターのコクがマッチ!

『さけフレークと塩昆布のバターピラフ』

 

【材料】(2人分)

 ごはん…茶わん山盛り2膳分

 さけフレーク…大さじ3 

 塩昆布、ねぎの小口切り…各ふたつまみ

 バター(マーガリンでもOK)…大さじ1強

 
【作り方】

1 耐熱皿にごはんを広げ、さけフレーク、塩昆布、刻みねぎの順に散らし、

バターを小さく分けて3~4か所くらいにのせる。

 

2 ラップをふんわりとかけ、電子レンジ(500W)で2分加熱し、よく混ぜる。

 


 
《たっきーママさんのおすすめPOINT》

 

たっきーママ さけフレーク塩昆布など、包丁を使わずにすぐに使える食材を活用します。バターのまろやかなコクとさけフレーク、塩昆布の塩けがよく合い、おいしいですよ!

 

ごはんの上にバターをのせるときは、1か所におかずに、小さく分けて3~4か所におくようにすると(下の写真参照)、加熱したとき均等にバターが染み込みます。

 

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加熱し過ぎるとごはんがかたくなる場合があるので、様子を見ながら加熱してください。簡単なので、忙しい日のランチにもおすすめです」

 

後編は26日(金)にお届けします

 


たっきーママさんの連載はこちら

たっきーママの子育てレシピノート

 

 

 

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体育が苦手で、運動会が憂うつなようです

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こんにちは。現役小学校教諭の舟山由美子です。

 

秋に運動会を開く学校では、2学期が始まると、さっそく運動会の練習が始まります。でも、体育が苦手な子にとっては、運動会が苦痛と感じる子も少なくありません。夏休みを楽しみながら、「体育嫌い」を解消できるようにしたいですね。

 

 

Q.体を動かすことが好きになるには、どうしたら?

 

1年生の娘は、小さいころから運動が大の苦手です。ボール投げや鉄棒はもちろん、足も遅くて、かけっこが苦手です。

 

体を動かすこと自体が得意ではないようで、外遊びよりも家の中での遊びを好むタイプです。体操教室やスイミングは、本人にその気がなかったので行かせていません。

 

幼稚園のときから、ほかの子に比べて動作がゆっくりで、運動が得意な私は見ていてもどかしかったです。それでも、先生やほかの友だちに励まされて、運動会などはなんとか乗り切っていました。

 

小学校に入った現在、体育の授業は好きではないものの、なんとかこなしています(体育のある日は、親もひたすらはげまします)。ただ、2学期には運動会があるのですが、小学校になると、ダンスや競技もレベルアップするらしく、「運動会、嫌だな〜」と口にすることがあります。

 

運動神経がよくないのは仕方がないのですが、もう少し体育や体を動かすことを楽しめるようになればいいなと思います。何かよい方法がありましたらお教えください。

 

 

A.親子で「ちょっぴり楽しい運動」をしてみては

 

最近は、「体育」の考え方がだいぶ変わってきていると思います。学校の運動会の競技にはあまり変化が見えないので、運動に対する考え方も旧態依然なのかと思ってしまいますが、私が教員になった頃から比べると、ずいぶん変わったなと感じています。

 

ひとつには、子どもの体力テストに見られるように、運動をしている子とそうでない子との二極化があり、それらを平均した子どもの全体的な体力低下が「下げ止まらない」からです。こうした傾向は、長い目で見ると国にとっても不利益なことです。

 

ですから「体育」が苦手、運動が好きでないという子どもたちに対して、どうしたら苦手意識をもたせないようにできるか、という視点をもって授業を組み立てている先生も多いです。

 

特に1・2年生のうちは、体育でも「○○遊び」という名前で、多様な体の動きを体感させる運動構成になっています。ボール運動も、鉄棒などの器械運動も、かけっこなどの走る運動もありますが、お母さんが子どもの頃とはまた違った内容であったり、いろいろな運動の要素が組み合わさったことをしていたりします。

 

もうひとつの考え方は、運動を生涯にわたっておこなえるための体育教育が必要であるというものがあります。運動ができる/できない、得意/苦手、といった区分ではなく、苦手だけど楽しむ、体を動かすことが楽しいという意識を、年をとっても持ち続けて実践していこうということです。こちらのほうは、今の高齢者のみなさんの運動への取り組みからうかがうことができると思います。

 

ですから、ご相談者のお子さんのような場合でも、運動が苦手そうだ……という地点から少し進めて、家でも「ちょっぴり楽しい運動」をしてみてはいかがでしょうか。

 

例えば、お父さんが子どもと向かい合って両手をつかんで、子どもがお父さんの体の壁を足でのぼるようにして「でんぐり返し」をする、などは幼児の頃からできます。

 

また、寝転がったお母さんが足の裏を上に向け、その上に子どもが腹ばいになる「飛行機」や、片足立って靴下をはく競争を親子でやってもいいですね。

 

お父さんが跳び箱がわりになってもいいし、子どもにハンディをつけて走る競争など、親子で出来る多様な運動アイディアの本も出ています。

 

運動が得意なお母さんだからこそわかることや、できることがたくさんあると思いますよ。ポイントは子どもが「楽しい!」と感じる動きをたくさん味わわせることです。

 

1年生の夏休みのよい思い出になれば、「体育」に対しても休み明けのお子さんの気持ちがぐっと違ってくるはずです。

 


舟山先生のほかの記事はこちら

きいて 教えて 舟山先生!

 

こちらもあわせてどうぞ

うちの子、運動が超苦手! どうすればいい?

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★夏休みは、お家で科学遊び![2016/8/17]

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せっかくの夏休み、毎日暑いからと、家でゲームざんまいの毎日なんてことになっていませんか?

 

デジタルな遊びもいいけれど、たまには、親子で道具を使って遊んでみてはいかがでしょう。

 

おすすめなのは、科学遊び。手品のような現象に、子どもは大喜び! といっても、大掛かりな準備は大変なもの。

 

そこで、もの作り遊びや科学遊びの専門家である淑徳大学短期大学部講師山田修平さんに、家にあるものや手軽に手に入るものを使って、家庭でも簡単・安全にできる科学遊びを教えてもらいました。

 

 

●「理科の勉強」ではなく、遊びとして楽しんで

 

山田 「遊びを始める前にひとつお伝えしておきたいのは、これからご紹介する科学遊びは、科学的な知識を獲得するためのものではなく、あくまで科学実験は『遊び』だということ。

 

科学遊びというと、いずれ勉強につながればなどと期待してしまう方もいるかもしれませんが、『遊び』を純粋に楽しむ前提でやってほしいと思います。

 

5〜6歳といえば、まだ文字に興味を抱くくらいの年齢です。科学的な根拠を理解させようとしても、大人のように理解することは困難です。

 

ただ、実験のような環境を経験することで、子どもは『こうやったら、どうなるんだろう』という興味を持って遊びます。その興味や好奇心を大事にしてあげてください。

 

遊ぶときには、子どもに『こうやったら、こうなるよ』などと、解説したり、答えを言ってしまわないこと。そしてこどもから質問がない限りは、遊んだ後『どうだった? 実はこれはね……』なんて教えすぎないようにしましょう。

 

これは何が起きるのか、ワクワク、ドキドキする気持ちがあるから、予想を超える現象が起きたときの感動も大きくなります。親子で一緒に手品をするような感覚で、科学遊びを楽しんでほしいと思います」

 

親としては、勉強への興味が育てば……などと、つい欲ばってしまいます。気をつけたいですね。

 

 

◆うがい薬が水に変わる!「不思議な色水」

 

〈用意するもの〉

・うがい薬(ポピドンヨード)

・ビタミンC粉末(ビタミンC入りの飲料水の素など)またはレモン

 

 ①うがい薬を、ふだんうがいで使うくらいの濃度に薄めます。

 

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 ②ビタミンC粉末を入れていきます。

 

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 ③タンブラーなどでかき混ぜると透明に!

 

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〈注意点〉

透明になっても、あくまでうがい薬なので、水と勘違いして飲まないようにしましょう。実験後は、コップをよく洗ってください。

 

〈ポイント〉

色が変わるのは酸化還元反応のひとつ。うがい薬の成分であるヨウ素とビタミンCを混ぜ合わせることで、ビタミンCは酸化され、ヨウ素は還元されてヨウ化水素という無色透明の物質になります。

 

子どもは、ビタミンCの粉をさらに入れてみたり、もう1度うがい薬を入れたりして、どう変化するのか、夢中になって実験しようとします。

 

************************

 

簡単な実験遊びですが、子どもにとっては本当に手品みたいにみえるでしょうね。

山田さん、ありがとうございました。

 

次回は音や感触を楽しめる科学遊びをご紹介します。

 


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★音や感触の変化が不思議な遊び[2016/8/18]

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夏休みに親子で楽しめる科学遊び。今回は、音や感触の変化を楽しむ遊びを、淑徳大学短期大学部講師山田修平さんにうかがいます。

 

山田 「今回も、ほとんど準備が不要の遊びを2つご紹介します」

 

 

◆ワイングラスが楽器に変身!「グラスハーブ」

 

〈用意するもの〉

・ワイングラス(100円均一ショップなどで手に入るものでOK、縁の薄めのものがおすすめ)

・水

 

〈遊び方〉

ワイングラスに水を入れ、指をぬらして、グラスの縁をこすって音を出します。グラスが転倒しないよう、養生テープなどで固定しましょう。

 

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〈注意点〉

ワイングラスは、子どもの手の届く高さに配置します。

 

〈ポイント〉

グラスをこすったときの振動で、きれいな音が出ます。音は振動によって起きるということを、指の感触と視覚で感じることができます。最初はうまくいかないかもしれませんが、何度が挑戦しているうちにできるようになってきます。中に入れる水の量を変えると、音の高低も変わります。

 

 

◆片栗粉の不思議な感触「ダイラタンシー」

 

〈用意するもの〉

・片栗粉と水(基本は1:1の分量。季節によって異なります)

・バケツまたは洗面器

 

〈遊び方〉

①片栗粉と水を混ぜていき、手で握るとお団子状になります。水は一度に入れず、少しずつ調整ながら入れましょう。ゆるすぎる場合には、片栗粉を足してください。

 

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②手を開くと、あっという間にドロドロの状態に。

 

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〈注意点〉

遊んだ後の片栗粉は、そのまま流してしまうと排水口が詰まるもとに。新聞紙などで水分を吸収して、生ゴミとして処分しましょう。

 

〈ポイント〉

水溶き片栗粉をぐっと握ると、片栗粉の粒子に圧力がかかり、粒子間のすき間が圧縮されて固体状に。力を抜くと粒子の隙間が広がって、液体に戻ります。これをダイラタンシー現象といいます。

 

この実験をすると、子どもたちは不思議な様子で手を握って、開いてを繰り返し、固体と液体の感触を楽しみます。

 

************************

 

どちらも簡単で、気軽に楽しめそうですね

山田先生、ありがとうございました。

 

次回は、空気の力を使った遊びをご紹介します。

 


前回の記事はこちら

夏休みは、お家で科学遊び!

 

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★新学期の朝のグズグスを防ぐためにしておくことは?[2016/8/17]

 

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小学1年生にとって、初めての夏休みがもうすぐ終わります。 
そろそろ気持ちを切り替えて、休み明けの学校生活に向けての準備をしたいところです。

 
今回は親野智可等先生に、休み明けに備えて 夏休み中にやっておきたい4つのポイントを伺いました。

 
 
親野 「まず大切なのが 
1.生活のリズムを整えること 
です。

 
遅くとも、夏休みが終わる1週間位前から調整していかないと、 
休み明けの学校生活に対応できなくなります。

 
『生活のリズムを整える』ことについては 
『入学準備』の記事で詳しく書いていますが、 
『毎日同じ時間に同じこと』をすることを指します。 

 

特に大事なのは、 
●寝る ●起きる ●朝ごはん ●うんち 
という生理的な4つのリズムを整えることです。

 
生活のリズムを整えるには、寝る時刻から整えて行くことが大切で、 8時半には入眠準備をし、 9時には寝る習慣をつけましょう。 

 

起きるときは、お気に入りの時計を用意し、 
好きな音楽が流れると気持ちよく目覚めることができます。 

 

また、お母さんがカーテンを開けて朝の日差しを入れる、とか 
気持ちよく起こしてあげる工夫も大切です」

 
自分で起きられないと自立できないのでは、と心配になったりするのですが。

 
親野 「起こさないと起きられないのは、 
単に朝起きるのが苦手、というだけで、 
起こしてあげることが自立を妨げることにはなりません。 

 

苦手なことは手伝ってあげたらいいと思います。

 
朝食も時間を決めて食べるようにし、 
うんちが出なくても、トイレには毎日行くようにします。 

 

体質的に腸の動きがよくない子どもには、 
繊維質の多い食事を作ったり、朝イチで水を飲ませたり、工夫してあげましょう。

 
1日の時間割を作っておくことも有効です。 
今、何をしなければいけないか、自分で分かるようになり、 
時間の管理ができるようになります。

 
時間割で区切ると、その時にやらないと次のことができなくなるので

『あとでやるから……』とは言えなくなりますね。 

 

こうして時間の管理を学んでいくことで、

自己管理の基礎を作ることができます。

 
生活のリズムを整え、 
休み明けの学校生活で、良いスタートを切れるよう準備しましょう」

 
夏休みの今から、生活のリズムを整えることが大切なんですね。

 

次回は、親野智可等先生に 
学習面で夏休みにやっておきたいポイントをお聞きします。 

 


親野先生の連載はこちら

「親野智可等の子どもを伸ばす親の習慣」

 

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★東大・京大生を育てた母の「やる気」を伸ばす声かけ[2016/8/15]

 

勉強好きな子・2回目

 

前回母学アカデミー学長河村京子さんに、子どもが夢を持って前向きに学習に取り組むようになるには、“自己肯定感”を育むことが大切だと教えていただきました。

 

今回は、子どもの自己肯定感を伸ばすコミュニケーション方法を教えていただきます。

 

 

子どもに共感して親の愛情を伝える

 

河村 「育児書などには、『子どもをほめて伸ばしましょう』などと、よく書かれていますよね。

 

でも、“できたこと”だけをほめようとすると、ほめることを見つけるのが難しくなります。

結果を評価するのではなく、子どもの存在そのものを認めることで、親の愛情を伝えることができます。

 

その例をいくつかご紹介しますね。

 

 

【1】言葉に“子どもの名前”を入れる

 

例えば、

『○○ちゃん(子どもの名前・以下同)、行ってらっしゃい』

『○○ちゃん、おかえりなさい』

『○○ちゃん、ごはんができたよ』

などと、日々の声かけの言葉の中に、子どもの名前を意識的に入れます。

 

子どもの名前を呼ぶだけで、その子の存在そのものを認めたことになります。

 

 

【2】子どもの行動を実況中継する

 

結果をほめるのではなく、子どもの行動を見て、そのまま言葉にします。

 

例えば、

『全部食べたね』ではなく、『おいしそうに食べてるね~』。

『宿題できたね』ではなく、『宿題やってるね~』。

子どもは、『お母さんは自分のことを気にかけてくれている』と思い、愛情を感じます。

 

また、結果ではなく、やりはじめたことを伝えているので、親もイライラせずたくさんの言葉をかけることができるのです。

 

 

【3】子どもの言葉に対して“オウム返し”をする

 

会話をするとき、相手が言った言葉を使って返すことを“オウム返し”といいます。

 

例えば、『今日、忘れ物をして大変だったんだ』と子どもが言ったとします。

ここで、『ダメじゃない! なんで忘れたの?』と責めると、子どもは自分のことを否定された気持ちになります。

 

まずは、子どもの気持ちに共感し、

『忘れ物をして、大変だったのね』

と返します。

すると、子どもは『お母さんが自分の気持ちを受け入れてくれた』と安心します。

 

その上で『次は忘れ物をしないように△△しようね』と子どもに提案すれば、受け入れやすくなります。

 

 

【4】肩をポンポンしてスキンシップをとる

 

子どもが乳幼児のときは、抱っこをしたり手をつないだりしていたのに、小学生になるとスキンシップをとる機会が減りますよね。

 

大好きなお母さんとのスキンシップをとると、子どもは安心でき、親の愛情を実感できます。

 

それは、小学生になっても、中学生になっても同じなのです。

 

例えば、肩をやさしくポンポンしたり、学校に送り出すときに背中をやさしく押したり、軽いスキンシップをとることを心がけてみてください。

 

日々、このようにコミュニケーションをとれば、子どもに親の愛情が伝わります。すると、子どもの自己肯定感が伸び、学習のやる気もアップしていくのです」

 

次回は、子どもの考える力を伸ばす毎日の習慣について、河村さんにお話をかがいます。

 


 関連記事はこちら

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★東大・京大生を育てた母の「考える力」を伸ばす習慣[2016/8/16]

勉強好きな子・3回目

 

 

前回は、子どもの自己肯定感を伸ばす声かけについて、母学アカデミー学長河村京子さんに教えていただきました。

 

河村さんは、お子さんたちを東大・京大の現役合格に導いたスーパーマザー。

お子さんたちが小学生のときに取り入れていた、考える力を伸ばす習慣についてお話をうかがいます。

 

 

遊びをするように勉強を楽しむ

 

河村 「“勉強”という言葉を聞いて、どんなことをイメージしますか。

難しい、面倒、やりたくない……など、マイナスなことを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

 

でも、勉強をして新しい考え方にふれるのは、とてもワクワクすることですよね。

 

私の場合、子どもたちに

『勉強するのは楽しい!』

という気持ちを引き出す声かけをしてきました。

 

例えば、

『今日は、どんな宿題が出たの?』

『おもしろそうだね~!』

『お母さんも一緒にやりたいな!』

と言い、これから楽しい遊びをするように、ワクワクする気持ちを引き出します」

 

 

宿題を見守るときにダメ出しをしない

 

河村 「わが家では、子どもが大学受験をするまでダイニングテーブルが学習の場で、親子でコミュニケーションをとりながら見守っていました。

でも、子どもの宿題を見るとき、内容が間違っていても口出しをしませんでした。

 

わが家の息子たちは字がキレイとはいえないのですが、それを注意して書き直させることはなかったですね。

 

内容の出来・不出来は本人の問題で、学校の先生が評価をしてくれるもの。

それよりも、きちんと期限を守って提出する習慣がつくように、親が見守ることが大切だと思います」

 

 

起床後に、深く考えて解く“深堀り学習”を

 

河村 「夕方、親は夕食の準備など家事で忙しかったり、子どもたちも疲れていたりしますよね。

 

わが家では、早寝・早起きを習慣にして、学校の宿題とは別に、朝学習の時間をとっていました。

 

20時には就寝して、朝5時半に起床し、小学校低学年の頃は20分ほど学習時間をとっていましたね。

良質な睡眠をとった後は頭がすっきりし、集中して取り組めます。

 

この朝学習では、簡単に解ける計算問題、先取り学習などではなく、深く考えなければ解けない、思考力を使う問題に取り組んでいました。

私はこれを、“深堀り学習”と呼んでいます。

 

例えば、漢字のパズル、算数オリンピックの問題などです。

解けると、子ども自身が『やった!』と喜び、達成感を感じられます」

 

 

小学生から新聞を愛読

 

河村 「親が新聞を読んでいる姿を見て、子どもたちは『おもしろそう』だと感じたのか、わが家の子どもたちは小学生から新聞を読んでいました。

社会のさまざまなことに興味を持つきっかけにもなったと思います。

 

また、小学生になってからは、毎日、新聞の天気予報欄をチェックさせて、子どもに傘を持って行くかどうかを判断させていました。

太陽・雲・傘の絵で表記されているので、小さな子でもわかります。

 

ちょっとした習慣ですが、自分で調べてどうするか考え、行動する力につながると思います」

 

 

遊びに「ボードゲーム」を取り入れた

 

河村 「わが家では、親子でよくボードゲームをしていました。

 

サイコロをふって決まったレールを進み、ゴールする単純なゲームではなく、他のプレイヤーと駆け引きをしながら、自分で考えて作戦を決めていくゲームです。

 

子どもたちとよくやっていたゲームのひとつが、『モノポリー』というアメリカのボードゲームです。

すごろくの盤上を周りながら、他のプレイヤーと不動産の取引きをしたり、建物を建設したりして資産を増やしていきます。

 

他には、ドイツのゲーム『カルカソンヌ』もよくやっていましたね。

道やお城などの絵柄が描かれた地形タイルを並べ、地図をつくりながら他のプレイヤーと得点を競い合います。

 

このような、楽しい遊びを通して、子どもの思考力を伸ばすこともできます」

 

子どもの「楽しい!」「おもしろい!」という気持ちを引き出すことが、考える力を伸ばすポイントなのですね。

 

河村さん、ありがとうございました。

 


河村京子さんの他記事はこちら

東大・京大生を育てた母が子育てで大切にしたこと

 

関連記事はこちら

子どもが本や図鑑で興味を持ったことを活かすには?

勉強好きな頭のいい子の育て方とは?

 

 

 

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★親野智可等の 「ママも小学1年生」 第11回[2016/8/10]

 

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●夏休みの最後に、親に泣きつき宿題をやる子だった私 
 

今から5,6年前のことです。 
夏休みも残すところ後3日という日に、テレビのローカルニュースで次のようなニュースを見ました。

 
「夏休み最後の日曜日の今日、やり残した宿題に取り組む親子連れの姿が各地で見られました。ここ静岡科学館『る・く・る』では、専門の指導員による自由研究の相談会やさまざまな実験のプログラムが用意されています」

 
そのテレビを見て私は笑いながら言いました。 
「あと3日で慌ててやってるなんて計画的じゃないね~」

 
すると、それを聞いて私の母親が言いました。 
「桂一もそうだった」(私の本名です) 
「え?」

 
「桂一の夏休みの最後の3日間は大変だった。親も大変だった」 
「…」

 
自分はすっかり忘れていましたが、言われてみると確かに心当たりがありました。 
親に泣きついて、やり残した宿題をなんとか片付けようとしている自分の姿が目に浮かびました。

 
「夏休みの友」という問題集もろくにやってありませんでした。 
プリントや書き取りもいい加減でした。 
たくさん残っている問題集をめくりながら暗い気持ちになったことも思い出しました。

 
 
●子どもがピンチのとき、まずは助けてあげよう

 
みなさんの中にも、こういう状態になっているうちがけっこうあることと思います。 
すでにそういう状態になってしまっている場合は、手伝って助けてあげてくださいね。

 
子どもの頃はそうでも、大人になればちゃんとやるようになりますから。 
私のように・・・?

 
子どもがピンチのときはまず助けてあげてください。 
これが最優先です。 
これをしないまま突き放したりお説教したりするのはよくありません。

 
例えば、子どもが転んでケガをして泣いていたらどうしますか? 
1番目にはまず助けてあげますよね。 
つまり、起こしてあげてケガの消毒をしてあげるでしょう。 
そして、その次の2番目に、同じようなケガをしないないためにどうするかと教えたり考えさせたりするはずです。

 
子どもが転んで泣いているときに、助けもしないで2番目をやる人はいないはずです。 
そんなことをしたら、子どもは親への愛情不足を感じるだけです。 
子どもの心に届く指導などできません。

 
 
●助けてあげた後で合理的な改善策を考えよう

 
宿題で困っているときも同じです。 
まずは、ピンチの状態から助け出してあげてください。 
そうすれば、子どもは親の愛情を感じますし感謝の気持ちも持ちます。

 
そして、その後で来年同じことにならないように改善策を考えて、メモしておいてください。

 
例えば、無理なくできる勉強の計画・スケジュールをたてる、スケジュールの見える化をする、勉強に取りかかるハードルを下げる工夫をする、子どもがやる気になる声かけをする、親が必ず毎日の見届けをする、などなどです。

 
これは親が考えるんですよ。 
あるいは、親が主導しつつ子どもと一緒に考えるんです。 
子どもだけでは絶対にムリですから。

 
そもそもこういう状態になるまで放っておいた方に責任があると考えてください。 
反省はまず親がしてくださいね。

 
夏休みの最後に残った宿題を慌ててやるときは、こういう心構えでいてください。 
私は、何事も見捨てて突き放したりしない親だったから、今の自分があると思っています。

 


 前回の記事はこちら

親野智可等の「ママも小学1年生」第10回 

 

親野先生の他記事はこちら

親野智可等の子どもを伸ばす親の習慣

 

 

 

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★東大・京大生を育てた母が子育てで大切にしたこと[2016/8/12]

 

勉強好きな子・1回目

 

小学生になると、学校で成績がつけられるようになるため、わが子の学力が気になってきますよね。

親がいくら「勉強しなさい!」と言っても、子どもはやる気になってくれないもの……。

子どもの意欲を引き出し、学ぶことの楽しさを実感させてあげるには、どうすればいいのでしょうか。

 

母学アカデミー学長河村京子さんは、お子さんたちを東大・京大の現役合格に導いたスーパーマザー。

今回は、河村さんが子育てで大切にしてきたことについて、お話をうかがいました。

 

 

小学生のときから“社長”が夢だった!?

 

最初に、河村さんの3人のお子さんたちが、現在どのように活躍されているのかを教えてください。

 

河村 「長男は東大に入学した後、2年生のときにIT系の会社を起業しました。

小学生の頃から『会社をつくって社長になりたい』と言っていたのですが、夢を叶えてやりたいことをやっているようです。

 

次男は京大で、数学を学んでいます。

小学生の頃から算数が大好きで、算数オリンピックに出場して決勝まで進んだり、高校では数学オリンピックで連続して決勝まで進んだりしました。

この前、次男に会ったときは、『一生、数学の道で生きていきたい』と言っていました。

 

長女は、中学生のときに英検2級を取得し、卒業してイギリスに高校留学をしています。

わが家では毎年、留学生のホームステイを受け入れていたんです。

娘は小さな頃からさまざまな国の文化にふれ、海外に興味を持ったのかもしれません。

『英語がもっとしゃべれるようになりたい』と思うきっかけにもなったと思います」

 

 

「自己肯定感」が、学ぶやる気につながる

 

お子さんたちは、夢を叶えるために学び、がんばっているのですね。

お子さんたちが夢を持って意欲的に学ぶために、子育てではどんなことを大切にしていましたか。

 

河村 「私は、子どもたちに『勉強しなさい!』と強制したことはないんですよ。

 

私が子育てで大切にしてきたのは、子どもの“自己肯定感”を育むことです。

 

『自分は、愛されている』

『自分は、やれば何でもできる』

という自信のある子は、夢を持つことができます。

 

その夢を叶えるための手段が勉強だったので、子どもたちは学習にも前向きに取り組むようになったのだと思います」

 

 

“結果”だけにとらわれない子育てを

 

河村 「私は、子育ての考え方を“氷山”にたとえて、セミナーなどで説明することがあります。

 

氷山は、水面に出ているのは一部分で、大部分が海の中に沈んでいますよね。

 

水面の上の目に見える1割が『結果(成績)』だとすると、海の中にある見えない9割の部分には『集中力』『想像・創造力』『好奇心』があります。

 

そして、氷山の底にあるのが『自己肯定感』と『親の愛情』です。

 

子育てをする中で、水面に出ている『結果』だけにとらわれると、他の子と比較をしてしまったり、子どもを否定してしまったりすることになります。

 

すると子どもは、

『自分なんか、何もできない』

と、自己肯定感の低い子になり、学習にも後ろ向きになります。

 

子どもに親の愛情を伝え、自己肯定感を育めば

『やればできる!』

と自信を持つことができて『集中力』『想像・創造力』『好奇心』も伸び、意欲的に学べるようになるのです」

 

次回は、子どもの自己肯定感を伸ばす声かけの例を河村さんに教えていただきます。

 


河村京子さんの他記事はこちら

東大・京大生を育てた母の「考える力」を伸ばす習慣

 

関連記事はこちら

子どもの「成功」のために、親がするべきことって?

 

 

 

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『あたまがよくなる! いじわるなぞなぞようちえん』をプレゼント!

いじわるなぞなぞようちえん

 

 

大好評の『あたまがよくなる!なぞなぞようちえん』第2弾は、ちょっぴりいじわるな問題、むむっと考えちゃう問題が246問!

 

脳科学の専門家である、篠原菊紀(諏訪東京理科大学教授)監修で、あたまの使い方が上手になるように、問題をならべたなぞなぞ本、『あたまがよくなる! いじわるなぞなぞようちえん』が発売されました。

 

お誕生日会などのクイズコーナー、お出かけ先でのちょっとした時間つぶしに、

こどもがぐぐっと食いつく一冊。

 

本はノートの半分、B6サイズ。

軽い紙を使用してますので、

バッグにポンと入れてお出かけ先でも楽しめます。

 

いじわるなぞなぞようちえん_中

 

なぞなぞは「人に出すこと」でも、脳が活発に動きます。

幼児でも、問題・答えが見やすく探しやすいように、工夫しており、

問題文もリズムよく自然な文章になっています。

 

幼児の音読練習にも、ぴったりですよ。

 

この『あたまがよくなる! いじわるなぞなぞようちえん』を、3名様にプレゼントします。

 

 

応募は締め切りました

 

 

 

『あたまがよくなる! 

いじわるなぞなぞようちえん』(学研プラス)

篠原菊紀・監修 土門トキオ・作 

本体720円+税 B6判160ページ

本の紹介はこちら

 

 

 

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☆きのかんち「まいぺーす入学準備マンガ」第8回[2016/8/10]

第8回・漫画01

 

第8回・漫画02

 

 

 

こんにちは! きのかんちです。

 

小学校入学に向けた学用品準備のメインといっても過言ではないのが「ランドセル」選び。

子どもが6年間使い続けるものだけに、じっくり選びたいですよね。

 

わが家の場合、ランドセル選びで重視したのは、長女のめんこが好きな「見た目」、そして「予算に合う価格かどうか」でした。

安全性や背負い心地等は、どこもそんなに変わらないんじゃないかなと思い(私の勝手な想像ですが)、そこまで気にはしなかったです。

 

あと、選ぶときに気になったのは「軽さ」ですね!

ランドセルは、教科書をたくさん入れて登下校時に毎日背負うものなので、本体の重さが軽いものがよいと思いました。

 

また、「A4サイズのファイルが入る大きさ」というのも選ぶときのひとつのポイントになりましたね!

小学校で配布されたプリントをA4サイズのクリアファイルに入れて持ち帰るので、「A4サイズが入る大きさがいいよ」と、先輩ママさんに聞いていたのです。

 

 

まず、わが家では幼稚園やデパートからもらってきたカタログを見て、欲しいランドセルの色をめんこに決めてもらうことからスタート。

 

カタログを見ながら何日も悩んで悩んで色を決めたのですが、いざ売り場に行ってたくさんのランドセルを目の前にすると、やはり目移りするもの(笑)。

めんこも悩んでいました。

 

そして、めんこが最初に選んだのは、まさかの高額ランドセル…! 

わが家の予算を大幅にオーバーしていたのです!!

子どもの欲しいランドセルと親の予算の希望の折り合いをつけるのって、難しいです(汗)。

 

果たして、めんこが気に入るランドセルを購入できたのか!?

次回に続きます~!

 

〈後編は、8月24日(水)配信予定です〉

 


きのかんちさんのマンガ一覧はこちら

きのかんち「まいぺーす入学準備マンガ」

 

関連記事はこちら

ランドセルを選ぶときのポイントは?

ランドセルを買うときは必ずフィッティングを

 

 

 

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★親野智可等の「ママも小学1年生」第10回[2016/8/9]

 

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●夏休みが嫌いな子もいる
 
私が2年生を受け持ったときのことです。
夏休みを前にしたある日、一人の女の子が話しかけてきました。
 
「ねえ、先生、私ね、夏休みってうれしいような、うれしくないような感じ」
 
「え、なんで? 先生はうれしいよ」
 
「だって、お友達と会えないから」
 
「あ~、なるほど。たしかに。先生もみんなと会えないのはちょっとさみしいな」
 
 
この話を聞いていたある男の子が言いました。
 
「ねえ、先生、ぼくはね、夏休みってきら~い」
 
「え、きらいなの? なんで? やっぱり友達と会えないから?」
 
「それもあるけどね」
 
 
「ほかにも理由があるの? わかった。宿題があるから?」
 
「それもあるけどね」
 
「ほかにもあるの?」
 
 
「だって、お母さんに毎日怒られちゃうんだもん」
 
「そうなんだ…」
 
「いつも怒られてるけどさ」
 
「…」
 
「夏休みは学校に行かないでしょ。お母さんと一緒にいることが多くて怒られることが増えちゃう」
 
「…」
 
「1年生の夏休みもず~っと怒られてた」
 
「…」
 
 
 
●ダラダラする子ども。親のストレスはマックスに
 
私は教師時代に子どもたちから同じような話を何回か聞きました。
ですから、夏休みが嫌いという子はけっこういると思います。
 
夏休みはほぼ毎日子どもが家にいます。
家で親と過ごす時間が増えるということが、イコール叱られる時間が増えるということになってしまうケースが多いのです。
 
もちろん、親も大変です。
ただでさえ暑くてイライラする夏に、騒々しくて落ち着きがなくて手のかかる子どもたちが家にずっといれば、否応なく親のイライラも増すというものです。
 
毎日、三度三度の食事も用意しなければなりません。
親が見たいテレビも見られませんし、静かなティータイムも取れません。
親のペースはかき乱されっぱなしです。
 
子どもはダラダラするばかりで、やるべきことはやらないし、勉強もいい加減です。
 
出せば出しっぱなしだし、けんかはするし、物は壊すし…。
 
ということで、親のほとんどは夏休みが嫌いだと思います。
 
でも、たいへんとは思いますが、どうか子どもをガミガミ叱らないでください。
 
「また○○してない。なんで○○しないの。ちょんとやらなきゃダメでしょ。
何度言ったらできるの! だらしがない」
 
このような否定的な言い方で叱るのは極力避けてください。
 
親にガミガミ叱られることが多いと、子どもは悲しくなります。
自分に自信が持てなくなりますし、親に対する愛情不信も感じてしまいます。
 
 
●ストレスの多い夏休みを乗り越える3つのコツとは?
 
こうならないために、3つのコツをお薦めします。
 
 
ひとつめは、合理的な工夫をすることです。
 
たとえば、片づけが自分でできないなら時間を決めて片づけタイムを取るなどです。
 
 
ふたつめは、言葉の工夫です。
 
否定的に言うと子どものやる気はますますなくなります。
一番いいのは、肯定語で言うことです。
 
 
「○○すると気持ちいいよ」とか
「(ウソでもいいから)○○をがんばってるね」
などです。
 
 
肯定語がムリなら、せめて、
 
「さあ、○○しよう」
「お母さんと一緒に○○するよ。用意、ドン」
 
などの単純型で言いましょう。
 
 
3つめは、諦めて目をつむること
 
本当に、私は親が開き直って諦めることも大切だと思います。
 
夏休みに子どもがダラダラするのは当たり前です。
だって、暑いのですから。
 
夏休みは、そもそも休みなのです。
暑くて勉強しても頭に入らないから学校もお休みになっているのです。
 
休むということはダラダラすることです。
ぐた~っとすることです。
 
子どもが夏休みに家でダラダラぐた~っとしているのは、
極めてまともなことなのです。
 
ヨーロッパでは夏休みの宿題などありません。
大人も子どもも2ヶ月間のバカンスです。
バカンスとは無、真空、中身がないという意味です。
 
日本の子どもたちは、いろいろ詰め込まれ過ぎです。
ただでさえ日本の夏は高温多湿で、蒸し暑いのに。
 
諦めて目をつむった途端に、親子ともども気が楽になります。
この夏休みの全ての状況を受け入れて、味わいエンジョイしてください。
こんなことでイライラしている自分も笑っちゃいましょう。
 
子どもといる今のこのときが、当たり前のこの毎日が、
実は当たり前のものではないのです。
 
後で振り返れば、とてつもなく愛おしい、
かけがえのない日々だったということになるのです。

 


 前回の記事はこちら

親野智可等の「ママも小学1年生」第9回 

 

親野先生の他記事はこちら

親野智可等の子どもを伸ばす親の習慣

 

 

 

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★1日で&近所でできる自由研究をご紹介!

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小学生になって初めての夏休み。

園児とは違う最大のポイントは…もちろん、「宿題」です!

中でも「自由研究」は、何をどうやっていいかわからない!

というお子さん(ママ)も多いはず。

 

でも、ご安心ください!

近所で、しかも1日でできる、

とっておきの自由研究を、提出シートつきで

もちろん無料でご提供します!

 

どこかに旅行に行ったり、壮大なテーマを

考えたり…。そんなことをしなくても、

おもしろくてためになる自由研究はできるのです。

 

1日でできる自由研究!

身近な商品を調べる「マーケット探検隊」!

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top 

 

スマホやタブレット、パソコンで動画を見たあと、

近所のスーパーやお店に行き、身近な商品や

お店の「いいところ」を探してシートに書きこみます。

たったこれだけ!

自由研究が終わったら、作品を写真に撮って

プレゼントにも応募できるので、一石二鳥!

 

東北大学大学院 情報科学研究科の堀田龍也教授は、

「あたりまえ」の中にこそ、不思議や発見がある。

とおっしゃっています。

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身近な商品やお店の中にある「あたりまえ」の魅力を

探して、1日で自由研究を完成させちゃいましょう!

 

 

【特設サイト】

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【お問い合わせ先】

株式会社学研イノベーション

キャリア教育推進室

03-6431-1056

9時~17時(土・日・祝日のぞく)

 

 

 

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★親野智可等の「ママも小学1年生」第9回[2016/8/8]

 

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●足し算・引き算の元になるのが数の合成・分解

 
1年生の算数は「1,2,3…」と物を数えるところから始まります。 
そして、 
「3と2で5。5は3と2」 
「5と4で9。9は5と4」 
「7と3で10。10は7と3」などの 
数の合成・分解の勉強をしてから足し算や引き算に入っていきます。

 
この中で、一般的に足し算や引き算の大切さはよく知られていますが、 
数の合成・分解についてはその存在さえあまり知られていないようです。 
でも、実はこの勉強はその後の足し算や引き算の基本になるとても大切な勉強なのです。

 
これは教科書では「いくつといくつ」という単元名になっているところなので、 
お子さんの教科書を見てみてください。

 
この数の合成・分解は足し算・引き算をやっているのと本質的に同じです。 
ですから、ここでたっぷり練習しておくと足し算・引き算も楽になります。 
中でも大事なのが10の合成・分解です。

 
たとえば、 
「7」といったら「3」というように、 
「足して10になる数」が瞬時に出るようにしておくことが大切です。 
ちなみに「足して10になる数」を補数といいます。 
この言葉は子どもに教える必要はありませんので、 
子どもには「足して10になる数」といえばいいと思います。

 
 
●補数が瞬時に出るように練習しましょう

 
では、なぜ補数(足して10になる数)が瞬時に言えることが大切なのでしょうか?

 
それは、繰り上がりの足し算とくり下がりの引き算で、 
この補数がとても重要な役割を果たすからです。

 
たとえば、6+7という繰り上がりのある足し算では、 
大きい方の7の補数である3を足してから残りの3を足します。 
(つまり、小さい方の6を分解するわけです) 
このとき、7の補数が3だと瞬時に出る子はこの足し算が難なくできます。

 
また、12-4という繰り下がりのある引き算は10から4を引いてから、 
つまり4の補数の6を得てから、2を足します。 
このとき、4の補数が6だと瞬時に出れば、 
後はその6に2を足すだけなので答が簡単に出ます。

 
でも、4の補数が瞬時に出ない子が多いのです。 
「6の補数は4」とすぐ出る子でも「4の補数は6」というのは出にくいのです。 
4という数は小さくて補数の方が大きいからです。

 
ちなみに、子どもたちにとって比較的簡単なのは 
9の補数、8の補数、7の補数、6の補数、5の補数、1の補数などです。 
難しいのは2の補数、3の補数、4の補数などです。

 
くり下がりの引き算で手間取る子は、 
実は補数が瞬時に出ないことが原因になっていることが多いのです。 
特に、2,3,4の補数が苦手な子が多いようです。

 

 
●楽しい雰囲気で取り組めばいいことがいっぱい

 
もちろん学校でもその練習はしますが、十分な時間は取れません。 
ですから、家でも10の補数が瞬時に出るように練習することをお薦めします。

 
例えば、 
「8と□で10」 
「3と□で10」 
「□と6で10」 
「□と2で10」 
 
などのプリントを親が作ってあげて毎日練習するとといいでしょう。 
同じプリントをコピーしてもいいですし、毎日新しいものを作ってあげてもいいでしょう。

 
そのときタイムを計って記録してあげると、 
新記録を目指して燃えるようになります。 
毎日やればだんだんタイムが速くなりますので、ほめるのにも好都合です。

 
親の手作り問題は子どもにとってうれしいものです。 
愛情を実感できるからです。

 
もちろんやるときは、その子の実態に合わせて 
楽しみながらゲームのようにやってください。 
叱りながらやると子どもは算数が嫌いになります。

 
楽しい雰囲気でほめながらやるようにすれば、いいことがたくさんあります。 
算数の力がついて、自分に自信が持てて、親の愛情を実感できるのです。

 


 前回の記事はこちら

親野智可等の「ママも小学1年生」第8回 

 

親野先生の他記事はこちら

親野智可等の子どもを伸ばす親の習慣

 

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やることを見える化すると叱らなくても済む。 ~カードで生活習慣の見える化~

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●夏休みにダラダラするのは当たり前

 

夏休み中の子どもがダラダラしているのを見て、イライラがマックスのママさんも多いことと思います。

 

でも、ご安心ください。

夏休みにダラダラするのは当たり前ですから。

これが普通の姿なのだと諦めてください。

そもそも夏休みは「休み」ですから、子どもは正しい行動をしているとも言えるのです。

 

欧米の夏休みは2か月もあり、その間は宿題もナシというのが一般的です。

 

それに対して、日本の子どもたちは夏休みが1か月ほどしかなく、その間にも宿題がたくさんあり、塾や習い事もあり、通信教材もありで、なにかと大変です。

 

おまけに日本の夏は高温多湿ときています。

 

こういう事を頭に入れて、まずは「子どもも大変だな。まあ、しかたがないか」と許してあげてください。

 

 

●カードに書いて、やることを見える化する

 

 とはいっても、やらせなければならないこともあります。

それについては、口で叱るだけでなく、合理的な工夫をすることが大切です。

 

このママノートで紹介した模擬時計も効果的です。

 

今回はカード式という方法を紹介したいと思います。

これは、子どもがやるべきことをカードにして見える化する方法です。

 

 ある家では、朝食の前に次の5つのことをやることになっています。

 

「洗面・手洗い・うがい、髪をとかす、着替える、脱いだ服をたたむ、勉強の準備を

する」

 

それで、これら5つを5枚のカードに書いて、ホワイトボードに貼ってあります。

そして、朝起きたらカードを見て5つのことを順番にやり、やったらカードを裏返して貼ります。

 

カードの裏にはかわいいキャラクターの絵が描いてあります。

 

 

●見える化すると自分で動ける

 

これによって、やるべきことがはっきりします。

 

かわいいキャラクターの絵を見られるというのも、ちょっとしたことですが、子どものやる気につながっているそうです。

 

このカードによって、かなり自分で動けるようになったそうです。

 

朝食の後には、「食器運び、歯磨き、うんち、勉強、部屋の掃除」などのカードが考えられます。

 

寝る前には「お風呂、片づけタイム、トイレ、うがい」などです。

 

カードにするのが面倒なら、ホワイトボードや画用紙に書くだけでも効果はあります。

 

とにかく、大事なのは口で叱るだけでなくやることを見える化することです。

 


親野先生のこれまでの連載はこちら

「親野智可等の子どもを伸ばす親の習慣」

 

夏休み特集ページはこちら

【小1】初めての夏休みの過ごし方

 

 

 

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★【夏休みの工作】貝殻のトピアリー[2016/8/5]

 

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こんにちは、キッズパーティスタイリストの國谷典子です。

 

今年の夏休みに家族で海水浴に行かれるなら、海辺で拾った貝殻でアート工作を楽しみませんか? 夏休みの工作にもお勧めですよ。
 

 

●夏と言えば海水浴
 

もうすぐ子ども達が大好きな夏休みがやってきます。子ども達に夏休みにやりたいことは?と問いかければ、「海水浴!」と答えるお子さんも多いのではありませんか?
四方を海に囲まれた島国・日本にはたくさんの美しい浜辺があります。お天気が良く気温が高い日は、大人でも海で思いっきり泳ぎたくなりますね。
 

 

●ヨーロッパの夏は暑くない?
 

私は以前ベルギーに住んだ経験がありますが、帰国後4年ぶりに味わった日本の夏の蒸し暑さに驚きました!私がベルギーに住んでいた数年間は、何年も冷夏が続き、夏でも汗をかくような暑い日はなく、逆に夏でも涼しかったのです。

 

しかしヨーロッパ人もお天気が良い日は海に向かいます。オランダの海辺へと続く道はオランダ、ベルギー、ドイツナンバーの車が大渋滞を起こし、浜辺は大賑わいでした。特にドイツ人は海水浴が大好きで、オランダの海なのに、オランダ人よりもドイツ人の方が多かったですよ。
 

 

●ヨーロッパ人は海で日光浴を楽しむ
 

しかし、日本の海と違ったのは、ヨーロッパでは海に入って泳ぐ人が少ない事でした。ヨーロッパでは海に着いても海には入らず、浜辺で過ごすのが一般的なのです。海で泳ぐ人は少数派で、大多数が日光浴をするのです。それはオランダの緯度が北海道とほぼ同じで、夏でも水温が低いためです。

 

あまり長く海水に浸かっていると体が冷え、震えてきます。しかもヨーロッパの北部は日照時間が短いので、夏の太陽はとても貴重なのです。

 

私も家族でベルギーからオランダの海にドライブしましたが、子ども達は海で泳がず、磯辺でヤドカリを捕まえたり、浜辺で貝殻を拾ったりして遊びました。ヨーロッパでの私の海の思い出は、
海水浴ではなく、綺麗な貝殻を拾った事です。

 

貝は生息する海や砂底、環境により大きく種類が異なるので、珍しくて綺麗な貝殻はヨーロッパの海で遊んだ良い思い出となりました。
 

 

●海の思い出を夏休みの工作にしませんか?
 
浜辺で拾った綺麗な貝を持ち帰ったら、貝殻で思い出作りの工作を楽しみませんか?お勧めは貝殻のトピアリーです。

トピアリーとは元々、生け垣や低木を立体的に刈り込んで動物やキャラクターの形を作るアートです。

 

しかし最近はトピアリーボールと呼ばれる球体に、ドライフラワーや造花などを貼り付けて作るフラワーアレンジメントが人気です。これをちょっとだけアレンジして貝殻のトピアリーを作ってみましょう。
 

 

≪用意するもの≫
 

・発泡スチロールの球体 ダイソー発泡パーツ サイズ75mm(ダイソーのみ取扱いあり、キャンドゥとセリアでは取り扱っておりません)

 

・貝殻 2 × 3cm 50~60個、ヒトデ、巻貝、珊瑚など。

 

・貝殻の隙間に付けるビーズ(ガラスのようなデザインの物やパールのようなもの)

 

・割り箸 1本・マスキングテープ(割り箸に巻きます。お好みで茶色か緑)・紙コップ・紙粘土(貝殻が重いので、しっかり支えないと倒れてきます。重しになるように、多めに詰め込みます。)

 

・工作用ボンド(大人が接着する場合はグルーガンでも可)・ママノートのダウンロードシート
 

 
≪作り方≫
 
1. 割り箸にマスキングテープを貼ります。
 
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2. 発泡スチロールの中心に割り箸を突き刺します。

 
3
 
3. 発泡スチロールに貝殻を隙間なく貼り付けます。
 
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4. 貝殻の隙間の数カ所にビーズを貼り付けます。
 
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5. 紙コップの周りに好きなイラスト(ダウンロードシートを利用)を貼ります。
 
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6. 紙コップの中に紙粘土を押し込みます。
 
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7. 紙コップの中心に割り箸を立てます。
 
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8. 割り箸に紙のリボン(ダウンロードシートを利用)を巻いて出来上がりです。
 
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※紙コップの中の紙粘土が見えて気になる方は、綿などを被せると良いでしょう。
 
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※下の写真はアレンジバージョンです。柄のついた紙コップを使い、紙粘土が見えないように、100均で買った人工芝を敷き詰めてみました。
材料はほとんど100均ショップで揃います。ボールに貝殻を付ける時はボンドが指に付かないように気を付けてくださいね。
 
トピアリーには貝殻だけでなく、海で拾った縁が丸くなったガラス片や、他の場所から流れ着いた木の実などを飾っても面白いと思います。

もし貝殻が足りなければ、貝と貝の間に、透明のビーズやパール状のビーズを付けてください。ちょっとゴージャスな雰囲気になって素敵ですよ。

トピアリーは夏休みの工作にもお勧めです! インテリアにもピッタリなので、楽しかった海の思い出をぜひお部屋に飾ってくださいね。

 


 関連記事はこちら

【自由研究・工作】空き容器でマラカスを工作

【夏休みの工作】紙コップやストローで作るおもちゃ

【夏休みの工作】100均の鏡で作る万華鏡

 

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★参考になる! 自由研究・読書感想文のまとめ方[2016/8/5]

 

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夏休みの宿題の中で、悩みのタネになりやすいのが『自由研究』と『読書感想文』。

どんなテーマを選び、どうやってまとめた? 先輩ママに聞いてみました!

 

 

《自由研究編》

 

 

●理科の授業をきっかけに興味を持った、昆虫をテーマに(小6男児ママ・Yさん)

 

Yさん「息子が小2のとき、理科の授業でヤゴを育てることになりました。6月ごろ自宅にヤゴを持ち帰り、羽化してトンボになるまで育てるという内容。

 

息子はこれをきっかけに昆虫に興味を持ちはじめ、熱心に成長記録をつけていたため、せっかくだから夏休みの自由研究にしてしまおうと思いました。

 

それから毎年、夏休みの自由研究は、昆虫記など理科をテーマに。その学年に合ったテーマを選んだ方がいいため、理科の教科書を参考にしました。

 

理科は観察記録が重要なので、早めにテーマを決め、夏休み前から準備をはじめる必要があります。また、観察記録が終わったら、まず何枚の紙にまとめるのかを決め、1枚目には何を書いて、どんな写真が必要か、2枚目には何を書くのかなど構成を考えて、別の紙に下書きしてから、改めて清書させました。

 

とはいえ、昆虫記の自由研究は、育てていた幼虫が死んでしまったり、夏休み中に羽化しなかったり、思い通りに進まなかったときもあります。

 

夏休み明け、自由研究の作品展をやる学校もあり、自分の子のクラスだけでなく、上の学年の作品も見ておくと、翌年の参考になると思いますよ

 

 

 

●夏野菜の育て方と料理を組み合わせた自由研究に(小4女児ママ・Aさん)

 

Aさん「娘は、料理に興味があるので、パン作りと夏野菜を自由研究のテーマにしてみようと思いました。

 

まず、パンや料理の作り方をまとめて(家庭科)、さらに夏野菜の育て方や栄養などを調べてレポート(理科)

 

まとめるときは、色画用紙や折り紙を貼るなどして、カラフルに。派手なリボンでレポート用紙を留めて、目を引くように工夫しました」

 

 

 

●旅先の八ヶ岳でとれた野菜を使ったお弁当作りをレポート(小3女児ママ・Tさん)

 

Tさん「夏休み、親子で八ヶ岳へ行ったときに、その地でとれた新鮮な野菜を持ち帰りました。

 

そして、『この野菜でお料理を作ってみよう!』という話になり、娘が自分用のお弁当を作ることに。

 

そのお弁当作りを自由研究にし、作る工程など、ポイントごとに写真を撮ってレポートに貼りつけました

 

 

 

 

《読書感想文編》

 

 

●心に残った場面には、付箋を貼って後からチェック(小6男児ママ・Yさん)

 

Yさん「読書感想文を書く本は、書店に課題図書に選定された本がたくさん並んでいるので、その中で子どもが気に入ったものを選ばせています。

 

感想文は、子どもにそのまま書かせると、あらすじばかりになりがちです。

 

なるべくあらすじは最低限に、自分の感想・考えを書くようにした方がいいので、本を読みながら、感動した場面びっくりした場面いやだなーと思った場面自分も同じような経験をしたことがある場面など、なんでも心に残った場面や言葉には付箋をつけて、赤線を引かせています

 

息子が読み終わったら、その付箋や赤線を見ながら『どうしてここに付箋をつけたの?』と聞き、答えた言葉をそのままメモさせるように。それをつなげて書いていけば、なんとか“感想”文になります」

 

 

 

●原稿用紙へ書き出す前に感想をノートにメモ(小4女児ママ・Aさん)

 

Aさん「『若草物語』『赤毛のアン』など、自分が知っている本を選ばせると、アドバイスしやすいですよ。

 

また、感想文が書きやすいのは、子どもにとって身近な『家族』をテーマにした本です。家族の絆ってすばらしい、私も家族に感謝をしている、というオチに持っていくとうまくまとまるようです。 

 

本を読み終わったら、感想(すごいと思ったことなど)をノートに書かせて、字数を数えてから原稿用紙に清書させます。

 

また、書き出しは、『(本のタイトル)を読んで私が思ったことは……』となりがちなので、『“みなさんは、(本のタイトル)というお話を知っていますか?”のような、インパクトのある一文を入れるといいよ』と娘に伝えました

 

 

 

皆さん、それぞれに工夫があって参考になります。はじめて取り組む夏休みの宿題は、ママが先生役。子どもの『興味』や『好き』をうまく引き出してあげたいですね。

 


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☆虫よけ剤って安全なの?[2016年8月5日]

虫よけ

 

ここ数年、デング熱やジカ熱といった、蚊が媒介する感染症が国内で確認されています。虫さされ対策として有効なのが虫よけ剤ですが、成分に不安があり、成分が体に悪そうだと言って、安心して使えないという人もいれば、1日に何度も塗っているという人もいるなど、使い方はまちまちなようです。

 

そこで、虫よけ剤の正しい使い方について、わかばひふ科クリニック院長野崎誠先生にうかがいました。

 

 

●市販の虫よけ剤は、正しく使っていれば問題ない

 

今、お店にはいろいろな虫よけ剤が出ていますが、小さい子どもに使用するにあたってはは、その毒性などを心配する声もあるようです。

 

野崎 「虫さされ対策に使われる薬品類の成分としては、殺虫剤と、忌避剤の2種類があります。

 

殺虫剤は、虫に対して吹きかける殺虫スプレーなどの成分になるもの。その名の通り毒性の強い成分で、虫を駆除するために使われます。

 

これに対して、蚊を中心とする虫よけの成分として使用されているのが忌避剤であり、人間の発する汗やニオイを感知する蚊のセンサーを一時的に麻痺させることで、蚊が寄ってこないようにするもので、殺虫効果はありません。

 

この忌避剤として代表的なものが、ディートです。これは約70年も前に開発された化学成分で、現在でも虫よけ剤として最も効果があるとして、多くの製品に使用されています。ほかに、『イカリジン』という成分もありますが、これはディートの改良型と言っていいでしょう。

 

海外では、ディートの濃度が50%もあるような虫よけ剤も販売されていますが、日本では、最大でも濃度12%と定められています。ドラッグストアなどで手に入る虫よけ剤の多くは、10%程度です。最近では、もう少し高い濃度の虫よけ剤も開発されているようですから、近いうちに商品化されるかもしれません。

 

ただ、いずれにしても、ディートの毒性は極めて低く、安全性を心配する必要はないと思います。あえて危険性を挙げるとしたら、大量に摂取したときに血圧が下がったり、けいれんや発作が起きるなど、中枢神経系の症状が出る点です。でもこれも、よほど一度に大量に使わない限りは、まず心配ありません。大切なのは、決められた用法・用量を正しく使うことです。

 

小さい子がいるお母さんにはハーブなどを使った虫よけ剤を使っている人も多いようですが、ディートに比べれば、虫よけ効果は低いと言えます」

 

 

●虫よけ剤を顔には塗るのはNG

 

では、5〜6歳の子の場合、虫よけ剤はどう使えばいいのでしょう。

 

野崎 「虫よけ剤の効果は2〜4時間程度なので、外出するときに塗って、あとは適宜塗り直してください。1日に2〜3回程度であれば、心配ありません。

 

虫よけ剤には、スプレーやティッシュ、クリームタイプなど、いろいろな形状があります。

 

よく使われているスプレータイプですが、これは直接肌にかけるのではなく、一度手に取って塗るのが正しい塗り方です。ですから、どこまでついているかがわかりづらいんですね。一番使い勝手がよいのがティッシュタイプです。

 

塗るときは、手や足など露出しているところに塗り残しのないようにまんべんなく塗ってください。ただし、顔には絶対に塗らないようにしましょう。目や鼻、口などの粘膜は皮膚に比べて弱いので、忌避剤の成分が刺激となってしまうからです。顔の虫よけ対策としては、首やうなじのあたりまで塗っておけば十分です。

 

虫よけ剤と日よけ止めを両方使いたい場合は、日焼け止め→虫よけ剤の順で塗りましょう。虫よけ剤は、揮発して、塗った部分に滞留して蚊が来るのを防ぎます。そこに日焼け止めをかぶせてしまうと、虫よけ剤の濃度が高い状態で滞留するので、それ自体が刺激になってしまう可能性もあります。

 

また、キャンプなど、虫の多い場所で長時間過ごす場合は、虫よけ剤だけでは不十分です。目の細かな布地の長袖、長ズボンを着て肌の露出を避け、子どもが遊ぶ周りには蚊取り線香を置くなどの対策も忘れずに行いましょう」

 

必要以上に安全性を心配するのではなく、正しく使うことが大切なのですね。

野崎先生、ありがとうございました。

 


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★参考になる! 夏休みの宿題・先輩ママ体験談[2016/8/4]

 

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キャンプ、海水浴、花火大会など、夏休みは楽しいイベントがいっぱいですね。

でも、遊びばかりに夢中になっていると、夏休みの宿題がたまって大変なことに!?

 

小1の夏休みは、どんな宿題が出た? 大変だったことは? 先輩ママに聞いてみました!

 

 

●帰省前に、国語・算数のプリントだけは済ませておけばよかったと反省(小4男児ママ・Eさん)

 

Eさん 「息子が小学1年のときの夏休みは、家族で沖縄の実家へ11日間帰省しました。

 

一応、宿題を持参させましたが、ほとんど手をつけずに帰宅……。息子は海水浴をしたり、水族館見学をしたりと、連日楽しく遊んでいたようです。

 

夏休みの宿題の絵日記は、沖縄での思い出を題材にできましたが、国語、算数のプリントや工作の仕上げが8月いっぱいまでかかりました。プリントだけでも7月中に終わらせておけばよかったと思います。

 

また、長男は絵日記に海に行ったことを描いていましたが、海に入っている男子はもちろん、女子(母親)たちもなぜか全員全裸!!

 

『水着、着ていたよね?』と質問したところ、『そうだっけ?』と息子。『おそるべし、小1の記憶力!』と、思いました(笑)。

 

また、学校から持ち帰ったアサガオの観察記録の宿題もあり、『花が咲いたら採って保存し、夏休み明け学校へ持っていく』ことになっていました。授業でアサガオの花の色水を作るようです。

 

当時はアサガオの花の保存の仕方がよくわからず、冷凍庫に入れてしまったらヘロヘロになってしまいました……。密閉袋に入れて、冷蔵庫保存すればよかったようです。

 

小1の夏休みは、とにかく宿題をやらせるのに精一杯! 

自由研究のテーマはもちろん、内容、構成など、親のサポートなしでは仕上げられません。

 

息子の友だちは理科の実験(風船の飛ばし方の研究)を模造紙にまとめましたが、その子のママが担任の先生に『ここまで仕上げさせるのにとても大変でした。この自由研究は、私自身(母親)の作品です!』と言い切っていました(笑)。

 

幼稚園を卒園してからまだ4~5ヶ月。夏休みの宿題をやらせる親の労力は、なかなか大変なものです

 

 

●『夏休みの思い出の絵』は、ちぎった折り紙を貼ってひと工夫(小2女児ママ・Sさん)

 

Sさん 「娘の小学1年の夏休みは、国語・算数のドリルのほか、1行日記の宿題もありました。1行日記はその名のとおり、1か月何をして過ごしたかを1日1行の日記で書くもの。

 

今日あった出来事を忘れないよう、帰宅して手を洗った後に日記をつけさせるようにしました。

 

また、『アサガオを育て、種を収穫する』宿題もあったので、娘に朝起きたらカーテンを開けてもらう係になってもらい、ベランダに出てアサガオの水やりするのを習慣に。きちんと種まで収穫できました。

 

そのほか、『自由研究』の宿題もあり、学校からテーマ候補リストが配られ、その中からワンテーマ選ぶスタイルでした。わが家は、一番簡単そうな、『思い出をタイトルにした絵』をセレクト(笑)し、家族で海に行ったときのことを描くことに。周りの海の部分がにぎやかになるよう、『青い折り紙をちぎって貼ってみよう』と娘に提案し、ちぎり絵にしました」

 

小1の夏休みは、宿題の量は少ないものの、はじめて取り組むことが多く、親のサポートが大切なのですね。

 

次回は、自由研究や読書感想文のテーマ選び・まとめ方について、ママの声をご紹介します。

 


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★【夏休みの工作】100均の鏡で作る万華鏡[2016/8/4]

 

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夏休みの宿題にまだ間に合う、 
簡単にできて遊べる工作アイディアをもうひとつ、 
立花愛子先生、佐々木伸先生に教えていただきました。 
 
 
●オープン万華鏡は、色々なものを映して楽しい 
 
万華鏡の原理を応用したおもちゃをつくります。 
 
 
用意するもの】 
 
・100円均一で売っている四角い鏡 2枚 
(プラスチック製のふたがついたもの。どんな大きさのものでもOKです) 
 

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・竹ひご 3本 
・布ガムテープ 
・セロハンテープ 
・長細く切った画用紙 
・ペンチ 
 
 
作り方】 
 
1. 鏡とふたがつながっている部分を、ペンチで挟んで、パチンと外します。 
 

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鏡とふたが外れたところ。 
 

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2. 2枚の鏡を、布ガムテープで貼り合わせます。 
 

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3. 貼り合わせた鏡の両端と真ん中の辺に、 
竹ひごをセロハンテープで貼り付けます。 
 
その際、竹ひごは、ペンチでふたを外したほうに 
5ミリほど飛び出すように付けます。 
 

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オープン万華鏡が完成。 
 

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鏡を60度くらいの角度に開き、 
竹ぐしのすき間を画用紙が通る幅に合わせて、 
長細く切ります。 
 
(鏡の横幅に合わせて紙を切ると、 
鏡を斜めに開いておいたとき、 
竹ぐしの幅よりもはみ出してしまいます) 
 
その細長い画用紙に、絵や模様を描いていきます。 
 

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遊び方】 
 
模様や絵が、鏡に映されるとどう変化するのか、 
現れる模様の意外性で楽しめます。 
 

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鏡に映ると、丸いスイカやホールケーキに見えます。 
 

 

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今回の工作で難しいところは、鏡とふたを外すところです。 
100円均一では、通常ふた付きの鏡しか売っていません。 
 
ふたのつなぎ目は、ペンチで簡単に外すことができますが、 
危なくないよう、お父さん・お母さんが見ていてあげましょう。 
 
 
夏休みの宿題に、今からでも間に合う簡単な工作を2案、 立花愛子先生・佐々木伸先生にご紹介いただきました。 
 

どちらも、アイディア次第でいろいろと応用でき、 
作ったあとに遊べるところが楽しいですよね。 
 

夏休みの宿題はもう済んだ、というご家庭でも 
ぜひ、作って遊んでもらえるとうれしいです。 
 


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