山口淳子
心理カウンセラー。マナーコンサルタント。J’s Room代表。恋愛・婚活・結婚・子育てなど、自らの体験をもとに心に沿ったカウンセリングを行う。現在では、学習塾の専任学習アドバイザー、都内子育てサロンにて子育てセミナーも開催。
また、元国際線CAの経験を活かし、企業のビジネスマナー講師、就活セミナー講師としても活躍中。APECなど国際会議における海外要人の接遇を担当、各国大使館の仕事も多数こなす。プライベートでは、高3、中2、中1の3人の娘の母でもある。
HP:『J’s Room』
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生活・しつけ
年長 2016年2月9日の記事
春から小学1年生になるお子さんを持つママは「小学生になるのだから、何でも自分でできるようになって欲しい」という思いがあるのではないでしょうか。
でも、心配するあまり子どもの行動にあれこれ口出ししてしまうことも……。
子どもを信頼して“自律”(※)を促すには、どうすればいいのでしょうか?
心理カウンセラーで小中学生対象の学習塾の学習アドバイザー、プライベートでは3人の娘さんの母でもある山口淳子さんにお話を伺いました。
※自律……子どもが自ら考え、行動できるようになること
●親が何でも手助けしてしまうと…
山口 「幼稚園年長から小学校低学年の子どもは、自我が芽生え、『自分はこうしたい!』という気持ちが強くなる時期です。しかし、忙しい親御さんは、子どもに任せたほうがいいと思いつつも、親が手伝ったほうが早くできることから、何でも先回りして手助けしてしまいがちです。
この時期は、子どもに“任せること”と“手助けすること”の線引きがとても難しいですよね。
でも、親が何でも手助けしてしまうと、子どもは自分で考えて行動することを停止してしまいます。
子どもの性格にもよりますが、目の前のやりたいこと、おもしろいことに夢中になると親が何を言っても聞き入れなくなりがちです」
●一度にたくさん指示しないほうがいい
山口 「学校の準備など、やらなければいけないことがあるのに子どもがなかなか自分から行動しないという悩みを持っている親御さんの声をよく聞きます。
親は、子どもを心配するあまりに、『○○したの? △△は?』などと、一度にいくつもの指示を出しがちです。
これを繰り返していると、子どもは親の言葉に対して耳をふさぎ、かんしゃくを起こしたり、自分から行動しなくなってしまったりすることもあります。
大人でも、仕事で上司から一度にたくさんの指示をされたら頭の中が混乱して、理解出できなくなったり、行動するのが嫌になったりしますよね。
このようなときには、準備する物を紙に絵や文字で書き出し、視覚を使って親子で一緒に確認するのがおすすめです。
小学校入学前のお子さんは、まだ耳からの情報だけよりも、視覚の情報のほうが脳の中で整理しやすいという特徴があります。
準備する物の優先順位を考えたり、準備できたものはペンでチェックをつけたりしてもいいですね。考えながら準備ができ、達成感を味わえます。
このような方法を取り入れれば、日常の生活の中で、『次に何をしなければいけないんだろう』『なぜこれをしなければいけないのか』と、自分で考える力がついてきます。
子どもが自分で考える思考力を養い、達成感を味わう気持ちよさを学ぶ大切な時期と捉えて、親子で取り組んでみましょう」
次回に続きます。
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また、元国際線CAの経験を活かし、企業のビジネスマナー講師、就活セミナー講師としても活躍中。APECなど国際会議における海外要人の接遇を担当、各国大使館の仕事も多数こなす。プライベートでは、高3、中2、中1の3人の娘の母でもある。
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