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生活・しつけ

小学1年生 2016年8月10日の記事

★親野智可等の 「ママも小学1年生」 第11回[2016/8/10]

夏休みの残った宿題に大慌て! 親はどんな手助けをすればいい?

 

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●夏休みの最後に、親に泣きつき宿題をやる子だった私 
 

今から5,6年前のことです。 
夏休みも残すところ後3日という日に、テレビのローカルニュースで次のようなニュースを見ました。

 
「夏休み最後の日曜日の今日、やり残した宿題に取り組む親子連れの姿が各地で見られました。ここ静岡科学館『る・く・る』では、専門の指導員による自由研究の相談会やさまざまな実験のプログラムが用意されています」

 
そのテレビを見て私は笑いながら言いました。 
「あと3日で慌ててやってるなんて計画的じゃないね~」

 
すると、それを聞いて私の母親が言いました。 
「桂一もそうだった」(私の本名です) 
「え?」

 
「桂一の夏休みの最後の3日間は大変だった。親も大変だった」 
「…」

 
自分はすっかり忘れていましたが、言われてみると確かに心当たりがありました。 
親に泣きついて、やり残した宿題をなんとか片付けようとしている自分の姿が目に浮かびました。

 
「夏休みの友」という問題集もろくにやってありませんでした。 
プリントや書き取りもいい加減でした。 
たくさん残っている問題集をめくりながら暗い気持ちになったことも思い出しました。

 
 
●子どもがピンチのとき、まずは助けてあげよう

 
みなさんの中にも、こういう状態になっているうちがけっこうあることと思います。 
すでにそういう状態になってしまっている場合は、手伝って助けてあげてくださいね。

 
子どもの頃はそうでも、大人になればちゃんとやるようになりますから。 
私のように・・・?

 
子どもがピンチのときはまず助けてあげてください。 
これが最優先です。 
これをしないまま突き放したりお説教したりするのはよくありません。

 
例えば、子どもが転んでケガをして泣いていたらどうしますか? 
1番目にはまず助けてあげますよね。 
つまり、起こしてあげてケガの消毒をしてあげるでしょう。 
そして、その次の2番目に、同じようなケガをしないないためにどうするかと教えたり考えさせたりするはずです。

 
子どもが転んで泣いているときに、助けもしないで2番目をやる人はいないはずです。 
そんなことをしたら、子どもは親への愛情不足を感じるだけです。 
子どもの心に届く指導などできません。

 
 
●助けてあげた後で合理的な改善策を考えよう

 
宿題で困っているときも同じです。 
まずは、ピンチの状態から助け出してあげてください。 
そうすれば、子どもは親の愛情を感じますし感謝の気持ちも持ちます。

 
そして、その後で来年同じことにならないように改善策を考えて、メモしておいてください。

 
例えば、無理なくできる勉強の計画・スケジュールをたてる、スケジュールの見える化をする、勉強に取りかかるハードルを下げる工夫をする、子どもがやる気になる声かけをする、親が必ず毎日の見届けをする、などなどです。

 
これは親が考えるんですよ。 
あるいは、親が主導しつつ子どもと一緒に考えるんです。 
子どもだけでは絶対にムリですから。

 
そもそもこういう状態になるまで放っておいた方に責任があると考えてください。 
反省はまず親がしてくださいね。

 
夏休みの最後に残った宿題を慌ててやるときは、こういう心構えでいてください。 
私は、何事も見捨てて突き放したりしない親だったから、今の自分があると思っています。

 


 前回の記事はこちら

親野智可等の「ママも小学1年生」第10回 

 

親野先生の他記事はこちら

親野智可等の子どもを伸ばす親の習慣

 

 

 

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