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週末・その他
年長 2015年9月16日の記事
遊び道具を手作り、祖父母へのプレゼントに![9/16]
《敬老の日に、伝承遊び》 簡単で、すぐにできるものでも喜ばれます
前回は子育てアドバイザーの野田友子さんに、敬老の日におじいちゃん、おばあちゃんと楽しめる伝承遊びを教えていただきました。今回は、道具作りから楽しめて、プレゼントにも○な伝承遊びをご紹介します。
野田 「お子さんが小学生になると手先がぐんと器用になるので、遊び道具を子どもが作っておじいちゃんやおばあちゃんに持って行ってはいかがでしょう。帰るときに、『これプレゼント。また遊ぼうね』と渡すと、それだけでうれしいものです。わが家では、孫からのプレゼントをおじいちゃんが箱に入れて大切にしまっています。
それほど手の込んだものでなくても、孫が自分たちを思って作ってくれたというだけで、おじいちゃん・おばあちゃんは喜んでくれるはずです。」
●手作り遊具を使った伝承遊び
ここからは、野田先生おすすめの、手作り遊具を使った伝承遊びをご紹介いただきます。
コマ回し
厚紙とようじでつくる手作りゴマです。ごく簡単なので、家族みんなで一緒に作ってもいいですね。厚紙の部分にたくさん色を使って絵を描いたり、きれいな色を塗ると、くるくる回るときに色が変わってとても面白いですよ。紙のサイズを変えてみたり、丸以外の形に切ってみたり、どんな大きさや形が回しやすいか、試行錯誤しながら作っていけるのがいいところです。
【材料】
・厚紙
・カラーペン、色紙など
ようじ
・キリ
【作り方】
①厚紙を丸く切り抜く。
②色紙を同じ大きさに切り抜いて①に貼る。ペンで色を塗ったり、絵を描いてもよい。
③キリや千枚通しで①の中心に小さく穴を開け、ようじを通す。穴が大きすぎるとようじが抜けてしまうので注意。
あやとり
1本のひもが立体的に変化するのがおもしろいあやとり。手先の器用さに加え、空間認識力を養える遊びです。
年長さんくらいになれば、女の子はリリアン編みなどに熱中するようになるので、何本か束ねて三つ編みにしたり、くさり編みにするなどして、あやとり専用のひもを作っておばあちゃんにプレゼントするといいでしょう。
【材料】
・毛糸
・かぎ針
【作り方】
かぎ針で長さ100〜140cmくらいに鎖編みをし、両端を結んで輪にする。
紙相撲
これは私も孫と一緒によく遊んで大好評だったものです。箱の上を土俵に見立てて、厚紙に好きな絵を描いて力士を作って組ませ、どちらかが土俵の外に出たり、倒れたりするまで土俵の端をとんとんたたきます。力士は折紙などを折って作ってもいいでですね。
【材料】
・折紙
・色紙
・空き箱
【作り方】
①折紙で力士を折る。折り方はこちら
または色紙を縦二つに折りたたみ、力士や動物などの絵を描いてもよい。
②空き箱の底を上にし、色紙を丸く切って貼り、土俵を作る
一緒に遊べてプレゼントにもなるなんて一石二鳥ですね。簡単なので、これからでもすぐに材料を準備できそうです。
野田先生ありがとうございました。
プロフィール
NPO日本子育てアドバイザー講師 東京福祉大学・大学院講師。元東京都公立保育園園長として長年勤務。その後、福祉サービス第三者評価の調査員として、600件以上もの保育園・高齢者施設などの評価を行っている。5人のお孫さんのおばあちゃんでもある。