山田修平(やまだ しゅうへい)
淑徳大学短期大学部こども学科講師。専門は幼児造形。子育て支援活動を展開しながら、造形や科学遊びの講座を開催。理科実験教材開発なども行っている。
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学校・まなび
小学1年生 2016年8月18日の記事
夏休みに親子で楽しめる科学遊び。今回は、音や感触の変化を楽しむ遊びを、淑徳大学短期大学部講師の山田修平さんにうかがいます。
山田 「今回も、ほとんど準備が不要の遊びを2つご紹介します」
◆ワイングラスが楽器に変身!「グラスハーブ」
〈用意するもの〉
・ワイングラス(100円均一ショップなどで手に入るものでOK、縁の薄めのものがおすすめ)
・水
〈遊び方〉
ワイングラスに水を入れ、指をぬらして、グラスの縁をこすって音を出します。グラスが転倒しないよう、養生テープなどで固定しましょう。
〈注意点〉
ワイングラスは、子どもの手の届く高さに配置します。
〈ポイント〉
グラスをこすったときの振動で、きれいな音が出ます。音は振動によって起きるということを、指の感触と視覚で感じることができます。最初はうまくいかないかもしれませんが、何度が挑戦しているうちにできるようになってきます。中に入れる水の量を変えると、音の高低も変わります。
◆片栗粉の不思議な感触「ダイラタンシー」
〈用意するもの〉
・片栗粉と水(基本は1:1の分量。季節によって異なります)
・バケツまたは洗面器
〈遊び方〉
①片栗粉と水を混ぜていき、手で握るとお団子状になります。水は一度に入れず、少しずつ調整ながら入れましょう。ゆるすぎる場合には、片栗粉を足してください。
②手を開くと、あっという間にドロドロの状態に。
〈注意点〉
遊んだ後の片栗粉は、そのまま流してしまうと排水口が詰まるもとに。新聞紙などで水分を吸収して、生ゴミとして処分しましょう。
〈ポイント〉
水溶き片栗粉をぐっと握ると、片栗粉の粒子に圧力がかかり、粒子間のすき間が圧縮されて固体状に。力を抜くと粒子の隙間が広がって、液体に戻ります。これをダイラタンシー現象といいます。
この実験をすると、子どもたちは不思議な様子で手を握って、開いてを繰り返し、固体と液体の感触を楽しみます。
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どちらも簡単で、気軽に楽しめそうですね
山田先生、ありがとうございました。
次回は、空気の力を使った遊びをご紹介します。
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山田修平(やまだ しゅうへい)
淑徳大学短期大学部こども学科講師。専門は幼児造形。子育て支援活動を展開しながら、造形や科学遊びの講座を開催。理科実験教材開発なども行っている。
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