1958年生まれ。本名 杉山 桂一。
公立小学校で23年間教師を務め、退職後は、全国各地のPTAや市町村の教育講演、本の執筆に精力的に取り組んでいる。
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学校・まなび
小学1年生 2016年8月18日の記事
前回は親野智可等先生に、
夏休み明けに備えてやっておきたい4つのポイント
「1.生活のリズムを整える」について伺いました。
今回は、ふたつ目のポイント「2.学習面のつまずきを修復する」
についてお聞きします。
親野 「国語や算数は、夏休み前までの学習がきちんと身についていないと、
夏休み明けの授業についていけなくなってしまうことがあります。
入学してから夏休み前までのテストや、夏休みの宿題などを見て、
親の目でしっかりと、どの部分につまずきがあるかを確認しましょう。
国語が苦手そうだな……、と漠然とみるのではなく、
分析することが大切です。
国語のどんなところが苦手かを具体的に見てあげましょう。
例えば、
濁音(『゛』がつく濁った音。『だぢづでど』など)、
拗音(小さい『ゃゅょ』)
促音(『っ』がはいるつまる音。『きって』など)、
長音(伸ばす音。『おねえさん』『おとうさん』など)、
このような、ひらがなの書き方は難しく、
ここでつまずく子どもが多くいます。
苦手な部分を一緒に勉強しておきましょう。
算数は、
『7といったら、3』というように、
『足して10になる数』が瞬時に出るようにしておくことが大切です。
この『足して10になる数』を補数といいます。
夏休み明けから、くり上がりの足し算、くり下がりの引き算の学習が始まります。
補数は、これらの基礎になるもので、補数が瞬時に出るようになると、
夏休み明けの算数の学習が楽に取り組めるようになります」
親の目で学習面のつまずきを分析し、
修復しておくことがポイントなんですね。
次回は、親野智可等先生に
3つ目のポイント「学習面でのちょっとした準備」について伺います。
親野先生の連載はこちら
夏休み特集ページはこちら
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