永里真由美(ながさと まゆみ)
ランドセルアドバイザー。
娘 が1年生になるときに、展示会で自身がランドセルを背負う経験をし、背負い方や機能で感覚がまったく違うことに衝撃を受け、ランドセルアドバイザーに。百 貨店や幼稚園、保育園などでランドセル選びのセミナーを行うほか、兵庫県芦屋市で個人向けのランドセルフィッティングも行なっている。
ホームページ「ランドセルアドバイザー」http://www.randoseru.me/
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生活・しつけ
年長 2016年6月14日の記事
小学校の6年間使うものだから、ランドセルはわが子に合うベストなものを選びたいと思うのが親心です。どんなところをチェックして選べばいいのか、ランドセルアドバイザーの永里真由美さんにうかがいました。
●迷うときは、優先順位を決めて選んで
永里 「今のお母さんたちが子どもだった時代のランドセルは、色やデザイン、機能などはあまり豊富ではなかったかもしれませんが、今はたくさんの種類から選べるようになっています。
特に以前は背負い心地を重視して作られているランドセルはほとんどありませんでしたが、現在は、子どもが背負ったときのサポート機能を充実させているものも多く、子どもの体に合わせやすくなり、選択肢も増えてきました。
ただその分、どれを選んだらよいのかわからなくなり、なかなか決まらないという声も多く聞かれます。
そんな方には、以下の8項目の中でランドセルを選ぶ際の「優先順位」をつけることをおすすめします。
・色
・デザイン
・生地(素材)
・価格
・サイズ
・耐久性
・機能
・重さ
どれを最優先するかは、それぞれの方によって違いますが、最近では機能や耐久性を重視する傾向が高まっています。実際に背負ってみると、その機能がより効果を発揮するかどうかが確認できます」
●最終決定は子どもの意見も大切に
親が体に合うものがいいと思っていても、子どもは色やデザインばかりに目を奪われがちなのではないでしょうか。
永里 「私は昨年、500人近い子どもにランドセルのフィッティングをしましたが、タイプの違うランドセルをいくつか背負わせてみると約95%の子(457人)が、『背負った感じが違う』と答えたんです。つまり、子どもにも背負い心地の違いがわかるんですね。
実際にフィティングができる販売店があれば、いくつか背負い比べてみる事もお勧めします。詳しいフィッティングの仕方については、後編でお話しします。
最終的にどのランドセルを選ぶのかについては、お子さんとお母さんの意見が違う場合も見受けられます。お子さんが好きなものを選ばせるという選択をする場合は良いのですが、そうでなく、お母さんが迷われる場合は、こんな風にアドバイスしています。
『子どもにとっては6年間使うマイバッグを選ぶ機会。大切なものは自分で選ぶという経験をさせるのも自立への第一歩だと思います。ここで親が選んでしまうと、“大切なことは、お母さんやお父さんが決めるんだ”という意識をもつ事もありますよね。色、デザインなど、親子で意見が違う場合、何か一つでもお子様の希望を入れると、“自分が選んだランドセル”になるのではないでしょうか』
ただしお子さんが自分で『これがいい』と選んだとしても、6年間ずっとそれが好きでいられるとは限りません。6年という長い期間で、子どももぐんと成長する時期ですから、気持ちや趣味に変化があるのは当然です。でも、1年生のときにいいと思って選んだキャラクターや色を、高学年になって嫌がって隠したりするようになったとしても、『成長しているんだ』と温かく見守ってください。
永里さん、ありがとうございました。
次回は、ランドセルのフィッティングのチェックポイントをお伝えします。
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