「我が子の行動を見ているとつい小言が出てしまいます。
子どもに悪影響があるのでは…と心配です。
あとで考えて後悔ばかりです」
なるべく褒めて育てようと思っても、
ふと見ると、「コラッ!」となってしまう。
よくあることですよね。
相談者のママのように、後悔してしまう方も
多いのではないのでしょうか?
佐藤正寿先生も、「お気持ち、わかります」
そして、「自分を振り返る余裕があれば大丈夫」
と続けてくださいました。
佐藤 「私自身、低学年を担任している時には、
『前も注意したのになあ…』
と思うことがしばしばありました。
たとえば、掃除中にほうきを振り回したり、廊下を走ったり。
おもわず『こら!』と言いそうになります。
その時には、まず『ぐっ』と息を吸います。
そして、『廊下は歩くのです。できるよね』
と一言注意をします。
そして一緒に歩きながら、
『どうして走ろうと思ったの?』と聞きます。
『急いでいたから…』
『そう、でもケガしたら急いだ意味がないよ』
と諭します。
最後に『祐哉君ならできるよね』で終えます。
注意を受けても、
『きっとできるよ』
『本当は君がいい子だってわかっているよ』
とポジティブメッセージで終われば、
子どもたちはやる気を起こします。
笑顔で話せればばっちりです。
それでも、時には小言は出てしまうもの。
それは仕方がありません。
私も時々、放課後の教室で反省をすることがあります。
完璧な人はいませんからね」
佐藤先生のようなベテランの先生でも、
小言を反省されるときがあるとお聞きしホッとしました。
ポジティブメッセージを伝えるという方法、
実践してみたいと思います。