『デジキャパ!』(学研パブリッシング)
いちばんわかりやすいデジカメ活用誌、月刊『デジキャパ!』は、毎月20日発売。 デジカメ撮影のコツから気になる最新のデジカメ情報などが満載。
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学校・まなび
小学1年生 2013年5月16日の記事
前回は、運動会の『デジカメ撮影の事前準備』について、
デジカメ活用誌『デジキャパ!』編集長の尾島信一さんにアドバイスいただきました。
今回は、具体的な撮影のコツについてお話をうかがいます。
●オートモードではなく、デジカメの機能をつかって上手に撮影
デジカメまかせで、とりあえずオートモードのまま撮影していることが多いのですが、運動会ではどのように撮影すると上手に撮ることができますか?
尾島 「デジカメのオートモードは、一番手前にある被写体にピントを合わせます。
運動会のダンスや玉入れなどの団体種目などでは、グラウンドの中に子どもたちが密集しているため、デジカメのオートモードまかせに撮影していると、自分の子どもにピントが合わないことが多々あるのです。
撮影するときにまず身につけたいのが、測距点を任意選択で画面の中央に合うように設定し、半押ししてピントを合わせてからシャッターを押すこと。これは、『AFロック』(フォーカスロックともいう)というピントを固定する機能です。
自分の子どもに『AFロック』であらかじめピントを合わせておけば、構図(画面)上で子どもの位置が動いても、ピントを合わせたまま撮影することができます。
また、カメラによっては顔にピントが合う『顔認識機能』や、自分の子どもの顔を登録すると自動でピントを合わせてくれる『顔登録機能』がついているものがあります。
また、手ブレをしないよう、カメラを構えるときは両脇をしっかり締めてカメラを安定させるのも基本です。望遠撮影する場合は、とくに手ブレしやすくなるので注意してください」
●徒競走の写真撮影のコツ
徒競走など、走っている子どもにピントを合わせるにはどうしたらいいのでしょうか?
尾島 「徒競走を撮影する場合、一番成功率が高いのは、ゴールの正面の位置で待ち構えておいて、ゴールのフィニッシュの瞬間を撮影することです。
横から走っている姿を撮影する『流し撮り』は難易度がとても高いので、正面から走ってくる子どもにピントを合わせるほうが、成功率が上がります。
ゴール正面の撮影位置でカメラを構え、ゴールテープの位置にあらかじめピントを合わせておき(置きピン)、子どもがゴールする瞬間にシャッターボタンを押してください」
そのほかに、運動会で活用するとよい、デジカメの機能はありますか?
尾島 「一眼レフデジカメの場合、『連写機能』も活用できます。
ただし、1枚あたりの連写機能が少ない機種では、タイミングを合わせてシャッターを押す『単写』のほうが、狙った瞬間を確実に写せることもあります。
『コンティニュアスAF』とよばれる自動でピントを合わせ続けるAF機能を活用するのも手です。
スタート位置で子どもにシャッターボタンを半押してピント合わせておけば、近づいて距離が変わっても、ずっとピントと露出を合わせ続けて撮影できます」
運動会の撮影で使える、デジカメの機能ってたくさんあるんですね。
でも、デジカメの操作に慣れないままだと、当日慌ててしまいそうです。
尾島 「そうですね。運動会当日に慌てないためには、あらかじめ撮影練習をしておくことをおすすめします。
公園に行って子どもがかけっこする姿を撮って撮影練習するなど、本番前にデジカメの操作に慣れておいてください」
ありがとうございます。
次回は、運動会のデジカメ撮影でありがちな失敗を防ぐための方法を、尾島さんにアドバイスいただきます。どうぞお楽しみに!
●運動会 ママ&パパの疑問に答えます!
最終回 カッコよく走るパパの姿を子どもに見せましょう!
第5回 運動会の雰囲気を伝える写真も撮りましょう
第4回 運動会の本番前に、撮影練習をしておきましょう!
第3回 運動会の撮影は、事前準備が成功のカギ!
第2回 わが子を見つける裏ワザは、くつ下と髪型にあり!?
第1回 運動会は、子どものいきいきとした表情に注目!
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