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2012年5月2日の記事

早期教育って、良い? 悪い?

「○歳までに」など早期教育の必要性を聞くと、「うちはどうしよう・・・・・・」と悩んだりしますよね?

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「息子には4歳のときから通信教材で学習したり、文字を教えたりしてきました。
しかし、友人から
『早いうちの教育には反対。頭でっかちより心を育てるべき』
と言われて、少し迷い始めました。どうすべきでしょうか?」
 
「何でも早めに始めるべき」
と雑誌やテレビなどで早期教育の必要性を耳にするたび、
「この子のために」という思いと、
「まだ、思いっきり遊ばせてあげたいけど」という思い、
両方ともあって、迷ってしまいませんか?
 
早期教育の是非について、佐藤正寿先生にうかがいました。
 
 

佐藤 「このお母さんのお友だちはきっと、
『小さいうちにビシバシと教育されるのは、かわいそう。
もっと遊ばせた方が心の豊かな子どもになるのでは…』
という思いで話されたのでしょう。
 
ここで大切なのは、実際に息子さんは
どのように学習しているのか、ということです。
もし、通信教材が届くのを楽しみに待っていたり、
文字を覚えて少しずつ本を読む楽しさも感じてきたりしているのであれば、
それは息子さんを決して『頭でっかち』にするものではありません」
 
早い段階での教育のメリットは、
何といってもその後の学習での土台作りができるということです。
たとえば、1年生で文字の学習をスタートするときに、
事前にひらがなを覚えていれば、
その後の学習がスムーズにできることは言うまでもありません。
その結果、息子さんは『わかる!だからもっと勉強したい』という意欲をもつことになるでしょう。
そして、その楽しい学習の中であらゆる物事に豊かに触れ、
心の面でも成長しているはずです。
 
ですから、今やられている学習が息子さんの学習意欲を育てているのであれば、
お母さんは自信をもってその道を進むべきです」
 
 
なるほど。学習の土台作りの今は、
お子さんが、楽しく意欲的に取り組めるものを親の目で見て、選ばなければいけませんね。
 
 
佐藤 「しかし、間違ってはいけないのは、
『早い段階での教育=特定の天才を育てる英才教育』
ではないということです。
たとえば、就学前に多くの習い事をさせるお母さんも多いと思いますが、
同学年の子たちより秀でている様子を見て、
『うちの子は天才かもしれない』
といった過度の期待は抱くのはやめましょう。
もちろんその道でプロになる可能性もあるでしょうが、
それならばなおさら、お子さんの意欲に任せてほしいものです。
お母さんの過度な期待が
せっかく育ってきたお子さんの意欲をそぐことになりかねません」
 

佐藤先生、ありがとうございました。
 
子どもの意欲をよく見ながら、けして無理強いせずに
試していきましょう。

 

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