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週末・その他
年長 2012年9月5日の記事
子どもを祖父母に預けるって悪いこと?
《祖父母に子どもを預けよう1》低学年のうちに祖父母と過ごす時間を作ってあげましょう。
子育てするなかで、もう少し誰かに頼れたら、と思ったことはありませんか。
子育てのすべてをママが抱え込んでしまうと大変です。
祖父母に子どもを預けてみるのはどうしょうか。
今回は全国で子育て・孫育ての講演をされている
NPO法人孫育て・ニッポン理事長の棒田(ぼうだ)明子先生に、
子どもと祖父母との関わりの大切さ、についてうかがいました。
棒田 「子どもを祖父母に預けることが、なんだか悪いなあ、と思ってしまうパパ、ママが多いようです。
特に、ママが長女の場合、自分で何とかしないと、とか
祖父母に甘えてはいけない、と思ってしまう傾向があります。
孫が来ると祖父母は孫のお世話が大変ですが、
孫に会えてうれしい、
頼ってもらえてうれしい、
という声をよく聞きます。
祖父母がいなくても子どもは育つ、と思っているかもしれませんが、
親の子どもへの愛情と、祖父母の孫への愛情は違うものです。
子どもには、親と両家の祖父母から愛情を受ける
『権利』があります。
上手におじいちゃん、おばあちゃんに頼ることで、
パパ、ママもゆっくりと時間を過ごすことができるし、
子どもにとっては何でも話を聞いてくれる祖父母の存在を
とてもうれしく感じるものです。
3者(祖父母、親、子ども)がハッピーになれるんです。
私は、10歳までが
『祖父母と孫のゴールデンタイム』と言っています。
高学年になると、習い事などで忙しくなり、
中・高生になると、日常が忙しく、なかなか会えなくなります。
小学校低学年のうちに意識的に
おじいちゃん、おばあちゃんと過ごす時間を
作ってあげてほしいと思っています」
祖父母に子どもを預ける = ママはなまけて……
などと悪いイメージで捉えず、3者がハッピーになれるよう
子ども、父母、祖父母のよい関係を築いていきたいものです。
次回は、祖父母に子どもを預けるときに気をつけたいこと、について
棒田明子先生にお聞きします。
●NPO法人孫育て・ニッポン理事長 棒田明子 「祖父母に子どもを預けよう」
最終回 いつでも『孫Welcome!』とは限りません
第2回 子どもを預けるときどんなことに気をつけたらいい?
第1回 子どもを祖父母に預けるって悪いこと?
敬老の日に、手作りプレゼントはいかが?
プロフィール
ハッピ-クリエイター。NPO法人孫育て・ニッポン理事長。WEBサイト「孫育て上手」「ユウchan」編集長。
NHK教育テレビ「となりのこそだて」「団塊スタイル」など出演。
NHKラジオビタミン「子育てインフォ」レギュラー(2012年3月終了)。
(社)日本助産師会主催「楽しい子育て、孫育て」ほか、「子育て」「孫育て」「絵本」「おもちゃ」の講演を全国にて行う。
著書に『祖父母に孫をあずける賢い100の方法』(岩崎書店)。
雑誌、新聞への執筆、全国各地での講演多数。現在は、孫育てだけでなく、子育てが、「個育て」から「多育て」に変わるよう、ハピ-クリエイターとして、さまざまな団体と協力してプロジェクトを推進している。高2男、中1男の母。