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生活・しつけ

年長 2012年4月18日の記事

できる・できないという評価を押しつけないで!

《幼稚園・保育園・小学校の先生に聞いた入学準備⑩》
褒めることは大事。でも褒め方はもっと大事です。

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小学校入学後に子どもを伸ばすための基本は、やはり褒めること。
しかし、その褒め方が少々問題です。
たとえば、次のような言葉をどう思いますか?
 
「すごいね」
「いい子だね」
「えらいね」
 
実はこれらは、子ども自身を褒める言葉ではなく、
子どものとった行動を評価する言葉。
このように言われた子どもは、もちろんうれしいのですが、
こうした評価を得るために行動するようになります。
つまり「お母さんが褒めてくれるから」やるのです。
 
それで何が悪いの? と思うかもしれませんが、
評価を求めての行動に、子どもの真の自主性はありません。
褒められたいからではなく、
自分が面白いと感じてやりたいから、やる。
子どもにはそうなってほしいものです。
 
そして、もうひとつ。
子どもは失敗からより多くを学びます。
田子浦小学校の吉野先生は、こんなアドバイスを。
 
「失敗したときこそチャンスなのです。
失敗って大事だよね。ということをお子さんに伝えてほしいと思います。
成功体験だけのお子さんは、精神的に弱い傾向があります。
失敗することが大切、失敗しても大丈夫だということを、
日ごろから語ってください」
 
 
(構成・取材・文/細江優子)

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