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週末・その他
2012年4月21日の記事
5月21日の「金環日食」を楽しむ方法 第1回
25年ぶりの太陽のリング「金環日食」を見逃さないために。
2012年5月21日(月)の朝、
日本の太平洋側の各地で太陽が欠けてドーナツのように環の形に見える
とても珍しい天文現象「金環日食」が、
それ以外の日本各地では大きく太陽が欠ける「部分日食」が見られます。
金環日食は、日本で見られるのは25年ぶりのことで、
次に日本で見られるのは2030年6月1日。非常に貴重な現象です。
そんな貴重な「金環日食」「部分日食」を楽しむために、
どんなことを準備しておけば良いのかを二回に分けてお届けします。
●「金環日食」ってどんな現象?
「金環日食」は、地球から見て太陽と月の中心が重なった時
月の周りから太陽がはみ出してリングのように見える状態のことをいいます。
太陽、月、地球が一直線にならんだときに起きるとても珍しい現象です。
(詳しくは、学研キッズネット「宇宙(そら)のとびら-net」をご覧ください。)
●いつどこで見えるの?
5月21日の早朝、金環日食、部分日食が観測できます。
早朝なので太陽はまだ高く昇っておらず
東の空の低い位置に太陽が見えることになります。
せっかく早起きしても、山や建物で太陽が隠れて見えない・・・
ということがないように、
事前に観察場所を探しておくのが良いですね。
そして、日食は観察する場所によって、時間や見え方(欠け方)が違います。
住んでいる場所が何時ごろ見えるのか調べておきましょう。
(↑クリックすると拡大します)
濃い水色の帯状の地域で「金環日食」が見られます。
帯の上下の地域では「部分日食」が見られます。
その他の地域は国立天文台HP「暦要項」で確認できます。
http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2012/rekiyou125.html
●「金環日食」は、月曜日…
金環日食だけを観察する場合は、5分程度ですが、
日食の始まりから、終わりまで観察する場合は2時間以上掛かります。
観察グッズ以外にも、上着や、帽子、飲み物などの準備、
トイレの場所の確認もしておくと安心ですね。
5月21日は月曜日です。
学校に遅れないよう、登校の準備を事前に済ませおく、
観察場所から学校までの時間を考えておくなど、
通学を考えた観察スケジュールも予め立てておくと良いでしょう。
日食が通学時間にあたる場合は、道路での歩きながらの観察は危険です。
学校に着いてから観察するなど、ルールを決めて、金環日食、部分日食を楽しみましょう。
注意:
目を傷める恐れがあるため、直接太陽をみてはいけません。
日食観察には専用の日食メガネなどを必ず使用してください。
ときどき目を休めながら観察し、長時間ずっと太陽を見続けることは避けましょう。
※目に違和感があったり、疲れを感じたりした場合は、
すぐに観察を中止しましょう。
●日食観察のポイント
・住んでいる地域ではいつごろ見えるのか確認しておく。
・太陽が昇り始めの東の方角の空が低くまで見える場所を事前に確認しておく。
・早朝から長時間に渡る観察の場合は、上着や帽子、飲み物などを用意。
・月曜日の朝なので、通学を考えた観測スケジュールを立てる。
・日食が通学時間にあたる場合は、道路上での歩きながらの観察はしない。
・注意事項を守って観察する。
明日は、『5月21日の「金環日食」を楽しむ方法 第2回』 日食観察の方法 をお届けします。