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生活・しつけ
2012年4月3日の記事
「あいさつ」と「がまん」のしつけ
新入学にあたり、あれもこれもと想いをめぐらす日々…。その中でも「ぜひに!」というしつけがあります。
小学校に上がるこの時に、ぜひ身につけていただきたいこととして
佐藤正寿先生は「あいさつ」と「がまん」を挙げています。
佐藤 「基本的な生活習慣でしつけたいこと。
早寝早起き、食習慣、時間を守ること、ものを大切にすること等…
たくさんありますね。
その中でも私が特に重視していることが
『あいさつ』と『がまん』です。
まずは『あいさつ』。
きちんとあいさつができる子はコミュニケーション能力が高いという証拠。
豊かな人間関係を作る上でもあいさつは大切です。
そして、その基本はもちろん家庭です。
朝起きたら親が最初に『おはよう!』とあいさつをします。
子は親の鏡です。
『あいさつをしなさい』と言うのは時々にして、
まずは率先して親が『あいさつ魔』になってみましょう。
学校でも毎朝、私は子どもたちとあいさつをします。
子どもたちからしてくる時もあるし、黙っている子もいます。
しない子に注意はしません。
どの子にも『おはようございます!』と明るく声をかけます。
時には、一言を加えます。『おはようございます!今日も元気?』というように。
これだけでも立派なコミュニケーションになります。
さて、一口に『あいさつ』と言っても、いろいろあります。
その中で、私が学校で一番多く使っているあいさつの言葉は
『ありがとう』です。
家庭でも同じです。
ちょっと手伝ってもらった時『ありがとう』。
友だちにやさしくした時に『ありがとう』。
何度も何度も言います。
それによって子どもは『自分も役立っている』という自己肯定感を持ちます。
それが自信につながることは言うまでもありません。
そして、そういう子どもは自分からも『ありがとう』と言うようになります。
そこから良好な人間関係がスタートするのです。
次に『がまん』。
小学校では数多くのルールがあります。
学習時はもちろん、休み時間も学校のルールがあり、
それに基づいて集団で生活をしています。
当然、自分の思い通りにいかないこともあるかもしれません。
そのような時にがまんできることを身につけさせたいものです。
子どもがわがままになりやすいのが、物を欲しがる時です。
お店で駄々をこねられた時にも、
『ダメなものはダメ!』
という厳しい態度も必要です。
これはとても大切な愛情だと私は思います」
「ありがとう」って、とってもステキな言葉ですよね。
編集部でも今日から「ありがとう」を流行らせたいと思いました。