日本FP協会会員 CFP®〈サーティファイド ファイナンシャル プランナー〉。
国内損害保険会社に勤務した後、退職し2人の娘さんを出産。育児をしながらFP資格を取得、開業。
個人のマネー相談、企業での女性向け講演のほか、コラム執筆、ママ向けセミナーも行なっている。株式会社ライフヴェーラ代表取締役
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小学1年生 2016年6月23日の記事
こんにちは。ファイナンシャルプランナーの鈴木さや子です。
このコラムでは、小学生ママに知っておいて欲しいお金の情報をお届けしていきますね! ちなみに私自身も小学生ママ8年目です。一緒に学んでいきましょう。
●がんばらない家計簿の8つのポイント
ママは、毎日忙しいですよね。
家族の食事やお弁当作り、子どもの持ち物やプリントの管理、身支度の世話、洗濯、仕事もあるし、パパの世話だって。
そのうえ、毎日の家計簿までは無理! ……というママ、ご安心ください。
きっとやりくりがラクになる! がんばらない家計簿の8つのポイントをお伝えします。
【1】貯蓄のしくみができれば、家計簿を続けなくていい
家計簿は、ずっと続けなくちゃいけないって思い込んでいませんか?
家計簿の目的は、今の残高はどのくらいか、使いすぎている費目はないか、赤字になっていないかをチェックし、将来のための貯蓄ができるようにお金の使い方を見直すこと。
前回、「教育費準備のコツ」をお伝えしましたが、家計簿の記録を振り返ってムダを見直せば、教育費のための先取り貯蓄の余裕ができます。
他にも、家族の病気の治療費、車の買い替え、老後資金など大きなお金が必要な時に困らないための貯蓄のしくみができれば、家計簿を続けなくてもいいんです。
【2】3か月間だけつけて、家計を見直す
苦労して家計簿をつけても、お金を貯めるための見直しをしていなければ意味がありません。次のことを意識して、家計簿を3か月間だけ記録してみましょう。
《1か月目》
・どのくらい貯蓄できているか(または赤字か)知ろう
・出費の多い費目は何かを考えよう
《2か月目》
・1か月目に使いすぎたと思う費目の予算を決めて、家計簿をつけよう
・レシートを見て、ムダな買い物はなかったかチェック!
(例えば、子どものお菓子やジュース、パパのお酒などのし好品の支出が多いなど、減らしたい項目が見えてきます)
《3か月目》
・ムダ使いが多い費目について、お金を使うたびに「これは必要かな」「何かで代用できないかな」と心に問いかけて生活しよう
3か月間、自分のお金の使い方と向き合うことで、メリハリのある使い方に変われるはずです。
【3】固定費の支出は記録しない
光熱費や住居費、保険料、通信費といった固定費は、通帳とカード明細を見れば一目瞭然なので、家計簿につける必要はありません。
例えば、次のように固定費を一回見直せば、ずっと大きな削減効果がつづきます!
・あまり使っていない定額サービスを解約する
・スマホ、プロバイダの契約プランを割安なものに変える
・保険のプランを見直して負担を減らす
など
【4】記録する費目を減らそう
家計簿に記録する費目が多すぎると、挫折する原因になります。多くても5~6つにして。
食料品と日用品が混ざるスーパーでの買い物は「○×スーパー」という店名の費目でまとめるなど、続けやすいやり方でつけるのが一番!
【5】クレジットカードや電子マネーを使ったら、買った日につける
買った日ではなくて、決済日やチャージした日を家計簿に書いていると、管理がややこしくなり、家計簿につけることが嫌になる方がとても多いです。
その日のうちに記録するのがおすすめです。
【6】休んでも気にしない
数日くらい家計簿をつけることを忘れても気にしないで。なぜなら家計簿で知りたいのは、貯蓄するためにメリハリのあるお金の使い方ができているかということ。財布のお金と家計簿の合計額が数百円のずれたって問題ありません。
子どもを寝かしつけた後など、時間に余裕のあるときにつければOKです。
【7】家計簿アプリなら手軽につけられる
スマホの家計簿アプリなら外出先ですぐにつけられるので、忙しいママに便利です。私は買い物した場で入力してレシートはすぐに捨てます。
アプリによってシンプルなものや、高機能なものなどありますが、無料で使えるものがほとんどですので、自分に合ったものをぜひ探してみてください。
【8】年に一度は、家族でマネー会議を
メリハリのあるお金の使い方ができるようになり、貯蓄ができるようになっても、将来のために最低限続けていただきたいことがあります。
それは、年に一度のマネー会議。家族で次のことを話し合ってください。
・わが家の資産の合計を知る
・近い将来(~10年後)のわが家のライフイベントと必要なお金のための貯蓄
・1年間の貯蓄額
・固定費の見直し
現状の資産とライフプランを共有し、「もしかしたら貯蓄が足りないかも?」と思った時に、家計簿を使ってお金の使い方や貯蓄計を見直してみてくださいね。
また、マネー会議では、パパやお子さんに欲しいものを聞いて貯蓄計画を立ててもいいですね。家族がやりくりに協力的になってくれるはずです。
必要なときに上手に活用できるようになれば、家計簿の義務感から解放され、きっと気がラクになりますよ。
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日本FP協会会員 CFP®〈サーティファイド ファイナンシャル プランナー〉。
国内損害保険会社に勤務した後、退職し2人の娘さんを出産。育児をしながらFP資格を取得、開業。
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