1995年東京女子医科大学大学院卒業。
同大小児科、社団法人至誠会第二病院小児科などを経て2005年より現職。母子愛育会あいいく病児保育室担当医師を兼務。
専門は低出生体重児のフォローアップ。 医学博士。日本小児科学会専門医、日本小児神経学会専門医。
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生活・しつけ
小学1年生 2016年11月2日の記事
子どもがインフルエンザになったら、ママも不安でいっぱいになります。
愛育病院 小児科 医学博士 石井のぞみ先生にそんなママたちへのアドバイスをいただきました。
石井 「インフルエンザ感染で最も恐ろしい脳症も学齢期前が多いので、小学1年以降では重症化する心配はあまりありません。一般的な家庭での看護を行えば十分だと思います。
しかし、最近はこの『一般的な家庭での看護』が上手くいかないケースが、インフルエンザの場合に限らず多い印象を持っています。
大人でも相当苦しいインフルエンザですから、子どもが通常よりグズグズと手がかかるのは当たり前です。
まずは、ママがお子さんによく寄り添い、様子を見てあげることが最も重要で、子どもに安心感を与えることが一番だということを強調したいと思います。
抗インフルエンザ薬には、内服薬(ドライシロップかカプセル)と吸入薬があります。
どちらの剤形がきちんと投与できるか、処方してもらう時に主治医とよく相談してください。
吸入薬には1回投与で済むものもありますし、吸い方を調剤薬局で指導してもらえる場合もあります。
内服薬は低学年では体重的にドライシロップになると思いますが、味はあまりよくありませんので、工夫して飲ませるようにしてください。
1回投与以外のものは、症状が落ち着いたからといって自己判断で中止せず、処方医に確認するか、最後まで服用し切るようにしましょう」
インフルエンザは、まずは予防が大事。
もし子どもがインフルエンザにかかってしまったら、ママが寄り添って看護し、安心させてあげましょう。 そして、ママも十分な休養をとることを忘れずに。
たくさんのポイントを教えていただきました。
石井先生、ありがとうございました。
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