新潟県南魚沼市にあるスキー場で、ファミリー層にも人気が高い。雪上運動会やソリレース、ちびっこトライアスロン、雪上人間ボーリングなど、家族で楽しめるイベントも盛りだくさん!
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年長 2018年12月27日の記事
子どものスキーデビュー。道具やスクールはどうする?【後編】
「子どもが小学生になったらスキーデビューさせたい!」と考えている親御さんに向けて、前編では、スキーをすることで得られる効果や準備しておきたいものについて、新潟県南魚沼市・上越国際スキー場でインストラクターを務める相原愛彦さんにお話を伺いました。今回は、スキースクールのレッスン内容や、実際に家族でスキーに行く際のおすすめの旅行プランについて、引き続きレクチャーしていただきます。
●スクールを受講する前にやっておきたい2つのポイント
子どものスキーデビューとなったときに、スクールを検討する方も多いと思います。受講させる際の注意点などがあれば教えてください。
「上越国際スキー場では、お子様専用スキー・スノーボードスクール『スポンジ・ボブ スノーキャンプ』を開校しています。遊びの要素を取り入れながら雪に慣れてもらい、初心者でも楽しく自然に上達できるレッスンです。親御さんにスキーの経験があまりない場合は教えるのも難しいと思いますので、お子さんはこちらを受講していただくのがおすすめです。
ただし、スクールに入校させる際は、前もってお子さんとよく話し合っておくことが大切。お子さんにとってはせっかく家族で一緒にいられる機会なのに、突然離ればなれになって気分が台無しになることもあります。また、スクールに預けられた後、急に親御さんの姿が見えなくなると不安になってしまうお子さんもいます。レッスン中にその場から離れる場合は、あらかじめそのことをお子さんに話しておくと安心してもらえるでしょう」(相原さん)
確かに、ただでさえ慣れない雪の上で戸惑ってしまうのに、唐突に家族と離ればなれになったら子どもは不安ですよね。
不安を解消するためにも、まずは親子で雪の楽しさを体験しておくことが重要だそう。最近のスキー場は、雪上遊具で遊べるキッズパークやソリ専用のゲレンデなど子ども向けのエリアも充実しているので、まずは親子で雪山に親しむところからはじめられると良いですね。
●スキースクールではブーツの履き方から丁寧にレクチャー
スキースクールでは、初めにどのようなことから教えてくれますか?
「小学1年生~6年生を対象とした初めてスキーを体験するお子さんのクラスでは、ブーツの履き方、ウエアの正しい着方、ストックの持ち方、スキー板の着脱のやり方まで丁寧に教えます。まずはスキーブーツで雪の上を歩く練習をした後、片足だけスキー板をつけた状態で歩いてみて、板を履いた感覚をつかんでもらうことからはじめます」(同)
ウエアを着て、ブーツを履いて…とスキーは準備も大変です。この段階で「ブーツが上手に履けない!」などと投げやりになってしまうお子さんもいそうですが…。
「レッスンはグループで行いますが、インストラクターが一人ひとりのお子さんの気持ちに寄り添いながらサポートするのでご安心ください。でも、ひとりで準備ができるようになるまでにはやはり時間がかかります。レッスンを終えたあとも親子で一緒に練習してみるなど、回数を重ねることでお子さんも自信がつき、より楽しくスキーに取り組めるようになると思います。
親御さんも自信がないという場合は、ファミリープライベートレッスンなども開講しているので、お気軽にお問い合わせください」(同)
スクールはあくまできっかけとして使って、受講後も親子で練習を積むことが大事なのですね。
●スキーデビューは「のんびり宿泊プラン」がおすすめ
子どものスキーデビューにあたって、ほかに気をつけるべきことがあれば教えてください。
「お子さんのスキーデビューでは、お子さんも親御さんも体力を使いますから、泊まりがけで時間に余裕をもって計画していただくのがおすすめです。できればゲレンデ内に宿泊施設があるスキー場を選び、遊び疲れたらすぐ部屋で休めるのが理想です」(同)
確かに、遊び疲れた後、さらにホテルまで車で移動…となると、ぐずってしまう子もいそうです。上越国際スキー場もゲレンデ直結のホテルがあるとのこと。ゆっくり温泉に入ったり、その土地の美味しい食事を満喫することで、より家族の絆も深まりそうですね。
相原さんに教えていただいたことを参考に、わが子のスキーデビューを楽しく演出してあげてくださいね。
(取材・執筆:高野理恵)