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週末・その他
小学1年生 2018年9月21日の記事
パパの家事・育児への参加度は? 読者アンケート結果を発表!
100人の子どもがいたら、100人それぞれ顔も性格も違うように、家族の形や家事・育児の分担も、家庭によってベストなやり方は違うもの。ただ、そうは言っても「もうちょっとパパに協力してほしいけど、専業主婦世帯はこんなもの…?」「我が家はやってくれてる方だと思うけど、実際どうなんだろう…」と、まわりと比べた相対的な評価を知りたくなるのも事実。そこでママノートでは、読者である子育て中のママたちに、「パパの家事・育児参加に関するアンケート」を実施。今回はその結果をダイジェストでお知らせします。
●パパの家事・育児参加度は、共働き世帯の方が低いという意外な結果に
今回アンケートに答えてくれた方のうち、40.5%が会社員・パート・アルバイトなどで働くママで、59.5%が専業主婦のママ。では、ママが働いているかどうかで、パパの家事・育児参加は変わってくるのでしょうか。共働き世帯・専業主婦世帯それぞれで見てみたいと思います。
Q「パパは家事・育児に積極的な方だと思いますか?」
・共働き世帯(パート・アルバイト含む)
・専業主婦世帯
パパが家事・育児に積極的かどうかを聞いたところ、「はい」と答えたママが共働き世帯では58.8%、専業主婦世帯では64.0%と、いずれもかろうじて「いいえ」を上回る結果に。また、それぞれを比べてみると、専業主婦のママの方が「パパの家事・育児参加度」に満足しているということがうかがえます。ただし、積極的と感じるかどうかは、あくまでママの主観によるもの。ひょっとすると、共働き世帯のママの方が、パパの家事・育児への参加に対して、評価が厳しいことの現れかもしれません。
パパが家事・育児に積極的でない理由としては「仕事が忙しい/あまり家にいない」というケースが最も多く、他にも「面倒臭がっている」「言えばやるが、自主的には動かない」「そもそも家事が何かを理解していない」などが挙げられていました。一方「専業主婦がやるのが当たり前」「外で稼ぐのがパパの役目」と割り切った意見も少数ですが見られました。
Q「パパが担当する家事・育児は全体の何%くらいですか?」
・共働き世帯(パート・アルバイト含む)
・専業主婦世帯
では実際、パパは家事・育児をどのくらいの割合で担当しているのでしょうか。現状について聞いたところ、上のグラフのようになりました。共働き世帯でも、パパとママが半々という家庭はわずか1割強。逆に、パパの負担は5~19%という家庭が6割近くにも上りました。
●パパが担当している家事は「お風呂掃除」「子どものこと」が多い
では次に、パパはどんな家事・育児を担当しているのでしょうか。自由記述方式で聞いたところ、約3割の回答に「お風呂掃除」の一言がありました。他の家事についての回答を見てみると、「ゴミ出し」は意外にも1割強にとどまり、「料理」については「朝食の準備」や「休日はパパ担当」などを合わせると2割強ほど。「洗濯」と答えた方はちらほら数える程度でした。
また、合わせて聞いた「パパに担当してほしい家事・育児は何ですか?」という質問に対しては、約4割近くの方が「掃除・片付け」「お風呂掃除」「水回りの掃除」と答える結果に。お願いしたい理由としては「掃除は後回しになりがちなので、フォローしてほしい」「自分が得意ではないから」「体力のいる家事だから」「短い時間でできる家事だから」といったものがありました。
育児についてはどうでしょうか? 実はパパが担当している家事・育児で、お風呂掃除に次いで多かったのが育児に関する仕事。「一緒に遊ぶ」「勉強を見る」「お風呂に入れる」「習い事の送迎」などをすべて合わせると、約半数のパパが子どもに関する何かしらの担当を持っているようです。これを、多いと見るか、少ないと見るか…。
また、「お願いしたい家事・育児」への回答を見てみても、3割弱のママが「もっと子どもと遊んでほしい」「勉強を見てほしい」「体を使った遊びをしてほしい」など、子どもにもっと関わってほしいと希望しているよう。自分とは違ったアプローチで子どもに接することを期待するママが多いようです。
●「子どもがパパとやりたいこと」は外遊びがダントツ!
では、子どもの方から見てみるとどうなのでしょうか。「お子さんがパパと一緒にやりたいと思っていること」を自由記述で聞いたところ、「外遊び」「スポーツ」「公園に出かける」「サイクリング」「バーベキュー」「虫捕り」「野菜や植物のお世話」などなど、半数以上のご家庭で、子どもがパパとの外遊びを楽しみにしていることが分かりました。意外にも「ゲーム」という回答はごく少数。また、「高圧洗浄機での掃除」といったユニークな回答や、「外遊び、おしゃべり、なんでも! 一緒に笑い合う時間」というパパがジーンときちゃうような回答もありました。
●結局、ママはパパの家事・育児参加について、どう思っている!?
最後に「パパの家事・育児について、日頃思っていること、希望や期待などを教えて下さい」という設問で、自由に回答してもらいました。その一部を抜粋してご紹介します。
・「もっとやってほしい」といった意見
「言えば快くやってくれるが、できれば自主的にやってほしい」
「好きなことしかやってくれないのは、正直不公平だと思う」
「子どものことだけでなく、家のこともやってほしい。でも雑だったりするので複雑です」
「いればやってくれるだろうけど、いないのだから仕方ない」
「仕事が忙しいのは分かるけれど、もっと家のことにも興味をもってほしい」
・「やり方を見直してほしい」といった意見
「協力的ではあるけれど、洗濯物のシワを伸ばさず干したり、洗い物がきれいになっていなかったり、結局やり直すので二度手間になる」
「子どもと出掛けても帰ってくるのが早すぎる! もっとゆっくり掃除などしたいのに…」
「出来合いのものを買ってくるだけでなく、ちゃんと料理もしてほしい」
・ママの復職に関連した意見
「仕事復帰したら家事・育児の分担がどうなるのか、非常に不安。パパは、できるときにやれば良いという考えなので、『できる時間がないからやらない』になってしまいそう」
「専業主婦スタートの結婚だったので、お互いに家事は100%、妻がやるのが当たり前という認識。でも、子どもの成長に合わせて私が働きに出るようになったら、パパの不満が募らないか、また、自分自身も今まで確立してきた家事を人に任せられるのか、2つの意味で気がかり」
「専業主婦のときは非協力的なパパに不満があったが、パート勤務を始めてから、まずは子どものこと、次第に家事も分担するようになり、今ではお互い感謝の念を持って協力し合えているし、良い関係が築けていると感じる」
・育児についての希望など
「子どもの“お世話”は100点だけど、もっと“遊び”にも付き合ってあげてほしい」
「時間を大事に使うことを子どもに教えたいので、ゴロゴロするのもそこそこに、何か一緒にやり遂げてほしいなと思う」
「もっと成長や悩みを分かち合ったり、共感してほしい」
「子どもが泣いても気長に向き合ってほしい」
「パパにしかできないことを子どもにしてあげてほしい」
他にも、「もう期待するのはやめた」「子どもの反面教師にするだけ」といった厳しい意見がある一方で「特に不満はなし」「満足、いつも感謝しています」という声もちらほら。「ねぎらいの言葉をかけてくれるだけでいい」というママもいました。
回答の中にもありましたが、子どもの成長やパパ・ママを取り巻く環境の変化にともない、家族のあり方もその都度変わっていくもの。その時々でのベストなやり方を探るときは、ぜひ今回のアンケート結果も参考にしてみてください。
(取材・執筆:ママノート編集部)
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