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小学1年生 2018年9月20日の記事

1年生の国語、つまずきポイントと克服方法は?

 

 

ひらがな、カタカナ、漢字の読み書きから文章の書き方まで、国語の基礎を学ぶ1年生。覚える内容も多く、出だしからつまずいてしまう子もちらほらいるようです。でも、ここでつまずきを解消しないまま先に進んでしまうと、国語に苦手意識を持ってしまうかもしれません。そこで、1年生の国語のつまずきポイントと克服方法を、岡山県鏡野町立上齋原小学校教頭の影山知美先生に聞きました。

 

 

●2学期からは漢字やカタカナ、作文の学習がスタート

 

そもそも小学1年生の国語では、どんなことを教えているのでしょうか?

 

「国語の授業ではおもに、話す・聞くこと、書くこと、読むこと、の3つの力を育てることを目標としています。具体的には、順序を考えて話したり、簡単な構成を考えて文章を書いたり、楽しみながら読書をする、といったところです。1学期では、その基礎となるひらがなの読み書きに、拗音(きゃ・きゅ・きょなど)、長音、促音(小さい『っ』)、句読点などのルールを学習してきました。2学期からは引き続き、基礎としての漢字やカタカナの学習がスタートするほか、実際に作文を書いたり、長めの物語を読み始めます」(影山先生)

 

2学期からは難易度があがり、つまずく子も増えると聞きますが、子どもが国語の授業でつまずいているかどうかは、どうしたら知ることができますか?

 

「自宅では一緒に教科書を見ながら『これを読んでどう思ったの?』と聞いてみたり、習った文字を書かせてしっかり定着しているか復習してみてください。その日にどんなことを学習したのかは、教科書やノートからもわかります。具体的なつまずきポイントがわからない場合は、担任の先生に直接聞いてみてもいいと思います」(同)

 

2年生以降で必要になる学習の基礎が作られる1年生。子どもがつまずいていることに気がついたら、早めに手を差し伸べてあげたいですね。

 

 

●1年生の国語、つまずきやすいポイントは?

 

小学1年生は実際に、どんなポイントでつまずいているのでしょうか。「話す・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の3つにわけて、具体例をあげてもらいました。

 

<話す・聞くこと>

「語句の量(語彙)が少なく、自分の気持ちや見たこと、経験したことを上手に話すことが苦手な子がいます。その場合、『~のような』『~みたいな』と、何かに例えて表すことが苦手だったり、人の話をしっかりと聞く、相手の人に伝わるように話す、聞いたことをつないで自分の考えを言うという意識が低いように感じます」(同)

 

<書くこと>

「一年生では、ひらがな、カタカナ、漢字を学習しますが、言葉で話す時と違って、書くことが苦手という子がいます。特に、促音や拗音は、読めても書けないことがよくあります。鉛筆を間違った持ち方で書いていると、ひらがなのはらい、『る』『あ』など手首を回して書くこと、長く書き続けること、姿勢を保ち続けることが難しくなってしまいます。

 

また、自分の経験を思い出して文章を書く際に、その時の周りの様子やどんな順番だったのか、どんなことを思ったのかをうまく思い出すことができません。活動したことと、楽しい・嬉しい・悲しい・悔しいなどの気持ちを繋ぎ合わせることが苦手なのだと思います」(同)

 

<読むこと>

「普段から絵や文字に親しんでいないのか、本を最後まで読み切ることができない子どもが多いです。また、文章をそのまま読むだけならできても、あらすじを考えたり具体的な感想を言うのは苦手で、『すごかった!楽しかった!おもしろかった!』と単純に答える子どもも多いです。物語を読むときに自分の経験と重ねて考えたり、挿絵の表情から感情を読み取るのが苦手なようです」(同)

 

親にとっては、つい、ささいな事かと思って見過ごしがちなものもありますね。しかし、こうやって改めて「ここがつまずきポイントだよ」と指摘されることで、気付かされる部分も多いように感じます。

 

 

●つまずきポイントの克服法は?

 

では、それぞれのつまずきポイントはどうやって克服していけばいいのでしょうか? 

 

<話す・聞くこと>

「話を聞いたり、相手に伝える技術は、日々の会話の上に成り立っているもの。つまり、日頃から人間関係を大切にすることで、緊張感を持って人の話を聞いたり、自分の考えや思いを相手に伝えることができるようになります。

 

たとえば、友達を大事にしたい気持ちがあると、友達の考えを聞きたい、友達に伝えたいという思いがわいてきますよね。親子でも、一緒に遊んだり体験したことなどを話し合う機会を多く持ってみてください。また、日常で目にしたものや図鑑、本などから、その物がどんな特徴をもっているのかを観察し、言葉にしてみるのも効果的です。つたない部分は大人が言葉を補完しながら、より詳しく表現する練習をしましょう」(同)

 

<書くこと>

「基礎的なことですが、正しい鉛筆の持ち方ができるように繰り返し練習しましょう。書くスピードも大切です。というのも、書くのが遅いと書くことだけに集中してしまい、次の活動に遅れたり、先生が話していることを聞き逃しがちになるからです。

 

ひらがな、漢字の書き順には似通っているところがあるため、幼児期のうちに家庭学習をするなら、ひらがなの書き順には気をつけましょう。適当に覚えてしまっていると、漢字を学習する際に正しい筆順を覚えるのに苦労します。

 

また、自分の経験を文章にする際には、『どんなことしたの? その時何を思ったの?』と子どもと一緒に振り返りをします。経験したことを言葉にすると、その時の様子や気持ちが一緒になって心に残り、文章にまとめやすくなると思います」(同)

 

<読むこと>

「小学校では学習したことに関連づけて、複数の本や図鑑を並行して読む『並行読書』を行っています。つながりのある本を同時に複数用意することで、興味や関心を持って読み進めることができるからです。本を読むときには『単に楽しんで読む本』と『じっくり読ませたい本』に分けています。『じっくり読ませたい本』は、登場人物の気持ちを想像し、自分だったらどう思うのかを考えさせるようにしています。国語の時間だけではなく、日常の様々な場面でも自分ならどうするかを考える習慣をつけてみてください」(同)

 

 

●家庭でも楽しみながら、国語を学習しよう

 

親としては、できれば楽しみながら学習してほしいもの。国語を好きになるために、家庭でもできることがあれば教えてください。

 

「無理に文字を覚えさせようとするのではなく、目に入った文章を一緒に読んでみるなど、文字を楽しんでほしいなと思います。本を読んだらどんな話だったか聞いてみたり、読んだ本を表にまとめてあげると子どものモチベーションが上がると思います。家庭でも楽しみながら読む工夫をしてみましょう。

 

そして、毎日5分だけでもいいので、子どもと向き合い、話を聞く時間を作ってあげてください。自分の話を大事に聞いてもらっている子どもは、友達の話も大事に聞くことができると思います」(同)

 

幼稚園のうちにひらがなの読み書きを完璧にマスターしている子もいれば、あやふやな子もいるのが1年生。スタートはそれぞれ違えど、教科としての国語はまだまだ始まったばかり。つまずいている様子があれば、早めにしっかりサポートしてあげたいですね。

 

(取材・執筆:宇都宮薫)

 

 


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