松岡絵里
ライター/編集者。学生時代に旅に目覚め、新婚旅行で初めて海外に行く夫と共に、607日間かけて世界一周する。そのときの様子を収めた「世界一周デート」(幻冬舎刊)や、世界各地の市場を紹介した「世界の市場」(国書刊行会)などの著書がある。2歳と0歳の二人の子どものママ。
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年長 2018年3月20日の記事
自分のことは大抵自分でできるようになり、小学生よりも気軽に平日にお休みしやすい年長さんは、親子で旅行に出かけるのにちょうどいいタイミング。
平日にパパと日程を合わせるのが難しければ、思い切って「母子旅行」してみませんか? 旅行ライターの松岡絵里さんに、母子旅行のおすすめの行き先や過ごし方について聞きました。
年長さんとママの母子旅行では、どんな場所に行ってどんなことをすると楽しめるでしょうか?
「イチゴ狩り、ぶどう狩り、芋掘り、花摘みなど、自然に触れながら自分で収穫できる“体験系”は子どもたちが楽しめるアクティビティーの1つ。いつも食卓に並んでいる食べ物がどうやってできているのかを直に知ることができて食育の一環にもなりますよね。自分でエサをあげたり乳搾り体験ができる牧場などもいいと思います。自然の中でのめったにできない体験は、子どもだけでなく親にとっても新鮮で学びがあります」
では、プランを立てるときの注意点はどんなことですか?
「母子旅では、とにかく欲張らないプラン作りが大切です。せっかくの旅行だからと予定を詰め込み過ぎてしまうと、ただ慌ただしくて疲れるだけの結果になってしまうことも。子連れの場合、休憩もこまめに入れる必要がありますし、イチゴ狩りならイチゴ狩りと、テーマを絞ってひとつのアクティビティーをじっくり楽しむといいでしょう。やりたいことに優先順位をつけて、余裕があったら行きたい場所を決めておく程度が疲れないと思います」
子どもの心はどこに響くかわからないもの。スケジュールをギチギチに詰め過ぎず、子どもが何かを気にとめたときにゆっくり遊ばせてあげるくらいの余裕がほしいですね。
母子旅行でおすすめの行き先を具体的に教えてください。
「海外だと、台湾とグアムがおすすめです。どちらも治安は比較的安定していますし、飛行機で3時間ほどと近い、便数も多いので行きやすいです。親日的な雰囲気があるのも安心ですよね。子連れだと不安なことも多いですし、はじめは観光地化されているスポットだけで十分だと思います。ハワイも親子に人気の観光地ではありますが、日付変更線を超えることになるので、子どもにとっては時差ぼけが辛いかもしれません。
国内では、都心から近場であげるなら、果物狩りや花摘み、牧場などを楽しめる房総半島ですね。また、国内でもちょっと遠くまで行きたいなら、やっぱりきれいな海もあって食べ物もおいしい沖縄がおすすめです。沖縄は子連れにやさしい風土があって、子連れでも気兼ねなく入れる飲食店も少なくありません。他には、横浜港などから出ているクルーズ船で近隣の国を数日かけてめぐる旅行も、慌ただしく移動する必要がないので母子旅におすすめですよ」
はじめての母子旅行には、移動時間が短くて安全な観光地を選ぶのが良さそうですね。では今後、松岡さん自身が母子旅行でやってみたいことは?
「私は海外旅行で現地の料理教室に行くのが好きなんです。食生活や文化を学べるのでその国のことをより深く知ることができます。子どもが年長さんくらいになったら旅先で一緒に料理教室に参加してみたいですね」
自分のことは自分でできてママのサポートもできる年長さん。小学生になる前に、思い切ってママと子どもだけで母子旅行に出かけてみませんか?
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ライター/編集者。学生時代に旅に目覚め、新婚旅行で初めて海外に行く夫と共に、607日間かけて世界一周する。そのときの様子を収めた「世界一周デート」(幻冬舎刊)や、世界各地の市場を紹介した「世界の市場」(国書刊行会)などの著書がある。2歳と0歳の二人の子どものママ。
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