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生活・しつけ
年長 2016年10月18日の記事
子どもの長引く咳、原因は何?[2016/10/18]
《子どもの長引く咳の診断・前編》 咳の種類や咳が続く長さで原因がわかることも
子どもの長引く咳が気になって医師の診断を受けるとき、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
東京都立小児総合医療センター 呼吸器科医長・宮川知士先生に、咳の種類による原因についてお話を伺いました。
●子どもの長引く咳は、まず感染症を疑う
咳には、どのような種類があるのでしょうか?
宮川 「乾いた感じの咳、痰がからんだ湿った咳などがあり、さまざまな原因が考えられます。一般的に、カゼによる咳は治りかけに出ることが多く、3~4日、または1週間続くケースも見られます。
また、気管支炎、肺炎(※)など、下気道に問題があれば治るまでに数週間~1か月以上かかることもあります。
※気管支炎や肺炎は、最初は乾いた咳が出て、次第に痰の出る湿った咳へと変わって回復していくケースが多く見られます。子どもの長引く咳が気になるようであれば、呼吸器専門の医師に相談しましょう。
診察を受けるとき、子どもの咳の状態、何がきっかけで起こったか、どれぐらい続いているか、どんなときに起こるかなどを伝えてください。
その上で、胸部の聴診のほか、必要に応じて血液、X線、内視鏡などの検査を行なって診断をします。
また、子どもの咳の原因として第一に疑うのが、ウイルスや細菌などに感染することによって起こる “感染症” です。放っておくと症状が悪化することがあり、注意が必要です。
感染症としては説明がつかない場合には、アレルギー症状が関係しているのか… など、さまざまな原因を考えていきます」
ひとことに咳と言っても、いろいろな原因が考えられるのですね。
次回は、「咳の出るタイミング」と「感染症を防ぎ、のどを守る方法」についてお話を伺います。
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