本間朝子
知的家事プロデューサー。
自分自身が仕事と家事の両立に苦しんだ経験から、家事の効率化に役立つメソッド「知的家事」を考案し、メディアや講演等を通じて提案している。
雑誌、ラジオ・TV出演、講演多数。
『本間朝子オフィシャルサイト』
著書:『幸せを呼ぶ 家事「時短」の楽しい小ワザ88 』(祥伝社黄金文庫)
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生活・しつけ
年長 2016年6月9日の記事
☆「部屋干し洗濯」のニオイを防ぐ5つのポイント[2016/6/9]
《部屋干しのコツ・前編》ガンコな汚れのあるものは下洗いをし、軽い汚れの洗濯物と分けて洗いましょう。
梅雨の時季は、やむをえず洗濯物を部屋干しする機会が多くなりますね。
子どもの体操着・制服のブラウス、パパのYシャツなど、頻繁に使う衣類がなかなか乾かなくて困ることはありませんか?
生乾きの状態だと、イヤ~なニオイがついていることも……。
梅雨の時季の「部屋干し洗濯」を快適にするコツについて、知的家事プロデューサーの本間朝子さんに教えていただきました。
●洗濯しても、なぜニオイがついてしまうの?
本間 「洗濯物の生乾きのニオイの原因は、洗濯で“落としきれなかった汚れ”です。残った汚れ(皮脂・たんぱく質汚れなど)が変質、酸化すると、ニオイが発生します。
さらに、部屋干しをして、衣類がいつまでも湿った状態のままだと菌が増殖しやすくなるといわれています。
まずは洗濯で汚れをしっかり落とし、菌を増やさないようにするのが基本です。そこで、以下の梅雨時の部屋干し洗濯でやってはいけない5つのことをチェックしてみてください。
『部屋干しすると生乾きのニオイがする』という人は、思い当たることがあるかもしれません」
●洗濯物入れのカゴに、湿ったタオルなどを入れる
本間 「顔や体を拭いたタオル、雨で濡れた靴下、台所仕事で使った布巾、エプロンなどを、他の洗濯物と一緒に洗濯カゴへ入れていませんか?
湿った洗濯物に含まれる水分によって菌が増え、ニオイの原因になることがあります。湿ったタオルや衣類は、カゴに入れずに、カゴのふちやハンガーなどにかけて、乾かしてから入れましょう。
また、洗濯カゴは、通気性のいいメッシュタイプがおすすめです」
●洗濯物をためこみ、まとめ洗いして部屋干しする
本間 「家族の人数が多いご家庭では、洗濯物の量が多くて大変ですよね。
でも、洗濯の回数を減らそうと、洗濯槽に洗濯物をギュウギュウに詰め込むのはNG。洗濯洗剤が洗濯物に浸透しにくくなって洗浄力が落ちます。
洗濯槽に入れる洗濯物は、7~8割ぐらいの量を目安にしてください」
●洗濯洗剤は、量をはからずに入れる
本間 「洗濯物の量(重さ)に応じた、水、洗濯洗剤の量を守りましょう。
忙しくて時間がないと、計量が適当になってしまいがちですが、“しっかり汚れを落とす”ために大切なことです。洗濯洗剤の目安量は、パッケージに表示されています。
また、洗濯洗剤をたくさん入れるほど汚れ落ちがよくなるわけではありません。すすぎが足りずに、洗剤が残ってしまう可能性があります」
●ガンコな汚れのもの、軽い汚れのものを一緒に洗う
本間 「子どもの体操着や靴下などのどろんこ汚れ、パパのYシャツの襟・袖の皮脂汚れなど、ガンコな汚れがあるものは、洗濯機で洗う前に下洗いをしましょう。
泥汚れは、泥をよくはらって落とし、泥の部分に固形石けんをつけてブラシで軽くこするか、もみ洗いして落とし、軽くすすいでから他の衣類と一緒に洗濯機に入れて洗います。
Yシャツの襟・袖の皮脂汚れが気になる場合は、洗面器などにお湯(40℃程度)を入れて酵素入り洗濯洗剤を溶かし、襟や袖に衣類用漂白剤を塗った衣類を湯に漬けて30分程置きます。そのあと、他の衣類と一緒に洗濯機で洗います。
普段、洗濯しても汚れやニオイが気になる場合は、下洗いが不足しているのかもしれません。ぜひ試してみてください。
最近では、除菌・消臭機能に優れた洗濯洗剤がいろいろ発売されています。
『抗菌』とパッケージに書いてあるものを選ぶと、洗濯後の菌の増殖が抑えられます」
●洗い上がってからすぐに干さない
本間 「洗い終わった洗濯物を濡れた状態で放置すると、せっかく洗ったのに菌が繁殖してしまうかもしれません。洗濯が終わったらすぐに干すようにしましょう。
就寝前にタイマーをセットして洗濯する場合も、なるべく朝の干す時間帯に合わせるようするといいですね」
洗濯物の生乾きのニオイは干し方に原因があると思っていたのですが、まず“しっかり汚れを落とす”ことが基本なのですね。
次回は、部屋干しした洗濯物を効率よく乾かす方法についてお話しを伺います。
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