NPO法人日本洗濯ソムリエ協会
衣類に関するあらゆる正しい情報を消費者に提供するための第三者機関として、クリーニングの専門家や消費生活アドバイザー、アパレル関係者が中心となり設立。衣類を長く楽しむための洗濯やアイロンの方法などを消費者に提供している。
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小学1年生 2016年5月12日の記事
泥・土ぼこりで汚れた体操着や靴下、食べ物のシミがついた給食着など、学校で使う衣類のお洗濯って困りませんか? 汚れ別に専用の洗剤を使ったり、つけ置き洗いをするのも手間がかかります。
こんなとき、特別な道具を揃えなくても、泥汚れや食べ物のシミが落とせる方法があるのだそうです。NPO法人日本洗濯ソムリエ協会の橋本さんに、その方法を伺いました。
●台所用中性洗剤とオキシドールでできる「魔法の水」
体操服や靴下の泥汚れや給食着の食べ物のシミは、洗濯してもなかなか落ちなくて困ります。いちいち専用の洗剤を使い分けたり、つけ置き洗いするのも面倒だし…。
橋本 「頑固な汚れはついこすって落としたくなりますが、泥汚れも食べ物の汚れも、繊維の奥に汚れが入ってしまうことで落ちにくくなるので、こすり洗いは避けましょう。給食着など、すぐに洗うのが難しい物もあるでしょうが、汚れは時間がたつほど落ちにくくなります。基本的には、シミや汚れがついたら、1分でも1秒でも早く洗いましょう。
泥汚れや食べ物の汚れを落としたいというときに、私たちがおすすめしているのが、『魔法の水』です。
材料は次の3つです。
・台所用洗剤
・オキシドール
・水
これらを1:1:1の割合で混ぜるだけで完成です。1回の洗濯なら大さじ1杯ずつくらいで十分でしょう。
この「魔法の水」を汚れている部分に歯ブラシなどでなじませたあと、洗濯機で普通に洗います。汚れが強い場合は、汚れの下の部分にタオルを敷いて、上から歯ブラシで魔法の水をしみこませ、軽く(トントンと)たたいてタオルに汚れを落とし込むようにするといいでしょう。
台所用洗剤には油分を分解、オキシドールには漂白する働きがあるので、ほとんどの汚れに対応可能です。汚れによっては、完璧にとはいえなくても、気にならないくらいにキレイになると思います。
ただし食べこぼしの場合、カレーやチョコレート、珈琲などには効果がありますが、ケチャップやワインなどの赤みのある汚れは落ちにくい傾向があります。その場合は、オキシドールの量を2〜3倍程度に増やして使ってください。ワイシャツやブラウスの襟汚れなどにも効果がありますよ。
汚れが広範囲に渡っている場合や、全体的に汚れがきつい場合は、台所用洗剤、オキシドール、水を1:5:5の割合で混ぜ、スポンジなどにひたして汚れた部分をこすってから洗濯機洗いをしてみるとよいでしょう。
綿や麻のほか、ウールやポリエステルなどの素材にも使えます。ただし、色落ちがするものには使えないので注意が必要です。色物や柄物を洗うときは、目立たない部分に魔法の水を浸したティッシュをあてて軽く押さえてみてください。
また、オキシドールは非常に蒸発しやすいため、作り置きができません。台所のシンクのヌメリ取りにも使えるので、余ったら試してみてはいかがでしょう」
この方法なら、時間がかかるつけ置きをしたり、泥汚れ専用の洗剤を買う必要もないので助かります。大人ものの衣類にも使えるのがうれしいですね。
橋本さん、ありがとうございました。
次回は、泥や食べ物以外の汚れ落としと衣替え時期のお洗濯のポイントについてうかがいます。
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