佐和田久美(さわだくみ)
株式会社ワンズコピー代表取締役
http://www.ones-copy.co.jp/index.html
ハウスクリーニングアドバイザー
NPO法人日本ハウスクリーニング協会認定指導員
整理収納清掃コーディネーター指導員
「掃除や整理収納を通じて、お母さんたちの心にゆとりができ、お母さんも子どもも笑顔になれるようにお手伝いしていきたい」との思いで、ハウスクリーニングサービスを行なっている。中学3年生と小学3年生の2人の男の子の母。
- トップページ >
- 生活・しつけ >
- ★きれいに仕上がる上履きの洗い方は? [5/21]
生活・しつけ
小学1年生 2014年5月21日の記事
★きれいに仕上がる上履きの洗い方は? [5/21]
【上履きの洗い方】1年生から、少しずつ自分で洗う習慣をつけましょう
小学生になると、毎週のように持ち帰ってくる上履き。活動量が多くなるにつれて、段々汚れが目立つようになってくるので、できるだけキレイに洗いたいですね。
とはいえ、お母さんとしては、「早く子どもが自分で洗ってくれようにならないかな?」というのが本音。
そこで、ハウスクリーニングアドバイザーであり、2人の男の子の母でもある佐和田久美さんに、上履き洗いのコツと子どもへの教え方についてお聞きしました。
●ホコリを払ってからお湯で洗うのがポイント
小学生になると、上履きの汚れやニオイも気になってきます。きれいに洗うコツを教えてください。
佐和田 「まず、上履きは毎週必ず持ち帰って洗う習慣をつけましょう。特に男の子は高学年になると、上履きを家に持ち帰らなくなります。
金曜に持ち帰ったら、乾燥させる時間を考えて、土曜日じゅうには洗っておくようにしましょう。
洗う手順をご紹介します。
1. 金曜の夜に靴の中に重曹を振りかけて、一晩置く
重曹は、酸性物質のいやなニオイを吸収する効果があります。面倒な場合は、省略してもいいでしょう。
2. 砂や土、ホコリなどの軽い汚れをブラシで払い、重曹と汚れをいっしょに掃除機で吸い取る
軽い汚れはぬらす前に払うのがお掃除の鉄則。水にぬらすと汚れが重くなり、落ちにくくなります。ブラシは100円ショップで手に入る両面ブラシがおすすめ。
3. バケツに40℃程度のお湯をためて、上履きをつける。中敷きははずしておく。
ぬるま湯につけると、汚れが落ちやすくなります。中敷きと靴の間の汚れを落とすために、中敷きをはずした状態で洗います。中敷きもお湯につけ、靴と同様に洗いましょう。
4. 洗濯用洗剤またはクレンザーをつけ、靴洗い用のタワシでこすり洗いをする
5. 汲み変えたお湯の中でこすり洗いしながら、よくすすぐ。これを2~3回繰り返す。
洗剤が残ると黄ばみのもとになるので、よくすすぎましょう。
6. タオルで包んで絞る
タオルに水気を吸い取らせて脱水します。
7. 靴用ハンガーなどに掛けて、風通しのよい場所で干して乾かす
日当りよりも、風通しのよさが乾きやすさの条件。ハンガーは針金ハンガーの両側をそれぞれ90度に曲げて作ることもできます。
↓
先端を曲げて靴を引っ掛けやすくする
干すときは風通しのよい場所で。
上履きは雑菌が繁殖しやすいので、酸素系漂白剤でつけ置き洗いをするといいですよ。ぬるま湯に漂白剤を溶かして、30分つけておくだけ。もちろんこすり洗いしてもOK。
あとは手順の5~7と同様にすすぎ、脱水、乾燥をします。汚れも落ちて、きれいな状態を保ちやすくなります。
ちなみに、上履きを洗濯機で洗ったほうが手間がかからないと思われるかもしれませんが、大きな音がしてうるさいうえ、靴にも洗濯機にもよくないので、やはり手洗いがおすすめです」
●子どもの目の前で親が洗い直すのはNG
子どもが自分で上履きを洗ってくれるとうれしいのですが、小1だとまだ無理ですよね。
佐和田 「1年生だと、ちょっと難しいかもしれませんね。
小学校3年までに、自分で全行程ができるようになるのを目標にして、部分的にでも、少しずつ子どもが自分で洗うようにしていくといいのではないでしょうか。
1年生の最初のうちは洗うだけにして、あとはお母さんがやるようにしましょう。子どもはまだうまく洗えないので、入浴時など、水がはねてもよい場所・状況で洗うのがおすすめです。
そのとき注意したいのは、多少洗い残しがあっても、子どもの目の前でお母さんが洗い直さないこと。子どもは『どうせ最後はお母さんがやるんじゃないか』と思ってしまいます。
『キレイになったね』と言って、子どもを先にお風呂から上げて、お母さんが一人になったところで仕上げ洗いをするなど、見えないところでフォローするようにしましょう。『自分で洗った』と子どもに思わせることが、やる気につながっていきます。
また、バケツやブラシなどの道具をセットにして、脱衣所などの、目につきやすく取り出しやすい場所に置いておくのも洗う習慣づけにつながります。
入学後は子どももストレスがたまっているので、気候もよく、生活リズムができてくる5、6月くらいから始めるといいでしょう」
お洗濯にぴったりのさわやかなシーズンですから、子どもにもぜひ挑戦させたいですね。
佐和田さん、どうもありがとうございました。
こちらもあわせてどうぞ
毎週木曜にメルマガ発信中!
ご登録はこちらから↓
ツイッターもやっています!