NPO法人日本洗濯ソムリエ協会
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生活・しつけ
小学1年生 2016年5月13日の記事
前回は、泥や食べ物の汚れを落とすのに便利な「魔法の水」の作り方をNPO法人日本洗濯ソムリエ協会の橋本さんに教えていただきました。今回は、鉛筆やクレヨンでの汚れなどの落とし方についてもお聞きしました。
●落書き汚れにクレンジングオイルや除光液が活躍!
鉛筆やクレヨン、マジックの汚れも落ちにくいんですよね…。
橋本 「クレヨンや日焼け止めなどの油性の汚れには、メイク落とし用のクレンジングオイルを使います。オイルを汚れの部分につけてつまみ洗いをし、そのあと食べこぼしのときと同じ要領で、洗濯機で洗います。クレンジングはオイルタイプがなければ、ジェルやクリームでも大丈夫です。もちろん、お母さんの服のファンデーションや口紅などの汚れにも使えますよ。
鉛筆やボールペン、マジックなどの場合には、ネイル落としに使う除光液で落とします。使い方はクレンジングオイル同様に、汚れになじませてつまみ洗いした後、洗濯機で洗います。どちらの場合も液を汚れになじませた直後は、汚れが広がるように見えますが、その後洗濯機洗いすれば落ちるので心配いりません」
服の汚れにもクレンジングオイルや除光液が役に立つんですね。実際にやってみたら、小さなマジックのシミが落ちたので感激しました!
夏もの衣類は汗汚れをしっかり落として
橋本 「これからの季節、特に子どもはたっぷり汗をかきますから、汗汚れを落とすことも大切です。クローゼットにしまっておいた夏服を、次の年に出してみたら黄ばんでいたという経験のある方も多いのではないでしょうか。
この黄ばみの原因が汗。しっかり汚れが落ちているように見えていても、実は汗の汚れが落ちていないことがほとんどなのです。
5〜6歳の子は成長期なので、翌年も同じものを着るということは少ないでしょうが、下にきょうだいなどがいる場合は、きれいな状態で保管できれば、お下がりにして再活用することもできると思います。
汗を落とすためのポイントは、体温より少し高めのぬるま湯を使って洗うことです。汗汚れの成分は、脂肪、タンパク質、アンモニア、塩分の4種類に分けられます。水洗いでもタンパク質やアンモニア、塩分は落ちやすいのですが、脂肪はなかなか落ちません。そのため繊維に残った脂肪分が酸化して黄ばみの原因になってしまいます。
すすぎも重要です。最近の洗濯機は節水タイプが多く、洗剤も1回のすすぎでよいというタイプが増えています。ふだんはそれでもよいと思いますが、シーズン最後の洗濯の際には、ふだんより1回多めにすすぎをして、洗剤分を残さないようにすることをおすすめします」
夏物の黄ばみ対策は、大人の衣類にもぜひ役立てたいと思います。
橋本さん、ありがとうございました。
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