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生活・しつけ

年長 2015年4月24日の記事

☆朝の準備のグズグズ・ノロノロがなくなる3つの方法[4/24]

《東ちひろの子育てセラピー・ 3回目》ママの声かけ1つで、驚くほど子どもの朝の準備がスムーズになります。

怒った表情の男の子

 

 

●朝のママは大変! 子どものグズグズでイライラすることも…… 

 

こんにちは。子育て心理学カウンセラーの東(ひがし)ちひろです。

 

子育てママの朝は、大忙しです。出発が早い家族に合わせて朝ごはんを作り、洗濯をして、掃除をして、自分のメイクと着替えをして……。さらに、その間に家族1人ひとりに声をかけて起こさなければなりません。

 

そんな状況なのに、子どもに声を何度かけても起きてこず、朝からグズグズ、ノロノロに困ってしまうことはないでしょうか。子どもを着替えさせて、園や学校に持っていく物(ハンカチ、ティッシュペーパーなど)を準備して、家を出られる状態にするまでに時間がかかってしまいますよね。

 

さらに、カバンの中から、園や学校に今日中に提出しなければいけない書類が出てきたら、もうパニック状態になります。そうしているうちに、子どもの出発時間が迫ってくると……その感情の行き先は、子どもに向かいがちです。

 

すると、子どもは、さらにグズグズしはじめますから、ますますママのイライラがつのり、大爆発してしまうかもしれません。しかし、親が大きな声で怒っても、子どもはいつまでたっても「同じこと」を繰り返します。それがわかっていないと……

 

親が怒る(ムカッ)

  ↓

子どもが反発する

  ↓

さらに親が怒る(メラメラ)

 

といった悪循環にあっという間に陥ってしまうのです。

そこで、朝の子どものグズグズ、ノロノロがなくなる、3つの方法をお伝えします。

 

 

●【1】ゴールを決める声かけで、子どものやる気スイッチオン!

 

ママの「ちょっとした声かけ」で、子どもは自分から行動しはじめます。

次の例は、元気いっぱいのパワフル君によく効く小ワザです。このママは、“怒る以外の方法”で、うまく子どもの行動を改善できるようになったそうですよ。

 

ママ 「長い針が6になるまでに着替えができるかな?」

子ども「う~ん」

 

長い針が6を過ぎたら……

 

ママ「あ~、時計を見て! 長い針が6になったわ! でも、テレビを観ているから、絶対に100秒くらいかかるだろうな~。いや、100秒過ぎても終わらないよね~?」

子ども「100秒? そんなにかからない! 10秒で着替えてやる~~!!」

ママ「10秒でできるー!? じゃあ、数えるよ! よーいドン! いーーち、にーーい……」

 

子どものペースに合わせて、ゆ~っくり、のんびりカウント。

(親子で競争するときは、親がの~んびり服を着ながら時間稼ぎ)

 

子ども「着替えたよ! ほら、ちゃんと10秒でできたでしょ~」

誇らしげに子どもはニコニコ。

 

パワフル君は、親から「早く!」「なんで、遅いの!」とせかされると、自分そのものを否定されたと感じ、怒り出したり、反発したりすることがあります。

一方、子どもにとってわかりやすい「ゴール」が見えると、カチッと“やる気スイッチ”が入るのです。

 

 

●【2】 朝のママは役者になりきって、子どもの気分をのせる

 

では、子どもがグズグズして着替えをしないときは、どうしたらいいのでしょうか。年長の男の子のママが試してうまくいった、奥の手をご紹介します。

 

ママ「ママが大好きな○○く~ん(子どもの名前)。お膝の上においで~♪」

子どもが膝の上に乗ったら……

ママ「S君は、靴下係でいい? ママは、Tシャツ係にしようかな~?」

 

係決めをしたら、運動会の歌(♪トルコ行進曲)を口ずさみながら……

ママ「チャカチャン、チャカチャン、チャカチャン……」

そして、「位置について! よーい、ドン!」と言って、スタートを切る旗を振る要領で役者になります。そうすると、子どもは怒らなくても自分から楽しみながら服を着ます。

 

次は、子どもに着させる衣類別に、ママの声かけの例です。

 

【Tシャツ編】

シャツ首を通すとき、わざと途中で止めて、

ママ「あ~、どうしよう……。ここからTシャツが下がらないわ~。どうしたら上手に着させてあげられるかな?」

と困ったふりをすると子どもは自分からTシャツを着るようになっていきます。“ママが困っていることを自分がすんなりとできるところを見せたい”という子どもの気持ちを利用します。できたら、すかさず頭をなでながら話しかけてあげてください。

ママ「〇〇ちゃん(子どもの名前)、すごーい。ママのできなかったことを、すぐにできたんだね。すごいよ。ママはとても助かったよ。ありがとうね」

 

【ズボン編】

ズボンは、子どもが座った状態でふくらはぎのところまで脚を入れてあげます。

ママ「ね~、ね~。ちょっとズボンのウエスト部分をギュッと握って立ってくれない?」

子どもが立ったら……

ママ「思いっきりジャンプしながら、ズボンのウエスト部分を上に引っ張ってみて! 1秒でズボンがはけるよ」

子ども「1秒?!」

ママ「やっぱり、○○君(子どもの名前)なら5秒かかるかも……」

子ども「1秒でできるよ、見ててよ~!」

ズボンがはけたら……

子ども「できた~!!」

ママ「やるじゃ~ん」

最後は、きっちりほめます。

 

子育てには、親の“役者力”が必要です。実は、幼稚園や保育園の先生は、とても役者力があるんですよ。例えば、クラスの40人近い子どもたちを毎日怒ってばかりの状態だったらどうでしょうか? いくら先生でもヘトヘトになることでしょう。基本的に子どもの方がパワーいっぱいですから、大人の方がふりまわされることになります。演技が照れくさいという人は、大げさな動作をすること、元気に声を出すことを意識してみてください。

 

「すごーーーい」

「えらーーーい」

「こんなことできるなんて、ママうれしーーい」

 

このように、大げさに思えるぐらいテンション上げて子どもに接します。そのテンションが、子どもにとって元気に1日過ごすエネルギーになります。

 

 

●【3】行きしぶりをしたら、子どもの心を温める声かけをする

 

では、子どもが園(学校)でちょっと嫌なことがあったり、めんどうになったりして行きしぶりをはじめたときは、どうすればいいでしょうか。

そんなときは、「急がば回れ」です。焦らず、子どもの心を温めてあげると、すんなり登校することがあります。

 

例えば、次のような声かけをしてみてください。

 

「今日行ったら、明日はお休みだね」(見通しをもたせる)

「今日家に帰ったら、ママと何して遊ぼうか?」(お楽しみを用意する)

「あなたの好きなおやつ買っておくね」(物でつるのではなく、おやつで労をねぎらう感じです)

 

この場合、「○○をしたら、△△を買ってあげる」と言い、子どもを物でつってはいけません。子どもが物をもらうために園や学校に行くようになってしまうと、さらに物をどんどん要求するようになります。そして、園や学校に行って得た喜びや楽しさを感じなくなる場合もあります。ですので、前述した3つの声かけの例を参考にしてください。

 

最後に、ぜひ明日の朝から実行していただきたいことがあります。

それは、玄関で子どもを笑顔で見送ってあげることです。

 

「○○ちゃん(子どもの名前)、いってらっしゃーい!」

 

このように名前を呼ぶだけで、子どもを承認したことになります。子どもは、心のエネルギーが満たされ、園や学校でがんばることができるはずです。

 


前回の記事はこちら

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次回の記事はこちら

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