山﨑洋実(やまさき ひろみ)
Happy Mommy プロデューサー&コーチ
ママ向けのコーチング講座『ママのイキイキ応援プログラム(通称ママイキ)』の講師として全国で年間150回以上講演。「ひろっしゅコーチ」という愛称で、多くのママたちに慕われている。
著書:『子どもの心が見えなくなったら読むマンガ』、『ママでいるのがつらくなったら読むマンガ』(ともに主婦の友社)、『子育に悩んでいるお母さんのための心のコーチング』(青春出版社)など著書多数。
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生活・しつけ
小学1年生 2014年5月7日の記事
★子どもがマイペースなので、小学校生活が心配! [5/7]
《入学・進級後のお悩み相談 1 》 行動のペースは、なかなか変えられないもの。叱らずに遅くなる理由を考えてみて。
こんにちは。ママノート編集部です。
入学・進級で新生活がスタートし、今までにはない子育てのお悩み、とまどいを感じることもあるのではないでしょうか。
ママ向けのコーチング『ママのイキイキ応援プログラム』を行なっている、Happy Mommy プロデューサー&コーチの山﨑洋実さん(愛称:ひろっしゅコーチ)にアドバイスいただきます。
■今回のお悩み相談内容■
小学1年生の息子がマイペースで悩んでいます。
息子には、いつも『早くしなさい!』と注意しているのですが、着替え、学校の準備、食事などが遅いんです…。
学校でも、給食を食べ終わるのがクラスでビリらしく、担任の先生から注意されることもあるようです。
どうすればいいでしょうか?
【ひろっしゅコーチのアドバイス】
今は心配しなくても大丈夫!
だんだん時間をやりくりする意識が芽生えます。
●子どもの行動ペースは変えられない!?
ひろっしゅコーチ 「お母さんが心配される気持ちは、よくわかります。
でも、基本的に子どもの行動のペースを変えるのは難しいものです。
時間の感覚は人それぞれなので、大人でも自分の行動ペースをなかなか変えられないですよね。
今は他の子と比べて気になってしまうかもしれませんが、本人が困っていなければ大丈夫。
よく小学校低学年のお子さんを持つ親御さんから、『うちの子は、給食を食べるのが遅くて』という相談を受けますが、ほとんどの方が中・高学年になる頃には気にならなくなるようですよ。
また、下記の2つのときが訪れれば、お子さんが自分で行動ペースを見直すようになります。
・本人が『このままじゃマズイ』と危機感を持ったとき
今は小学校での集団生活をスタートしたばかり。いろいろなことを学んでいる段階です。
そのうち『ぼくだけが遅くて、みんなに迷惑をかけているかも』と気づくときが必ずやってきます。
・『○○をしたい』、『○○をする』という目的ができたとき
『食べ終わったら友だちと遊びたい』、『○時に約束がある』などという目的や楽しみを持つと、時間をやりくりする意識が身についていきます」
●なぜ遅くなるのか一緒に考えても
ひろっしゅコーチ 「とはいえ、お子さんが自ら変わってくれるのを待つだけではなく、何かアドバイスをしてあげたいですよね。
小学1年生のうちは、先を読んで行動のペースを調整するのが難しいものです。
家庭の食卓でお子さんのことを観察したり、直接給食の様子を聞いたりして『なぜ食べるのに時間がかかるのか?』を一緒に考えてみてください。
例えば、おしゃべりに夢中になっているために遅くなっているようなら、『早く食べ終われば、お友だちとたくさん遊べるよ』とアドバイスしてあげてもいいですね。
また、お子さんが担任の先生に注意されていることが気になるようであれば、家庭訪問のときに、『家でも練習しているのですが、なかなか早く食べられなくて…』とフォローしても。
先生も『家でもがんばっているんだな』と思って、お子さんに接してくれるようになるはずです」
子どもは、なかなか親の思う通り動いてくれないもの。
これからの成長を見守っていきたいですね。
山崎洋実さんの記事はこちら
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