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生活・しつけ
小学1年生 2013年4月10日の記事
叱らなくても、子どもが自分で身支度できる方法
《親野智可等流“自分からやる子を育てる方法”1》親の言葉づかい次第で、子どもは成長します。
学校に行く身支度、毎朝のことなのに「歯みがきしたの?」「早く着替えてきなさい」なぜ、うちの子は言われなければできないのか……。
朝から、叱ってしまい憂鬱になってしまうこともしばしば。
できれば、わが子が何も言われなくても、自分からできる子になってくれるといいですよね。
そんなお父さん・お母さんに、教育評論家の親野智可等先生が、叱らなくても身支度ができる方法を教えてくださいました。
親野 「子どもが1年生になると、親は自分のことは自分でできるようになってほしいと、期待する傾向があります。
しかし、何も言われずに自分で身支度できる子はそうはいません。
『じゃあ、やっぱり分かるまで言うしかないのね』ということになりますが、言ってもできないからと、感情的に叱ってしまうと、“自分からやる子” からどんどん離れていってしまいます。
まずは、感情的に叱ることをやめましょう。叱っても何の効果もありません。
叱らないためには、発想の転換が必要になります。
言われたことができなくて、注意をするときは、否定的な言葉を使わずに、肯定的な言葉を使いましょう。
言葉づかいを少し変えるだけで、子どもの取り組みは変わってきます。
例えば、
『まだ歯磨みがきしてないの?』
『宿題してないじゃない』
と言うところを、
『歯をみがくと気持ちいいよ。さあ、みがこう』
『宿題が早く終われば、いっぱい遊べるよ』
という具合に、肯定的な言葉を使うのです。
肯定的な言葉を使うだけで、子どもは『やってみよう』と前向きな気分になるものです。
そうして、子どもが歯みがきや宿題など、約束したことがきちんとできたときは、必ずほめてあげましょう。
子どもは、ほめられると自分に自信が持てて、親やまわりの人への信頼が育ちます。ほめられて、『僕、(私)にもできた!』というイメージを持つことで、グングンやる気がわいてきます。
こうして自分に対してよいイメージを持つことが、子どもを成長させます」
「叱らない」「肯定的な言葉を使う」「ほめる」この3つが、“自分からやる子” を育てるまずはポイントなんですね。
次は、叱らないでしつけを身につけさせる具体的な方法を親野先生にお聞きします。
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