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生活・しつけ
年長 2013年4月9日の記事
☆入学準備を始めるタイミングはいつですか?
《年長ママへのアドバイス5》入学に向けて子どもの意識が芽生えるのは秋以降。それまで半年間は、“助走期間”と捉えましょう。
によると、 こどもコンサルタントの原坂一郎先生《年長ママへのアドバイス1》では、4月のうちから入学を意識する必要はないというお話でした。
それでも、年長児向けの通信教育や市販の5歳児向けのドリルなどを見ると「もうそろそろ、勉強を意識させるべきなのかしら……」と、気持ちが焦ってしまうものです。
年長児のこの時期、本当に何もしなくて大丈夫なのでしょうか?原坂一郎先生におうかがいします。
●半年間、子どものやりたいことをたっぷりさせましょう
年長になって、親は“入学準備”を意識してしますが、いつから始めたらよいでしょうか?
4月からの半年間は、入学準備に向けた助走期間と考えてほしいと思います。
夏以降、運動会などの行事を経て子どもはびっくりするくらい成長します。
半年のびのびと過ごすことで自信をつけ、運動会がひとつの集大成となり、園でもほめ言葉をたっぷりあびて、年長の後半、子どもは大変貌を遂げます。
そして、子どもからも勉強や小学校を意識した発言が出てくるようになります。
そこから、親と子どもの思惑が一致し、入学に向けて準備がスムーズに進みます。
ですから、入学準備の始め時は、夏から秋以降。
子ども自らが自信とヤル気を持つようになったころにスタートすれば、スムーズに取り掛かれますよ」
それでは、秋までの半年の“助走期間”、親は何をすればいいでしょうか?
《1》 では、「自由を謳歌させる」
《2》 では、「焦らず変化に慣れるまで見守る」
《3》 では、「成長を認めて肯定語を浴びせる」
《4》では、「子どもがやりたいことをさせる」
ことをお話ししました。
進級でワーッと開放的になったり、不安を漏らしたりする子どもを受けとめ、小さな成長を認め、子どもが自分でやりたいと言ったことはなるべくさせてあげる。親のこうした態度が、子どもの自信となり、成長の糧になります。
それから、小学校に行く機会があれば、『来年から、ここに通うんだね』『プロみたいなサッカーゴールがあるね』などと、小学校に夢や期待が持てるような言葉をかけてあげましょう」
原坂先生に、入学準備は秋以降でもOKと言っていただくと、変な気負いもなくなりますね。年長児期を親子で楽しみたいと思います。