東ちひろ
幼稚園・小学校教員、中学校相談員、教育委員会勤務 (教育相談総括指導員)の経験を経て、「一般社団法人子育て心理学協会」を設立。心理学とコーチングの知識を活かし、子育てに関する電話相談や講演などを行っている。プライベートでは二児の母でもある。
著書:『男の子をぐんぐん伸ばす!お母さんのコーチング術』(メイツ出版)、『子どもが伸びる魔法のコーチング』(学陽書房)、『スペシャリスト直伝!教室で使える! ほめ方・しかり方の極意』(明治図書出版)など。
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生活・しつけ
年長 2015年11月27日の記事
●ガマンするのではなく、自然にがんばれるように
お子さんがわがままを言い続けると「ガマンして!」と言うことはないでしょうか?
例えば、宿題をしなければいけないのにゲームをいつまでもやめなかったり、外出先で疲れてグズり出したり……。
親御さんとしては、「ガマンしてがんばれる子」になって欲しいですよね。
でも、ガマンするのではなく、「自然にがんばれる子」になる方法があります。
それは、日常生活の中で、子どもにママの愛情を十分に伝えることです。
それでは、すぐにできる方法を3つお伝えしますね。
【1】「大好き」を伝える
子どもは、ママから「大好き」と言ってもらえることが、世界中のどんな人に言われるよりも一番うれしいものです。
ママの「大好き」という気持ちが子どもに伝わると、心が安定して何でも意欲的にがんばれる子になります。
「大好き」という気持ちに、「○○ができたから好き」「いい子だから好き」などの理由は不要です。
いつもしていることを通して、「大好き」を伝えてみてください。
例えば入浴するときに……
・「ママの大事な○○ちゃん(子どもの名前)、一緒にお風呂に入ろう!」と声をかける
・お風呂上がりに「大好き! 大好き!」と鼻歌交じりに体を拭く
このように「ママは、あなたのことが一番好きよ」と言葉で愛情を伝えましょう。
ママが子どもを大好きと言った数に比例して、自然にがんばれる子になります。
【2】「当たり前のこと」を認める
何かができたときにだけ子どもを認めるのではなく、日常生活の一見当たり前と思えることを認めていきましょう。
例えば、次のように目に見えたこと、ちょっとした変化を言葉にします。
「今日は寒そうだね」
「あれ? かぜ気味?」
「手が冷たいね」
あいさつの言葉に子どもの名前を入れるのも、存在そのものを認めたことになります。
「○○ちゃん(子どもの名前)、おはよう」
「△△ちゃん(子どもの名前)、おかえり」
子どもは「ママは、いつも私(僕)のことを見ていてくれている」「どんな自分でも認めてくれている」と感じて、がんばるパワーがわいてきます。
【3】子どもの体にたくさんふれる
子どもは、ママに触れてもらうと、理屈抜きに「自分は大事にされている」「愛されている」と感じます。
子どもの年齢に関係なく、ボディタッチをしてみてください。(以下、行アケたっぷり)
例えば…
・抱っこ、おんぶをする
・膝に座らせる
・ふくらはぎをさする
・頭に手を当てる
・ハイタッチする
・添い寝をする
特に、弟・妹がいる上のお子さんには、下の子と同じだけボディタッチをするぐらいの意識を持ってください。
下の子が赤ちゃんの場合、おむつ替え、授乳などで自然にボディタッチをたくさんしています。
一方、上の子は、「もう、大きいから」と体に触れることが少なくなります。そのため、子どもが嫌がらない間は、1秒でも多く子どもの体に触れましょう。
体に触れて楽しく遊ぶ方法として、くすぐり合いもおすすめですよ。
子どもをガマンさせてがんばらせなくても、心が安定していれば何事にもがんばれる子になります。
今回ご紹介した3つの方法は、どれもすぐにできることなので、ぜひ意識してみてください。応援していますね!
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東ちひろ
幼稚園・小学校教員、中学校相談員、教育委員会勤務 (教育相談総括指導員)の経験を経て、「一般社団法人子育て心理学協会」を設立。心理学とコーチングの知識を活かし、子育てに関する電話相談や講演などを行っている。プライベートでは二児の母でもある。
著書:『男の子をぐんぐん伸ばす!お母さんのコーチング術』(メイツ出版)、『子どもが伸びる魔法のコーチング』(学陽書房)、『スペシャリスト直伝!教室で使える! ほめ方・しかり方の極意』(明治図書出版)など。
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