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小学1年生 2015年4月15日の記事

★体温リズムの乱れを直すにはどうしたらいいの?[4/15]

《子どもの体温に異常あり?! 後編》 まずは、できるだけからだを動かす機会を作りましょう

低体温2

 

 

前回は、子どもの体温調節の乱れ、特に低体温について、早稲田大学教授の前橋明先生にその原因などをうかがいました。今回は、体温を正常な状態に戻すためにはどうしたらいいかについて、前橋先生にお聞きします。

 

 

●午後3〜5時の間にしっかり遊び込む

 

体温リズムを正常にするには、やはり早寝早起きということになりますか?

 

前橋 「『早寝・早起き・朝ご飯』のキャッチフレーズが知られていますが、近年の成長期の子どもに欠けているのは『運動』です。だから、私は『食べて、動いて、よく寝よう!』と呼びかけています。

 

特に1日のうちで体温の高まりがピークになる午後3〜5時はゴールデンタイムです。小学校なら、だいたい放課後にあたるこの時間帯に、外に出てしっかり遊びましょう。自然でも、スポーツでも、何でもいいので、自分の興味のあるものに専念して、時間を忘れるぐらい、からだを動かして遊び込めば、おなかがすいて夕飯もよく食べられるし、夜になればすぐに眠れます。

 

幼児期から低学年の時期に、夜10時、11時まで起きていられるというのは、疲れていない証拠。日中、太陽の出ている時間帯で、メリハリのある運動刺激を受けていないのです」

 

それなら、学校から帰った後の時間に遊べばいいのですね。

 

前橋 「ただからだを動かすだけでなく、『夢中になれるもの』で、あそびに熱中することが大切だということを覚えておいてほしいと思います。本当に楽しいあそびをしていると、もっともっと遊びたたいという気持ちから、からだもどんどん動かすようになります。

 

でも、現代の子どもたちは群れて遊ぶ経験がなく、「遊び方」を知りません。ですから、子どもたち同士で遊ばせても、からだを思い切り動かせているかというと、意外にそうでもないのです。

 

もしできれば、保護者の方や学校の先生など、周囲の大人たちがリーダーとなって、まず子どもに遊び方を見せてあげられるといいですね。幼稚園・保育園で行った調査でも、保育者があそびに加わると活動量が倍増するという結果が出ています。

 

ただし、大人がずっとリーダーを演じて、何もかも手取り足取り指示をして遊ばせるのではなく、いい頃合いになったら、さっと引いて、子どもたち自身で遊べるようにするのがポイントです。自分からあそびを作っていくことが、あそびの醍醐味ですから」

 

 

 

●お手伝いでも「運動」になる

 

そろそろ放課後に習い事をと考えている人もいると思います。スポーツ系ならからだも動かせていいような気がしますが、どうでしょう?

 

前橋 「習い事もいいのですが、もしスポーツ系の習い事を始めるなら、技術を指導するだけではなく、子ども自身に考えさせ、工夫させたりする機会を与えるところを選んでほしいと思います。

 

また、スポーツ系の習い事でなくても、教室まで歩いて行けば、からだを動かす時間が増えますし、近くを流れる川を見たり、虫を見たり、風を感じたりするなど、大切な経験を積むことができます。

 

もし『なかなかそこまで遊び込む機会が作れない』という場合は、毎日のお手伝いでもいいのです。『この本、あっちに持って行って』『ゴミ出し手伝ってね』などと頼んで、してくれたら『助かったよ』とほめれば、子どももやる気が出てきます。生活すべてが運動だと思えば、からだを動かす機会はいくらでも作れるのではないでしょうか」

 

ほかにも体温を上げるために効果的なことはありますか?

 

前橋 「朝、太陽の光を浴びるといいですね。朝、しっかりと目を覚ますには、光刺激が一番効果的なのです。もし朝、日が射さない部屋で寝ているのなら、寝る場所を窓際に移動するなどするとよいでしょう。

 

ほかにもいろいろな方法があるのですが、やはりおすすめは運動ですね。あれこれやろうとすると難しいし、長続きしなくなってしまいます。できるときに、できることから始めてください」

 

お手伝いなら、今日からでも実践できそうです。あそびについても、少しずつ、できそうなことを始めてみたいですね。

 

前橋先生、ありがとうございました。

 


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