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生活・しつけ

年長 2018年12月13日の記事

ママ友や夫との関係にも効く「アサーティブ」な気持ちの伝え方

ママのための「アサーティブ」なコミュニケーション術【後編】

 

 

夫にイライラをそのまま伝えて喧嘩になってしまったり、ママ友からの誘いをお断りしたいけどうまく伝えられなかったり、祖父母への言いづらい思いを溜めてモヤモヤしたり……。思いを伝える難しさは誰しも思い当たることがあるのではないでしょうか?

 

前編では「アサーティブ」の基本的な考え方とともに、子どもに対しての上手な気持ちの伝え方を、NPO法人アサーティブジャパン代表の森田汐生さん、牛島のり子さんに伺いました。後編ではママの対人関係、特に夫、ママ友、祖父母に自分の気持ちを伝える際に起きがちなトラブルへの具体的な対処法を伺います。

 

 

●変えるのは相手ではなく自分。パパと向き合う時のアサーティブな考え方

 

日常の家事や育児に追われていると「どうして私ばっかり?」の思いが溜まり、夫にキツく当たってしまったり、嫌味を言ってしまったり……。身内だからこそ、つい感情をそのまま伝えがちだと思うのですが、そんな時、アサーティブな方法で伝えるにはどうしたらいいのでしょうか?

 

「具体的な例で考えてみましょう。例えば、土日に子どもを習い事に連れて行かなくてはならないが、自分が習い事に連れていくと溜まっている家事が滞ってしまう。そんな中、パパは家でゴロゴロしている……どんなふうに対応しますか?」(森田先生)

 

そんなシーンでは、つい感情的に「なんでやってくれないの?」と言ってしまいそうです。

 

「苛立つ気持ちはよく分かるのですが、そのまま怒りをぶつけると、相手は責められたと感じて身構えてしまいます。まずは“お互い様”の気持ちを持ってスタートしましょう。例えば『今週もお疲れ様』などと声がけしてから、ママが伝えたい気持ちを、ぼんやりとした要望ではなく、具体的な要求にして率直に伝えます。

 

『土曜日の午前中に子どもの習い事があるでしょ、一緒に行くと家事が進まなくなってしまうの。それでお願いなんだけど、この日の習い事はあなたが一緒に行ってくれない?』といった具合です。

 

さらに、『昼間にあなたが子どもを連れ出してくれると、私も家事がはかどるし、そうしたら夜は家族でゆっくり過ごせるね』など、その要望の先々の目的まで伝えれば、より一層相手に伝わりやすいと思います」(同)

 

話し合いの目的は、パパを責めることではなく、家族で楽しい時を一緒に過ごすこと。それを伝えれば相手もとてもポジティブな気持ちになりますね。

 

「注意してほしいのは、アサーティブとは相手を動かすためのテクニックではないということです。相手を理想のパパに変えよう、という望みは残念ながらアサーティブな伝え方でも叶えられません。では、何が変えられるのかというと、自分自身です。

 

相手と向き合う時の振る舞い方、コミュニケーションの取り方を責め口調ではない形に変えていくと、結果的に相手もこちらの話に耳を傾けて、お互いの関係性がよくなるのではないでしょうか」(同)

 

自分のことを尊重すると同時に相手のことも尊重する。夫婦間ではつい忘れがちなお互いを尊重する気持ちを言葉にして表すのが大切なのですね。アサーティブな伝え方を意識すると、ママ自身も冷静になれそうです。

 

 

●ママ友からの誘いへの上手な断り方

 

ママ友がご飯やお茶に誘ってくれ、気持ちはありがたいけれど、その日はやりたいことがある。断ったら角が立つしどうしよう……。こんな時はどのように伝えたらよいでしょうか?

 

「自分都合では誘いを断りづらいという声はよく聞きます。そんな時にやりがちなのが、断れずについていく、あるいは『その日は母が来るから……』など、嘘をついて断ることではないでしょうか。正直に自分の気持ちを伝えられないと、心の中で相手を責めたり自分を責めたりする感情がわき、お互いの関係にも影響が出てきてしまいます」(森田先生)

 

自分の趣味や家事が理由だと、相手に「私よりも自分の都合が大切なの?」と思わせてしまうのではないかと心配になり、なかなか断れない気がしてしまいます。誘いを断る際には、何を意識したらよいでしょうか?

 

「断る時には3つのポイントがあります。1つめは誘ってくれる相手の気持ちを受け止めること。『いつも声をかけてくれて、ありがとう』。2つめは、自分が大切にしたいのは何かをきちんと伝えること。例えば、『この日は一週間分溜めてしまった掃除を優先したいと思っているの』や『この日は自分の趣味の〇〇のために時間をとっている日なの』などです。3つめのポイントは、代替案を出して終了することです。『今週は難しいのだけれど、来週だったら行けます』など、相手の気持ちも尊重しながら別日を提案します」(同)

 

「断ってはいけない」との思いは、思い込みである場合が多いとのこと。誠実な伝え方により、自分も相手も大切にしたいですね。

 

 

●祖父母に言いづらい気持ちを伝える時には?

 

祖父母が子どもを見てくれるのはありがたいけど、お菓子を無制限に与えるなど、家庭ではNGにしている行為をしてしまい、モヤモヤするとの声をよく聞きます。そんな時にはどのように伝えたらよいでしょうか?

 

「そういった場合にも、まずは『見ていてくれてありがとうございます』などの肯定の気持ちから伝えます。そして何について困っているかを明確にします。この場合だと、『おやつを食べ過ぎてしまうことで子どもが夕飯を食べなくなってしまい、困っています』というように、伝えづらい内容を伝える時には、その人を責めるのではなく、出来事に困っているという言い方を心がけましょう。そして、『今までそれについてきちんと言ってこなかった私も悪いのですが』など、自分の責任を伝えるとよりよいでしょう」(同)

 

相手という「人」に困っているのではなく、実際に起こっている「コト」に困っているのだと伝えることで、「ではどうしたらいいか」と問題解決に向けて前向きに考えられるのですね。

 

断る時も、困り事を伝える時も、自分の強い意思と相手への敬意の両方のバランスがとれた伝え方を心がけると、あたたかい血の通ったメッセージとなって相手に届くそうです。それぞれの家庭、それぞれの人に大切にしている思いがあるという前提を忘れずに気持ちを伝えることで、信頼関係をより深めていけたらいいですね。

 

(取材・執筆:代 麻理子)

 

 


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森田汐生(もりた しおむ)

NPO法人アサーティブジャパン・代表理事。日本社会事業大学で社会福祉士の資格を取得したのち、イギリスの精神科医療団体にてソーシャルワーカーとして勤務。その間、イギリスのアサーティブ第一人者、アン・ディクソン氏のもとで研修を受け、アサーティブ・トレーナーの資格を取得。帰国後、アサーティブジャパンを立ち上げ、全国各地で多数の講演・研修を行う。著書に『心が軽くなる!気持ちのいい伝え方』(主婦の友社)、『「怒り」の上手な伝え方』(すばる舎)など。

牛島のり子(うしじま のりこ)

NPO法人アサーティブジャパン・事務局長。IT企業に勤務の後、薬物存症者の社会復帰施設に勤務。2001年よりアサーティブジャパンの専属講師として全国の企業、自治体、病院、大学等で研修を担当。

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