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生活・しつけ

年長 2018年12月12日の記事

ママのストレスを軽くする「アサーティブ」な考え方とは

ママのための「アサーティブ」なコミュニケーション術【前編】

 

 

日々育児をしていると、ついイライラして子どもを必要以上に叱ってしまったり、夫に当たってしまったり……。自分の気持ちを相手にうまく伝えられないことで、小さなトラブルが起こってしまう。誰しも思い当たる経験があるのではないでしょうか。

 

そこで注目されているのが、自分の気持ちや考えを率直に表現しつつ、相手のことも大切にするという「アサーティブ」なコミュニケーション術です。今回は「アサーティブ」な考え方の基本と子育てへの応用ついて、『心が軽くなる!気持ちのいい伝え方』の著者であるNPO法人アサーティブジャパン代表の森田汐生さん、事務局長の牛島のり子さんにお話しをお聞きしました。

 

 

●気持ちの上手な伝え方 アサーティブとは?

 

日常生活に多少の不満があっても、相手と衝突したくないから自分の意見は呑み込む……。そう考える人は少なくないのではないでしょうか。ところが、それでは知らず知らずのうちにストレスが蓄積されてしまいます。

 

「人間は感情を持つ生き物ですから、一日じゅう感情を殺して過ごしなさいと言われても、必ず無理が生じます。子育てに追われているママにとって、家族や友人とゆっくりと本音で話し合う時間をとることは難しいかもしれません。しかし、ストレスをためることなく気持ちよく過ごすには、家の外でも中でも、本音で話のできる人間関係をつくっていくのが賢明です」(森田先生)

 

そんなとき、伝え方の手助けになってくれるのが「アサーティブ」という概念なのだそう。

 

「アサーティブ・トレーニングでは『誠実』『率直』『対等』『自己責任』の4つをコミュニケーションの柱として、アサーティブな能力を鍛えていきます。アサーティブなコミュニケーションが身についてくると、ちょっとしたことを頼んだり相談したりでき、お互いの信頼関係をもとに誠実なやりとりができるようになります。それが日常的になっていけば、人間関係のストレスが緩和されるばかりか、まわりの人たちとの関係も、もっと思いやりのあふれた関係に変わっていくはずです」(同)

 

 

●ママから子どもへの上手な気持ちの伝え方

 

ママは日常のタスクに追われがち。あれもこれもと慌ただしくしていると、子どもに何か伝える時もつい叱り口調に……。そんな日常を、アサーティブな伝え方を意識することでどのように変えられるでしょうか?

 

「親は子どもに、自分の言うことを伝えたい気持ちが先立ちがちです。叱れば要求を伝えることはできるかもしれませんが、それには子どもを無気力にしてしまうという落とし穴もあります。あまりにも叱ってばかりいると、その場では言うことを聞くかもしれませんが、言われないとやらない子になってしまう可能性もあるのです」(牛島先生)

 

親は目先のことだけを見てしまいがちですが、長い目で見ると、叱ってばかりのコミュニケーションは後々のツケが大きそうです。とはいえ、日々起こる、例えば散らかしっぱなしのおもちゃを片付けて欲しい場合などには、どのように伝えたらよいのでしょうか?

 

「片付けさせるという目標は目先のことですよね? 忙しい日々を送っているとなかなか難しいとも思うのですが、子育ての長期的な目標をご自身の中に持つといいでしょう。一方的に『片付けなさい!』と伝えるよりも、『どうしたら自分で片付けられるか』を話し合って進めるほうが、子どもの自立心も育ちます。自分がカーッとなっている時には話し合えないため、少しクールダウンして冷静になってから話すのがいいでしょう」(同)

 

この時に、選択肢を出すことがアサーティブな伝え方のポイント。「片付けて欲しいんだけど、お願いできる?」と聞き、「今は〇〇してるから嫌だ」と返ってきたら、「いつだったら出来る?」「ママがこの部分はやるから、〇〇の部分は片付けてくれるかな?」など歩み寄って話し合うことも大切です。このような伝え方を心がけると、それぞれの一方的な感情表現に終わることなく、一つの問題に対してお互いを尊重したたくさんの会話ができるとのことです。

 

 

●会話を繰り返すことのメリットとは?

 

前述の例のような丁寧な対話は、何をもたらしてくれるのでしょうか?

 

「一つ一つ対話をしていくと、お子さん自身に考える力や、協力しようという姿勢が身に付きます。『片付けなさい』ではお子さんが考える余地が無いですが、『片付けて欲しいんだけど、お願いできる?』ならお子さん自身がその行為について考えます。ママの希望が漠然としているとお子さんにも伝わりづらいので、『夕飯の準備でテーブルを使うから、この部分は片付けてくれる?』など、具体的に伝えると、お子さんも協力して動こうという気持ちになると思います」(同)

 

子どもに対してはどうしても一方的に物ごとを伝えがちですが、対等な話し合いを心がけるのが大切だそうです。そうはいっても、イライラして怒ってしまう時もあるでしょう。そんな際には、少し時間が経ってから、「あんな言い方をしてごめんね。ママが本当に伝えたかったのはこういうことなの」というように、冷静になった時に対話すればいいそうです。子どもに将来的にどんな人になって欲しいかを考えて、一つ一つの対話を積み重ねていきたいですね。

 

後編では、子育て以外でも有効な、パパやママ友、義父母へのアサーティブな気持ちの伝え方を引き続き森田先生に伺います。

 

(取材・執筆:代 麻理子)

 

 


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森田汐生(もりた しおむ)

NPO法人アサーティブジャパン・代表理事。日本社会事業大学で社会福祉士の資格を取得したのち、イギリスの精神科医療団体にてソーシャルワーカーとして勤務。その間、イギリスのアサーティブ第一人者、アン・ディクソン氏のもとで研修を受け、アサーティブ・トレーナーの資格を取得。帰国後、アサーティブジャパンを立ち上げ、全国各地で多数の講演・研修を行う。著書に『心が軽くなる! 気持ちのいい伝え方』(主婦の友社)、『「怒り」の上手な伝え方』(すばる舎)など。

牛島のり子(うしじま のりこ)

NPO法人アサーティブジャパン・事務局長。IT企業に勤務の後、薬物存症者の社会復帰施設に勤務。2001年よりアサーティブジャパンの専属講師として全国の企業、自治体、病院、大学等で研修を担当。

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