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小学1年生 2018年9月28日の記事

1年生の算数、つまずきポイントと克服方法は?

 

 

1学期は1桁の足し算・引き算を学習した1年生。2学期からは繰り上がり・繰り下がりのある計算や100までの大きな数の理解、時計の読み方がさらに難しくなるなど学習の範囲が広がります。前に習ったことを元に次の学習が進む算数は、わからないポイントをそのままにしておくと、どんどん理解するのが難しくなってしまいます。そこで、1年生の算数のつまずきポイントと克服方法を、岡山県鏡野町立上齋原小学校教頭の影山知美先生に聞きました。

 

 

●2学期からは繰り上がり・繰り下がりの計算がスタート

 

そもそも小学1年生の算数では、どんなことを教えているのでしょうか?

 

「1年生の算数では、はじめに数の意味や表し方について理解し、足し算や引き算を習います。そして、数量を言葉、式、図などに表すことができるようにします。1学期では、1桁の足し算と引き算を学習してきましたが、2学期からは繰り上がりのある足し算 ・繰り下がりのある引き算がはじまります」(影山先生)

 

一桁の足し算、引き算はすらすらできていた子でも、繰り上がり・繰り下がりで急についていけなくなってしまうことも多いそう。子どもが算数の授業でつまずいているかどうかは、どうしたら知ることができますか?

 

「授業で使ったノートを毎日一緒に見返して、『今日はどんなことを習ったの』と聞いてみてください。もし何を勉強したのかわかっていないようであれば、その時間のねらいそのものが理解できていないのかもしれません。そんな時は、親が教科書やノートを見て『こんなことを習ったのかな?』と導いてあげるといいでしょう」(同)

 

その日のノートを親子で一緒に見返す習慣をつけて、わからないポイントがあればすぐに復習して、ひとつずつ理解を深めていきたいですね。

 

 

●1年生の算数、つまずきやすいポイントは?

 

小学1年生は実際に、どんなポイントでつまずいているのでしょうか。影山先生に具体例をあげてもらいました。

 

「1学期で習った一桁の足し算、引き算がぱっとできるようにならなければ、繰り上がりも繰り下がりもできません。この部分のつまずきは上の学年で大きく響きます。

 

文章題では、文意を読み取る力がないために、状況をイメージできず、『足し算なのか引き算なのかわからない』となってしまう子どもも多いです。何を聞かれているのか情報の全体像を把握したうえで、数字や単位など細かな部分まで読み取る、または図に表しながら読み取ることが難しいようです。

 

また、列の何番目かを考える問題では、順番はわかっても、『花子さんの前に3人、後ろに3人並んでいます。列は全部で何人でしょうか』のような、何番目かを手がかりにして全体を把握する問題は苦手な傾向があります」(同)

 

さらに、2~3年生の子どもがよくつまずく問題を見ていると、1年生の時にこそしっかり押さえておいてほしいポイントがいくつかあるのだそう。

 

「時間や単位の学習は、2〜3年生での大きな課題になっています。時間については、1年生で1分刻みの『◯時◯分』の読み方までは習います。ここで正確に読めるようにしておかないと、2年生以降で習う『3時半の45分後は何時何分か』といった時間の概念や、分から秒への単位換算などにスムーズに進めません。

 

また、1年生ではどちらの辺が長いかを考える『長さ比べ』、入れ物に入る水の量を考える『かさ比べ』を学習します。こちらも長さや量の概念をきちんと理解しておきたいです。上の学年で習う、長さの単位(cm、mmなど)やかさの単位(l、mlなど)の量感が掴めなくなったり、単位換算も、単なる数の操作はできても、量感を伴うきちんとした理解ができなくなるかも知れません」(同)

 

1年生で学習する内容は全て次の学年につながっていくもの。ひとつずつ丁寧に苦手をなくしていきたいですね。

 

 

●つまずきポイントの克服法は?

 

では、それぞれのつまずきポイントはどうやって克服していけばいいのでしょうか?

 

<計算問題>

「一桁の足し算、引き算は九九と一緒で、繰り返しやることで克服できるもの。ただし、定着のさせ方として、プリントに書かれた問題を解くのが得意な子ども、カードで繰り返しやる方が入りやすい子ども、耳から聞いて覚えるのが得意な子どもがいるので、どの方法が一番覚えやすいのか様子を見つつ、パッと答えられるまで何度も練習して欲しいと思います。

 

繰り上がり・繰り下がりは、数え棒を使った場合と紙に書いて計算した場合をつなげて考えることができるようにします。繰り上がりや繰り下がりを表す数字を式に残しておいたり、確かめ算を必ずする習慣をつけて欲しいと思います」(同)

 

<文章題>

「まずは文章題の場面のイメージを掴むことが大事です。そして、問題の中で何の数がわかっていて、聞かれているのは何の数なのかを理解することからはじめます。場面をイメージしていないと、ただ数字上の問題を解くだけになって、実生活につないで考えることができません。繰り返し解いて、問題を図や式に表すことに慣れていきましょう」(同)

 

<何番目の問題>

「何番目を問われる問題では、教室で実際に子どもたちを並ばせてイメージを掴んでもらうことがあります。『Aさんの前には4人います。後ろには5人います。全員で何人でしょう』といった問題では、列の図を書いて理解していきます。その図もどこから書いたらわかりやすいのか(はじめにAさんを書き、後から前後の人を書く)を考えてみてほしいです」(同)

 

<時計>

「1年生では、問題に時計の絵が書いてあることがほとんどです。その時計に書き込みながら解くことで、針の動きをしっかり理解させます。これは実際の時計を動かして考えた方がわかりやすいと思います。時刻と時間は、日常の生活の中で『今何時?』などとたくさん声をかけてあげることで定着していくと思います」(同)

 

 

●家庭でも数や量を意識して、楽しみながら算数を学習しよう

 

楽しみながら算数に取り組むために、家庭でもできることがあれば教えてください。

 

「算数は、数字上の処理だけではなく、実際の生活の場面で活用できるようにしたいものですが、普段から算数の考え方を使う経験をしていない子が多いように思います。例えば、『今さっきまで5人いたよね。3人帰ったから、今何人に公園にいるのかな?』『このジュースは、コップに何杯入るかな?』『一時間たったらおやつにするよ。何時かな?』などと、普段からちょっとした声かけをすることで、幼児期のうちから遊びの中で学ぶことができます。

 

身の回りの数字や単位に気づかせたり、物の長さをはかってみたり、飲み物の量でかさを実感させたりと、普段の生活の中にも算数の考え方に触れる機会はたくさんあるので、ぜひ意識してみてください」(同)

 

ほかにも、物を等分に配ったりお金を計算したりと、算数で習ったことが必要な場面はたくさんあります。身近なところでの数や量を意識して、楽しみながら算数を学んでいきたいですね。

 

(取材・執筆:宇都宮薫)

 

 


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