編集者・ライター。食・健康・美容分野での編集・執筆が多く、料理研究家と一緒にレシピ本を作ったり、専門家に取材して美容やヘルスケアの記事を書いたりしています。趣味はクラシックバレエで、踊ることも観ることも大好き。自著に『バレエ語辞典』(誠文堂新光社)があります。
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小学1年生 2018年7月3日の記事
学童ママ必見! 毎朝サクッと作れるお弁当レシピ本3選
学童ママにとって、夏休みのお弁当作りは大きなテーマ。育ちざかりの子どものために、おいしくて栄養たっぷりのお弁当を作ってあげたい! でも、毎朝のお弁当作りは大変…。そこで、忙しい朝でも簡単&楽ちんに、おいしく作るコツがたくさん詰まったレシピ本を3冊選んでご紹介。もちろんどれも短い時間で作れて、入手しやすい食材や調味料を使ったものばかりです!
●「これだけでいいの?」と心配になるほどお手軽&簡単に作れる一冊
本の冒頭が「毎朝のおべんとう作りには『ゆるさ』が大切です」から始まる一冊。時間のない朝でも、驚くほど簡単に作れるレシピがずらりと並びます。
『なんにも作りたくない日もOK! ゆるべんとうレシピ』平岡淳子(枻出版社)
ブロッコリーにチーズをのせてグリルしたり、ウインナをケチャップで炒めたり、豆類をオリーブ油であえてサラダにしたり、えびをベーコンで巻いて焼いたり…。1品を作るのに5分どころか、3分くらいで済みそうなレシピが満載! 簡単すぎて「これで本当においしそうなお弁当が作れるの?」と心配するなかれ。掲載されているお弁当見本は、ボリューム満点です。
さらには、洗いものの手間を省くために、複数の料理でフライパンを使いまわしたり、包丁を使わずに手でちぎったり、冷凍食材や缶詰を活用したりと、簡単&時短で作るためのコツやアイデアもたっぷり! 弱火で煮込んだり、余熱で火を通したりすることで、賢く「ほったらかす」方法も教えてもらえます。
さらに、週末にまとめて作りたい、作りおきおかずも満載! 5日分のお弁当おかずを作りおきするための買い出しリストも掲載されています。レシピは、5日分のおかずすべてを、わずか3時間程度で作り終えるように工夫されています。食品保存のテクニックが書かれたコラムも参考になります。
毎朝は超簡単レシピを使って、ゆるく調理。でも、週末はちょっとだけ頑張って作りおきしておく。うまく組み合わせると、お弁当作りがぐっと楽になりそうです!
●遊び心がいっぱい! お弁当作りが楽しくなるコツが詰まった一冊
お弁当は義務で作っているけど、楽しめる余裕なんてない…。そんなとき、ちょっと目線を変えてくれるレシピ本があります。
『見ためは地味だがじつにウマイ! 作りたくなるお弁当』heavydrinker(KADOKAWA)
著者のheavydrinkerさんは、3児のママ。Instagramに投稿した写真が話題になり、書籍化されました。見た目の良さとおいしさはもちろんですが、本書の魅力は彼女の「実験魂」にあります。
ポリシーは「おかずは3品。多くても4品まで」「冷めたらおいしくない“なら”入れない」「無理して作りおきしない」の3つ。著者がこれまで、いかに手軽に、冷めてもおいしく仕上がるか、研究してきた成果がこの本に盛り込まれています。そして、当日の朝でもすぐに作れる簡単な料理が勢ぞろい!
朝寝坊したい日にピッタリの、そぼろを使った多色弁(手軽な食材を使用した3色から7色まで!)や、「究極の手抜き」として市販のお惣菜を使った巻き寿司などの嬉しい提案がいっぱい。メインのおかずを「のせるだけ」のお弁当も多く、楽にボリューム満点に仕上げるアイデアが満載です。
調味料は一般的なものばかりですが「これを使うだけでおいしくなるの?」と目からウロコの使い方も。たとえば、時間がたってもお肉をしっとりさせる方法や、卵のふわふわを保つ方法も、身近なアレを使うだけ! いつもの卵焼きやから揚げも手軽な具材を使ってバリエーションを出すアイデアがたくさん。
レシピの見出しもユニークなものが多く、おかずが少ない日にかけたい野菜ふりかけには「罪滅ぼしの味つきご飯」、前夜に漬け込んでおけば朝は焼くだけの鶏肉料理には「鶏もも肉、完全制覇!」、安くておいしいちくわには「お給料日前のおいしい味方 練り物の王者ちく天」など、読んでいて楽しい一冊です。
●大人も満足、子どもも食べやすいレシピが満載!詰め方のコツも詰まった一冊
「どうせ子どものお弁当を作るなら、家族の分も作っちゃおうかな」というご家庭もあるかと思います。そんな方には、毎朝、家族5人分のお弁当を作り続けてきた著者による「見た目の美しい」、かつ「無理なく作れる」レシピ本を。家族分のお弁当ということで、どの年代でも食べやすい定番おかずがいっぱい!
『毎日無理なく作るための手間なしレシピと美しい詰め方のこつ 続けられるおべんとう』いづいさちこ(誠文堂新光社)
メインのおかずは、子どもが食べやすいように工夫したレシピが多いのが特徴。ケチャップやマーマレード、マヨネーズ、ヨーグルトなどを使った、やさしい味わいのおかずが並びます。ほかにも、カレー粉やトムヤムペーストを使った、ほんのりエスニックなおかずや、めんつゆやみそを使った和のおかずもあり、バリエーション豊か。もちろん、どれも3~4プロセスで作れる、簡単なレシピです。
また、著者は「副菜は作り置き」と考え、野菜や卵をたっぷりと使った作り置きレシピも紹介。どんなメインのおかずとも組み合わせやすいよう、すっきりとした味わいのレシピが多くなっています。
さらに本書には、行楽時に持っていきたい「季節のイベントべんとう」の章も! 運動会にはボリューミーな肉巻きおにぎり、ピクニックにはぎょうざの皮を使ったおしゃれで簡単なキッシュなど、アイデアがいっぱい。
手軽に作れる「サンドイッチべんとう」の章では、野菜をたっぷり使ったサンドイッチのレシピが並び、子どもに野菜を食べさせたいママにはもってこい。ひじきやきんぴらを入れたバーガーや、浅漬けや干物を入れたサンドなど、自分では思いつかないようなヘルシーな和のレシピが多いのも嬉しいところです。
そして特筆すべきは、本書に掲載された美しいお弁当写真の数々。すべてのお弁当に、詰め方の解説がついていて、崩れにくくてきれいなお弁当を作るのに便利です!
いかがでしたか? 毎朝大変なお弁当作りも、これらのレシピ本を読むと気分が変わったり、コツがつかめたりして、楽しみになるはず! 頑張りすぎずに、ほどよく手抜きできるレシピを試してみましょう。
(選書・執筆:富永明子)
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