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学校・まなび
小学1年生 2018年4月2日の記事
現役の先生に聞いた!小学校入学式、親のNG行動4選
目前に迫った小学校の入学式。これからの6年間を考えると、第一印象はバッチリ決めたいところですよね。「スーツがいいか、ワンピースがいいか」「派手すぎず、地味すぎず……」など、ついつい服装にばかり気が行きがちですが、現役の先生方に聞いたところ、服装よりも気になるポイントがあるとのこと……。
現役の小学校の先生に、入学式で気になった“親の行動”をアンケートで聞いてみました。アンケート結果から見えた、やりがちな「4つのNG行動」をお伝えします。
●NGその1:みんなに迷惑になるので遅刻は絶対にダメ!
「遅刻は全体の動きに関わるので絶対に時間は守っていただきたいですね。やむを得ない事情への許容はありますが、連絡すらなく困ったこともありました」(K先生)
「学校に来る時間は間に合っていても、立て看板前での写真撮影に夢中で、決まった時間までに中に入らない方がいます。受付が遅ると大変なので状況を見て判断してほしいですね」(F先生)
「一生に一度の入学式で気合いが入るのは分かりますが、遅刻は本当に困ります。お子さんのお手本としても良くないですよね」(U先生)
多くの先生が「遅刻だけはやめてほしい!」と答えていました。また、「良い席を取ろうとして、極端に早く来すぎる」(K先生)、「クラス分けを見たくて受付時間よりずっと早く来る方」(S先生)など、早すぎるのも困るという声もありました。
●NGその2:写真・ビデオ撮影に夢中になりすぎないで!
「ビデオの撮れる位置(三脚を使っていいゾーン)をご案内したにも関わらず、座席で撮影した方がいて、後で他の保護者の方から学校にご意見をいただくことがありました」(H先生)
「式自体は短時間で終わったのに、そのあとの記念写真が大変で…。全員で記念写真を撮る時間なのに、それぞれがご自分のカメラやスマホで子どもを撮影しようとして、なかなかまとまらず、結局1時間半かかってしまったこともありました。写真屋さんの後ろでフラッシュをたいて怒られていた親も……。写真やビデオで子どもをしっかり撮りたい気持ちはわかりますが、ほどほどにお願いしたいですね」(U先生)
「立ち入り禁止表示を乗り越えて二階から撮影しようとする方は困ります。注意すると素直に聞いてくださったのですが…たぶん立ち入り禁止と分かって入っているのかな…と」(Y先生)
「我が子の撮影に夢中になるあまり、教室の前の方まで来てしまう方がいること」(Y先生)
アンケート結果で最も多かったのが写真・ビデオ撮影に関するNG行動。周囲への配慮がない撮影は、同級生の保護者からもひんしゅくを買いかねないのでご注意!
●NGその3:小声でのおしゃべりでも、意外と声は響きます
「ママ友とのおしゃべりに夢中で、案内をちゃんと聞いていない方。親子別の移動になるという説明も聞いておらず、子どもに付いて行こうとしていました」(M先生)
「私語が多いのは困ります。小声で喋っているつもりでも、ささやき声って周りにとってはけっこう気になるもの。遠くから見ていても、誰がしゃべっているのかわかりますよ」(S先生)
「教室内でのおしゃべり。子どもたちの気が散るので止めていただきたいですね」(I先生)
式典の最中や、教室で先生が話しているときの私語はもちろんNG。気を抜きがちな式典後や移動時も、大事な案内をされることがあるので、おしゃべりはほどほどに。
●NGその4:スリッパと外靴を入れる袋を忘れずに
「全員分のスリッパを用意することは難しいので、事前に『スリッパをご持参ください』と伝えています。にもかかわらず、毎年忘れる方が多いんですよね…」(S先生)
「上履きやスリッパは持ってきていても、意外と忘れるのが外靴を入れる袋。これも忘れずご用意ください」(A先生)
「ママは幼稚園・保育園の行事で上履き持参は身についているようなのですが、パパが忘れてくる方が多いように思います」(S先生)
忘れがちな「パパのスリッパ」と「外靴を入れる袋」。スリッパを忘れて、結構厳しめに先生に叱られた、なんて話も聞きますから、それくらい学校側は困っているのかもしれません。
いかがでしたか? はじめての小学校、まだ慣れない子どもたちを先生方に全力でサポートしてもらうためにも、保護者が「手のかかる大人」にならないよう、お互いが気を付けて入学式本番に臨みましょう!
(取材・執筆:ママノート編集部)
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