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小学1年生 2017年12月15日の記事

親子で覚えたい、感染対策に大事な「正しい手洗い」

気温がグッと下がり、風邪やインフルエンザといった感染症が気になる季節になりました。感染症予防に「マメな手洗い」が効果的なことは厚生労働省の啓発ポスターなどでもおなじみですが、正しい洗い方ができていないと、まったく意味がないという話も……。

 

そこで今回は、医療機関や食品工場などの厳しい衛生管理が求められるプロの現場で指導に取り組むサラヤ株式会社サニテーション事業本部・食品衛生学術室の村松寿代さんに、感染症予防のための正しい手洗いの方法を教わってきました。

 

子どもよりママの方があやしい……? 正しい手洗い6ステップ

 

サラヤで手洗い指導を担当する村松さんによると、「きちんとした手洗い指導を受けていないママ世代の方が、指導を受けている子どもたちに比べて間違ったやり方をしていることが多い」とのこと。確かに、正しい手洗いをできているか自分自身を振り返ってみると…怪しい(笑)。

 

まず最初に、自分でいつもの方法で洗ってみて、専用の機械で汚れをチェック。下の写真の青白く光っているところが汚れです。チェックされると思うと、正直いつもの手洗いよりも念入りにやったつもり…でしたが、指の付け根や指と指の間、手首などに汚れが…。皮膚のシワにも汚れが残りやすいそうです。

 

手荒れでカサカサしていたところにも、汚れが残っていることがわかりました

 

 

濃いピンク色の部分が、最も汚れが残りやすい部分(画像提供:サラヤ)

 

 

それではさっそく、正しい手洗いの方法を教えてもらいましょう!

 

まずは手指を水でしっかり濡らし、手の平に泡石けん液を取り出します(2~3プッシュ)。ここからが正しい手洗いのスタート。次の6つのステップをしっかり覚えてくださいね。

 

1.手の平を擦り合わせ、よく泡立てる。

2.手の甲を、もう片方の手の平で包み込んで洗う(両手)。

3.指を奥まで組んで、指の間をもみ洗う。

4.親指を、もう片方の手で握ってもみ洗う(両手)。

5.指をネコの手のように丸め、もう片方の手の平で擦り洗う(両手)。

6.手首を握ってもみ洗う(両手)。

 

 

1ステップにつき5回ずつをめやすにしてください。しっかり洗ったら流水でよくすすぎ、ハンカチやペーパータオルで水気を十分に拭き取りましょう。そして、できれば最後にアルコール消毒剤で消毒を。この時も、コツがあります。

 

まず消毒剤は、手全体が濡れるくらいしっかりとかけることが大切。その後、もっとも汚れが落ちにくい“指先”を意識して擦り込みましょう(下の写真参照)。「手洗い手順の5(ネコの手で擦り洗う)の要領で、まずは指先を消毒しましょう。あとは手の平、指の間の順で行います。」(村松さん)

 

消毒剤をかける時には、手全体が濡れるくらい十分に

 

まずは最も汚れが付いている指先に消毒剤をすりこみます

 

感染症を防ぐため、二度洗いが必要な場合も

 

村松さんによれば、「生肉など、感染リスクの高い食材を調理したとき」、「自身がおなかを壊しているとき」は、二度洗いするなどして、より確実に汚れを落とした方が良いそう。

 

「特に、ハンバーグをこねた後などは、爪の間や手の平のシワの間まで、みっちり汚れが付いてしまいますよね。二度洗いするなどしてしっかり汚れを落とさないと、そのあと触る食材や調理器具を経由して、集団食中毒を引き起こす原因にもなるんです」(村松さん)

 

ママ自身がおなかを壊しているときも、子どもや家族への二次感染を防ぐために、トイレの後や調理前はもちろん、こまめに手を清潔に保つことが大切だそうです。

 

荒れた手は感染症のリスクUP!? 上手なハンドソープの選び方

 

また、あかぎれやささくれができて手が荒れていると、洗い残しのリスクは高まるのだとか。

 

「手が荒れてガサガサしているとキズにしみるため手洗いが雑になってしまいます。さらに、汚れや細菌・ウイルスが、シワやささくれのすき間に入り込んでしまうんです」(村松さん)

 

ハンドクリームなどで保湿を心掛けることはもちろん、ハンドソープに関しても、うるおい成分が入った手肌にやさしいものを選ぶようにしましょう。また、液状タイプのハンドソープよりも、泡タイプのハンドソープの方が、細かい泡がすき間まで入り込みやすく、しっかり洗うことができるのだそうです。

 

左:ハンドラボ薬用泡ハンドソープ300mL(398円+税)

右:ハンドラボ手指消毒用スプレーVH 300mL(700円+税)

 

外出先でハンドソープがなかったときの対処法

 

外出先でハンドソープがない場合はどうしたら良いのでしょう。

 

「効果は落ちますが、水洗いでも意味があります」と村松さん。その際は、はじめに紹介した“正しい洗い方”を、しっかり流水で流しながら行うといいのだとか。手洗い後はハンカチやペーパータオルで水分をよく拭き取ることもお忘れなく。また、最近はビルの入り口などに消毒剤が置いてあることが多いので、それを利用したり、携帯用の消毒ジェルを持ち歩くといいですね。

 

ハンドラボハンドジェルVS 40mL(350円+税)

 

世界中に正しい手洗いを広めるキャンペーンを実施中

 

サラヤでは2010年から「100万人の手洗いプロジェクト」を実施しています。このキャンペーンは、サラヤの衛生商品を購入すると、その売り上げの1%がユニセフを通じてアフリカ・ウガンダに寄付され、手洗い設備の建設、衛生活動の支援、母親への啓発活動などに使われるというもの。

 

現在、発展途上国では、1日に約16000人もの5歳未満の子どもたちが命を落としていますが、その原因となる病気の多くは手洗いで予防できるそうです。サラヤの商品を選ぶことで、正しい手洗いが世界に広まり、生命が救われる、ということですね。

 

 

いかがでしたか? 皆さんは正しい手洗い、できていたでしょうか。これを機に、ぜひ“正しい手洗い”を身に付けてみてくださいね。

 

記事の感想を送ると、サラヤの商品が抽選で当たる!

 

現在、この記事についての感想やご意見を募集するアンケートを実施中です。応募してくれた人の中から抽選で5名様に、サラヤの「ハンドラボ 薬用泡ハンドソープ」と「ハンドラボ 手指消毒スプレー」をセットでプレゼントいたします。ふるってご応募ください。

 

(取材・執筆:八巻奈緒/撮影:島村緑)

(SPONSORED BY サラヤ)


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