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学校・まなび
小学1年生 2014年5月26日の記事
勉強大好き&学力アップ「親野智可等のママゼミ」 第7回
ちょっとしたワザで子どものやる気がアップ[前編]
●“たすき”でやる気アップ
宿題・勉強への取り掛かりや集中力がイマイチな子どもたち、いっぱいいますね。
そういう子どもたちのやる気を上げるために、ママたちはいろいろな工夫をしています。
ある家では、“たすき”を使って勉強気分を盛り上げています。
選挙の候補者がよく掛けている、あのたすきです。
進学塾でよくやっているハチマキの応用です。
そのたすきには油性ペンで文字を書ける枠があり、やる気がアップするキーワードを
書き込んで、それを掛けて勉強するのです。
お気に入りなのは「未来の宇宙飛行士 勉強中」というたすきだそうで、これを掛けると張り切って勉強するそうです。
その子は宇宙飛行士になりたいと思っているので、こういうたすきを作ったのです。
この他にも「めざせ 漢字検定5級 合格」など、いろいろあるそうです。
●ホワイトボードで集中力アップ
卓上に置けるミニ・ホワイトボードを活用するのも効果的です。
たとえば「未来の宇宙飛行士 勉強中」や「めざせ 漢字検定5級 合格」などの目標を書いて、目の前に置いて勉強するのです。
あるいは、「6時までに プリント1枚と日記 終わったらテレビを見る」というように今現在のタスクを「見える化」して目の前に置くと集中力がアップします。
その場合、「1,締め切り時刻 2,やるべきタスク 3,終わったらやれること」
の3点セットで書くのがコツです。
この3つがあると集中力が高まります。
●テレビを布で隠す
今“テレビ”と書きましたが、テレビはゲームとともに勉強の大敵ですね。
でも、ひと工夫すればこれを勉強の味方に変えることができます。
それは、テレビは必ず録画してみるという習慣をつけ、勉強の後のご褒美にするのです。
ある家では、さらにひと工夫していて、勉強中はテレビに大きな布を掛けて隠しておくそうです。
つまり、勉強が終わったら布を取って「やった!テレビが見られる」というワクワク感を演出しているのです。
この応用で、ゲームやおやつを隠すのもいいかもしれませんね。
●OKなご褒美とNGなご褒美の違いとは?
ところで、ご褒美についてですが、「勉強したら百円」とか「勉強したら○○が買ってもらえる」などのご褒美は弊害が大きいのでNGです。
これだと、いいご褒美がないと勉強しなくなったり、「勉強したら何くれる?」などと言い出したりする可能性があるからです
でも、いつもやっていることを順番を変えて“ご褒美化”するのは大丈夫です。
つまり、テレビを見るのもおやつを食べるのも、いつもやっていることであり、あらたに用意したものではありません。
言い換えると、どうせやることを、順番を変えてご褒美化しているのです。
これなら、先ほどのような弊害はなくなりますね。
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