札幌市立屯田小学校 校長。
北海道教育大学札幌分校卒業。札幌市立小学校教諭、北海道教育大学附属札幌小学校教諭を経て、現職。文部科学省「教育情報セキュリティ対策推進チーム」委員(2016~)の他、札幌市社会科教育連盟委員長等を務める。
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学校・まなび
年長 2018年2月8日の記事
入学する前、揃えるのがワクワクするものの中に文房具があります。個性が出るものや、本人の気に入ったものを使わせてあげたいと思うのが親心。でも、先回りして購入するのはやめたほうがいいみたい。小学校での文房具の選び方を、札幌市立屯田小学校の新保元康校長先生にお聞きしました。
まず、文房具はすべて家庭で揃えるとは限りません。学校でまとめて集金し、購入する場合もあるそう。
「学校で使うものは、鉛筆や消しゴムをはじめ、定規、赤青鉛筆、のり、セロハンテープ、ホチキス、サインペンなどたくさんあります。これらは、学校によって、家庭で用意してもらう文房具が異なる場合があります。そのため、必ず『学校説明会』または『入学説明会』で詳細を聞いてから買いそろえるようにしてください」
文房具を購入する場合、以下の3つのパターンが考えられます。
A 各家庭で購入
B 学校で同じものを購入
C 学校が推薦するものを各家庭で購入
早めに必要なものをママ友などから聞いて買ってしまうよりも、説明会で聞いた内容をしっかりと守って購入しないと、後で買い直すことにもなりかねませんね。
また、選ぶ際には、学習に適したものかどうかを判断基準にしたほうがいいそうです。
「文房具は、遊び道具ではなく、『学習に使う道具』であることを忘れないようにしましょう。学習するときに気が散らないよう、シンプルな文房具を選ぶことが大事です。つまり、キャラクター付きなどはお勧めできません。
また、高価な鉛筆がなくなり、落としたのか盗られたのかわからずにもめることもあります。無用なトラブルに巻き込まれないためにも、シンプルで実用的なものがお勧めです」
子どもが勉強を楽しめるように、と装飾の多いものを選んでしまうと、むしろ気が散って学習の邪魔になることもありそうですね。
また、「キャラクター付きのものは禁止」という学校もあります。学校の規則に従うようにしましょう。
また、子どもが使うという観点でも、気を付けるところがあります。
「1年生の子どもが使う文房具です。壊れたり無くなったりすることもあります。日本の文房具は高性能で素晴らしいものがたくさんありますが、最初は、シンプルで安価な定番の文房具がよいでしょう。
入学祝いに、かわいい人気のキャラクター付きを買ったり、お祝いにいただいたりすることももちろんあるでしょう。そんな大事な文房具は、自宅で使うというルールにすればよいのではないでしょうか」
ちなみに私自身の失敗談では、100円ショップなどで安く購入した鉛筆の木の部分が割れてしまったことがありました。それからは、鉛筆は、文具メーカーの定番商品にしよう、と決めました。また、「下敷きは無地」との指定があったので透明を選んだところ、「ランドルセルの中で見つけにくい」と子どもからクレームが来たことも。
きちんと説明を聞いていても、ちょっとした失敗はあるものなのかもしれません。試行錯誤しながら、使いやすいものを子どもと一緒に選んでいけるといいですね。
次回は、文房具を購入するとき、購入した後のことを新保校長先生に教えてもらいます。
(取材・執筆:栃尾江美)
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札幌市立屯田小学校 校長。
北海道教育大学札幌分校卒業。札幌市立小学校教諭、北海道教育大学附属札幌小学校教諭を経て、現職。文部科学省「教育情報セキュリティ対策推進チーム」委員(2016~)の他、札幌市社会科教育連盟委員長等を務める。
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