1958年生まれ。本名 杉山 桂一。
公立小学校で23年間教師を務め、退職後は、全国各地のPTAや市町村の教育講演、本の執筆に精力的に取り組んでいる。
メールマガジン「親力で決まる子供の将来」は新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど各メディアで絶賛され、教育系メルマガとしては最大規模を誇る。
著書多数。
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生活・しつけ
小学1年生 2016年11月21日の記事
●何気ない言葉ですが……
本当は男の子が欲しかった。
あんたが男の子ならねえ。
女の子なんだからそんなことしないの。
女の子はそんな遊びしないよ。
もっと女の子らしくしなさい。
女の子はそんな言葉をつかわないよ。
そんなことしてるとお嫁に行けないよ。
女の子に対して、このようなことを言ってしまったことはありませんか?
あるいは、女の子のいるところで、ママ同士が「やっぱり、いざとなると女は損よねえ」「そう、そう。今度は男に生まれたいわよね」などと言い合ったことはありませんか?
●女の子であるというだけで、自分に自信が持てなくなってしまう
すべて何気ない言葉ですが、こういう言葉を聞かされた女の子はどう思うでしょうか?
女なんてつまらないな。
私はなんで女に生まれちゃったんだろう?
男の方がよかったなあ。
女の子はやりたいと思ったことをやってはいけないんだ。
女の子はひとから言われたことをやっていればいいんだ。
当然、こういう風に思うようになります。
そして、女の子であるというだけで、自分に自信が持てなくなってしまうのです。
これでは、積極的に自分らしい人生を生きていくことはできません。
自分のやりたいことにどんどん挑戦して、人生を大きく展開していくことはできません。
いざというとき、心の中で不必要にブレーキをかけてしまうからです。
●心の奥底には、封建主義的な発想が未だに残っている
親たちが冒頭のような言葉を発するとき、その心の中には次のような思い込みがあります。
女の子は「女の子らしく」、男の子は「男の子らしく」育てなくてはならない。
女の子は、静かで、大人しく、素直で、優しく、かわいらしく、がまん強く、自己犠牲的で、出しゃばらず、自己主張せず……。
男の子は、元気で、強くて、たくましく、すぐ泣かなくて、何でもよく食べて、行動的で、積極的で、リーダーシップがあって……。
これらの思い込みは、無意識のうちに深く巣くっています。
私たちの心の奥底には、封建主義的な発想が未だに残っているのです。
でも、もう21世紀に入って16年も経ちました。
そろそろ、そういう発想から抜け出したいものです。
どの子も「自分らしく」生きられるようにしてあげてください。
親野先生の連載はこちら
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